Speak emo

2020.08.21
RYUTist

五十嵐夢羽(RYUTist)|コントじゃないですよ、トークです(笑)

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RYUTistメンバー個別インタビュー。第2弾は五十嵐夢羽をお迎えした。

 

愛嬌の塊のようなメンバーである。まさにメンバーからの「よしよしなでなでしなくなる」という人物評がその魅力を見事に言い当てているように、とにかく愛らしいメンバーである。

 

だが、実際にRYUTistのステージを観てみると、それだけではないスペックの高さを目の当たりにすることとなるだろう。

 

RYUTistのメンバーはいずれも高いスペックを誇る。それぞれに個性的な歌声を表現力豊かに響かせつつ、同時にそれらを美しく重ね合わせるヴォーカルワーク。硬軟織り混ぜた美しくかつダイナミックなダンスをピタリと合わせるパフォーマンスの精密さ。それらは、とにかく“練習の虫”である彼女たちの不断の努力の賜物であり、それこそがRYUTistの表現者としての魅力の原動力である。

 

そんなRYUTistのステージに大きく貢献するのが五十嵐夢羽だ。“愛嬌”をたっぷりと注ぎ込むのは当然ながら、安定感抜群の端正な歌唱、そして正確無比でありながら躍動に満ちたダンスで、RYUTistの高品質なパフォーマンスを支えている。

 

そんな中、特筆すべきなのが彼女の“バランス感覚”である。冷静かつ客観的な視点で全体を見渡しながら、グループをしかるべき方向へと正しく導く。それはもちろん歌やダンスにおいてもだが、そうした手腕が最も顕著に表れるのが、ライブでのMCである。メンバーからも「MCで困ったらむうたん(五十嵐夢羽)の方を見る」と絶大なる信頼が寄せられているように、どんなにMCがとっ散らかっても、きちんと纏めて締めてくれるのだ。決して自分からガンガン前に出ていくタイプではないのだが、自分が必要な場面を見極めながら、あくまでバランスを保つように自身のスキルを過不足なく活かす。自身では「勉強はできない」と謙遜するが、頭の回転が速く、即座に状況を把握し、瞬時に的確な判断を下しているのは間違いない。

 

そして、そんな優れたバランス感覚や的確な判断力や豊かな感性によって生まれたのが、あの“伝説”の赤羽でのMCである。

 

五十嵐夢羽の魅力といえば、まずはその愛らしさに目がいくのだが、ライブ体験を重ねていくうちに、職人のごとく緻密に技巧を凝らすヴォーカルパフォーマンスや、時として傑作コントのごとく“見応え”のあるMCにも、その魅力を見出すことができるのだ。

 

そんな五十嵐夢羽にお話しを伺った。幼い頃のことや、自分の性格分析、そして、ステージでの数多の“見せ場”について、さらには、あの“赤羽MC”の再現も。ご一読ください。

 

 

 

 

 

 

 

頑固ってよく言われます

 

 

 

ーー夢羽さんとこうしてじっくりお話しするのも…

 

五十嵐夢羽(以下:五十嵐):もう緊張する~!

 

ーー緊張しますか? 僕なんかに緊張しないでくださいよ。

 

五十嵐:インタビュー自体緊張するんです。みんながいても緊張するんですけど、一人だとさらに緊張します。

 

ーーみんながいても緊張しますか。この後めちゃめちゃ話題にしようと思ってるんですが、夢羽さんは“しゃべりの達人”ですよね。

 

五十嵐:いやいや、そんなことないです。今日、私そんな感じで話さなきゃいけないんですか? めっちゃ怖い。

 

ーーそうです(笑)。

 

五十嵐:怖い~。

 

ーーお訊きしたことを素直に答えていただければ大丈夫ですので。

 

五十嵐:頑張ります。

 

ーーこういうところから始めたいんですが、約2年前に初めて取材させていただいた時に“他己紹介”といいますか、他のメンバーに「夢羽さんはどんな人ですか?」とお訊きしたところ、「こだわりが強い」「自分でこうだと決めたら決してそれを曲げない」という答えが出ました。頑固なんですか?

 

五十嵐:頑固ってよく言われます。周りから。自分ではそんなことないと思うんですが、人から見たら結構こだわり強めなイメージがあるみたいです。

 

ーーもう「やる」と決めたら簡単にはやめない感じですか?

 

五十嵐:そうですね。でもみんなそうじゃないですか?

