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2022.10.03
FAKY

【FAKYインタビュー】 待望の1stフルアルバムをリリース!「集大成ではなくスタートを切るアルバムです!」

「フェイクなフリしてとことんリアルに」をキャッチコピーに、ルーツもスタイルも異なる個性的な5人がジャンルの垣根を超えた音楽とダンスを届ける次世代ガールズ・ユニオン「FAKY」(読み:フェイキー)。
2019年よりLil’ Fang(リル・ ファング)、Mikako(ミカコ)、Akina(アキナ)、Hina(ヒナ)、Taki(タキ)の5人体制がスタート。ブラジル、カナダ、スペイン公演を成功させるなど、日本国内のみならずグローバルな活動を展開している彼女たちが、10月19日に1stフルアルバム『F』をリリースする。
今回は、現体制初のツアー大阪公演の翌日に5人を直撃!ライブの振り返りや、アルバムの聴きどころ、「F」が頭文字のテーマトークで、彼女たちの素顔に迫った。


●使う入浴剤を決めるまでに10分は悩み続けるLil’ Fang


――箱の中にトークテーマが入っています。アルバムのタイトルにちなんで、全て「F」が頭文字です。1人ずつ順番に引いていただいて、そのテーマに関するエピソードなどをお聞きしたいと思います。Lil’ Fangさんからどうぞ!

Lil’ Fang(以下、Lil)「<France(フランス)>!Takiちゃんが、フランス語が第一言語なので、フランスといえばTakiちゃんというイメージが強いです。Taki以外だと、バケット(フランスパン)とか、エッフェル塔、凱旋門ぐらいしか知識がないですね(笑)」

――Lilさんはフランスに行ったことはありますか?

Lil「ないです。でも、フランス語はセクシーだなと思います」

――では、このトークテーマに関しては、Takiさんにお聞きしましょう。

Taki「5歳から13歳までパリに住んでいたので、フランス語が一番話せますし、メンバーのみんなに見せたいところとか、食べてほしいものもたくさんあるので、みんなをパリに連れて行きたいです!」

Lil「フランスのことは熟知しているから、心強いですね」

Akina「フランスの美味しいごはん、たくさん食べたい!」

――では、Mikakoさん、引いて下さい。

Mikako「えっ!?待って!<Fukuoka(福岡)>!」
4人「えーっ!!」(一同驚愕)

Mikako「福岡出身なので、これを引けたことが嬉しい!ツアーの初日が福岡だったんですけど、地元だから家族とか友達も来てくれて、ニヤニヤしちゃいました(笑)。この5人で福岡に行けたことも良かったですし、今のFAKYの音楽を届けられて、幸せでした」

――福岡のグルメは何か食べましたか?

Taki「ライブが終わってから、みんなで水炊きを食べました!」
Akina「むっちゃん万十(まんじゅう)も食べました!」
Mikako「むっちゃん万十は、福岡のソウルフードです」

――続いて、Akinaさん、どうぞ!

Akina「<Fight(ファイト)>!?ライブで、ダンスメドレーがあるんですけど、息が出来ないくらい、死ぬ気で踊っているので、すごくしんどいです(笑)。ファイトしているなぁと感じられる時間です」

――自分との戦いですね。

Lil「私たち、メドレーを結構作るんですよ。曲をいっぱい聴いてほしいのと、初めて来た方でも1曲でも好きな曲が見つかればいいなという思いがあるので。今までのメドレーは一番長くて7分ぐらいだったんですけど、今回は11分踊り続けているので、本当にきついです(笑)」

――では、Hinaさん、引いて下さい。

Hina「<Furo(風呂)>(笑)。お風呂は大好きなので、毎日湯船に浸かっています。最初シャワーを浴びて、15分入って、今度は冷たい水のシャワーを浴びて、15分入って、シャンプーとか全部終わらせて、15分入って…というルーティーンがあります。最近、入浴剤をいろいろ使っていて。特に気に入っているのが、赤い塩があって、それを入れると、めちゃくちゃ汗が出るんですよ。冷え性なので、冷え性の改善に励んでいます」

Mikako「昨日、大阪のホテルでLilと相部屋だったんですけど、Lilがお風呂に入ったと思っていたら、浴室から出てきて、入浴剤を2つ手に持って、「どっちがいいと思う?」って言って、入浴剤の長い説明文を読み上げるんです。「こっちがいいんじゃない?」って答えたら、「私もそう思った!」って言って、お風呂に入っていったんですけど、それぐらい自分で決めろ!」(一同爆笑)

