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2022.11.05
夢みるアドレセンス

同じステージに立ったときに感じたのが、「すごくキラキラしてる。可愛いや楽しいが、ここには全部詰まってる」という気持ちでした。 夢みるアドレセンス インタビュー・1

今年5月より新体制としてスタートをきった夢みるアドレセンス。彼女たちか、新体制第一弾一弾シングルとして11月22日に『アクセラレーター/ 夏が来たぜ!!』を発売する。この日は、最上真凪が欠席。インタビューは7人で実施。新メンバーたちのキャラクターも含め、最新シングルの魅力にせまった。


メンバーが新たに決まるまでのオーディション期間中は、表だったライブ活動を止めます。ライブをやるとしても数回やるかやらないかというお話だったのに…。


――夢みるアドレセンスに新メンバーが6名加入。今のラインナップで活動を始めたのが…。

鳴海寿莉亜  今年の5月からになります。

――今年に入ってからは、ずっと寿莉亜さんと聖來さんの二人で活動をしていましたよね。

鳴海寿莉亜  あの時期は、ほんと大変でしたね。最初、メンバーを新たに募集し、決まるまでのオーディション期間中は表だったライブ活動を止めます。ライブをやるとしても数回やるかやらないかというお話だったのに…。

日比谷聖來  私たちも、そのくらいの回数なら、まぁいいかなと思っていたところ…。

鳴海寿莉亜  1月から5月まで、5ヶ月間2人体制の夢みるアドレセンスとしてけっこうライブを重ねてきました。その期間中は、これまでの夢みるアドレセンスを踏襲してというよりも、2人だからこそ出来ることや、やりたい表現を優先してやってきました。

日比谷聖來  いろいろと試行錯誤をしていたよね。

鳴海寿莉亜   昨年末を持ってメンバー4人が卒業。ファンの人たちや、関係者の人たちからも「残った2人で大丈夫なのか??」という視線を感じることもありましたし、それをはね除けようと頑張ってきた日々でもありました。2人で毎日のようにレッスンをしていたし、打ち合わせだってしょっちゅうしていたよね。

日比谷聖來  ほんと、日々全力でした。

鳴海寿莉亜  あの時期、2人で必死に頑張れたのも、1月から新メンバーのオーディションも始まりましたし、新たなメンバーを良い形で迎え入れるためにも夢みるアドレセンスをしっかり未来へ繋げていきたかったからなんですよね。

――オーディションは、何時まで行われていたのでしょうか。

日比谷聖來  1月から始まり、3月末にはメンバーが決定。5月12日にお披露目ライブを行い、今のメンバーでの活動がスタートしました。

鳴海寿莉亜  オーディション中は私たちも審査へ加わりながら、みんなの配信の模様を観に行くなど、その経過を追いかけていました。

関根奈々葉  配信オーディション中、ときどきメンバーも観に来ると言われていたので、「何時、見にくるんだろう」とドキドキしていました。しかも、2人とも自分の名前で配信を観に来るから、配信中、寿莉亜さんや聖來さんが観に来るたびに、ファンの方々が「寿莉亜さんがきました」「聖來さんがきました」ってコメント欄に書き込んで、わたしが気づくようにと報告してくれるんですね。そのたびに、心の中で「わっ!!」となっていました。

――配信している側は、メンバーが訪れるたびに緊張していました?

藤白れもん  むしろ、「あー、来てくれたんだぁ」と嬉しくなりました。今でこそ同じメンバーですけど、あのときのわたしはまだ一般人でしたから、「あっ、芸能人の方がわたしの配信を観に来てくださっている」という感覚でした。

――さすがに今は、その感覚もなりなりましたよね。

藤白れもん  いえ、今でもたまにですが「あの寿莉亜さんと一緒にやっているんだよね」「あの聖來さんと同じメンバーなんだ」とドキドキします。


わたし、オーディションを始めたときから「絶対に受かる」という根拠のない自信がめちゃめちゃありました。


――新メンバーが決定したのが、3月末時期。ステージデビューが5月12日。メンバーに決まってからの日々を数えたら、(取材時点で)ちょうど半年になります。この半年間でどんな風に自分の気持ちに変化が生まれたのか教えていただけますか。まずは、奈々葉さんからお願いします。

