FEATURE

2020.08.14

ROSARIO+CROSS、今だからこそ語りたい想いを…。

12月27日、静岡市清水文化会館マリナート小ホールを舞台に、デビュー5周年記念ホールワンマン「書きかけのペーパーバック」の開催を発表したROSARIO+CROSS。彼女たちの今の声を、ここにお届けしたい。

 

 

ライブをやり終えるたびに、「お客さんの顔を観てライブが出来て良かった」と感じています。

 

 

――本当ならシングル「EASY EASY」のリリース日に合わせ開催するはずだった発売記念のワンマン公演。約3ヶ月延期になりましたが、ようやく8月9日にLIVE ROXY SHIZUOKAを舞台に開催することが出来ました。そこへ至るまでの間、みなさん無観客配信ライブなども行っていましたよね。

Yuwa:無観客配信ライブを含め、自粛期間はもちろん。解除になって以降も、オンラインを中心に応援してくださる方々とは交流を深めていました。

 

――お客さんを前にしてのライブも、7月から徐々に再開し始めていませんでした?

Yuwa:ワンマン公演を迎える前までに3-4本やりました。新体制としてのワンマンは、8月9日にLIVE ROXY SHIZUOKAで行った公演が初になりました。

 

――自粛開け、最初に人前でライブをやったのが、ROSARIO+CROSSが定期的に出演中、静岡マークイズで行っている「アルイテイコウ」でしたよね。

Yuwa:はい。会場はフリースペースなので、どなたでも無料で観れる場所での公演でした。ただし、声を出せなければ、マスクをしながらの観覧であり、観てくださる方々の間隔も空けてなど、ソーシャルディスタンス仕様のもと行いました。それでも久しぶりのライブということからたくさんの方々が来てくだされば、みなさんルールを守った中でライブを楽しんでいました。確かに、何時ものライブと比べたら少し寂しい環境でしたけど。でも、お客さんたちの喜びは、オンラインのときの数倍大きかったように、その点でも、人前でライブを再開できたのは良かったなと私たちも感じていました。

Yuri:ライブを再開以降、訪れるお客さんたちも「気持ちをより前へ向けていける」と言ってくださるように、その言葉が心強いです。

Mimu:オンラインライブだと、後でコメントの確認は出来ますけど。ライブ中、どこまで楽しんでいただけているのかを感じるのが難しいのが正直な気持ちです。でも、直接目の前にいると、たとえ声は出せなくとも気持ちが伝われば、私たちの気持ちも上がるように、ライブをやり終えるたびに「お客さんの顔を観てライブが出来て良かった」なと感じています。

 

――Renaさんの場合、新生ROSARIO+CROSSとして活動して間もなく自粛状態へ入ってしまいましたよね。

Rena: 新体制のROSARIO+CROSSとして動き出して数本もやれないうちに、ライブ活動を自粛しなきゃいけない状態になりました。ただ、オンラインでファンの方々とは繋がりあえていたことから、直接お会いしたのはライブ活動再開後という方々も多かったですけど、その前からオンラインで存在を知れていたように、「初めまして」という感覚なく活動できたのは良かったなと思います。でも、まだまだ直接お会い出来てない人たちも多ければ、わたしはまだ県外での活動経験もないように、早く各地で待っててくださる方々に会えるようになりたいとも願っています。

Moeko:オンラインのライブ配信でも歌い踊る姿をお届けしましたけど。ROSARIO+CROSSはダンスパォーマンスユニットと名乗っているように、やっぱし生でその姿を観て欲しいんですね。自粛空け以降、ライブを観てくださった方々からパフォーマンスを褒めていただけるたびにすごく嬉しかったし、自粛期間中もオンラインを通してファンの人たちとコミュニケーションを取り続けていたことはしっかり身になっていたなとも感じています。

 

静岡のお茶をテーマにしたご当地ソングの「お茶のんでチャオ!」は、幅広い年齢の方に楽しんでいただける歌。

 

 

――8月9日には、LIVE ROXY SHIZUOKAを舞台に、新体制として初の、ROSARIO+CROSSとしても久しぶりとなるワンマン公演を行ないました。そのときのライブ構成にどんな想いを込めていたのかも教えてください。

