Speak emo

2018.09.07
RYUTist

素晴らしい楽曲をいただいているので、私たちもしっかりパフォーマンスしなきゃってずっと思っています。

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誤解を恐れずに言えば、RYUTistは“分かりにくい”アイドルである。

いや、もっとポジティブな表現をしよう。一見簡単にクリアできそうに見えながら実は一筋縄ではいかず、ひとたび足を踏み入れると思いもよらぬ展開が次々と起こり、その高低差に翻弄されながらも気がつけば奥深い森に迷い込んでいる……そんな、一度ハマると病みつきになるゲームとでも言おうか。

筆者の例で説明しよう。筆者がこの新潟を拠点とする4人組アイドルにハマったのは、2016年8月にリリースされた2ndアルバム『日本海夕日ライン』から。彼女たちの素性はほぼ知らぬまま美しいジャケットに目を奪われ即購入、そこに収められた音楽はジャケット以上の素晴らしさだった。その時は、大人っぽい白のワンピースに身を包んだ4人をやや遠景で捉えたジャケット、そして超高品質なポップサウンドと美しいコーラスワークから推察して、「20代後半のコーラスグループかな」ぐらいに思っていたのだが…。そして、その翌月に幕張メッセで行われた@JAMにて彼女たちのライブを初見。いかにもアイドルアイドルしたギンガムチェックの衣装にアイドル定番の自己紹介、さらには10分ほどしかない持ち時間を3分ぐらい地元のゆるキャラ紹介に割いたりして…。「あれ?これが『日本海夕日ライン』を歌っている人たち?」と驚きを隠せなかった。もちろんその後も音源は愛聴していたが、ライブを観る機会はなく…。だが、2017年8月にリリースされた『柳都芸妓』で前作を上回る衝撃を受け、その直後に渋谷eggmanで行われたワンマンライブではそのあまりの素晴らしさに心を鷲掴みにされた。そこでは傑作『柳都芸妓』が全曲披露され、RYUTistの“楽曲派アイドル”としての真骨頂が大いに発揮されたのだ。

そして、先日8月18日地元新潟で行われた7周年記念ワンマンライブ「RYUTist HOME LIVE~7th Anniversary@NIIGATA LOTS~」では、さらに森の奥深くを垣間見ることとなった。普遍的なポップの魅力を湛える“楽曲派アイドル”としての姿。ギミックに頼ることなく直向きに歌い踊る“王道アイドル”としての姿。老若男女に愛される“地元アイドル”としての姿。あたかもセーラームーンやプリキュアのごとく小さいお子さんたちから憧れられる“スター”としての姿。そして、数々のローカルCM曲を歌う“ご当地アイドル”としての姿。これまで見てきた様々な側面、さらにはまだ知らなかった一面を含め、ようやく彼女たちの全貌を見届けたと感じたのだ。

ところがその翌日、彼女たちは「HOME LIVE」と呼ばれる定期公演をしれっと行い、なんとほぼ全編カバー曲のレアなセットリストを展開。沢田玉恵からGO-BANG’S、毛皮のマリーズにフジファブリックなど、これまた“分かりにくい”選曲で、前日の2時間半のワンマンライブに詰め込むことができなかったまた別の一面を、ここで披露したのだ。この森はどこまで深いのか…。

様々な側面を打ち出しながら、あらゆる層を懐深く引き受ける。これぞまさに“アイドル”である。それは、閉じた世界に向けて作られた類型的なアイドルではなく、むしろマイケル・ジャクソンやマドンナ、あるいは松田聖子のような広義に捉えた“アイドル”だ。むろん、今はまだこうしたビッグネームに比肩する存在ではないが、彼女たちの持つ多様性や普遍性は大きな可能性を秘めている。

