FEATURE

2026.05.11
Mellows

Mellows インタビュー! 増井みお(ex PASSPO☆)が新たにうちだしたCute Metal 3年の時を経て 6月6日のワンマン公演では、今現在のMellowsの一番リアルなすべてを見せていきます。

 2025年11月より、Mio(Vo)とGINA(g)のユニットスタイルで活動をしているMellows。彼女たちが、2年ぶりとなる2ndアルバム『FRAGMENT』を、6月10日に発売する。ここには、SEを含む5曲の新作と、1stアルバム『alloy』のリリースから2年間の歩みの中で生み出され、ライブで育て続けてきた6曲を合わせた計11曲が収録される。

 先駆けて、6月6日には横浜ReNYβで、Mellowsの結成3周年を祝うワンマン公演Mellows 3rd Oneman Live「Cute Metal FRAGMENT」を開催する。この日は、横浜ReNYβの側にある「関内 マリナード地下街」に店舗を構える花屋「フローリスト・ナオ 関内マリナード店」とのコラボレートも実施する。Mioがアルバムのブックレット内で身につけている、白い天使衣装の羽根のダークバージョンをライブハウス内に用意。同店舗で購入した一輪の花(欠片)を持ち寄り、用意した羽根に一輪ずつ挿し、カラフルな天使の羽根を作ろうという企画も行う。詳しくは、2人のインタビューを読んでもらいたい。 
 

Mellowsが、みんなの"うさ耳を付けたい願望"を叶えているのかもね。


──2人編成になったのが、確か…。

GINA  2025年11月からだから、半年余り経ちました。今もまだまだ、2人で試行錯誤をしながらって感じだよね。

Mio  今は、SallyちゃんのポジションをMellowsのプロデューサーの久保正貴さんに弾いていただいていますけど、ベースが結成以来サポートしてくださっているToshiさんという編成もあって、CUTE METALを掲げながらも、雰囲気はかなり"男くさく"なっています(笑) 

GINA  でも、ドラマーに女性の方を迎えることも増えているから、フロントは男くさいけど、全体的にはそんなこともないかも(笑)。それに、Mellowsで演奏しているとみんな自然にキュートな気持ちになっているから、そこは安心しています。

Mio  確かにね。そうは言っても、今はCUTE METALのメタル色が色濃く出ているから、個人的には、もうちょっとキュートさをスパイスしたいけどね。
 

──Toshiさんは、以前から『Rabbit Love it!』演奏時になると、頭に"うさ耳"をつけて演奏していました。久保さんも付けていますけど、本人は、どんな気持ちなのかも気になります。

Mio 初めてライブのサポートで入った日から、「じつは、うさ耳をつけるのが楽しみだった」とおっしゃっていたから、私たちも、内心「あー、よかった」と思っていました。みなさんそうだと思いますけど、普段の生活の中で"うさ耳"のカチューシャを付けることって、夢の国にでも行かない限りはそうそうないじゃないですか。男性は、とくに。そういうのもあって、ここぞとばかりに楽しんでくださっていると、私たちは勝手に解釈しています(笑)

GINA  ファンの人たちだって、『Rabbit Love it!』の演奏が始まると"うさ耳"を付けて乗ってくれるから、うちらがそういう願望を、Mellowsのライブを通して叶えてあげているのかもね(笑) 


この2年間の中で培った音楽性を詰め込んだのが、2ndアルバムの『FRAGMENT』です。


──Mellowsは、6月10日に2年ぶりとなる2ndアルバム『FRAGMENT』を発売します。ここには新曲も数曲収録していますけど。1stアルバム『alloy』以降に誕生し、ライブを通して育ててきた曲たちも多く収録していますよね。

Mio  そうなりましたね。一昨年に出した1stアルバム『alloy』は、MellowsのコンセプトになるCUTE METALらしさを存分に詰め込み、「これがMellowsの示すCUTE METAL」というのをわかりやすく伝えたアルバムになりました。そこから現在へ至るまでの2年間、「どこまでがキュートの境界線だろう?」「どの辺まで色を出せば、みんなメタルと認識してくれるかな?」と、私たちなりに試行錯誤をしながら新曲を作っては音楽性の幅を広げてきましたし、私たち自身が、それを楽しんで表現してきました。そんな風にして、この2年間の中で培った曲たちを詰め込んだのが、2ndアルバムの『FRAGMENT』になります。
 

