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2020.11.02
愛沢絢夏

愛沢絢夏を、このチームを信じてついてきて欲しい!

 自身の誕生日となる昨年の10月25日、愛沢絢夏はライブの場を通し、喉にできたポリープ手術のため5カ月間の休みに入ることを伝えていた。そして今年の3月8日、彼女は復活ライブを通し、ふたたびライブシーンに戻ってきた。が、ご存じのように、その頃からコロナの風が巻き起こり、次第にライブ活動が難しくなり、愛沢絢夏も予定していた「NEO CHAPTER」と題した全国ツアーを中止に。さらに、今年の誕生日に立つ予定だった10月25日の代官山UNIT単独公演も中止にした。

自粛期間が開けた7月頃から愛沢絢夏は、ソーシャルディスタンスを保った環境を自分たちのチームで作りながら、少しずつライブ活動を再開。今も、コロナ対策を期した上でライブ活動を続けている。彼女が今、どんな想いを胸に日々の活動へ向かっているのかをここへ記したい。

 

 

 

お客さんたちは声も出せないし、騒ぐことも出来ない。それでも、みんなのイキイキとした顔を観るたびに、こっちも元気をもらえていました。

 

 

 

――このインタヴューを行なったのが、10月24日、ちょうど主催イベント「NEO CHAPTER~returns~」の日の本番前になります。ほぼ1年前の10月25日に、絢夏さんは喉にできたポリープ手術のため活動休止前最後のライブを行ないました。それから約5ヶ月後となる今年の3月8日に復活ライブを実施。なのに、今度はコロナ禍により、活動したくても出来ない状態へ陥ってしまいましたよね。

愛沢絢夏:そうなんです。復活したのも、まさにコロナ問題が大きくなりだしていた時期。当時は、復活ライブさえ開催できるのか危うかった情況でした。

 

――絢夏さんも、7月頃からふたたびライブ活動を始めましたけど。絢夏さんが所属するDEAD ANGELチームは、今もそうですが、かなり念入りにコロナ対策をしながらライブ活動を行なっていますよね。

愛沢絢夏:そこは、うちのボスがいろいろと調べたうえで、出来る限り感染対策をやっていますし、その意識はチーム全体で共有しています。今もチームみんな、体調管理も含めかなり気を使いながら、1本1本のライブを大切に活動しています。

 

――本当なら今頃は、ライブへ没頭する日々だったんだろうけど。3月にようやく歌える環境に戻ったと思ったら、自粛要請により3ヶ月ほど歌いたくても歌えない情況へ陥りました。あの頃は、どんな心境でした?

愛沢絢夏:かなり落ち込みました。ぶっちゃけると、喉の手術やケアのため休んでいた期間が約半年弱あった中、たとえ活動をしていなくても、お客さんが少しずつ離れていくのがわかっていたんですね。それを取り戻そうと、復活後に先の予定もいろいろ発表し、ここからふたたび駆け出すぞ…と思った矢先に、今度は世の中全体が自粛期間に入ってしまいました。おかげで、さらに気持ちが落ち込んでしまい、この期間中に新曲を作ろうと思っても、まったく手につかない状態が続いていました。その気持ちをふたたび前へ向けるまでも大変でしたし、復活して以降も、1本1本のライブ活動を通しながら、応援してくれるお客さんたちと一緒に、気持ちを前向きにし続けている感覚は今もあります。

 

――今も厳重な環境の中でライブ活動を行なっていますが、自粛期間空け以降にイベントライブを主催で行ないだしたときは、今のように有観客にすることなく、完全に無観客ライブ配信という形で行なっていましたよね。

愛沢絢夏:今も慎重ですけど、再開したばかりの頃は今以上に慎重で、最初のうちは無観客ライブ配信という形でのみイベントも進めていました。本当なら今年の10月25日には代官山UNITでワンマン公演を行なう予定だったし、その前にも全国ツアーを組んでいたのに、残り2本というところで中止になったように、自粛期間の頃からやりたかったことも出来なくなったんですけど。今は、ライブを楽しめる環境をどう作っていくかを考えながら…。まずは有観客やライブ配信をやりながら、置かれた情況の中、どれだけ楽しめる空間作りを行なえるのかを心がけつつ、目の前の一本一本を大切に進んでいます。

 

――配信ライブを始めた当初、お客さんの反応はどうでした?

愛沢絢夏:DEAD ANGELチームが有観客でライブを始めたのは8月からなんですけど。その前までの約1ヶ月は、毎回無観客ライブ配信という形で行なっていました。あの頃は、うちらもそうだけど。お客さんたちも、なかなかライブに足を運べない環境があったから、ライブ配信という形を通してでも意志の疎通ができたことは素直に喜んでくれました。その後、人数制限はありますけど、有観客ライブが出来るようになり、お客さんたちも制限された環境ですけど、目の前でライブを味わえるようになりだし、そこからはどんどん「配信ライブよりも有観客で観たほうが、やっぱ楽しいよね」と言ってくださる声が多くなっています。

 

――一時期と比べたら有観客でも規制は少し緩くなっていますが、当初はだいぶ厳しかったんでしょ。

愛沢絢夏:ソーシャルディスタンスはもちろん、お客さんはマスクの上にフェイスシールドを付けてもらえば、声も出せないし、椅子に座っての状態。そのぶんみなさん、手や足で音を鳴らしたり、ジャンプしながら楽しんでるリアクションを返してくれていました。

 

――その環境でライブを行なうって、だいぶもどかしくないですか?