 

ーーいや、すぐにやめちゃう人も結構いると思いますよ。

 

五十嵐:そう考えると、メンバーも私も同じタイプなんじゃないかなと思いますね。

 

ーー子供の頃からそうだったんですか? 例えば、習い事だったり部活だったり。

 

五十嵐:今までやめたこともいっぱいあるんですけど、でも、その時は自分の意志でやめた感じではなかったですね。何かしらの理由があってやめなきゃいけなかったので、自分から途中でやめるっていうことはなかったです。

 

ーーでは、日常生活などで何かこだわってることとかありますか? 絶対ここはこうするとか、こうしないとか。

 

五十嵐:前髪にはこだわりがあって、ちょっとラウンドなんですよ。真っすぐじゃなくて。ライブに出る時とか、写真撮る時とか、前髪はもう絶対この形って決めてますね。

 

ーー分けたりとか上げたりとかはせず?

 

五十嵐:そういうのはしないです。長さにもこだわりがあって、今のこの長さが絶妙ですね。

 

ーー今のが気に入ってるわけですね。

 

五十嵐:これよりもちょっと長くなっちゃうともう自分的には「ちょっとないな、この髪型」って思います。それをメンバーに言っても「いやいや、そんなわかんないって」とか「いつも揃ってるから」とか言われるんですけど…。

 

ーーいや、たしかにいつもキチンと揃ってるようなイメージですけど…。でも、他人にはわからない部分にもこだわりがある、と。

 

五十嵐:他人にはわからないところに、こだわりあるのかもしれないですね。

 

ーーあと、(佐藤)乃々子さんはずっと「可愛いです」「よしよしなでなでしたくなる」と言っていました。

 

五十嵐:なんか、のんの(佐藤乃々子)と一緒にいることが結構多くて…。年齢的には、のんのもともちぃ(宇野友恵)も妹的な感じで「よしよし」って思ってくれてるんだろうな、っていうのはわかるんですけど、最近みくちゃん(横山実郁)も私に結構よしよしするんですよ。「そこちょっと逆じゃない?」って思ってて。

 

ーー夢羽さんの方が年上ですもんね。

 

五十嵐:私の方が一つ年上なんですけど、最近みくちゃんも私のお姉ちゃん的な存在になってきて、「むうたん(五十嵐夢羽)はできなくて大丈夫だよ」とか「わかんないほうが可愛いよ」みたいなことをみくちゃんに言われるのはちょっと違うな、って思ってます(笑)。

 

ーーちょっとそこは不満があると。

 

五十嵐:でも、みくちゃんの方が大人っぽいんですけどね。

 

ーー実郁さん、大人っぽくなりましたもんね。

 

五十嵐:私、最年少じゃないんですけど、一応。結構でも最年少に見られることが多いですね。

 

ーーでも、たしかに可愛いんですが、ステージを見ると時に大人っぽいところも見えて、「だんだん大人になってきたな」って思うことが最近結構あるんですが…。

 

五十嵐:ありがとうございます。

 

ーーで、友さんは「しっかりしてる」「頭の回転が速い」とおっしゃってました。「MCでも誰かがちょっとトチったらすぐフォローに入ってくる」っておっしゃってたんですが、頭の回転速いですよね。

 

五十嵐:速くないですよ。

 

ーー「あまり勉強ができない」みたいなことをおっしゃってましたが、でも、ステージを観てたら、本当に頭の回転速いなと思います。

 

五十嵐:ほんとですか? うれしいですね。

 

ーーご自身ではどうですか? 勉強には自信がないんですか?

 

五十嵐:全然自信ないです。勉強はほんとにもう無縁ですね。

 

ーーただ、学校の成績と頭の回転の速さってまた違いますからね。社会に出た時に役立つ頭の良さってありますから。

 

五十嵐:そうなんですかね?

 

ーー今だとグループの中ではその回転の速さがものすごく役に立ってるじゃないですか。 

 

五十嵐:そう言ってくれたりする人がいるので、それはうれしいんですけど、私からしたらみんなの方が回転速いなって思いますけどね。

 

 

取材・文
石川真男

RYUTist ライブ情報

RYUTist、ゲスト出演決定!