関根奈々葉  こんなことを2人の先輩を前にして言うのもあれですけど。わたし、オーディションを始めたときから「絶対に受かる」という根拠のない自信がめちゃめちゃありました。ここへ至るまでにも、わたし自身何度もオーディションを経験してきました。ときには、ズーッと不安を抱えながら受け続けてきたこともあれば、「これ、落ちるなぁ」と自分で思いながらも頑張ったときもありました。でも夢みるアドレセンスのメンバーオーディションに関しては、なぜか「絶対に受かる」どころか、オーディション中ずっと「わたしはこのグループに入るんだ」という気持ちでいました。
 もちろん、受かったときは嬉しかったし、涙も出ましたけど。オーディション中から「わたしは、このグループでこういう活動をしていくんだ」とずっと思い込んでいたせいか、合格してホッとしたというよりも、わたしの中では「ようやく始まる」「ここからがスタートだ」という気持ちのほうが大きかったです。それこそ、合格の報告を受けた時点で、「受かったよー」じゃなく、「夢みるアドレセンスのメンバーとして何をしよう」という気持ちでいたから、そこが他のメンバーと違っていたところかも知れません。
  
――オーディションが始まった時点から、「わたしは夢みるアドレセンスのメンバーだ」という気持ちがあったということですよね。

関根奈々葉  はい。オーディション中から、「わたしは夢みるアドレセンスのメンバーになるんだ」「わたし、ここのグループに入るんだ」と、なぜかずっとそう思えていました。むしろ、「合格したい」よりも、「早くメンバーになって活動を始めたい」という気持ちでしたね。


2人と一緒に活動をしたい」気持ちから応募しています。


――ちひろさんは、この半年でどう気持ちに変化が出てきましたか。

櫻野ちひろ  わたし、このオーディションへ応募するまで、正直アイドルに詳しいわけではありませんでした。奈々葉ちゃんは、昔から夢みるアドレセンスのことが大好きという人ですけど。わたしはむしろ、夢みるアドレセンスというよりも、寿莉亜さんや聖來さんが個々に活動していたのを見て、そこから夢みるアドレセンスのことを知った形でした。だから、「2人と一緒に活動をしたい」気持ちから応募しています。
 2人体制の夢みるアドレセンスのライブ姿は、わたしも新メンバーのみんなと一緒に見させていただいてきました。そのときに感じていたのが、2人のライブパフォーマンスに於ける力強さ。一緒に過ごしていく中で覚えた温かい人柄など、いろんなものを吸収していく中、先輩方2人はもちろん。一緒に入ったメンバーどうしでも少しずつ仲が深まり、この半年間の中で、しっかり絆が生まれたのを感じています。今の8人の絆を、これからもっともっとパフォーマンス面に活かしながら長く活動を続けていきたい。それが、半年間経っての今のわたしの気持ちです。

――ちひろさんは、寿莉亜さんと聖來さんに惹かれたと言っていましたが、とくにどの辺に惹かれました?

櫻野ちひろ 最初は、最強のビジュアルをしているところに惹かれたように、そこがきっかけでしたけど。結果的に強く惹かれたのが、お2人のライブ姿でした。たった2人なのに隙がないというか、大人数で活動しているグループに勝るくらいに輝きを放っていれば、会場を盛り上げてゆくパワーも凄かった。とくに対バン公演で見る夢みるアドレセンスは、何時だって、他のグループとは違う花がありました。そこにすごく惹かれれば、一緒にメンバーとして活動をしていく中、お2人の。もちろん、一緒に入ったメンバーたちの人柄も知るごとに、どんどんこのグループに惹かれている自分がいます。