Lil「お風呂に入ったと思ったでしょ?あの時間、ずっと悩んでた(笑)」

Mikako「そうだったの!?でも、入浴剤を入れたら入れたで自慢してくるんです。私を呼んで、「めっちゃ赤くない?」って。そういうところがかわいいなと思います」

Hina「私も前に入浴剤を持って来るのを忘れた時に、Lilが4種類ぐらい持っていて、ひとつずつ読み上げて、「どれがいい?」って聞かれました(笑)」

Lil「毎日朝晩お風呂に入るので、入浴剤は箱買いしています。飽き性なんですよ」
4人「あ~」(納得)

――みんなが納得するほど飽き性なんですね(笑)

Lil「ひとつのものをずっと使い続けることが苦手で、匂いは特に。なので、朝の準備をしながら、どの入浴剤にしようかな?って、うろちょろしながら10分ぐらい悩んでいます」

――最後はTakiさん、どうぞ!

Taki「<Fruits(フルーツ)>!タイムリーなエピソードがあります!一昨日、差し入れでフルーツ大福をいただいて、久々に食べたんですけど、特にいちぢくが甘くて、すごく美味しかったです!」

Lil「糸で切るタイプで、Takiがみんなの分を切ってくれたんですけど、切るのが上手いんですよ。そういう仕事してたの?っていうぐらい(笑)」

Taki「いろいろな種類があって、切るのが楽しかったです(笑)」

Lil「みんなリハの時に、よくフルーツを食べているんですけど、Hinaは、ヒナナと呼ばれるくらいバナナが大好きで…」

Hina「バナナ、ほぼ毎日食べます!今日も持っています(笑)。バナナが好きすぎて、ハロウィンの時にバナナのコスプレもしました(笑)」


●ライブ会場に元カレが!?


――昨日(9月11日)、ツアーの大阪公演が昼夜2部制で行われました。私は昼公演を観させていただきましたが、かっこいいパフォーマンスと、力強くも美しい歌声に圧倒されました。大阪公演や、ここまでのツアーを振り返って、いかがですか?

Taki「この5人で(有観客で)ライブをする機会が今までなかったので、やっとFAKY MANIA(=FAKYファンの呼称)のみんなに会えて、嬉しかったです。泣いてくれていた方も多くて、ツアーをやってよかったなと思いました」

Hina「今回のツアーは、FAKYにしてはMCのパートを少なくして、パフォーマンスをたくさん見せることを大事にしているので、みんな汗だくで必死なんですけど、FAKY MANIAの反応(感想)を見て、ちゃんと伝えられていたんだなと思いました」

――Hinaさんは、出身は京都ですが、大阪に住んでいたと昨日のMCでも話していました。地元凱旋ライブになりましたね。

Hina「やっぱり嬉しかったです。昨日、家族が来ることはわかっていたんですけど、高校の頃の後輩が今、大阪の朝日放送でカメラマンの仕事をしていて、7年ぶりに会えたり、昔の塾の先生とか、お世話になった方もたくさん来てくれて、ビックリしました。今度はもっと大きい会場に来てもらえるように頑張ろうと思いました」

Akina「今回のライブは1部と2部で歌うバラード曲が違ったり、毎回違うライブを見せられたんじゃないかなと思います。ライブハウスだと一人一人の顔がちゃんと見えるんですけど、皆さんが温かい気持ちで応援してくれたので、すごく楽しかったです」

Mikako「ツアーのタイトルがALIVEなんですけど、いろんな“生きている”が詰まっているなと感じています。生のFAKYの曲を届けられている感じとか、その時にしか出来ない空気感とか、ライブ中も感じていますし、終わってからも、生きていてよかったなって、毎回思っています」

――では、元カレが大阪人のLilさんは?
*ライブのMCで「元カレが大阪人だった」と告白する場面がありました

一同「(笑)」

Lil「本当にビックリしたんです(笑)!私の地元の幼なじみの親友が来ていて、そこでまずビックリして、嬉しかったんですけど、その斜め前に元カレの友達がいたんですよ!おーどうしよう…みたいな(一同爆笑)。その友達とは仲がいいので、来てくれてありがとう!と言いたかったんですけど、元カレが来てたらイジられへんと思って、客電をつけてもらって、喋りながら、いないなって確認してから、イジりました(笑)」

――あの短時間で、そんな確認作業をされていたんですね(笑)

Lil「私の活動の原動力は、ライブでもらえるパワーだなと感じていて、そのパワーで、次は何をすればいいのかを考えることが一番好きな時間です。アルバムはもちろんですけど、それ以外のことで動いていたりもします。「今年はFAKYが直接会いに行きます!」って、ずっと言っているので、私たちを待ってくれている皆さんのところに足を運んで、会えるようにしたいなって改めて思いました。こんなに待ってくれている人がいたんだって、昨日実感できたので」


●更に進化したFAKYを見せていきたい!


