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2024.02.09
no concept

"通りすがりの通行人さんたち"じゃないけど、いろんな方々に「no conceptというユニット、すごくいいよね」と言ってもらえる存在になりたいです。 no concept インタビュー・2

 2月6日(水)に1stシングル『掴命(カクメイ)』をメジャーリリースする"ノーコン"ことno concept。この作品について、メンバーの瀬戸万莉愛・真仲美鳳・小日向莉々子が答えてくれました。

(前編は、こちらから)


今のno conceptを一番明瞭に現していることから、『掴命(カクメイ)』を表題曲にしました。


──それぞれ、『掴命(カクメイ)』の魅力について語っていただけますか?

瀬戸万莉愛 曲を作ったのは、昨年の2月下旬頃でした。そのときにわたしが思っていた心境を記しています。no conceptとして活動を始めたばかりの頃は、あまり大きな箱でのイベントには出演できませんでしたし、見てくださる方々も今よりぜんぜん少ない状況でした。だけど、少しずつグループの認知度が上がり、成長してゆくにつれ、活動していく会場の規模も大きくなれば、大きなイベントにも出演する機会を得るようになりました。その状況や環境に合わせ、私たちの自信も強くなれば, no conceptのことをまだ知らない人たちのもとへもっともっと名前を届けたい意識が強くなりだしました。「私たちはもっともっと頑張るぞ」、その気持ちも込めて書いたのが『掴命(カクメイ)』になります。歌詞に「超えろ 吠えて 超えろ 先へ」という言葉が出てきます。「たとえ、ださくてもいい、格好悪くてもいい。とにかく前へ進み続けたい」。その強い気持ちを、わたしは『掴命(カクメイ)』を通して、どうしても伝えたかったんですよね。

──歌詞の表現も、変に格好つけることなく。むしろ、生々しい言葉としてぶつけていますよね。

瀬戸万莉愛  『掴命(カクメイ)』には、本当に素の自分や、素の感情を書きたかったんです。たとえ惨めな思いをしようとも、それでも頑張りたい。どんなことをしてでも夢や未来を手にしたい。そういう熱い気持ちが、『掴命(カクメイ)』の歌詞には込められています。

──いろんな楽曲がある中、『掴命(カクメイ)』を表題曲に持ってきた理由も教えてください。

瀬戸万莉愛  今のno conceptを一番明瞭に現していることから、『掴命(カクメイ)』を表題曲にしました。『掴命(カクメイ)』は、漫画スタイルになった、ストーリー仕立てのMVも制作しています。中には、3人の男女が登場。それぞれに一度は夢をあきらめながら。でも、やっぱし夢をあきらめきれなくて、ふたたび夢や目標に向かって立ち上がる。そこへ至るまでの姿を描きだしています。漫画形式なのもなかなか斬新だから、ぜひ見てください。

──続いては、莉々子さんお願いします。

小日向莉々子  『掴命(カクメイ)』をライブで歌うとファンの方々のコールも凄ければ、一番というくらいの盛り上がりをその場に作り出すんですね。しかも、サビの振りを真似やすいから、初見の人も含め、みんなすぐに真似て一体感を作っていける。しかも、私たちの踊りに合わせて、みんなも踊ってゆく。まさに、ライブで最高の一体感を作り上げるのが『掴命(カクメイ)』なんです。同時に、聞いた人たちに勇気も与えてゆく楽曲です。
  今年は、大変なニュースが多いじゃないですか。今回は全国各地にCDを届けられるから、もし被災地の方々にも『掴命(カクメイ)』が届いたら…。この曲を聞いて、「けっして一人じゃないぞ、一緒に頑張ろう」と思ってもらえたら嬉しいです。

──莉々子さん自身も、歌詞に共感を覚えることは多いですか?

