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2025.05.07
のらりくらり

ミニアルバム『4thAnniversary MINI BEST』には一人一人の魅力をいっぱい語れるくらい、のらりくらりとしてのたくさんの想い出の詰まった曲たちが並んでいます。 のらりくらり インタビュー。

 「なにもやりたくない、でも生きなきゃ、ゆるりふわりと、のらりくらり。」をコンセプトに2021年より活動を開始、2025年5月9日に4周年を迎える7人組アイドルグループ「のらりくらり」。彼女たちが、5月17日に『4thAnniversary MINI BEST』を発売する。5月8日には,Spotify O-EASTで結成4周年公演も決定。ここでは、最新作の魅力をメンバーに語っていただいた。


のらりくらりのメンバーって、一人一人の個性が全然違います。でも、みんなで気持ちを一つにしたときはすごくまとまるんですね。


──まずは、メンバーが今感じているのらりくらりの魅力から聞かせてください。

小山 りほ  昨年12月に、新メンバーとして2人 (相葉はる・遊佐いちか)が加わり、今は7人で活動をしています。のらりくらりのメンバーって、一人一人の個性が全然違うけど、みんなで気持ちを一つにしたときはすごくまとまるんですね。新体制になって約5ヶ月、一人一人の仲の良さも深まれば、チームワークも上がってきて、今、すごくいいまとまりを出せているからこそ、その魅力を、5月8日にSpotify O-EASTで行う4周年公演を通してみなさんに見せたいです。

瀬川 ましろ  のらりくらりには、かわいい歌からエモーショナルな曲まで、いろんな楽曲が幅広くあるから、のらりくらりのファンの人たちも、かわいい曲好きから格好いい曲が好きな人まで、いろんなタイプがいるんですね。しかも、みんなで仲間になって楽しもうと、友達にも声をかけて、一緒にのらりくらりのライブに来てくれる人たちも多い。最近では女性ファンが増えてきたし、年齢層も幅広いから、本当に老若男女いろんな人たちが楽しんでる、そういう場を作っているところが、のらりくらりの魅力です。

遊佐いちか  わたしは、昨年12月末に新メンバーとして加入。このグループに入る前は、お客さんというか、一人のファンとしてずっとライブを観てました。だから、のらりくらりのコンセプトもわかっていたし、みんなふわふわしているから「グループ名通り、のらりくらりしている人たちだなぁ」と受け止めていたけど。実際にメンバーになったら、そんなことはなく。一人一人芯があって、自分の思いを貫いて活動しているメンバーばかり。もちろん、のらりくらりしている面もあるけど、いろんな個性が見えてくるから、どんどんメンバーやグループにハマっていっちゃう。そこが、のらりくらりの魅力です。

──良ければ、いちかさんから見たメンバーの魅力を教えてください。

遊佐いちか  りほさんは、わたしがお客さんとしてのらりくらりのライブを観ていたときには、一番"のらりくらりさ"を感じてました。お顔や雰囲気、踊り方もふわふわ~っとしていたから、その印象を持って接したら、一番のしっかり者。時間も一番守っている、しっかり者のお姉さん的な存在です。
  ましろさんは、歌がめっちゃ上手だし、かわいいし、格好いい曲ではすごく格好いい姿も見せるから、のらりくらり感よりも、「格好いい人」という印象だったけど。じつは一番マイペースで、"のらりくらりな人”。
  わたし、めるさんが加入した3周年公演のライブを観ているけど。そのパフォーマンスがとにかく格好よかったし、とくに踊り方がめちゃめちゃ格好いいんですね。でも、普段のしゃべり方は、”とことん、のらりくらり"してる(笑) 
 同期メンバーのはるちゃんは、7人の中で一番"のらりくらりしてない”人。パフォーマンスもそうだし、普段から一番シャキシャキッとした"シャキシャキ系"。ただ、同期2人でしゃべっているときには、めっちゃ"のらりくらりな姿"も見せてくる子。
  初期メンのお2人(齋藤 さくら・北乃 あみ)は、まさに“のらりくらりの良さを一番引き出している”方々。わたしとは、もう月とすっぽんくらいにレベルが違いすぎます。とくにさくらさんには、レッスンを通していろいろと教わってきたし、お2人こそまさに “のらりくらりの主軸になる人”たちです。

相葉 はる  そんないちかちゃんも、のらりくらりな子。出会った瞬間から「この子は、“のらりくらりな性格”」とわかったくらい、"のらりくらりらしさ"がピッタリあてはまる子です。