──メタル色寄り、キュート色寄り、ポップ寄り、ゴリゴリ寄りなど、振り幅は多種多様ですけど。どの楽曲にも共通しているのが、1曲の中でかならずガラッと表情を変える姿を組み込んでいるところ。あの凄まじい転調の仕方こそ、Mellows最大の特色だと感じています。

GINA 1stアルバム『alloy』を発売して以降、確かに表現の幅を広げようと、いろんなチャレンジをしてきました。バンドを結成した頃から、1曲の中でガラッと転調していくスタイルは一貫してきたし、そこの芯はずっとぶれずにある姿勢だと思っています。同時に、この2年間で曲調や表現の幅を広げてきたこともあって、「Mellowsってこんなにも表現の振り幅を広げられるバンドなんだ」という嬉しい手応えも感じています。
 

──Mioさんの書く歌詞も、自分のリアルな感情を言葉にして伝えるというか、表現を巧みに彩ってはいますけど。どんどん赤裸々になっていません?

Mio そう感じていただけました?一つ気を付けているのが、「独りよがりな歌詞ではなく、自分も同じ気持ちだと思ってくれたら嬉しいな」と思いながら表現をしていることです。わたし自身が、普段から割とネガティブな性格だからこそ、歌詞を書くときは、たとえネガティブな感情を記そうと、ポジティブな思いにして表現しています。そこも、聞いてくださったみなさんに共感してもらえたら嬉しいし、そのうえで、歌詞の中に隠された思いを怖がっていただけるのもいいなと思っています(笑)。
 

──Mioさん自身が反骨精神の強い方のように、その思いを、巧みな表現で伝えていますからね。

Mio そう感じ取っていただいて、ありがとうございます。言葉遊びは常に考えています。ただ、今回の新曲を制作していく中で改めて感じたのが、「わたしの場合、限られた短い期間の中で自分を追い込めば追い込むほど、納得のいく表現が出てくるな」ということでした。

GINA 新曲の制作時期だけは、けっこうバタバタしていたからね。

Mio そう。でも、そういう中で表現したほうがいい歌詞になるとわかったし、なんか覚醒しちゃいました(笑)。のほほ~んと生活をしていると何も思い浮かばないけど、追い込まれて「ヤバい、ヤバい」となっているときのほうが、自分の人生を思い返したり、今の環境を見据えれば、そこで思い浮かんだ自分の感情を言葉にしていくから、そっちのほうが、表現していくうえでは合っているのかもしれないです。

GINA そこは一緒だね。昔から夏休みの宿題は、夏休みが終わり、追い込まれたときに初めて手を付けるタイプだったし、その性格は今も変わってないからね。それに、時間に余裕があったら、ゆっくり日向ぼっこしちゃいたくなるし、実際にそうしているからね(笑)

Mio 私たち、意外と”怠け者”かもね(笑)


わたし自身の性格がロックンローラーだから、反骨精神をぶつけていく傾向は強いです。


──1stアルバム『alloy』以降、最初に生まれた曲が…。

GINA 2年前に行った1周年記念のワンマン公演に合わせて、Mellowsは1stアルバムの『alloy』を発売し、周年とリリースを同時にお祝いしました。そのライブのときに、すでに2曲新しい曲を披露しました。それが『Bad player』と『シールインサイド』。つまり、この2曲から始まった新曲の歩みが、2ndアルバム『FRAGMENT』に繋がりました。
 

──『Bad player』には、ディスるようなきつい言葉を詰め込んでいません?

Mio なんかね(笑)。『Bad player』は、悪い女の子の歌。わたし自身の性格がロックンローラーだから、反骨精神をぶつけていく傾向は強いですね。わたし、いろんな女の子の気持ちを表現したい思いを強く持っています。だから、『Bad player』のような視点で歌詞を書けば、和要素を音に詰め込んだ『サガリバナ』のように、「美しくないといけない」という今の風潮をシニカルに表現もしています。
 

──『サガリバナ』の視点は、すごく興味深かったです。

Mio 『サガリバナ』では、古の時代と今の時代の女の子の扱われ方を重ねて表現しています。現代社会で生きていると、つねに「美しくないといけない」みたいな風潮を感じますけど。それって歴史を紐解けば、昔からずっとあったことじゃないですか。そういう偏見のような視点で女の子を求めていく風潮の中でも、「自分らしく輝ける場所をわたしは求めていくし、そうやって生きていく」と主張したくて、この歌詞が生まれました。和要素を軸にした曲調というのもMellowsの中では新鮮でしたし、その曲調から導かれた思いでもありました。