――ちひろさんも、夢みるアドレセンスを輝かせる一人になっているわけですよね。

櫻野ちひろ  そうなりたいです。

日比谷聖來  もう、しっかり輝いているから。

櫻野ちひろ  輝いています(笑)。でも、まだまだお2人に必死についていっている状態ですから、同じ横に並んで進んでいけるように早く成長します。                                     


以前のわたしは、夢みるアドレセンスの楽曲に歌いながら励まされていましたけど。今は、聞いてくださる方々に元気を届けられる。そのように変わってきたなと思います。


――続いては、れもんさんにいきましょうか。

藤白れもん  わたし、『メロンソーダ』が大好きで、夢みるアドレセンスのことを知ってはいましたけど。ただ、メンバーに誰がいるかなど詳しいことまでは正直わかっていませんでした。だけど、夢みるアドレセンスの新メンバーオーディションの告知と、お2人の写っている写真。そこに書いてあった言葉を読んだときに気になり、そこで改めていろんなMVやライブ動画を見たんですね。「わたし、ここに入りたい」と思ったのは、それがきっかけ。それで、オーディションに応募しました。
  オーディションの中には、メンバーと一緒にライブを行う内容もありました。お2人と同じステージに立ったときに感じたのが、「すごくキラキラしてる。可愛いや楽しいが、ここには全部詰まってる」という気持ちでした。その経験を通して、ますます夢みるアドレセンスのメンバーになりたい気持ちが強まりました。結果、メンバーに選ばれたときには、「ここからわたしの人生が変わるんだ」という気持ちになりました。同時に、「お2人とも仲良くなれるんだ」とワクワクもしていたんですけど(笑)。ただし、入った当初は、先輩方とはあまりにもレベルに差がありすぎて、落ち込む日々も正直ありました。でも、夢みるアドレセンスの曲を聞いたり歌っているとすごく励まされるし、元気になれるんですね。今もそうですけど、元気になりたいときは夢みるアドレセンスの曲を聞いています。

――今は多くのライブを重ねてきています。だいぶ、慣れたんじゃないですか。

藤白れもん  たくさんのライブ経験を重ねることで慣れてきたのもそうだし、いろいろとつかんでいる感覚もあります。以前のわたしは、歌いながら夢みるアドレセンスの楽曲に励まされていましたけど。今は、聞いてくださる方々に元気を届けてゆく。そのように意識が変わってきたなと思います。

――最初は憧れとして観ていた2人の先輩方ですが、同じメンバーという仲間意識に変わってきたのは何時頃からでした?

藤白れもん  加入して間もない頃は、メイク中でも、ついお顔を見て「睫毛可愛いなぁ」とか思いながらも、それを言葉にすることなく、密かに思うだけでしたけど。夏に入ってからライブ本数が一気に増えだせば、遠征にも行くようになり、一緒に過ごす時間が一気に増えました、9月に入ってからは、そこへリリイベも加わってと、本当に毎日のようにライブを行う日々を過ごしてきました。そんな中、他のメンバーたちともそうですけど。どんどん距離が深まれば、同じ仲間として頑張ろうという気持ちがどんどん強くなりだしました。

――一緒に過ごす時間が増えたことが大きかったんですね。

藤白れもん それは、本当に大きかったです。最初は憧れとして観ていた先輩方も、一緒に過ごすことで悩んでいる言葉を聞けるようにもなりました。何より、その悩みを一緒に背負って頑張れるようになった。同じ思いをみんなで共有していけるようになったことが、わたしの意識を大きく変えれば、夢みるアドレセンスのことが好きという気持ちもますます大きくなり続けています。


学生時代「卒業するまでにアイドルになれないのなら、死んだほうがまし」と、あの頃はガチで思っていました。それくらい、アイドルは小さい頃からずーっと憧れの存在でした。


――次は、玲奈さんかな。

安達玲奈  わたしが夢みるアドレセンスのオーディションを受けたのが19歳のときで、8月で二十歳になりました。わたし、「二十歳を迎えるまでに絶対にアイドルになりたい。なれなきゃ死んでもいい!!」と本気で思っていたくらい、オーディションに命を懸けていました。だから合格したときには、「あー、死ななくて良かった」と安心しました。いや、そこまでは思わなかったですけど(笑)、「命を懸けてでも」というくらい本気でオーディションに向かっていたのは事実です。
  メンバーになれたときは、本気で人生が変われるなぁと思いましたし、実際にメンバーとして活動を始めてからは、自分の人生が変化していくのを感じれば、いろんな人の人生を変えるくらいの影響を与える存在になりたい気持ちも強くなりました。わたし的には、「二十歳までにはアイドルになりたい」気持ちを強く持っていたから、二十歳の誕生をアイドルとして迎えることができたのは本当に嬉しかったです。今は、いろんな目標が増えたことで、その夢を、どんどん夢みるアドレセンスとして叶えていきたい気持ちでいます。

――玲奈さんは、二十歳になるまでにアイドルになりたかった気持ちが強かったんですね。

安達玲奈  本当は、高校時代に「高校を卒業するまでにアイドルになりたい」と強く思っていました。あの頃は、目標がないままに学生性格を送っていました。でも、その頃から唯一あった夢が「アイドルになること」。学生時代は、「卒業するまでにアイドルになれないのなら死んだほうがまし」と本気で思っていました。それくらい、アイドルは小さい頃からずーっとずーっと憧れの存在でした。

――それを、二十歳まで延長したわけですね。

安達玲奈  高校の卒業を前にコロナが流行りだし、いろんなオーディションも無くなりだしたことを言い訳に(笑)、その目標を2年間延長。「二十歳までにアイドルになる」と決めました。

――もし、二十歳までにアイドルになれていなかったら、どうしていたと思います?

安達玲奈  きっと期間を延長していたと思います(笑)。

――実際にアイドルになってみて、どう?

