FEATURE
『New Comer Special Live! Vol.21』ライブレポート!

シンガー・アイドル・ライバー・VSingerなど、さまざまな分野の中から「次代を担う可能性を秘めた女性アーティストたち」をいち早く見つけ出し、イベントを通して紹介している『New Comer Special Live!』シリーズ。このイベントは回を重ねるごとに、メディアを通してアピールする場が増えていることから、出演者たちにとって嬉しいアピールの場として重宝されている。
今回も、会場で楽しむ生ライブだけでなく、ライブ配信(アーカイブあり)、音楽媒体の"ガルポ"に、「事前インタビュー」が掲載された。中でも大きな目玉になっているのが、『New Comer Special Live!』が、TBS系列の地上波テレビ全国29局で放送されている音楽番組「Music B.B.Japan」で放送されることだ。地上波での放送は、出演者たちにとっても幅広い層にアピールしていく機会になっている。
また、「Music B.B.Japan」の放送に向けて、公演開始から公演終了1週間後(予定)にZAIKO内の配信チャットで投票を行い、そこでのランキング結果により出演者たちの放送時間が変わる仕組みとなっている。つまり、ライブを楽しむだけではなく、その後に誰を応援するかによって、「Music B.B.Japan」内での放送時間にも差が生まれるところも、この参加型イベントの楽しみ方になっている。
6月27日(土)にGOTANDA G4で行われた「New Comer Special Live! Vol.21」には、Ruu / ダイバーサバイバー / 東矢理芳 / 清水香来 / ただのゆき / りえるの6組が出演した。ここからは、当日のイベント模様をお届けしたい。
ダイバーサバイバー
大盛愛子、陽向なつみ、結木ことの、可愛なの、ソロやグラビアモデルとしても活動している個性的な4人が集まって誕生したのが、ダイバーサバイバー。
イベントのトップを飾って登場したダイバーサバイバーのライブは、とても華やかに、この会場に眩しい希望の光と、心をそよがせる“ときめき"の風を吹かせる『ハルカナ』からスタートした。胸に希望を抱いた4人が、その視線の先に「遥かな明日」を見据えて歌い踊る姿が、とても眩しい。ダイバーサバイバーは、まだ始まったばかりのグループ。4人とも大きな夢を胸に抱いているからこそ、その思いと、楽曲や歌声、パフォーマンスが一つに重なるたびに、大きな光になってステージの上で煌めきだす。その姿が、とても印象的だった。
多様なメンバーが多様な楽曲を表現していくダイバーサバイバーらしく、次に届けたのが、エレクトロでダンサブルなロックサウンドを軸に据えた『Blaze my soul』。一人ひとりが凛々しい声で、挑むように歌い踊っていた。1曲ごとに曲調や歌声、パフォーマンスが変わろうと、どの曲でも愛らしさを見せていくところに、4人が王道系アイドルとしての要素を持ち得ていることを実感させられた。「見果てぬ夢を追いかけよう」と力強く歌うその声に、気持ちが熱くなる。
彼女たちは、さらにパワフルでダイナミックなパフォーマンスを描き、雄々しい歌声をぶつけて『evolution』を歌っていた。身体中から沸き立つ情熱を胸に、彼女たちは観客たちを攻め続ける。歌声のひと言ひと言に強い意志を詰め込み、ときに観客たちと熱いコール&レスポンスを繰り広げながら、ダイバーサバイバーは、多様な魅力を短い時間の中でもしっかりと披露していった。


