FEATURE
Baby'z Breathが2周年公演で見せた、3年目へ向けての新たな決意!

新メンバーに吉野瑞穂と蒼木柚を迎えたBaby'z Breath。単独公演「Baby’z Breath 2周年記念単独公演」を、5月13日に恵比寿CreAtoで行った。この日、7月8日に発売する2ndシングルの表題曲『ガラスのダイス』をライブで初披露。当日の模様を、ここにお伝えします。
Baby'z Breathの2周年という素敵な記念日の幕開けを飾ったのが、心も身体も軽やかに弾ませる『GIMME!! GIMME!!』だ。カラフルな音の粒が弾ける跳ねた楽曲に乗せ、メンバーらがピョンピョン飛び跳ねて歌えば、観客たちも身体を揺らしだす。みんな笑顔だ。無邪気な表情で、大きく手と腰を揺らしながらキュートな声で歌うのに合わせ、フロアにいる人たちも同じ動きを真似、ときめくハートの鼓動を8人とシンクロしてゆく。「楽しんだもの勝ち」の歌詞のように、理性なんて消しゴムで消して、彼女たちと一緒に心のままに楽しんじゃえ。そんな気持ちで8人を見つめていた人たちも多かった?と想像したくなる始まりだ。
ドキドキした気持ちを、さらにドキドキさせるように、彼女たちは「君を見るたび胸が痛い」と、声を一つに『オトメゴコロ』を歌いかけてきた。その姿を見て、フロアから飛び出すMIXやコール。かわいい乙女たちだもの、熱情した声をぶつけたくなるのも当然だ。歌いながらメンバーたちが互いの頬に触れたり、指でハートマークを作りながらステージの上でじゃれ合うたび、その姿に眩しい青春模様を覚える。彼女たちがほっぺにハート型にした手を寄り添えるたび、ハートのシャッターを切ってその瞬間瞬間を胸の中に保存したくなる。終盤、メンバーらと観客たちが共に手を振りあい、互いの熱い気持ちの距離を縮めていた様や、8人が2組ずつに分かれ、4つの大きなハートを両腕で作っていたポーズも印象的だった。まさに、「永遠の無邪気さ」をコンセプトにしたBaby'z Breathに相応しい姿だ。
次のブロックは、2ndシングルにも収録になる『ナミダのスコール』から。ライブではお馴染みの楽曲のように、冒頭、8人と一緒に胸の前で手をくるくる揺らす観客たちの姿も多く見受けられた。悔しい、もどかしい、そんな気持ちを振りきって前を向こうとする歌のように、彼女たちはネガティブな感情さえ、笑顔で歌いながら、背中を押す力と輝きに変えていた。8人が、みずからを輝かせるよう軽やかに歌い踊る姿に、前向く力をもらえていた人たちもいたに違いない。彼女たちの動きを真似るたび、心の迷いを振りきって、一緒に明日へ向かって走りたくなる。 終盤には、メンバーらと一緒に飛び跳ねる人たちもフロアのあちこちに見受けられた。
彼女たちに「君らしくあれ」と歌われるたび、不器用な自分のまでいていいんだという気持ちになれる。『キミラシクアレ』を通して「立ち向かっていけ」「泣いて 笑ってを繰り返して」と歌う彼女たちの明るく元気な歌声を聴くたびに、その声が気持ちの背中を押すエールになる。だから「笑顔で 明日へ」進む元気をチャージしていける。彼女たちが「君らしくあれ」と歌いながら客席にいる人たちを指で指すたびに、自分が指されたと勘違いしたくなる。でも、それで元気になり、心がときめくのなら、全然いいと思う。
「君が好きで好きで 苦しいよずっと」と8人が声を一つに重ねて『好きだよSunshine』を歌いだした。恋したときのときめいた思いを歌にしたこの曲も、何時だって青春の真っ只中にいる彼女たちに似合う歌の表情だ。落ちサビで、メンバーらが胸に手を寄り添えて「君が好きで好きで 愛しくて」と歌う姿を見たとき、目を逸らしたくなかった。終盤、8人と観客たちが高く掲げた手を共に揺らす姿にも、一緒に青春を謳歌している気持ちを覚えていた。
南いちごの「あの頃のあなたに 今のあなたに 届きますように」の言葉を合図に、次に届けたのが、7月8日に発売になる2ndシングルの表題曲『ガラスのダイス』。冒頭から情熱的なアコギの音色が鳴り響く、心地好い緊張感を持った楽曲だ。メンバーたちも、メッセージ性の強い言葉の数々をときにクールに。ときには、秘めた思いへ熱を注ぎ込んで伝えてきた。楽曲の世界観に思いを溶け込ませていた理由もあるのだろう、みんな凛々しい表情だ。サビでは、秘めた思いを力強く解き放つように熱情した声で歌っていた。3年目へ踏み出したBaby'z Breathが見せたのは、大人の女性らしい、強い意志と芯を持った生きざま。いつも人前では笑顔の彼女たちだが、じつは揺るがない意志を持って歩み続けていることを、この曲が示してくれているようだ。「届いてますか」と歌声を重ねあう姿も、印象深く瞼に焼きついた。
後半は、『PROTOSTAR』からスタート。8人の歌声が響き渡ったとたん、ふたたびこの空間にキラキラした歌声の粒が降り注ぎだす。曲の中、彼女たちが美しい声を掛け合う様へ振れるたび、輝き放つその声に惹かれてゆく。チャーミングなポーズや笑顔を見せながら、爽やかに歌い踊るメンバーたち。歌詞の一節ではないが、その姿が心に「光を灯して」くれた。
『NOIR STEP』を通して見せた、大人びた表情で攻める姿。胸の内から沸き立つ思いを燃やすように歌う姿に、気持ちが嬉しく奮い立つ。上がる熱情と感情、その情熱をもっともっと燃やしたい。だから、場内のあちこちから熱い声が飛び交い続けていた。