GINA 曲が生まれたのは昨年夏前で、夏頃から色々試行錯誤をしてきた曲です。

Mio 和要素とメタルの融合というスタイルはけっして珍しくはないけど、そこにキュートさを加えると、また新しいスタイルになると思って生み出しました。何度かデモ音源を作りなおしをしながら「ここはもうちょっとこうしたい」「こうしたほうが映える」など、ちょこちょこ手直しをしつつ、今回、ようやく理想とする形に仕上げることができました。
 

──キャッチーな歌として耳に飛び込んできたのが、アルバムの最後に収録した『Still me』でした。

Mio  わたし自身、好きな音楽性のストライクゾーンはすごく狭いんですけど、「ライブでみんなと一緒に口ずさめるようなメロディアスな曲もやりたい」思いがあったことで、この曲が生まれました。出来上がった楽曲を聴いたときから、「この曲、歌いたい」と素直に思ったくらい、心をすごく撃ち抜かれた曲でした。『Still me』も、これからのライブでは定番曲になりそうです。
 

──Mioさんの書いた歌詞のいくつかに共通して出てくる内容ですが、「これまでの自分を脱ぎ捨て、自分らしさを胸に新たに突き進む」という思いを記す傾向も強くないですか?

Mio  その傾向はあるかも(笑)。『Still me』は、過去の自分に向けた曲です。わたしは、10代の早い時期から歌ってきましたし、今も歌い続けています。だからこそ、過去の自分に向けて「今もまだ歌っているから大丈夫だよ」と言ってあげたかったし、「やりたいことをやり続けていいんだから」と伝えたくて、書きました。
  これまでは、「今を生きている」人でありたいからこそ、過去の自分に向けた曲を書くことはしてきませんでした。でも、今の自分がやっていることに納得しているからこそ、今回、過去の自分に声をかけてあげたいなと思いました。中でも『Still me』では、昔からネガティブ思考だったからこそ、当時のわたしに「今、ネガティブな気持ちでいるけど、大丈夫だよ。安心してこっちへ進みなよ」と言いたくて、そう記しました。
 

──GINAさん、7弦ギターの比率も多くなっていません?

GINA そこは、わたし自身が試行錯誤をし続けてきた面でした。1stアルバムに収録した曲の一部でも7弦ギターは使っていましたけど。リリース以降、7弦ギターの比重が増したのは確かです。その理由も、キュートとメタルの境界線を考えていく中、Mioちゃん自身の歌い方や歌声が、いわゆるメタル系のシンガーとは異なるキュートな歌唱スタイルだし、彼女は、そこを突き詰めている。だから、わたしはそこへ寄り添うのではなく、逆に行こう。つまり、対極を目指そうと思うようになりました。そこから、チューニングをがっつり下げた音を求め始めたことで、自然に7弦ギターの比重も増えました。中でも『サガリバナ』のギターは、思いきりキュートからかけ離れた重くてメタル色の強いギターを弾いていますし、そのコントラストが良い成果を生み出しました。『Still me』のようにポップでメロディアスな曲の場合は、エグさを残しつつも軽く聴けるようになど、その辺の絶妙なバランスも考えながら弾いています。
 Mellowsの魅力であり特色が、1曲の中で目まぐるしく表情が変わっていくところ。1曲の中でも,曲調に対極を出しているからこそ、ヴォーカルとギターという面でも極力対極さを出せば、その落差を私たちも楽しんでいます。
 

──Mellowsのライブに初見で触れる方々は、展開の落差に驚かれていますからね。

GINA それこそ『リボンズメモリー』は、ペンライトを振りながらポップな表情を楽しんでいたと思ったら、急にガラッとゴリゴリのメタルサウンドに変わってヘドバンが始まるから、初見のお客さんは一瞬戸惑うんですね。そのときの表情をステージの上から見ることを、わたしは密かな楽しみにもしています。

Mio 1stアルバムの『alloy』にも収録している『秘密closet』が、全体的にゴリゴリのメタルサウンドの中にキュートな要素を入れた楽曲でした。その逆を作ろうと、全体的にキュートな曲の中にメタル要素を入れて作りあげたのが『リボンズメモリー』でした。この曲をライブで披露し始めた頃は、Mellowsファンたちも「キュートなアイドル曲もMellowsはやるんだ」と思って受け止めていたら、急にヘドバン曲に変わるから、Mellowsのスタイルに慣れたファンの方々でさえ戸惑いを覚えていましたけど。今では、ライブでペンライトと頭をガガンガン振っています(笑)。