小日向莉々子  いつも共感しています。人生って、本当にいろんなことがあるじゃないですか。わたし自身も、ここへ至るまでの中、いろんな経験をしてきました。実際にわたしも、初めて『掴命(カクメイ)』を聴いたときから、「ここで立ち止まっちゃいけない、もっと先にいけるだろう」と自分の気持ちを高めていました。『掴命(カクメイ)』は着飾らない歌詞だから、思いがストレートに響いてくるところもいいですね。

──最後は、美鳳さんですね。

真仲美鳳  『掴命(カクメイ)』の中でとくに好きなのが、わたしが歌っているパートですけど、落ちサビの「足りないvoltage 燃やせ僕ら 1人じゃない」という歌詞。アイドル活動を続けていく中でも、やっぱし楽しいだけではなく、つらいことや苦しくなることだってあります。それは、ライブに足を運んでくれる人たちも一緒だと思います。みんなだって会社や学校、家など、いろんな環境の中、つらさを覚えるときってあると思います。そういうときに『掴命(カクメイ)』を聴いて、「けっして一人じゃないんだ」と思ってもらえたらなとわたしは思っています。『掴命(カクメイ)』の歌詞に「何回だってたちあがれ」と書いてあるように、わたし自身も『掴命(カクメイ)』を歌いながら気持ちが熱く、前向きになりますし、そこも好きなところです。 


ライブでは、メンバーのかわいらしい一面も見れるから、気になったら、ライブへ確かめに来てください。


──シングルのC/Wには、3曲収録になっています。それぞれの楽曲の魅力も、1人1曲担当で語っていただけますか? 

小日向莉々子  じゃあ、わたしは『ゼロ距離』について語りますね。歌詞の後半のところ、わたしがソロで「背負う熱い視線 望むチャンスは 足踏みしてても駄目で」と歌っています。ライブでそこを歌うと、ファンの人たちがステージの前へガッと集まってきて、手やペンライトを振ってくれるんですね。わたし、その瞬間が大好きです。『ゼロ距離』は、まさにザ・アイドルしている楽曲です。
 
真仲美鳳  『ゼロ距離』も、ライブでめちゃめちゃ盛り上がる楽曲だよね。

小日向莉々子  ファンの方々に「no conceptのどの曲が好き?」と聴くと、「『ゼロ距離』が好き」と言ってくれる人たちも多いです。『ゼロ距離』は、老若男女誰にでも好きになってもらえる楽曲だと思います。しかもアップテンポだから、ドライブのときに聴くのも似合いそうです。ライブでは、メンバーのかわいらしい一面も見れるから、気になったら、ライブへ確かめに来てください。

真仲美鳳  『ゼロ距離』って、格好いいAメロから始まって、Cメロがかわいくて、サビが明るくてと、1曲の中でいろんな表情を見れる曲なんですよ。そこも魅力だとわたしは思ってる。

小日向莉々子  そうだよね。1曲の中、いろんな表情を味わえるお得な楽曲です。

真仲美鳳  『アイビー』には、「地図なんか昔に置いてきた」や「過去には戻れないから前だけ見てる」など、過去の自分のことを踏まえつつも、未来へ向かってゆく表現が出てきます。わたしは、その意識へ共感もしています。わたしもそうだし、誰だって、「あのときこうだったら」と過去に思いを馳せることって絶対にあると思います。その気持ちを否定するのではなく、そのときの悔しさなどいろんな経験があったからこそ今の自分でいれてるんだと前向きに受け止めてゆく。けっしてネガティブにじゃなく、過去の自分もしっかり受け止めて前向きになってゆく気持ちがわたしは好きだし、聴いた一人一人がそういう気持ちを持ってくれたら嬉しいなと思っています。

瀬戸万莉愛  『羅針盤』は、昨年8月に誕生した、収録した中では一番新しい表情になります。『羅針盤』の歌詞は、ちょっとかわいい感じなんですね。歌詞を書いたのは、外部の作家さんですけど。no conceptのライブを観たときに、この歌詞のような印象を私たちから受けてくださったようなんです。わたし、「一緒に未来を紡いでいこう」という姿勢で先を見据えているところが好きです。応援してくれるみんなと一緒に未来を目指したい。まさに、そういう気持ちで歌っています。『羅針盤』にも、かわいらしいところ、格好いいところなど、いろんな表情が詰め込まれています。 