現に、“楽曲派”を自負する耳の肥えたリスナーには、その頑固な心を氷解させながら、ライブの終わりには「バハハ~イ」と手を振らせ、しまいにはゆるキャラ好きにまでさせてしまう。一方、王道アイドルとして彼女たちを好きになった面々には、ザ・ビートルズやフィル・スペクター、モータウンやスウィング・ジャズなどの要素が咀嚼されたサウンドを聴かせることでその普遍的な魅力を伝えている。加えて、全国各地から新潟の地へと足を運ばせる力もある。さらに言えば、『日本海夕日ライン』では地域性を、『柳都芸妓』では伝統を巧みに織り込むことで、日本情緒と現代ポップスを見事に融合させている。これは日本のポピュラー音楽では稀有な例と言えるだろう。そこには国や文化、言語の壁を越える力さえ宿っている、と筆者は本気で思っている。このように、彼女たちの音楽は様々なものを“突破”する力があるのだ

だが、RYUTistの真の魅力は、4人のメンバーの実直で真摯なパフォーマンスにある。前述の突破力もそれらがあってこそだ。当初は“出すカード”によって若干戸惑いを覚えることもあったが、今や筆者にとって最も“音楽を浴びる喜び”を感じさせるグループである。とにかく、彼女たちのステージは喜びに溢れている。オーディエンスに歓喜や法悦、そして時に感涙をももたらす。多くのファンが口にし、筆者も聴くたびに痛感するのだが、「口笛吹いて」という曲の「この世界はいつでも希望で溢れてる」「この世界はそれでも愛が溢れてる」というフレーズを、彼女たちほど真っ向から歌える歌手はいないだろう。その純粋は響きは、彼女たちにしか紡ぎ出せない説得力を帯びているのだ。

そんなRYUTistにインタビューを敢行。純朴で真面目でストイックな印象だったが、話してみると意外と茶目っ気もあり、“わちゃわちゃ”した感もあった。そんな”どこにでもいるような女の子”たちが直向きに伝えようとするがゆえに、我々も「この世界は希望で溢れている」ことを信じてみようと思うのかもしれない。

7周年ライブの翌々日、新潟は古町にて。むうたん(五十嵐夢羽)、ともちぃ(宇野友恵)、みくちゃん(横山実郁)、のんの(佐藤乃々子)に、ライブのこと、グループのこと、メンバーのことなど伺った。

小さいお子さんが一生懸命「7周年おめでとう」って言ってくれたんですよ!(むうたん)

――NIIGATA LOTSでの7周年ワンマンライブを終えられて、率直にいかがですか?

のんの(佐藤乃々子):想像以上に沢山の方にRYUTistを応援してもらっているということを、LOTSさんですごく感じることができて、今は幸せな気持ちでいっぱいです。一昨日のことだったんですけど、まだほわほわしている感じです(笑)。

――昨日早速ライブ一本やっているというのに?

のんの:はい。早速昨日やっているんですけど、まだ余韻が…。「終わったんだ~」と思ってほわほわしています。

――みくさんはどうですか?

みくちゃん(横山実郁):正直終わったという感じがしていなくて…。ライブが終わった直後は、「あぁ、LOTS終わった~」って思ったんですけど、一日明けてふと振り返ると、「あぁ~」って溜息ついちゃうような。「もう終わっちゃったんだな」って…。ちょっと寂しさもありますね。この日に向けていろいろ準備してきたので。

――なるほどね。ともちぃさんはどうですか?

ともちぃ(宇野友恵):自信がつきました。

――おぉ~。

ともちぃ:LOTSさんのライブ前は「まだRYUTistはLOTSさんではできない」「まだまだ力不足だ」と思っていたんですけど、LOTSさんのステージに立って、沢山の方に応援していただいていることを感じて、ステージに立ったこの現実というものを感じて……昨日やったHOME LIVEでは自分が一段階パワーアップしたような感じがして、すごく自信になりました。

――むうさんはどうですか?