さらに、熱い歌の風を吹かせるように、Baby'z Breathは『希望の地図』を凛々しい声で歌っていた。彼女たちが希望の地図へ記した約束の場所まで、この2年でどれくらい近づいただろうか。まだまだ乗り越えねばいけない山々はたくさんある。でも、秘めた情熱を燃やしながら、信じた道を走り続ける彼女たちについていけば、きっと心揺さぶる景色を見せてくれるはず。それを信じて観客たちも、8人と一緒に高く腕を振り上げ、声を上げていた。
陽葵はるねの熱い声を合図に、Baby'z Breathが最後に歌ったのが『Run to the STAR』。昔から、もちろん今も、この曲に込めた思いを自分たちの心の羅針盤にしながらBaby'z Breathは走り続けてきた。その姿勢は、これからも変わらないだろう。2周年公演の本編最後を『Run to the STAR』で締め括ったところに、今のBaby’z Breathの姿勢が見えてきた。途中、熊本美和が涙声で歌う場面も。一人一人がいろんな思いを胸に、この曲を、「いつの日か たどり着く 約束の未来(ステージ)へ」と熱い視線で前(未来)を見ながら、力強く歌い叫んでいた。
アンコールでは、ふたたび新曲の『ガラスのダイス』を歌唱。この日、2回目の披露という安心もあったのか、本編ほどの緊張を感じさせることなくダイナミックに歌い踊っていた。一人一人が、歌詞に気持ちをシンクロしていることで、歌声やパフォーマンスに強い自信を覚えた。この曲をライブで見るときは、メンバーたちが両手でダイスのポーズを作るところもしっかりチェックして欲しい。気づいたら、メンバーらの歌声とパフォーマンスに、すっかり釘付けになっていた。
陽葵はるねの叫んだ「やっぱ、これがないと終われないっしょ」の声を合図に、Baby'z Breathとしての始まりの歌『どんな未来でも』を最後の最後に届けてくれた。サビの「どんな未来でも大丈夫 頑張るわたしは無敵なの」の歌詞通り、彼女たちが昨日の自分を超えてゆく姿を見せ続ける限り、この先にどんな試練や難関が待ち受けていようとも、今までのように、一緒に笑顔で乗り越えていけるはず。だって、互いに輝いていれる限り、8人も、僕らも、素敵な自分でいれるのだから。 フロアの最前で無邪気に、思いきり飛び跳ねる人たちの姿を見ながら、そんなことを思っていた。
最後に熊本美和が語った言葉も載せておこう。
「Baby'z Breathは2年が経ちました。ほんとに楽しいこともいっぱいあって、恵まれた環境で活動させてもらってきました。ときには、悔しいこともたくさんあって。でも、そのたびにメイツさんとメンバーとみんなで一歩ずつ進んでこれたなって思います。そんな一瞬一瞬を乗り越えられたのは、応援してくださっているメイツさんがいたからです。いつも側にいてくださってありがとうございます。2年前から応援してくれている人も、最近知ってくださったみなさんにも、さらにさらに明るい未来に、私たちみんなで連れていきたいなって思っています。3年目は、新メンバーが入ってくれて、この8人で全力で、さらにさらに上を目指して頑張っていきたいと思っています。これからも、私たちについてきてください」(熊本美和)
PHOTO:太田ロゼ
TEXT:長澤智典
▼商品概要
2025年7月8日(火)発売予定 Baby’z Breath 2ndシングル「ガラスのダイス」
◆Blu-ray付盤 3,000円(税込)MFIV-0005
ジャケット:メンバー全員
1. ガラスのダイス
2. ナミダのスコール
3. GIMME!! GIMME!!
4. 「タイトル未定」
5. ガラスのダイス(off vo)
6. ナミダのスコール(off vo)
7. GIMME!! GIMME!! (off vo)
8. 「タイトル未定」(off vo)
<Blu-ray>
・ガラスのダイス MusicClip
・MusicClipオフショット
・3rdワンマンライブ at SUPERNOVA KAWASAKI映像
◆A盤 1,200円(税込)MFIV-0006
ジャケット: 蒼木柚、吉野瑞穂
1. ガラスのダイス
2. ナミダのスコール
3. GIMME!! GIMME!!
4. 好きだよ Sunshine
◆B盤 1,200円(税込)MFIV-0007
ジャケット: 陽葵はるね、瀬戸山さくら
1. ガラスのダイス
2. ナミダのスコール
3. GIMME!! GIMME!!
4. 好きだよ Sunshine
◆C盤 1,200円(税込)MFIV-0008
ジャケット: 南いちご、天彩レイ
1. ガラスのダイス
2. 「タイトル未定」
3. GIMME!! GIMME!!
4. NOIR STEP
◆D盤 1,200円(税込)MFIV-0009
ジャケット: 熊本美和、花宮まいか
1. ガラスのダイス
2. 「タイトル未定」
3. GIMME!! GIMME!!
4. NOIR STEP
▼公式SNS
https://twitter.com/Baby_z_Breath
【Stand-Up! Records 公式サイト】http://stand-up-project.jp
【MIRAI系アイドルNEWSポータルサイト】https://news.future-idol.tv/
セットリスト
SE
『GIMME!! GIMME!!』
『オトメゴコロ』
MC
『ナミダのスコール』
『キミラシクアレ』
『好きだよSunshine』
MC
『ガラスのダイス』
MC
『PROTOSTAR』
『NOIR STEP』
『希望の地図』
『Run to the STAR』
MC
-ENCORE-
『ガラスのダイス』
『どんな未来でも』