──なるほどね。ふたたび、のらりくらりの魅力の話を続けましょうか。

星菜 める  のらりくらりは、とにかくライブが楽しい。ワンマン公演は、もちろん。長い時間のライブのときほどその魅力を発揮するから、1時間くらいの尺を設けた単独公演も多めに開催していて、対バンライブでは聴くことの少ない楽曲をいろいろ味わえます。しかも、かわいい曲からエモーショナルな楽曲までと幅広く聴けるから、新規の方にもお勧めです。たまに無銭公演も行うから、「ちょっと気になるな」という方は、そういう機会を利用するのも手だと思う。新規の方に向けた特典もいろいろとやっているしね。のらりくらりは中毒性の高い楽曲が多いから、そこに惹かれてファンになってくる人が多いから、中毒性を持った楽曲ものらりくらりの魅力です。

相葉 はる  一人一人の性格というか、キャラクターが際立っているから、つい即興でキャッチフレーズをつけたくなるように、性格の濃い個性的なメンバーばかりが揃っているところがのらりくらりの魅力です。

──良ければ、どなたかにキャッチフレーズを付けてください。

相葉 はる  わかりました!!いつもは「雲の上のふわふわお姫様」と名乗っているましろさんですが、意外とお大食いの面もあるから、わたしなら「大食いでふわふわしている、のらりくらりで天使なお姫様」と名付けます。ましろさんは、「天使」や「お姫様」という言葉が欠かせない人。さくらさんは、しっかりしているけど、わたしから見たら、「じつは意外と甘えん坊で妹キャラな、かわいいパフォーマーさん」です。

齋藤 さくら わたしは初期メンバーの一人。活動をしたときから持っている"のらりくらり感"を、たとえメンバーが変わろうと受け継いでいるところが魅力だし、強みだと思ってる。のらりくらりは、5人メンバーからスタート。そのときの5人が、まさに"のらりくらり感"を持っていたメンバーたち。あの頃から、楽曲もそうだし、メンバーのキャラクター的にも、他のグループさんたちとは似つかぬ異彩を放っていたから、「この5人の中の誰か一人でも欠けたら、絶対にのらりくらりじゃなくなるし、そうなったらもうグループは終わり」だと思って活動をしてたけど。実際には、初期メンの3人が次々と卒業し、新メンバーが入ってくるたびに、みんな"のらりくらり感"を持っていれば、その中にも、これまでにはなかった新しい"のらりくらり感"があったんですね。その「のらりくらりらしいけど、でも、新しいスパイスが入っている」メンバーたちが加入し続けてくれることで、結果的にのらりくらりらしさに新しさが出れば、表現のレベル面でもどんどん進化し続けているなって感じてる。

──なるほどー。最後は、あみさんですね。

北乃 あみ  みんな本当にかわいいことが、のらりくらりの魅力です。


メンバーお勧めの楽曲を語っていただいたところ…。 


──のらりくらりは、5月9日にミニアルバム『4thAnniversary MINI BEST』を発売します。ここに収録した曲たちは…。

北乃 あみ  のらりくらりの中でも人気の高い曲たち。『ミライジャンケン』のように活動初期からずっとライブで歌い続けている曲も、今のメンバーで音源にしたくて新録しました。

──良ければ、メンバー一人一人、ミニアルバム『4thAnniversary MINI BEST』に収録した中から、"お勧めしたい楽曲"を語っていただいても良いですか。

北乃 あみ  わたしは、のらりくらりのデビュー曲の『ミライジャンケン』が一番思い入れの強い楽曲です。今でもこの曲を歌うと、のらりくらりとして活動を始めた頃の気持ちを思い返せます。歌詞に、「それでも生きてるわたしが偉いです」と書いてあるけど。そこのパートを歌うと、昔のわたし自身の思いが甦ってくるんですね。それくらいわたしにとって、『ミライジャンケン』は初心を忘れずにいる気持ちなど、あの頃の自分に戻してくれる楽曲。それを今のメンバーで歌ったことで、よりフレッシュにもなってます。

齋藤 さくら  わたしもエモーショナル寄りな『ミライジャンケン』は、思い入れの深い曲だから大好きなんだけど。キャッチーでポップな、「一緒に踊ろう」と誘いかけたくなる『ギリ耐えジンセー』も、お勧めしたいな。ライブで『ギリ耐えジンセー』を歌いだすと、お客さんたちのテンションが一瞬でガッと上がっていく様子が見えてくる。初見や、のらりくらりのことを知らない人たちの多い環境で歌っても、みんな笑顔で観てれば、その場でコールを覚えて、すぐに叫んでくれる。それくらいわかりやすくて、楽しくて、一緒になって遊べる歌だから、わたしは『ギリ耐えジンセー』がめっちゃ好き。