むうたん(五十嵐夢羽):もう、ホントに最初から最後までずっと楽しくて! 「終わっちゃったんだな」っていう寂しい気持ちと、「その日に戻ってもう1回やりたいな」っていう気持ちがありますね。あと、すごく心に残っているのが……小さいお子さんが一生懸命 「7周年おめでとう」って言ってくれたんですよ!

――それは特典会で?

むうたん:はい、握手会の時に。頑張って伝えようとしてくれているのが可愛くて、すっごいうれしかったです。

――なるほど。僕も皆さんのこうした大規模ライブを新潟で見るは初めてだったんですが、「雰囲気が違うな」っていうのをすごく感じました。なにか「RYUTistの全貌がようやく分かった」っていう感じがしたんです。まあ、その翌日のライブでまた違うところを見せられて、「いったいどこまであるんだろう、この人たち」みたいな感じがしたんですが(笑)…。でも、LOTSのフロアにはお子さんからお年寄りまで様々な方がいらっしゃいましたよね。

ともちぃ:そうですね。メンバーのお友達、親戚の方も来てくださっていました。

――ともちぃさんは、数少ないお友達が観にいらしたんですよね?

ともちぃ:はい。数少ない(笑)。

――お友達はどうおっしゃっていましたか?

ともちぃ:「楽しかったよ」って、「また見に行きたい」って言ってくれました。

――なるほどね。お友達、大事にしてくださいね。

一同:(笑)

ともちぃ:ほんとに大事にします。

――みくさんはお友達の“ギャルズ”が来てたんですよね?

一同:(爆笑)

みくちゃん:ギャルズ(笑)。

――言い方がちょっと古いですか???(笑)

みくちゃん:(笑)。RYUTistのファンの方にも「ああいう黄色い声援はすごい新鮮だった」って言ってくださる方が沢山いて(笑)。メンバーが手を振ったりすると、本人たちもうれしかったみたいで「キャー」って言ってくれたんですよ。で、昨日友達からLINEが来て、「私たちめっちゃ騒いじゃったけど、大丈夫だったかなぁ?」ってちょっと反省していたんで、「全然大丈夫!みんな喜んでたよ!」っていうふうには伝えました(笑)。

ともちぃ:滅多にないからうれしかったよね。

むうたん:うれしかった。

――確かに、ちょっと賑やかな声が聞こえてきていました。

みくちゃん:「キャー」ってすごい叫んでました。

――むうさんは、先生がいらっしゃったんですよね。

むうたん:そうです。中学校の時の担任の先生と今の担任の先生が見に来てくれたんですけど、ずっとむうのライブを見てみたいって言ってくださっていて、でもなかなか先生もお仕事がお忙しいので来られる機会がなかったんです。で、今回「こういう大きなライブあります」って言ったら、「これは絶対行く」って言ってくださって、予定を合わせて観に来てくれたんです。「こんなにいろんな人に囲まれて活動してるの知らなかったし、パフォーマンスもカッコよくてまた見に来たいって思いました」って言われて、よかったです。

――のんのさんは…?

のんの:お友達と、あと親戚の皆さんがいっぱい来てくれました。私、お盆とかお正月とか、親戚が集まる時には、いつも私だけ参加できなかったんですよ。なので、今回はLOTSさんにみんな集まってくれて、こんな風に活動している私の姿を見てもらってすごくうれしかったです。

――初めて見られる方もいらっしゃったわけですね?

のんの:はい。そうですね。

――受け答えが手堅いですねぇ。

のんの:そうですかね。(みくちゃんを見ながら)なんでいつも私の時、そんなに見るの?

みくちゃん:あっちも見てるよ!