■公演名
蓮沼執太フィル・オンライン公演 #フィルAPIスパイラル

■開催日時
2020 年8 月29 日(土)19:00~ * 90分程度の演奏を予定しています。

■視聴料(税込/電子チケット)
早割:2,000 円(8月 5日(水)12:00~8月12日(水)23:59)
前売:2,500 円(8月13日(木)0:00~8月28日(金)23:59)
当日:3,000 円(8月29日(土)0:00~)
デジタル音源付き:3,500円

チケット購入ページ ZAIKO: https://shutahasunuma.zaiko.io/_item/328870

■開催形式
ライブ配信 
※購入者は9月5日(土)20:00 までアーカイブ視聴が可能。

■出演
蓮沼執太フィル
(蓮沼執太、石塚周太、イトケン、大谷能生、尾嶋優、葛西敏彦、K-Ta、小林うてな、ゴンドウトモヒコ、斉藤亮輔、千葉広樹、手島絵里子、三浦千明、宮地夏海)
ゲスト:
RYUTist、xiangyu、Aokid

公式サイト
https://www.spiral.co.jp/topics/art-and-event/philapispiral

RYUTist 商品情報

■RYUTist 4th Full Album『ファルセット』

ジャケット

 
発売日:2020 年 7 月 14 日(火) 
品番:PGDC-0012 
価格:¥3,000(税抜価格) +税 

《収録内容》 
01. GIRLS(作編曲:蓮沼執太)
02. ALIVE(作詞:蓮沼執太/作編曲:蓮沼執太)
03. きっと、はじまりの季節 (作詞・作曲:弓木英梨乃/編曲:sugarbeans )
04. ナイスポーズ (作詞:柴田聡子/作編曲:柴田聡子)
05. 好きだよ・・・ (作詞:NOBE/作編曲:KOJI oba)
06. センシティブサイン (作詞:シンリズム/作編曲:シンリズム )
07. 絶対に絶対に絶対に GO! (作詞:藤村鼓乃美 ・ 北川勝利/作編曲:北川勝利)
08. 青空シグナル (作詞:清浦夏実/作編曲:沖井礼二 )
09. 時間だよ (作詞:Kan Sano/作編曲:Kan Sano)
10. 無重力ファンタジア (作詞:清浦夏実/作編曲:ikkubaru)
11. 春にゆびきり (作詞:パソコン音楽クラブ/作編曲:パソコン音楽クラブ)
12. 黄昏のダイアリー  (作詞:清浦夏実/作編曲:北川勝利・沖井礼二 )

 

 

 

五十嵐 夢羽(いからし むう)

 

muu

誕生日:1月5日
イメージカラー:グリーン
新潟の好きなところ:かわいいゆるキャラさんがたくさんいるところ
新潟の好きな食べ物:佐渡天然ブリカツ丼、新潟タレカツ丼、鯛茶漬け

PROFILE

PROFILE
RYUTist

2011 年 5 月に行った「アイドルユニットオーディション」で選ばれたメンバーによって結成。

2016 年 4 月 24 日に横山実郁を加えて再始動。新潟市を表す「柳都( りゅうと)」という言葉に、「アーティスト」 を加え、「新潟のアーティスト」という意味を込めて「RYUTist」と名付けました。 メンバーはリーダーの佐藤乃々子、宇野友恵、五十嵐夢羽、横山実郁の 4 人組で、全員が新潟生まれ新潟育ち です。

新潟市古町7番町「LIVEHOUSE 新潟SHOW!CASE!!」を中心にライブ活動を行い、その他全国各地の各種 イベントにも出演しています。

2018 年には新宿 ReNY、2019 年には渋谷クラブクアトロにて自己最大規模のワンマンライブを成功。 幅広い世代のミュージシャンから提供を受ける楽曲の質の高さはアイドルファンのみならずかつての渋谷系、 ギターポップの系譜を好む音楽好きにも支持され、Spotify 公式プレイリスト「Best of 2018 Women’s Voice」 に「無重力ファンタジア」が選ばれるなど着実にその知名度を上げています。

佐藤 乃々子(さとう ののこ)

誕生日:11月24日
イメージカラー:イエロー
新潟の好きなところ:食べ物がすごく美味しいところ
新潟の好きな食べ物:のっぺ

宇野 友恵(うの ともえ)

誕生日:4月1日
イメージカラー:ピンク
新潟の好きなところ:山、海、川があって、四季がはっきりしてるところ!
新潟の好きな食べ物:新潟タレカツ丼

五十嵐 夢羽(いからし むう)

誕生日:1月5日
イメージカラー:グリーン
新潟の好きなところ:かわいいゆるキャラさんがたくさんいるところ
新潟の好きな食べ物:佐渡天然ブリカツ丼、新潟タレカツ丼、鯛茶漬け

横山 実郁(よこやま みく)

誕生日:11月24日
イメージカラー:ブルー
新潟の好きなところ:景色がきれい!、おいしいものがたくさん、長岡花火
新潟の好きな食べ物:お魚、お米、ラーメン、イタリアン、ぽっぽ焼き

公式サイト: https://ryutist.jp/