相葉 はる  わたしは、『雪に溶けてく』をお勧めしたい。『雪に溶けてく』は、私たちが新メンバーとして加入して初めて出来た楽曲。それまでは、他のメンバーさんたちから既存曲の振りなどを教わってきたけど。『雪に溶けてく』は新曲という理由もあって、この7人で最初から一緒に作りあげた初めての楽曲だから思い入れも強いです。しかも、のらりくらりにとって初めての冬曲。のらりくらりにはいろんな夏曲があるけど、初の冬曲だから思い入れもあれば、この曲と一緒に作った冬の想い出が甦ってくるから、わたしは『雪に溶けてく』をお勧めしたいな。

星菜 める  わたし、「好きな曲」と「想い出のある曲」それぞれをお勧めしたいんですけど。「想い出のある曲」として上げたいのが、『ギリ耐えジンセー』。わたしがのらりくらりのオーディションを受けるとき、「のらりくらりの中で好きな曲は何ですか?」と聴かれ、当時よく聴いていたから「『ギリ耐えジンセー』です」と答えた曲。そもそも『ギリ耐えジンセー』を好きになったきっかけが、お客さんとしてのらりくらりのライブを観ていたとき、『ギリ耐えジンセー』が始まると、フロア中がめっちゃ盛り上がるんですね。それを観ていたから、当時、この歌をよく聴いてました。オーディションのときにも、「のらりくらりのメンバーになって、この曲をステージの上で歌いたい」と言ったのも思い返します。『ギリ耐えジンセー』は、夏フェスのような大きなイベントの場でやると、(初見の人たちも含め)めちゃめちゃ盛り上がれば、そういう景色を思い返してゆく曲です。
  「好きな曲」として上げたいのが、『無限チヤホヤ』。この曲の中、わたしの歌うパートで、お客さんやメンバーたちにチヤホヤしてもらえる場面が出てきます。みんながわたしに向かってチヤホヤをする振りをしてくれるから、それが嬉しくて、わたしはこの曲が好きです。

遊佐いちか  わたしは、『好きとかくれんぼ』が一番好きな曲。わたしは入って間もない新メンバーだから、新曲以外で歌割をいただく機会はありません。なのに、『好きとかくれんぼ』で初めて歌のパートをいただけました。わたし自身、以前から「この曲の歌詞が好きだな」と思ってたし、ファンの方々からも、「今日、『好きかく』やってくれて嬉しかった」と、ライブで歌うたびに「好き」の声をたくさんもらえるのも、大好きな理由の一つ。歌いながら一番気持ちを込めやすいのも、『好きとかくれんぼ』。「描いた未来じゃなくても」と歌いながら始まるこの曲は、わたし自身がちょっと落ち込んだり、自分が思い描いていた未来通りじゃなかったとしても、この曲を聴くと励まされるから大好きだし、ファンの人たちのことを思っている歌詞にも共感すれば、その気持ちを胸に頑張っていけるからこそ、わたしは『好きとかくれんぼ』をお勧めしたいです。

瀬川 ましろ わたしも2曲あります。1曲が、『ミライジャンケン』。わたしと(小山)りほは、のらりくらりの二期生。2人が加入したときには、すでに初期メンの方々が『ミライジャンケン』を歌っていたから、私たちは歌割がなかったんですね。あの当時、私たち二期生は、新曲が出来るまではダンスを中心に活動。でも、先輩がグループを卒業、そのパートをわたしが受け継いで歌うことになりました。もちろん、歌割をもらえたのは嬉しかったけど。それ以上に、先輩から受け継いだ歌だからこそ大切にしなきゃというか。「先輩はこういう気持ちで歌っていたのかな?」「こういう思いを持って活動をしていたのかな??」と思いを巡らせては、「この曲に込めた先輩の意志を、わたしがしっかり受け継ごう」という気持ちで歌い続けてきました。もう卒業したから、その先輩の歌声が新たな形として残るわけじゃないけど。その意志はずっと受け継いでいける、まさに無形の想い出。そういう想いを今も持って歌っているから、わたしはこの曲が本当に好きなんだと思う。
  もう1曲が、『好きとかくれんぼ』。わたし、エモ系の楽曲かめちゃめちゃ好きという理由もあるけど。何より、『好きとかくれんぼ』の歌詞にすごく共感するから、この曲が大好き。わたしがアイドルを続けているのは、「わたしがアイドルをしていることで、お仕事や学校でつらいことがあったときもそうだし、日々暮してるでつらいなーと思ったとき、わたしが勇気を与えられる存在でありたい」思いがあるから。わたしが歌っている姿を見て、ファンの方々へとくに頑張る活力を与えているのが『好きとかくれんぼ』。そういう声を多く聴くから、きっと間違いないと思うけど。そうやってファンの人たちとの繋がりを。人と人との繋がりを一番強く感じられるのが、わたしの中では『好きとかくれんぼ』だから、選びました。