のんの:見てる?見てないよ、こんなに見られると緊張しちゃうよ。

――いや、でもすごいなと思っちゃいますよね。

みくちゃん:お話上手だなと思って。

のんの:上手じゃないよ。

――(笑)。で、いわゆるアイドル現場って、本来“アイドルに憧れるお子さん”にも開かれているべきだと思うんですが、例えば東京だと、そういう空気って残念ながらあんまりないんですよね。でも一昨日のみなさんのライブではそういうお子さんも沢山いました。そういう老若男女に支持されている姿を見ると、「やっぱりアイドルだな」って思いました。広い意味での、というか、本来の意味での“アイドル”というか…。

むうたん:うれしい。

のんの:小さいお子さんが来てくれるのすごいうれしいです。

――みなさんのレパートリーの中には、CMソングなんて特にそうですが、そういうお子さんも踊れるような、分かりやすいようなものもやられてますよね。CMにも沢山出られていますし…。

みくちゃん:そうです。うれしいことに。

――まあ、新潟県外ではCMの浸透具合は実感としては分からないんですけど、もう、みなさんは街も歩けないぐらいで…?

一同:(爆笑)

みくちゃん:それは言い過ぎです(笑)。

ともちぃ:普通に歩いてます。

むうたん:今日も歩いてきました。

のんの:偶然むうたんと会ったよね、途中で。

みくちゃん:このTシャツ(RYUTistのTシャツ)来て普通に歩いてきました(笑)。

――でも、「テレビの人だ」って見られることないですか?

のんの:いや~。

ともちぃ:4人で歩いているとたまにありますけど。

むうたん:たま~に、ね。

みくちゃん:1人だったらないよね。

のんの:そうだね。

ともちぃ:気配消しているので(笑)。

――消しているんですか??? いや、逆に近づけないオーラが出てるんじゃないですか?

みくちゃん:見向きもされないよね?

のんの:全然オーラない(笑)。

ともちぃ:のんのは街でたまに会うと「あ、全然違う」って思いますね、オーラが。芸能人っていう感じがします。

――そうなんですか?

のんの:たぶん姿勢がいいだけだと思います(笑)。

――アハハハ。

みくちゃん:リュックをこうやって持って歩く人そうそういないからね。

――え? どういうふうにですか?

みくちゃん:普通の人はリュック担いでいてもこう普通に歩くじゃないですか。乃々子さんは歩く時いつもリュックのヒモにこうやって手を掛けて、(編注:リュックのストラップを両手で掴むような仕草で)こうやってずっと歩いているんですよ(笑)。

のんの:そう?そうなんだ…。

――それは背中が曲がらないようにというか、姿勢を保つように、という感じですか?

のんの:肩が痛いなって思って(笑)。

――肩が痛いな、ですか?(笑)

のんの:はい。

――ハハ(笑)。で、ライブは「楽しかった」とおっしゃいましたけど、実際はみなさんめっちゃ泣いていましたよね?

むうたん:出番前が一番泣いていたよね?

ともちぃ:うん。

――っておっしゃっていましたよね。出番前から泣かれてたって。

ともちぃ:(プロデューサーの)安部さんが本番前に「大丈夫だよ」ってお話ししてくださったんですけど、その時からずっと泣いてたんですよ…。

――えっと、泣いたのは…?

のんの:むうたんとみくちゃんです。

――ともちぃさんは、あんまり泣かない方なんですか?

ともちぃ:私も泣きそうなぐらいすっごい緊張していたんですけど、2人がわんわん泣いているから、泣けないなっていう…。2人を慰めないと、と思って(笑)。

――で、お二人はどういう涙だったんですか?

みくちゃん:緊張がすごくて、まだライブが始まってどうなるかっていうのが未知数で、自分の中でも、私自身LOTSさんのステージに立つのが初めてだったんですよ。なので、これからどうなるんだろうっていう緊張もありましたし、「わあ、始まる」って思ったら、「大丈夫だよ」っていう言葉さえも泣くきっかけになってしまって、泣いちゃいましたね、本番前なのに。

――そういう気持ちって初めてでした?

みくちゃん:そうですね、普段は結構気合入れて(太ももを叩きながら)よし、よし、よし、よしみたいな感じでやっているんですけど。

のんの:初ライブの時以来じゃない?