清水香来
声優アイドル/ライバー/シンガーソングライターとして活動している、清水香来。ライブは、この会場に温かくて優しい歌声の風を吹かせるように、『夏に誘われて』から始まった。清水香来自身が飾らない素直な性格だからだろう。胸にスーッと響く温かい歌声に触れていると、気持ちがフニュッと緩みだす。彼女の歌に誘われるように手拍子が起きていたのも、すごくわかる。清水香来の優しく揺らめく歌声の波間に、ずっと漂っていたい気分だ。
「ここはここにいるよ〜」というMCも素敵だ。
楽曲が軽快に、でも、一つひとつの音に力強さを持って駆けだした。続く『Shelter』では、明るく弾ける楽曲の表情に合わせて、清水香来の歌声にも心地よさが増していく。力強く伸びのある、なのに透明さを覚える歌声が、駆ける曲に乗せて胸にすーっと溶け込んでいく。透明感があるのに眩しい。そんな香りを、彼女の歌声に覚えていた。曲が進むごとに胸が心地よく弾んでいたのも、忘れられない。
ピピピッと鳴る覚ましの音から始まったのが、『ねむねむシンドローム』。アラームが鳴ってもなかなか起きられず、遅刻しそうになって慌てて起きる。そんな朝の景色と、眠眠(ねむねむ)の欲望と戦い続ける思いが、清水香来の舌ったらずの愛らしい歌声と甘いラップを通して伝わる、超キュートでチャーミングなポップチューンだ。どの曲からも清水香来のキャラクターがしっかり見えてくるところも、彼女の個性であり、強み。フロアから「かわいいー!」の声が上がっていたのも、納得だ。


東矢理芳
元ライブアイドル、現在は声優への道を目指している東矢理芳。最初に届けたのが、まるでアニソンのオープニング曲のようなオリジナルナンバーの『ユートセピア』。とても、つかみを持った楽曲であり、透明感のある彼女の歌声に気持ちがスーッと引き寄せられる。楽曲の世界に感情を溶け込ませ、その曲を彩るに相応しいシンガーに成りきって歌うからこそ、初見で触れたにも関わらず、いつしか架空のアニソンの世界にどっぷりと浸り、その世界に気持ちを溶け込ませてライブを楽しんでいた。
ソロとしてのライブ経験はまだ3回目といいつつ、堂々としていたのも経験からくるものか。
ここからは、カバー曲を歌唱。先に歌ったのが、水樹奈々の『DISCOTHEQUE』。彼女は急に大人びたセクシーなディスコクイーンに変貌し、愛らしい歌声の中へ艶めいた成分も織りまぜ、観客たちを甘く挑発するようにせまっていた。テンポの速い楽曲だけあって、観客たちも、ノリの良いダンサブルなディスコビートに心地よく身を預け、ときにクラップをしながら、セクシーな香りも漂わせて迫る東矢理芳の描きだす妖艶で性急なディスコティックな世界に飛び込み、座った状態ながらもずっとはしゃいでいた。
続くAKB48の『ヘビーローテーション』では、東矢理芳が「I WANT YOU」と歌う声に向けて、フロアからも「I WANT YOU」と声が飛び交っていたように、最初から一体化した熱い盛り上がりの景色を作りあげていた。曲が進むたびに、互いの距離がどんどん近づいていく。曲の持つパワーもあるとはいえ、ずっと眩しい笑顔と愛らしい歌声で、互いの距離を縮めてくる彼女の魅力があったからこそ、あの一体感を持ったノリが生まれていたのも確かだ。東矢理芳、これからの活躍が楽しみなシンガーだ。


りえる
りえるのライブは、儚さの中に強い意志を持った『空は遠くて』を歌って幕を開けた。時折、儚さも感じるが、じつはそれも、みずからの強い意志を示すうえで見せる彩りの一つだと、彼女の歌声やパフォーマンスに触れながら感じていた。曲が進むごとに歌声に強さが漲りだす。でも、ただ強いのではない、その中にいろんな揺れ動く心模様が見えてくるから、りえるの歌声に惹かれていくのかもしれない。
りえるは、歌と希望の光とニコニコの笑顔を届けることを目標にしている。その言葉通り、彼女の歌や歌声に触れていると、自然に笑顔が浮かんでくる。
続く『ごめんなさいの言い訳』は、ネガティブそうに見えながらも、強く生きようとする女の子の気持ちを歌った楽曲。りえるは、冒頭からオペラヴォイスのような高らかな歌声を響かせて歌いだした。歌詞に詰め込んだ、惑いから抜け出す女の子の気持ちの揺れや変化にも心惹かれるが、それ以上に、良い意味で圧を持ってせまる歌声の迫力に嬉しい衝撃を覚えれば、強い存在感を放つ表情豊かでドラマチックな歌声にずーっと気持ちが惹き付けられていた。
最後に歌ったのが、「みんなの道が明るく灯されますように」という思いを詰め込んだ『砂の願い』。こちらは、彼女自身の心の器のようにスケールの大きい、でも、祈りにも似た深い思いを抱いた楽曲であり、歌声だ。1曲ごとに、しかもその中でさえ彼女は、いろんな声の色を通して感情の機微を伝えていた。りえる、なかなか表現力の深いシンガーだ。その深い心の色を、もっともっと味わってみたい。


