Speak emo

2019.11.12
RYUTist

「新たな名曲の誕生」って感じです!

2/5ページ
重厚感と言うより、キラキラした音で爽やかさがすごくあって(みくちゃん)

 

――まずは「きっと、はじまりの季節」。どんな曲でしょう?

 

ともちぃ:世界観が広がっていく感じで、すごくキラキラしている冬の曲です。

 

むうたん:壮大な感じがします。

 

――壮大な音像ですよね。

 

みくちゃん: RYUTistの冬曲に「Winter merry go round」ていうのがあるんですが、音の重厚感があるし、温かみがあるって個人的に思ってます。でも、この「きっと、はじまりの季節」は季節的には冬の曲ですけど、重厚感と言うより、キラキラした音で爽やかさがすごくあって、「サーッ」て感じがすると思ってます。

 

――おぉ、いい分析ですね。乃々子さんはどうですか?

 

のんの:儚さもありつつ、壮大さもあって、歌もAメロとかはちょっと優しい感じですが、サビがすごく力強いっていうか。優しくパッと広がる感じがすごく好きです。

 

――そうですね。サビでぐっと広がりますよね。ジワジワと来てからサビでパーンと変わるというか…。ドラマティックですよね。何か言い残している方いらっしゃいますか?

 

ともちぃ:この曲に助けられました。昨日初披露したんですが、みんなもう緊張しすぎてめっちゃ震えてたんです。でもこの曲の世界観にすごい救われたというか…。表情も良くなって、すごい笑顔になったんです。この曲のおかげだなって自分で歌ってて思いました。

 

――自分の歌に救われたわけですね。ということは、やはり曲の力というのは凄い?

 

ともちぃ:凄いと思いました。

 

みくちゃん:友さんの話を聞いてなんですが、「新しい」とか、「はじめて」とか言うのが多分、昨日の初披露とリンクしているんじゃないかと思います。この曲は確かに大人っぽいんですが、“演じる”というより今の自分たちがあってのこの曲なのかなと思っています。演じるとはまたちょっと違うじゃないかなって。声が最初少し震えるのもちょっとエモーショナルだなと思いますね。

 

――「震える」っていうのは、

 

むうたん:震え具合によるよね。

 

みくちゃん:(笑)震え具合によるんですけど…。

 

――ちょっと待ってくださいね。「震え具合による」っていうのはどういうことなんですか?

 

むうたん:昨日は震えすぎたよね。

 

みくちゃん:昨日は“緊張の震え”でしたけど、震え具合によっては、これからの季節に対するドキドキという震えに聞こえなくもないなって(笑)。

 

――昨日は緊張して震えたわけですよね?

 

みくちゃん:そうです。

 

――それはテクニックとしてエモーショナルにするために震わせたわけではないんですよね???

 

むうたん:違います(笑)。

 

――ということは、自分たちが緊張して震えたのがエモーショナルに出ることもある、と?

 

みくちゃん:そういう時もあるかなって。

 

むうたん:まだ出てないよね。

 

ともちぃ:まだ出てない。

 

みくちゃん:まだ出てはないんですが、きっと時と場合によってこの曲の聴こえ方が変わってくるんじゃないかと。自分たちの置かれている状況とかにもよると思いますが。

 

――なるほど。1回1回のライブで変わってくる、と。

 

みくちゃん:そうですそうです。それが言いたかった(笑)。

 

――あぁ(笑)。

 

のんの:今日、人と話してて気付いたんですが……「人と話して」って(笑)。

 

――アハハ(笑)。

 

のんの:人間とお話して(笑)……まあ、ラジオさんに出演した時に思ったんですが、合唱で歌うのもいいのかなって。

 

みくちゃん:おぉおお!

 

むうたん:言ってたぁ!

 

ともちぃ:いい。確かに。

 

のんの:ホントに合唱にも合うなと思いました。

 

――あぁ、結構ハーモニーなんかも複雑に編まれている感があるんですが、それを「声だけ」でやるのもいいんじゃないかな、と?