愛沢絢夏:もどかしかったです。お客さんは、もっともどかしかったと思います。わたしはまだ歌うことで声を出せるけど。お客さんたちは声も出せないし、騒ぐことも出来ない。それでも、みんなのイキイキとした顔を観るたびに、こっちも元気をもらえていました。

 

 

1本1本のライブの大切さは痛感しています。とにかく今は、「楽しかった」と笑顔で帰ってもらえるようにとライブも心がけています。

 

 

 

――今も、ライブによっては有観客と配信ライブの両方を用いてやっているんですよね。

愛沢絢夏:そこは、ライブ環境や内容によってどちらかだったり、両方だったりと上手く調整しながらやっています。

 

――配信ライブのほうも、リアクションはいい感じなんでしょ。

愛沢絢夏:そうなんですよ!!うちら、ライブ中は届いてるコメントが観れないから、ライブを終えてからコメント欄を遡って全部見てるんですけど。楽しんでる書き込みがたくさんあるから、こっちもコメントの数々を読みながら元気をもらっています。

今はどうしても、人が集まりたくても人数制限があって集まりきれない環境じゃないですか。何より今は、感染者を一人も出すことなく安全な状態でライブが出来る環境を整え続けていくことが最も大事なこと。正直、今は大きな目標を建てたくても建てられないのが現状なんです。だからこそ、この環境を失くさないように、どう広げていけるかを考えながら、一歩一歩進み続けてゆく意識を大切に活動しています。

 

――自分たちの活動をする場所を守り続けることは、とても大事ですからね。

愛沢絢夏:そうなんです。愛沢チームとしても、ふたたび名古屋・大阪・仙台には足を運び出しています。嬉しいのが、どこの地域に行っても、どこの箱の方々もしっかり感染対策を心がけていれば、お客さんたちも、その場所を守ろうと協力してくれること。それと嬉しかったのが、今はどこの地域でも限られた人数しかお客さんを入れられないぶん、けっして多くの人たちが集まっているわけじゃないんですね。そんな環境でもCD盤を購入してくれる人たちの姿を見かけると、「あっ、またわたしの歌が羽ばたいていったな」と思えて嬉しくなります。もちろんライブ配信でも、見てくださるのは常連の方が多いんですけど。それでも新規さんからの書き込みもあるように、そうやって新たな繋がりを持てていることも大きな心の励みになっています。

 

――こういう環境の中、いかに自分のモチベーションを保つかが大事になっていくんでしょうね。

愛沢絢夏:そこが一番大事かなぁと思います。今は、お客さんたちを目の前にライブをやることがふたたび日常になり出している時期。まだまだ制約があるけど、お客さんたちからはいろんな反応をいただけるようにもなりました。わたしが落ちていると、それが見てくださる方々にも伝わってしまうように、気持ちを高めなきゃと思っていたけど。今は、みんなの顔を観ているだけで自然と気持ちも高まれば、前向きな気持ちがお客さんたちにも伝わっている。だからこそ、もっともっと元気を与えていかなきゃなと思っています。

 

――今は、互いの繋がりが本当に大切な時期ですからね。

愛沢絢夏:1本1本のライブの大切さは痛感しています。とにかく今は、「楽しかった」と笑顔で帰ってもらえるようにとライブも心がけています。

 

――制限された環境の中でも、活動を続ける以上は前に進まなきゃいけないですからね。

愛沢絢夏:そうなんです。今はモチベーションも上がり続けているからこそね。正直言うと、喉の使い方はまだ100%ではないです。それは直ってないという意味ではなく、今の喉を活かしきる歌い方をもっとしっかりつかまないと…というところからの不完全ということなんですけど。ただ、喉の調子は良いです。以前は、一週間中5日はライブで歌ってと喉を酷使していたから喉を休める時間がなかったけど。今は、なかなかライブ本数を増やせない時期。そのぶん、しっかり喉のコンディションを整えて1本1本のライブへ臨めているように、そこはプラスに捉えています。

 

 

今、あえて言葉にするなら、「信じてついてきて欲しい」。それだけですね。

 

 

 

――今も、制限された環境の中でライブを行なうことにもどかしさを覚えることもあるのでしょうか?

愛沢絢夏:あります。わたしは、お客さんがぎゅうぎゅうになった暑苦しい空間の中で歌うことが大好きだし、その環境こそ、みんなが本当にイキイキしているのを感じてきたからこそ、そこを求めたい気持ちはずっと抱き続けていくと思います。

 

――今後の動きについても教えてください。

愛沢絢夏:10月24日の主催イベントを通し、「NEO CHAPTER」と題したイベントを復活させました。春に始めたこのイベント、4月に行なうはずだった仙台と福島公演を前にして中断してしまった経緯があるように、まずはこのツアーに蹴りをつけたいなと思っています。自粛期間明け後、イベントを通して仙台にも行きましたけど。今でも「NEO CHAPER」公演を待っている仙台や福島のファンたちがいます。その人たちのためにも、まずは「NEO CHAPER」ツアーを完結させようと思っています。本当はもっと各地へ足を運びたいんですけど。今は、東京・名古屋・大阪・仙台を中心に本数も含め活動の規模を膨らませながら、世の中の情況も重ねつつ、また大きな目標を持って走れるようにしていきたいです。

それと、今は配信を通してライブを楽しみにしている各地のファンの人たちがいます。配信に関しては、そのときの配信環境次第というのもあるんですけど。これからも出来るときは有観客とライブ配信の両方で。片方が難しいときは、どちらかのスタイルで元気を届け続けたいと思います。

 

――最後に、ひと言お願いします。

愛沢絢夏:今、あえて言葉にするなら、「信じてついてきて欲しい」。それだけですね。今、DEAD ANGELチームは今、最大限に出来ることをやりながら1本1本のライブを重ねています。みなさんも、信じてついてきてください。

 

取材・文:長澤智典

 

 

<インフォメーション>

愛沢絢夏

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