Yuwa:今回は5月に発売した10thシングル「EASY EASY」の発売記念公演という理由から、最初に「EASY EASY」を披露しました。「EASY EASY」のような格好いい楽曲をライブの始まりに持ってくるのは、ROSARIO+CROSSとしても珍しい形。新調した登場SEの「OVERTURE」を受け、格好いいダンスから「EASY EASY」へ繋がる構成も作りました。この日は、普段のライブではあまり披露する機会のない楽曲も多く歌いましたし、Renaちゃんが加入して以降の新生ROSARIO+CROSSとして初披露になる歌も多かったように、そこはファンの方々も新鮮に楽しめたと思います。

 

――この日は新曲「お茶のんでチャオ!」も披露していましたよね。

Yuwa:「EASY EASY」のC/Wに収録した「希望フレーバー」もライブ初披露になれば、静岡のお茶をテーマにしたご当地ソングの「お茶のんでチャオ!」も、この日がお披露目になりました。

 

――「お茶のんでチャオ!」は、これまでのROSARIO+CROSSにはない表情の楽曲です。

Yuwa:何時もの格好いい系でも、可愛い系でもない、お子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い年齢層の方々に楽しんでいただけるような楽曲のように、ROSARIO+CROSSの中に新しい色が加わりました。誰でも簡単に真似できるようにと、ROSARIO+CROSS曲の中でも一番優しい振りにしたように、いろんな方々に真似ながら聞いてもらいたいなと思っています。

      

今のROSARIO+CROSSは、何でも書ける無限大の可能性を持っています。ぜひその姿も確かめに来てください。

 

 

――12月27日には、清水文化会館マリナート小ホールを舞台にした5周年記念ワンマンホール公演「書きかけのペーパーバック」も決定しました。

Yuwa:ROSARIO+CROSSとしては3年連続、通算3回目。今のメンバーとしては初のホール公演になります。今年もホール公演を行えることは、素直に嬉しく思います。

 

――みなさん、ホール公演が決まったときどんな気持ちでした?

Moeko:5周年という大きな節目の年にホールでライブをさせていただけるのは、本当にありがたいなと思っています。とくに今年は、ROSARIO+CROSSが新体制になった年であり、コロナ禍の影響で思うように活動出来ない日々もあった年。そういう激動な年の周年日に、ホールを舞台に、みなさんとライブを通してお祝いが出来るように、今は、その日を目標に走っています。

 

――Moekoさんは途中加入のメンバーですが、気持ちのうえではROSARIO+CROSSの5年間の歴史を背負いながら舞台に立つという意識でしょうか。

Moeko:これまでにROSARIO+CROSSが積み重ねてきた歴史を大切にしながら。そのうえで、この5人による新しいROSARIO+CROSSとして、今までのROSARIO+CROSSへ新しい経験を積み重ね、それをしっかり披露してゆくライブにしたいなとわたしは思っています。

Yuri:わたしも、そこは一緒。今までのメンバーが作りあげてきたROSARIO+CROSSの歴史に、わたしやMoeko、Renaが途中から入ったわけですけど。メンバーが変わりながらも積み重ねてきたROSARIO+CROSSの歴史を保ちつつ、今のROSARIO+CROSSとしての良さをしっかりプラスする形で見せていこうと思っています。 ただ、わたしは毎回のイベントごと緊張する人。ホール公演は、何時も以上に緊張が大きくなってしまいます。あと、歌が苦手だから、5周年のホール公演の頃までには、もっと自信を持ってステージに上がっていられるように頑張ります。

Rena: まだ加入して間もないのに、ホールワンマン公演という大きな舞台に立てるのが本当に嬉しいんです。5周年公演の頃までには、わたしもみんなへ追いつき、一緒に並べるくらいのレベルにまで成長していくように頑張りますし、この5人のROSARIO+CROSSにしか出せないライブを、5周年公演のときにもしっかり見せていきたいなと思っています。

Mimu:5周年ワンマン公演の内容はこれからのように、具体的なことはわたしたちも楽しみにしているのが今の状態です。ROSARIO+CROSSにとってのホール公演は、とくに大きな表現の場という意識が自分たちの中にあるよう、成長し続けている今のROSARIO+CROSSのさらに進化した姿を当日はしっかり見せていきたいなと思っています。ホール公演は演出面でも特別感を出せるように、今年はどんなステージになるのか私たちも楽しみです。