 

のんの:そうですそうです。

 

みくちゃん:合唱って言ったら、卒業合唱にぴったりじゃない? 季節的に。

 

むうたん:そうだね。

 

――ですよね。

 

みくちゃん:誰か歌ってくださ~い!

 

のんの:どこかの学校で歌って欲しいね。

 

みくちゃん:学校の先生とかこれ読んでないかなぁ。

 

――ちょっとそれアピールしましょう!

 

一同:アピールしたいです!

 

のんの:でも、そんなの聴いたら泣いちゃう…。

 

――皆さんの母校に売り込みましょう!

 

のんの:CDとか持っていって「歌ってください」って(笑)。

 

――いいですね。

 

みくちゃん:ぜひ卒業合唱で!

 

――で、ちょっと思ったのが、この曲もですし、「センシティブサイン」や「黄昏のダイアリー」もそうだと思うんですが、ここ最近の表題曲って、ジャンル感があまりないんですよね。細かく見れば様々な要素が入っているとは思いますが、「〇〇をやってます」みたいな感じではなくて、“ポップスの王道”を作ってるような感じがするんですよ。

 

一同:おぉ。

 

――あるいは“RYUTistの王道”というか…。そういったものをこの3作で作ろうとしてるような…。

 

むうたん:言われたら確かに。

 

のんの:そうですね。

 

みくちゃん:表題曲は結構王道で、カップリングでちょっと色をつけて。

 

――まさにそうです。シンリズムさん作の「センシティブサイン」も、もっとシティポップ色の強い複雑なものが来るのかなと思っていたら、とてもシンプルで、ヴォーカルが映えるような感じでした。そして、「きっと、はじまりの季節」も、リズム音楽とかではなく、ヴォーカルが紛れもない主役です。例えばそれを表現する時ってどんな工夫をされましたか?

 

ともちぃ:「きっとはじまりの季節」は、前半のAメロは綺麗に。ユニゾンなんですが、声を揃えて、「いつでも変われるさ」というラインで……ここは全員で歌ってるんですが、ちょっと旅に出るって感じでパーって。(手でポーズしながら)こういう感じです。

 

――広がってくわけですよね。

 

ともちぃ:はい。サビは音に合わせて広がる感じに歌うようにしました。サビらしくちょっと強めに歌っています。

 

――Aメロはファルセットですか?

 

ともちぃ:ファルセットではないです。

 

むうたん:ミックスボイスみたいな。

 

――あまり芯を強く出すのではなく、ちょっと柔らかい感じを出してますよね?

 

ともちぃ:はい。感情は付けるけど、ちょっと柔らかい歌い方ですね。Aメロに関しては。

 

むうたん:Aメロはそういう感じですけど、サビで心の中のものを全部出しています。私、そういうの苦手なので、自分で思うよりも結構強めに感情を吐き出しました。

 

――なるほど。サウンドがジワジワと盛り上がってサビで解放される感じなので、それに合わせて吐き出すという感じですか?

 

むうたん:そうです。

 

――乃々子さんはいかがですか?

 

のんの:はい。この曲、最初の練習では全体的にちょっと優しめに歌ってたんです。でもメンバーやディレクターさんと話して、サビは地声で力強く歌うようにしました。でも「まだ強さが足りない」「もっと強く」「もっと強く」って何回も言われて、レコーディングの時に思いっきり力強く歌ってできたのが、この「きっとはじまりの季節」。なので、みんなサビで力強さが出るよう意識しながら歌いましたね。

 

――あぁ、よく分かります。それも、激しい力強さというより、一歩一歩強く踏みしめていくような力強さが出てますよね。

 

のんの:あぁ、出てたなら良かったです!

 

――なるほど。作曲は、今はKIRINJIのメンバーとしても知られる弓木英梨乃さん。すごいギターを弾く方ですよね。お会いして…?