一輪の花。つまり、FRAGMENT(欠片)を挿していただき、美しい花の翼にしたいと思います。


──それぞれ、アルバムのお勧め曲を教えてください。

GINA  わたしはまだ公開していないバラード曲があるんですがその曲を推したいですね。この曲を演奏するときのわたしの中には、静かで広い夜の海辺の景色の中でギターを弾いている感覚がありました。しかも、Mioちゃんの書いた歌詞が、いろんな壁に面しようとも、それを乗り越えようという内容。一緒に同じ気持ちを持って歩んできたからこそ、その歌詞にすごく共感したし、気持ちを揺さぶられました。わたし、ライブとは違ってレコーディングでは、感情を入れ込みすぎて演奏がぶれないよう、なるべく冷静に弾くように心がけています。けど、この曲では気持ちがすごく入り込むせいか、思いきり感情を乗せて弾いています。

Mio  わたしは、『TVParanoia』が大好きです。今やMellowsのライブでは盛り上がりの定番曲になっているから、ぜひライブで触れて、ガンガンに暴れてください。
 

──女の子の恋の駆け引きを歌にした『L Protocol』の歌詞も刺激的で好きです。

Mio ちょっとラブな感じの歌詞ですよね。2ndアルバムでは、CUTE METALを軸に据えたうえで幅広さを求めましたけど。『L Protocol』は、まさにCUTE METALらしさを深く追求した曲になりました。
 

──Mellowsは、6月6日に横浜ReNYβでMellows 3rd Oneman Live「Cute Metal FRAGMENT」を行います。この日、アルバム収録曲を一気に披露する形でしょうか?

Mio 2ndアルバムの『FRAGMENT』に収録した曲たちは、ほぼ演奏しようと思っていますけど。せっかくのワンマンライブだし、しかも、アルバムの先行リリース日にもなるから、みんなに盛り上がってほしいじゃないですか。私たちも、ライブでの感触もつかんでおきたいから、この記事を目にする頃には、アルバムに収録した新曲たちも少しずつライブで披露していくし、日々のライブを通して、みんなに新曲たちを覚えてもらおうと思っています。

GINA 新曲を一気に披露するのもいいけど、いくらリハーサルで完璧と思っても、本番では想定しないトラブルが起こるものだからこそ、私たちも事前にライブで試したいから、ワンマンに向けて少しずつ新曲も披露していきます。
 

──今回の舞台は、JR関内駅の近くにある横浜ReNYβになります。この日は、街中のお店とコラボレートも行うと聞きしました。

Mio そうなんです。この日は、横浜ReNYβの側にある「関内 マリナード地下街」に店舗を構える花屋「フローリスト・ナオ」さんとコラボレートします。わたしは2ndアルバム『FRAGMENT』の中で白い羽根を付けた天使の姿になって映っています。その天使の羽根のダークバージョンを横浜ReNYβ内にご用意します。その羽根へ、みなさんに「フローリスト・ナオ」さんで購入していただいた一輪の花。つまり、FRAGMENT(欠片)を挿していただき、美しい花の翼にしたいなと思っています。

GINA  Mellowsのライブを通して少しでも街の活性化に繋がったら、私たちも嬉しいからね。それにワンマン公演って、そのバンドの持つ魅力のすべてを見せていける場だと思うんです。この日は、今現在のMellowsの一番リアルなすべてを見せていくからこそ、初見の方は、今のMellowsの魅力を一気に味わえます。もちろん、一緒に歩み続けてきた方々にも、今の2人の思いがしっかりと胸に届くライブにしていくから、楽しみに待っていてください。

Mio  どんどん深化していくMellowsの今を、ぜひワンマン公演を通して体感してください。

2人  お待ちしています。
 

TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>

フライヤー

Mellows 3rd Oneman Live「Cute Metal FRAGMENT」

6月6日(土) 開場 17:00 / 開演 17:30

[会場]横浜ReNYβ 
https://ruido.org/yokohama_reny/access.html
[出演]Mellows

[チケット]5000円+1D

https://r.funity.jp/Mellows-3rd-Oneman-Live


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