みくちゃん:そうですね。RYUTistとしての初めてのライブの時も泣いていたんですけど、緊張が抑えられなくなるのはホントに久しぶりだったなって思います。

――「鮫とゾンビ」(編注:RYUTist加入前のソロ歌手としてのデビュー曲)を披露した時とどっちが緊張しました?

みくちゃん:うわぁ!よくご存じで!(笑)

――いろいろ調べてきましたから(笑)

みくちゃん:あの時は小学生だったので。

――あ、小学生だったんですね。

みくちゃん:小学校6年生の最後、卒業前くらいだったので、「やるぞー」みたいな感じの子供のテンションだったんですけど、今はちょっと大人になったので…。成長するといろいろ考えてしまって緊張が止まらなかったです。

――なるほど。では、むうさんはどんな涙だったんですか?

むうたん:「いよいよ始まるんだな」っていう緊張と、安部さんの言葉で…。あと会場のアナウンスで「もう一歩ずつ前に詰めていただけますか」っていうのが聞こえて、「そんなにいっぱいいるの?」って思って。それでうれしくなって出た涙もありました。あと、のんのがちょっと涙目だったっていうのもあります。

――え?そうなんですか?

むうたん:のんのはなかなか泣くことがないので「えっ」て思って。それでびっくりしてちょっともらい泣きしたところもありました。

――涙が出そうだったんですか?

のんの:必死に堪えました。でもバレていたとは…。今知りました(笑)。

むうたん:すぐ分かったよ。

のんの:ばれてた???

――でも、出番前から緊張されたり涙したりしたのに、でも、またやりたいとか、終わってちょっとロスみたいなものを感じている、っていうことは、やはり何か掴んだものがあるんじゃないですか? 例えば、ご自身ではこのライブをどう評価しますか?

みくちゃん:う~ん。自分の中では「まだもうちょっとできたかな」って思うところはあります。緊張しながらも100%で臨んではいたんですけど、もう1回やるってなったらたぶんもっとすごいものを、もっとしっかりしたものをお見せできるかな、っていうのはあります。あのステージに立ったことで、自分はここまでできるんだっていう自信に繋がったこともあったし、こうしなきゃいけなかったなって反省に繋がったこともあったので、それを踏まえたら「まだもうちょっとできるかな」って思いました。

――他の方はどうですか?

のんの:あの規模の会場で2時間ちょっとのライブするのが初めてだったので、総合的に良かったなって私は思うんですけど、初めてだったので、今度そういうことでやる時には「もっとこうしたい」っていうのが沢山見えてきたので、それもすごく良かったなって思います。次に繋げられるライブになったかなって思っています。

――例えば具体的にこうしたいみたいなのって、どんなことですか?

のんの:歌の聞こえ方とかが全然違って、当日のリハーサルで結構短い時間で合わせたんですけど、それももっといろいろ話し合ってやることができたら、もっとよく聴こえたんじゃないかなって思ったりとか…。自分の声の出し方とかも、感覚を掴むまでにちょっと時間がかかったので、そういうところとか…。フォーメーションとか、ステージの使い方ももっといろんなことできるかなって思いました。

――極めて音楽的な、アーティスティックな感じですね!

一同:アハハハ。

――でもホントに、低音の鳴り方とかヴォーカルの聴こえ方とか、翌日の定期公演とはやっぱり違いましたよね。

のんの:全然違いますね。

――昨日の定期公演ではとても歌いやすそうに歌っていた感じがしました。

のんの:そうですか?良かった。

――一昨日のLOTSでは、ちょっと“戦って”いた感じが…。

のんの:やっぱりそうですか。私もそう思いました。

――他には何かありますか?