まだまだ、毎日が学びと修行の場ですから。


──そして、今後のno conceptですが。

瀬戸万莉愛   コンスタントにライブ活動をしてゆく姿勢はそのままに。最近では、たまにライブにも海外の方が来てくれるなど、海外の人たちからの反応も増えているから、海外へライブをしにも行きたいです。

小日向莉々子  海外には行きたいよね。だけどその前に、わたしはまだ加入して2ヶ月だから、まずはしっかりと4人のno conceptを固めてくというか、2人のレベルへしっかり追いつけるようになりたいです。わたしはまだまだ、毎日が学びと修行の場ですから。

真仲美鳳  でも、2ヶ月とは思えないくらいすっかり溶け込んでいるけどね。それは、もう一人のメンバーの悠ちゃんにも言えること。むしろ悠ちゃんは、アイドルとしての活動経験が長いから、私たちが教わることも多いです。そうやってお互いに刺激あってゆく、そんないい関係を作れているのが、今のno concept.だとわたしは受け止めています。

──最後に、これからに向けて一人一人語ってもらおうか。

瀬戸万莉愛  今は、まだまだno conceptの存在を知らない人たちが多いです。だからこそ、今年はさらに知名度を上げて、いろんな人たちにno conceptのことを知ってもらえる年にしたいです。そのためにも、今回のリリースはいいチャンス。アイドルファンの方々は、もちろん。"通りすがりの通行人さんたち"じゃないけど、いろんな方々に「no conceptというユニット、すごくいいよね」と言ってもらえる存在になりたいです。

小日向莉々子  わたしも、no conceptのことをいろんな人たちに知ってもらえるようになりたいと思っています。そのうえで、大きな夢を語るなら、この4人で日本武道館に立ちたいです。もちろん、そこへ至るまでにも、Zepp HallやLINE CUBE SHIBUYAなどアイドルさんたちが通る道を私たちもしっかり通りながら、no conceptの存在をどんどん広めていきたいです。
  とにかく今は、目の前の一個一個を着実に積み上げていくことが大事だと思っています。もちろん、メジャーリリースは、私たちのことを広く知ってもらえるチャンスだし、嬉しいことだけど、そこで結果を出せなかったら悲しいじゃないですか。とにかく、しっかりと結果を出していけるように、今はさらに、ひと踏ん張りしていきたです。

真仲美鳳  加えて、SNSでの活動も、もっともっと積極的に攻めたいです。今はグループでも、個々でも、いろんな配信活動をしています。わたしも、海外の人たちも意識したうえでのTikTok活動をしています。そうやってSNSを通して、今年は海外の人たちにも、もっとno conceptのことを知ってもらえる活動をしていきたいんです。これからのno conceptの活動、よろしくお願いします。 


TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>


『掴命(カクメイ)』
2月6日 ON SALE

<価格>各¥1,200(税込) 
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社発売元:
株式会社ロックフィールド 

<品番>

JKT
Type-A(CD)
QARF-60223
¥1,200(tax in)


JKT
Type-B(CD)
QARF-60224
¥1,200(tax in)


JKT
Type-C(CD)
QARF-60225
¥1,200(tax in)

収録項目
M1
『掴命(カクメイ)』
作詞:瀬戸万莉愛
作曲:うーちゃん
M2
タ『ゼロ距離』
作詞:加山愛純/FUMI
作曲:HIDEKI FUJIKURA
M3
『アイビー』
作詞:織原レイ 
作曲:うーちゃん
M4
『羅針盤』
作詞:hyi
作曲:うーちゃん

SNS
https://twitter.com/noconcept525

 

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