Nao☆｜「SCOOBIEさんに負けられない」と思いながらレコーディングしました

今できることで音楽を届けていけたらと思います

――「rainiy」には「~next season~」という副題が付いています。Nao☆さんにとってどんな“next season”にしたいですか？

Nao☆：今自粛ムードなのでライブができなかったりしますが、でも、すごく良い作品ができて、むしろ今「音楽の力ってすごいな」って日々感じるようになりました。Negiccoの歌もそうですが、自分の歌もみんなに寄り添っていけるような、そんな1年にしていきたいですね。

――やはり観客の皆さんを前にして歌うというのが一番だとは思うんですが、でもテクノロジーが発達して取材もこうやってオンラインで出来ますし、音楽もいろんな形で届けられると思います。どうですか？ 今、待っているファンの皆さんに対して、おっしゃりたいこととかありますか？

Nao☆：ファンの方が「続けてくれてありがとう」って言ってくださるんですけど、ファンの方がいるからこそ私たちが続けられているので。もちろん続けていく上で大変なこともいっぱいありますが、でも、今だからこそ音楽で繋がれるというか、より音楽を身近に感じるというか、音楽の力ってすごいなって感じると思うので、Negiccoにもっと頼ってもらって、私たちが皆さんに元気を届けられるように、Negiccoとしても Nao☆としても活動していきたいと思います。

――逆にこういう時だからこそ、Negiccoの曲もそうですし、Nao☆さんのこの新曲も含めて、じっくり音楽を味わう時間にしていただけるといいですよね。ライブでワーッと湧くのも楽しいですが、音楽をじっくりと聴いていただく機会にもなれば。

Nao☆：配信ライブをやった時も、目の前にお客さんいないけどカメラの向こうにはいて、「どういうふうに見えてるんだろう」って思うとすごく難しかったんですけど、実際に配信された映像を自分で観てみると、ちゃんとみんなに寄り添えてたなっていうか、ちゃんとみんなの目の前にいるような感じで出来たと思ったので、今できることで音楽を届けていけたらと思います。

――お時間も過ぎましたので最後に1つ。「ベスト☆フレンド」ではノリというかグルーヴで1つ殻を破ったというか、新しいNao☆さんを打ち出すことができて、「rainy~next season~」ではスイングするビートに乗ったり、英語の歌詞を織り交ぜたり、と新しい一面を出すことができました。以前の「菜の花」に比べるとだいぶ違うものが出来たわけですが、では、この次がどんなものになるのか。今考えられていることは何かありますか？

Nao☆：もっと作詞をやっていきたいです。自分がやってこなかったジャンルを開拓して、作詞もしていきたいなと思います。作詞って、自分の普段出せない気持ちを出せたり、自分の想像していることを表現できたり、聴いている皆さんの想像を広げることもできるので、すごく可能性があると思うんです。そういう歌詞を通して自分の気持ちをみんなに伝えていきたいなと思います。また、好きなこともどんどん伸ばしていって、それで自分自身をレベルアップしていけたらいいですね。