Yuwa:4周年でROSARIO+CROSSがホール公演を行ったときは、初代リーダーの卒業公演も兼ねていたように特別感のあったライブにもなりました。だからその時点では、「次、何時ホールが出来るようになるんだろう」という気持ちも持っていたんですけど。今年も周年公演でホールコンサートをやれると聞いたときには、素直に嬉しかったです。今の5人で披露してない曲たちはまだまだあれば、新曲だってもっともっと増やしていきたいように、その日に向けてさらにROSARIO+CROSSは進化し続けます。それにホール公演は、私たちもそうですが、ファンの方々も特別感を持ってくださる場。今年も、今の5人の魅力を最大限に活かしながら、5周年ホール公演を成功へ導きたいと思っています。

 

――タイトルへ記した「書きかけのペーパーバッグ」の意味も気になります。

Yuwa:「書きかけのペーパーバック」には、新たなメンバーとして再スタートを切ったROSARIO+CROSSの、書きかけ中の今の姿を見せてゆく気持ちを。同時に、どんな未来を書いていくのを楽しみにして欲しい想いも込めて付けました。今のROSARIO+CROSSは、何でも書ける無限大の可能性を持っています。ぜひその姿も確かめに来てください。

 

一つ一つのライブごと感謝の気持ちを込めながら、毎回最高のパフォーマンスをしていきます。

 

 

――最後に、ひと言ずつメッセージをいただこうか。

Moeko:今はまだ県外への遠征が難しいことから静岡県内でのライブ活動になっています。もちろん、一本一本のイベント活動を大切にしながら、今は、年末に行うホールワンマンへ向け、やれることを全力で行う気持ちでいます。これからもソーシャルディスタンスな形を通してになりますけど、その中で最大限に楽しめる環境を作っていこうと思っています。

Rena: わたし自身はすっかりグループにも馴染んでいるように新加入という意識はなくなりました。それでも、いろんな影響から、わたしが加わって以降のROSARIO+CROSSをまだ観れてない人たちはたくさんいます。今はまだ県外への遠征は難しい環境だから、まずは県内の方々へしっかりアピールしながら、さらにROSARIO+CROSSを応援してくれる人たちを増やしていきたいです。年末のワンマン公演も気づいたら当日を迎えてそうだからこそ、一日一日を大切にしながら練習を重ね、もっともっと良いパフォーマンスを見せられるように頑張ります。

Mimu:今は、ライブを観てくださるお客さんたちも声を出せないなど寂しい環境にあります。5周年公演の頃、どういう状態になっているのかは正直わかりません。たとえどんな環境だろうと、みんなと一緒に楽しめるライブにしていきますので、みなさんも楽しみにしていてください。

Yuri:もちろん、今まで通りの環境でライブ出来ることが一番の理想ですけど、正直どうなるのか見えない状況です。それでも、今出来ることはいろいろあると思います。SNSなども含め、そのための活動を積極的に行ないながら、少しでもROSARIO+CROSSの存在を知ってもらえる機会を作っていこうと思っていますし、一つ一つのライブごと感謝の気持ちを込めながら、毎回最高のパフォーマンスをしていきます。

Yuwa:ホール公演になると、初めてライブに来てくださる人や久しぶりに足を運んでくださる方も増えるのが嬉しいんです。今年も、そういう場になれたらなと思っています。みんなも言ってたように、年末どういう状況になっているのか私たちも正直わかりません。たとえどんな状況下でも絶対に楽しませるので、ぜひ観に来てください。

 

 

取材・文:長澤智典

 

 

<インフォメーション>

ROSARIO+CROSSデビュー5周年記念ホールワンマン
「書きかけのペーパーバック」
日時:2020/12/27
会場:静岡市清水文化会館マリナート小ホール
(〒424-0823 静岡県静岡市清水区島崎町214)
時間:開場:16:30 開演:17:00
チケット:各プレイガイド
一般発売:2020/10/17 10:00〜
【お問い合わせ】
サンデーフォークプロモーション静岡 TEL:054-284-9999

ROSARIO+CROSS ライブ日程
https://rosariocross.jp/schedule/

 

「EASY EASY」MV

 

「お茶のんでチャオ!」 静岡のお茶で、世界にこんにちは! 笑顔であなたと繋がりたい!

 

 

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