ただのゆき
トリ前を飾ったのが、ただのゆき。彼女はこの場に、ひと足早くスカッとした夏景色を描きだし、一人ひとりの心に眩しく焼きつけようと、カラッとした明るい歌声を響かせてPRINCESS PRINCESSの『世界でいちばん熱い夏』を歌っていた。一つひとつの歌詞が、強い意志を持った思いとして胸に飛び込んでくる。それだけ彼女が表現力豊かなシンガーという証だ。フロアからも熱いクラップや情熱的なコールが飛び交っていたのも印象深かった。
続くJUDY AND MARYの『Over Drive』でも、ただのゆきは心のエンジンをフル回転し、青春の香りが漂う爽やかな、でも眩しい歌声を会場いっぱいに響かせていた。サビで見せた伸びのある歌声に触れたとき、気持ちがゾクゾクッとした。ほんと、感情を熱く騒がせるシンガーだ。
ただのゆきと観客たちによる、「ゆきはゆきでも」「ただのゆき」のやりとりが熱い。
この場を、さらに熱い夏の景色に染め上げようと、次に歌ったのがJuice=Juiceの『盛れ!ミ・アモーレ』。力強いラテンのリズムの上で、真っ赤な歌声のドレスを翻し、凛々しく、でも情熱的に踊るように、彼女のパワフルな歌声が、この場を鮮やかなカルナバルの景色に彩ってゆく。ときに足を高く蹴りあげ、情熱的な思いをぶつける姿や、「盛れ」の声をかけあう様子に、気持ちが熱く燃え滾り続けていた。終盤に見せた、観客たちとのやりとりも胸を熱く騒がせた。
場内の色を変えるようにただのゆきは、明るくて透明感のある彼女の歌声の魅力を存分に発揮するように、supercellの『君の知らない物語』を歌いだした。力強く、でも、美しくて伸びのある歌声を、ただのゆきは会場いっぱいに響かせて、この場に熱狂の銀河の世界を描きだしていった。曲ごとに、その楽曲に似合う世界へ会場の雰囲気を含めて染め上げる、その手腕がさすがだ。
ただのゆきが最後に歌ったのが、PassCodeの『Ray』だった。まさか、最後の最後に光を携えた、でもパワフルにぶっ放したアップチューンを持ってくるとは。ただのゆき自身も燃え立つ気持ちを奮い立てて歌えば、場内からも力強いクラップや声が飛び交っていた。早口で次々と言葉の光の矢を放つ彼女の歌が胸に突き刺さるたび、同じように胸が熱く騒ぎ、自分も眩しい存在になれる。この日も、"ただのゆき色"に染め上げるライブをしっかりと描きだしていった。