安達玲奈  けっしてネガティブな意味じゃなく、「キラキラしているだけじゃないんだ」というのはすごく感じています。普通にお仕事をしている方を見ていると、「すごく頑張っている」「すごく頑張らなきゃいけないんだ」という姿も見えてきますけど。アイドルの場合は、外から見ていると"可愛いを楽しんで"いれば、歌い踊るライブ姿を見ながら、"キラキラ輝いていて楽しそう"という印象を強く持っていました。だけど、キラキラ輝く姿を見せるための地道な努力は本当に大変だし、そのためにやらなきゃいけないこともたくさんあります。しかも、今頑張っていることが、すぐに結果に繋がるわけでもない。それどころか、ずっと戦っていかなきゃいけない。それを今強く感じているからこそ、「まだまだこんな状態じゃ終われない」気持ちのほうが、今は強くなっています。

鳴海寿莉亜  私たちが2人で夢みるアドレセンスとして活動をしている時期、遠征に行くこともありました。玲奈は名古屋出身ということから、名古屋遠征ときに、お手伝いも兼ねて一緒についてきてもらったことがあったんですね。あのときはいろいろと悔しいことがあり、帰りの移動のタクシーの中、聖來と2人で悔しさを噛みしめながら。2人とも涙を零したくなかったから上を向いて「頑張ろうね」と励まし合っていました。そのとき、2人の間に挟まれていたのが玲奈なんですけど。そのときに彼女が、「寿莉亜さんも聖來さんも、裏ではあんなに大変なことがあったのに、でも、ステージに立ったらキラキラのアイドルになっていましたよね。あの姿、本当に凄いです」と言ってくれました。あのときの言葉に、私たちどれだけ支えられたことか。

日比谷聖來  あのときの言葉にはすごく助けられたし、その言葉を生きる力にも変えていってたからね。

安達玲奈  2人とも、本当に優しいんです。わたし、夢みるアドレセンスに入って本当に良かったなと思っています。 


当時は「メンバーに選ばれなさそう」と言われてたし、対面オーディションのときにも、「ダークホースのような存在」と言われ続けてきました。それどころか、合格してからも「入れるとは思わなかった」とも言われてました。


――最後は、まあやさんですね。

柊木まあや  わたしがオーディションを受けようと決めたのが、配信審査が始まる前日。すぐに面接を受けることなり、新メンバーの中では、わたしが一番最後にオーディションへ加わりました。わたし、配信審査が始まった頃から今でも、夢みるアドレセンスのファンの方々に「夢みるアドレセンスのメンバーっぽくないよね」と言われます。当時は「メンバーに選ばれなさそう」と言われていたし、対面オーディションのときにも、「ダークホースのような存在」と言われ続けてきました。それどころか、合格してからも「入れるとは思わなかった」とも言われてきました。
  あの当時は、「どうにかして、わたしも夢みるアドレセンスのメンバーらしくならなきゃ」と試行錯誤をしてきました。でも、メンバーに選ばれて半年経った今、思っているのが「今の自分のまま、自分らしさや自分の魅力を出しながら、それを夢みるアドレセンスの新しい色にしていけばいいんだ」ということ。大きく言うなら、今のわたしの持っている個性を、今の夢みるアドレセンスに新しい色や魅力として与えていけばいい。そう気持ちを変えてからは、「夢みるアドレセンスらしくなって応援してもらわなきゃ」ではなく、今の自分の姿のままの夢みるアドレセンスのメンバーとして、みんなを楽しませたいという気持ちに変わりました。

――それ、大正解ですよね。もし、その気持ちに気づけていなかったら…。

柊木まあや  今も悩んでいたかも知れません。でも、「らしくない」と言われている間も、それがつらいではなく、「なにくそー!!」という気持ちでいたので、むしろ、そういう声もわたしはパワーにしていたなぁと思います。

 (2回目へ続く)

TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>

アーティスト名:夢みるアドレセンス
発売日: 2022年11月22日(火)
タイトル:『アクセラレーター / 夏が来たぜ!!』
品番:QARF-60148〜50
価格:税込¥1,200-

 

typeA

ジャケ写

 

 

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ジャケ写

 

 

typeC

ジャケ写

 

・アクセラレーター
[作詞:Akira Sunset / 作曲:Akira Sunset、遠藤ナオキ]
・夏が来たぜ!!
[作詞:Akira Sunset / 作曲:Akira Sunset、APAZZI]
・アクセラレーター(instrumental ver.)
・夏が来たぜ!!(instrumental ver.)

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