ともちぃ:私もみくちゃんやのんのと一緒で、まだもっとできたなって思いました。気持ち的には「ファンの方に助けてもらったな」っていうのがすごくあって…。本番前にすごい緊張してたって言ったじゃないですか。ステージに出た瞬間、ファンの方からいっぱい声援をいただいて、そこから「よし、やるぞ」みたいなエンジンがかかったというか…。ライブ中ずっとファンの方の一つ一つの反応に助けられていた感じがしました。なので、次にこうした大きな会場でやる時は、自分たちからもっと皆さんに何かを届けられるように…。元気を届けるというか、楽しいって思ってもらえるようなことができたらいいなって思いました。

――ステージに出てからは緊張しなかったですか?

ともちぃ:ステージに出てからは「大丈夫だ」って思いました。私が一番最初に出たんですけど、出た瞬間にファンの方の大きな声援が聞こえて、会場がお客さんでいっぱいで、「全然大丈夫だ」と思っちゃって、それでエンジンがかかりました。

――なんというか、“ホーム感”ってすごかったですよね。むうさんはどうでしたか?

むうたん:気持ち的にはもちろん気合十分で臨んだんですけど、やっぱりみんな言っているように、ダンスとか歌とかMCとかでも反省点はいっぱいありました。でも、ファンの人に楽しんでもらうっていうのが一番なので、「最高だったよ」とか「楽しかったよ」って沢山の方に言ってもらえたっていう点では、すごいいいライブをお届けできたんじゃないかなって思います。

取材・文
石川真男

RYUTist ライブ情報

2018年11月25日(日)
「RYUTist HOME LIVE 7th Anniversary 東京編」開催
[会場] 新宿ReNY
[チケット]先行受付:イープラスにて9/7(金)18:00~9/17(月)23:59まで

RYUTist 商品情報

5thシングル「青空シグナル」発売中!!

青空シグナル

2018年9月11日(火) アナログ盤「日曜日のサマートレイン」全国リリース


¥2,160(税込)

PROFILE

PROFILE
RYUTist

2011 年 5 月に行った「アイドルユニットオーディション」で選ばれたメンバーによって結成。

2016 年 4 月 24 日に横山実郁を加えて再始動。新潟市を表す「柳都( りゅうと)」という言葉に、「アーティスト」 を加え、「新潟のアーティスト」という意味を込めて「RYUTist」と名付けました。 メンバーはリーダーの佐藤乃々子、宇野友恵、五十嵐夢羽、横山実郁の 4 人組で、全員が新潟生まれ新潟育ち です。

新潟市古町7番町「LIVEHOUSE 新潟SHOW!CASE!!」を中心にライブ活動を行い、その他全国各地の各種 イベントにも出演しています。

2018 年には新宿 ReNY、2019 年には渋谷クラブクアトロにて自己最大規模のワンマンライブを成功。 幅広い世代のミュージシャンから提供を受ける楽曲の質の高さはアイドルファンのみならずかつての渋谷系、 ギターポップの系譜を好む音楽好きにも支持され、Spotify 公式プレイリスト「Best of 2018 Women’s Voice」 に「無重力ファンタジア」が選ばれるなど着実にその知名度を上げています。

佐藤 乃々子(さとう ののこ)

誕生日:11月24日
イメージカラー:イエロー
新潟の好きなところ:食べ物がすごく美味しいところ
新潟の好きな食べ物:のっぺ

宇野 友恵(うの ともえ)

誕生日:4月1日
イメージカラー:ピンク
新潟の好きなところ:山、海、川があって、四季がはっきりしてるところ!
新潟の好きな食べ物:新潟タレカツ丼

五十嵐 夢羽(いからし むう)

誕生日:1月5日
イメージカラー:グリーン
新潟の好きなところ:かわいいゆるキャラさんがたくさんいるところ
新潟の好きな食べ物:佐渡天然ブリカツ丼、新潟タレカツ丼、鯛茶漬け

横山 実郁(よこやま みく)

誕生日:11月24日
イメージカラー:ブルー
新潟の好きなところ:景色がきれい!、おいしいものがたくさん、長岡花火
新潟の好きな食べ物:お魚、お米、ラーメン、イタリアン、ぽっぽ焼き

公式サイト: https://ryutist.jp/