――10月19日に1stフルアルバム『F』がリリースされます。「F」には、「FAKY」はもちろん、「FANS」「FRIENDS」「FAMILY」など、FAKYを体現するたくさんのワードが込められているそうですが、そのアルバムの聴きどころや、おすすめポイント、イチオシ曲などを教えて下さい。

Taki「私は『HappyEverAfter』という曲が大好きで、その曲も収録されているので、すごく幸せです。この曲を制作する時にメンバーといろいろな話をしたので、絆が深くなったと思いますし、5人の気持ちが込められた大切な曲です」

Hina「アルバムは4形態あるんですけど、入門盤のNON STOP MIXがいいなぁと思っています。それを聴いて、好きな曲を見つけてほしいです。私のおすすめ曲は『ダーリン (Prod. GeG)』です。もともと変態紳士クラブさんが大好きなんですけど、この曲はGeG(ジージ)さんにプロデュースしていただいて、今までにないFAKYを引き出して下さったと思うので、ぜひ聴いて下さい!」

Akina「私の大事な曲は『GIRLS GOTTA LIVE』です。今の5人になってから初めて出したシングルで、私とLilで歌詞を書いたので、それも初めての挑戦だったし、思い入れも強いです。ポップでキャッチーな曲なので、ぜひ聴いてほしいなと思います」

Mikako「今まで音源は配信リリースで、目に見えて、手に取れて…というのがなかったから、CDでリリースできることが本当に嬉しいです。私のイチオシ曲は『NEW AGE』です。FAKYの強みを表現できていると思いますし、歌詞に<FAKY WORLD>と入っていたりして、FAKYの時代を作っていきたい、私たちについて来てねっていうメッセージが込められています。他にもジャンルが違う曲がたくさん収録されているので、FAKYって面白いなぁと思ってもらえたら嬉しいです」

Lil「このアルバムには17曲収録されているんですけど、そのうち11曲の歌詞を書かせていただきました。FAKYの曲を書く時、FAKYのメンバーとしてではなく、第三者視点であの子たちに歌ってほしいという気持ちで書いていて、歌うときは自分が書いたという気持ちではなくもらった曲だと思ってFAKYとして歌っています。アルバムって、集大成的なイメージがあるじゃないですか。でも、私たちにとってこのアルバムは、スタートを切るアルバムだと思っています。この5人になって3年経ったんですけど、コロナ禍で2年ぐらいは思うような活動が出来なかったので、このアルバムが私たちを知ってもらうきっかけになればいいなと思っています。このアルバムの豪華盤にはペンライトが入っているので、そのペンライトを持って、ライブを楽しんでほしいです。出来ることなら一人ずつCDを手渡したいという気持ちでアルバムを作ったので、1曲でも好きな曲が見つかるといいなぁと思っています」

――最後に、読者の皆さんへのメッセージをお願いします!

Taki「これからもっと皆さんに会えるように頑張っていきます!またね!」

Hina「ツアーを終えて、アルバムを出して、更に進化したFAKYを見せていきたいです。楽しみにしていて下さい!」

Akina「アルバムをたくさんの方に聴いていただきたいです。これからも全力で頑張っていきたいと思います!」

Mikako「もっともっと皆さんに楽しいことを届けられるように、私たちも楽しみながら、精一杯頑張りますので、これからもついて来て下さい!」

Lil「ライブに「一人で行っても大丈夫ですか?」とか、よく聞かれるんですけど、会場に来ていただいたら、FAKY MANIAも優しいですし、この空間にいる全員が家族だと思ってライブを作っているので、一度足を運んでほしいなと思います。後悔はさせません!」
 

スナップ


【取材・文・写真=ポッター平井】

 

【インフォメーション】

『F』

“ガールズ・パワー”をコンセプトにしたダンスシングル3部作から、
「half-moon」「Sayonara My Ex」などエモーショナルなバラードまで、
FAKYのボーダーレスな魅力が詰まった1枚。
LIVE映像付CD・通常盤・ FAKY入門盤・豪華盤など全4形態を10月19日発売。

JKT

 

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