 

一同:してないんですよ~。

 

――してないんですね。じゃあ、曲が送られてきて、皆さんでヴォーカルを録って、と。何かアドバイスなどありましたか?

 

ともちぃ:そういうのも全然なかったです。

 

――自分たちで解釈をしたわけですね。

 

のんの:はい。歌割りなども全部自分たちで決めました。

取材・文
石川真男

RYUTist ライブ情報

RYUTist “HALL” LIVE@りゅーとぴあ劇場

【日時】2020年6月20日(土) 開場17:00 / 開演 18:00
【会場】りゅーとぴあ 新潟市⺠芸術文化会館・劇場
【チケット】全席指定 ¥4,000(税込)
※入場時、ドリンク代(¥500)が別途必要となります。
※中学生以下保護者同伴・小学生以上チケット必要・未就学児童保護者の膝上であれば入場可
※写真、動画の撮影、及び録音は禁止とさせて頂きます。

オフィシャル先行販売
e+にて抽選販売
受付期間 11/5(火)19:00~11/15(金)23:59
(https://eplus.jp/ryutist-hp/)

RYUTist 商品情報

シングル「きっと、はじまりの季節」

きっと、はじまりの季節

レーベル:PENGUIN DISC
品番:PGDC-0011
価格:1,200 円(税抜価格)+税
収録曲:
M1.きっと、はじまりの季節 作詞・作曲:弓木英梨乃 編曲:sugarbeans
M2.Never let me back 作詞:南波一海 作・編曲:東新レゾナント
M3.愛のナンバー 作詞・作曲:°C-want you! 編曲:武藤星児 コーラスアレンジ:カンケ( ※M3 は°C-want you!のカバー )

PROFILE

PROFILE
RYUTist

2011 年 5 月に行った「アイドルユニットオーディション」で選ばれたメンバーによって結成。

2016 年 4 月 24 日に横山実郁を加えて再始動。新潟市を表す「柳都( りゅうと)」という言葉に、「アーティスト」 を加え、「新潟のアーティスト」という意味を込めて「RYUTist」と名付けました。 メンバーはリーダーの佐藤乃々子、宇野友恵、五十嵐夢羽、横山実郁の 4 人組で、全員が新潟生まれ新潟育ち です。

新潟市古町7番町「LIVEHOUSE 新潟SHOW!CASE!!」を中心にライブ活動を行い、その他全国各地の各種 イベントにも出演しています。

2018 年には新宿 ReNY、2019 年には渋谷クラブクアトロにて自己最大規模のワンマンライブを成功。 幅広い世代のミュージシャンから提供を受ける楽曲の質の高さはアイドルファンのみならずかつての渋谷系、 ギターポップの系譜を好む音楽好きにも支持され、Spotify 公式プレイリスト「Best of 2018 Women’s Voice」 に「無重力ファンタジア」が選ばれるなど着実にその知名度を上げています。

佐藤 乃々子(さとう ののこ)

誕生日:11月24日
イメージカラー:イエロー
新潟の好きなところ:食べ物がすごく美味しいところ
新潟の好きな食べ物:のっぺ

宇野 友恵(うの ともえ)

誕生日:4月1日
イメージカラー:ピンク
新潟の好きなところ:山、海、川があって、四季がはっきりしてるところ!
新潟の好きな食べ物:新潟タレカツ丼

五十嵐 夢羽(いからし むう)

誕生日:1月5日
イメージカラー:グリーン
新潟の好きなところ:かわいいゆるキャラさんがたくさんいるところ
新潟の好きな食べ物:佐渡天然ブリカツ丼、新潟タレカツ丼、鯛茶漬け

横山 実郁(よこやま みく)

誕生日:11月24日
イメージカラー:ブルー
新潟の好きなところ:景色がきれい!、おいしいものがたくさん、長岡花火
新潟の好きな食べ物:お魚、お米、ラーメン、イタリアン、ぽっぽ焼き

公式サイト: https://ryutist.jp/