Ruu
トリを飾ったのが、今や、『New Comer Special Live!』ではお馴染み。ライバーであり、実力派R&BシンガーのRuu。
「ここに来てくれているみんなの笑顔をいっぱい見たいな。「ありがとう」の気持ちをいっぱい伝えさせてください」の言葉に続いて、Ruuは心の声を歌声にして届けようと『ありがとう』を歌ってライブを幕開けた。彼女が大きく手を振る姿に合わせて、フロアでも手や赤いペンライトの光が揺らめいていた。とても優しくてハートフルな歌声だ。温もりを覚えるその声に、ずっと、ギュッと抱きしめられていたい。終盤には、Ruuと観客たちが「LA LA LA~」と優しい歌声を交わすやりとりも生まれていた。
表情を塗り替えるように、切なさを抱いた、でも、胸の内から沸き上がる情熱をぶつけるように、Ruuは力強く『星屑のメロディー』を歌っていた。言葉のひと言ひと言に熱を覚えるのは、彼女が歌声に、燃え立つ己の魂(思い)を注いでいたからだ。その歌声が導くその先の世界を、Ruuと一緒に見てみたい。
1曲ごとに景色が塗り変わるところも、Ruuのライブらしい。ファンキーに跳ねたパーティーチューンの『ハッピーラッキー』では、Ruuと観客たちが「ハッピー」「ラッキー」と熱い声を交わしながら始まった。曲中、何度も何度も「ハッピー」と「ラッキー」のやりとりを繰り返すたびに、気持ちがどんどん幸せな色に満たされていく。Ruuのかけたハッピーの魔法は、触れたみんなを笑顔にしてくれた。
ふたたび表情をガラッと塗り替えるように、Ruuは深みのある低音域の歌声も魅力に、バラードの『クラシック・ラブ』を朗々と歌い上げた。彼女自身が、曲の世界へ深く入り込んで歌うからこそ、その思いをつかみたくて、場内の人たちも心の手を伸ばし、その思いの雫をしっかりと受け止めていた。途中、起きた音響トラブル時でさえ、彼女はアカペラで朗々と歌い上げて乗り切れば、観客たちを、さらに深く自身の世界に取り込んでいった。
背景に、この日が初出しになるMVを上映。その映像を映したうえで、Ruuが最後に歌ったのが『パレットハート』。先にMVを通して予習していたことも加味されたのか、場内には最初から熱い声が飛び交っていた。終盤には、この日の出演者が全員ステージに集まり、彼女と一緒にパーティーを繰り広げるなど、最後の最後までRuuは、色とりどりの歌声や楽曲を通して、イベントのトリを飾るに相応しい熱気あふれる景色を描きだしていった。


それぞれの想いと表現がぶつかり合い、新たな可能性を感じさせる充実したライブとなった。次なるステージに向けて、期待はますます高まるばかりだ。

PHOTO:Dory
TEXT:長澤智典
セットリスト
ダイバーサバイバー
『ハルカナ』
『Blaze my soul』
『evolution』
清水香来
『夏に誘われて』
『Shelter』
『ねむねむシンドローム』
東矢理芳
『ユートセピア』(HoneyWorks)
『DISCOTHEQUE』(水樹奈々)
『ヘビーローテーション』(AKB48)
りえる
『空は遠くて』
『ごめんなさいの言い訳』
『砂の願い』
ただのゆき
『世界でいちばん熱い夏』(PRINCESS PRINCESS)
『Over Drive』(JUDY AND MARY)
『盛れ!ミ・アモーレ』(Juice=Juice)
『君の知らない物語』(supercell)
『Ray』(PassCode)
Ruu
『ありがとう』
『星屑のメロディー』
『ハッピーラッキー』
『クラシック・ラブ』
『パレットハート』
<インフォメーション>

【ライブ概要】
公演タイトル:「New Comer Special Live! Vol.21」
日程:2026/6/27(土)
開場:12:10 /開演 12:30(予定)
会場:GOTANDA G4
チケット販売サイト:
https://starman.zaiko.io/e/newcomer-21
全国のコンビニ(セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソン・ミニストップ・ポプラ・デイリーヤマザキ・セイコーマート)の「eプリントサービス」でのライブ写真販売
https://entame.e-printservice.net/content_detail/newcomerspeciallive
【出演者SNS】
Ruu
https://x.com/Ruu1111music4u
ダイバーサバイバー
https://x.com/Diversurvivor
東矢理芳
https://x.com/rima_toh8
清水香来
https://x.com/dad_coco__
ただのゆき
https://x.com/tadayuki_ar30
りえる
https://www.instagram.com/rieru.run
アーカイブ記事
『New Comer Special Live』Vol.21 出演者インタビュー‼
https://www.galpo.info/feature/702/list/14738
「New Comer Special Live Vol.20」ライブレポート
https://www.galpo.info/feature/208/list/14318
『New Comer Special Live』Vol.20 出演者インタビュー‼
https://www.galpo.info/feature/702/list/14180
「New Comer Special Live Vol.19」ライブレポート
https://www.galpo.info/feature/208/list/14126
『New Comer Special Live』Vol.19 出演者インタビュー‼
https://www.galpo.info/feature/702/list/13977
その他、こちらもご覧ください。
https://www.galpo.info/search?search_api_fulltext=New+Comer+Special+Live