小山 りほ  わたしも、同じく『ミライジャンケン』と『好きとかくれんぼ』。『ミライジャンケン』は、わたしがのらりくらりのメンバーになる前から、よく好きで聴いていた曲。メンバーになって以降も、最初は歌割が一切なかったけど。のらりくらりの活動2年目の夏に、夏フェスのメインステージ争奪戦へ参加したとき、優勝しました。そのときのステージで歌うとき、もともと歌っていたメンバーから受け継いで、初めて歌割をもらえたんですね。あのときは、勝ち抜いてメインステージに立って歌えることも嬉しかったけど。自分がソロパートをいただけて歌えたこともあって、二重の喜びでした。それくらい大切な想い出のある楽曲です。以前の音源にはわたしの歌声は収録になっていなかったけど、今回はわたしの歌声もしっかりと音源に入っているから、それもすごく嬉しいし、わたしも、この曲を歌うたびにいろんな想い出が甦ってきます。
   『好きとかくれんぼ』は、昨年行った3周年公演で初披露した楽曲。この日のライブから、めるちゃんがメンバーとして加入し、初めて7人体制になりました。結果的に、多少メンバーの変動はあったけど、あのとき「7人でのらりくらりをやっていくんだ」という強い覚悟を胸に『好きとかくれんぼ』を歌ったように、その想い出も甦る、大事な想い出深い楽曲。歌詞も、曲調も大好きです。

齋藤 さくら  ミニアルバム『4thAnniversary MINI BEST』には、最新曲として『ぜんりょく!ごめん!』も収録しています。(取材時点では)、この曲で、初めてこの7人でMVを撮ることも決まって、間もなく撮影をします。楽曲自体、ノリがよくて歌もキャッチーで、振りもいつもよりも多めに付けてもらえたから、新しい要素も加えつつ、今ののらりくらりの良さを全面に押し出した楽曲です。けっこう早口で歌割も次々と変わるから、表現していく面での難しさはあるけど。とてもノリ良い曲だから、ライブ映えしていきそうです。

瀬川 ましろ  『ぜんりょく!ごめん!』は、今までにやったことのないダンスも取り入れているし、ステップが本当に難しい。でも、トラックが本当にポップで、いろんな音を散りばめてあるから格好いいし、聴いてて楽しくなれます。(取材時点では)まだライブでは披露前だけど、5月8日にSpotify O-EASTで行う4周年公演では披露すると思うから、一緒にこのノリを楽しんでください。


4周年公演は、のらりくらりが4年間培ったすべてを全力で出していく日にします。


──5月8日にSpotify O-EASTで行う4周年公演、どんな内容になりそうかも教えてください。

齋藤 さくら  4周年公演は、のらりくらりが4年間培ったすべてを全力で出していく日にします。今年の周年公演は、7人で1から準備を進めているから、新メンちゃんたちがのらりくらりへ入ってからの成長だって見えてくる内容になりそうだし、何より「のらりくらりは、この7人なんです」という姿をしっかりと見せてゆく内容の濃いライブにしていくから、楽しみにしててください。

──最後に、今後に向けての思いもお願いします。

小山 りほ  ミニアルバム『4thAnniversary MINI BEST』には一人一人の魅力をいっぱい語れるくらい、のらりくらりとしてのたくさんの想い出の詰まった曲たちが並んでいます。ぜひ、1曲1曲に込めた私たちの気持ちを受け取ってもらいつつ、楽しんで聴いてください。出来れば、音源とライブ、その両方で楽曲を聴き比べてほしいんですね。というのも、ライブになると、音源に収録した曲を、その場に雰囲気に変えて歌っているから、まずはCDとして楽しんでもらって、そのあとに、ライブだからこその姿になった曲たちも、ぜひ味わいに来てください。


TEXT:長澤智典
 

<インフォメーション>


アー写


のらりくらり

『4thAnniversary MINI BEST 』
2025.5.17 On Sale

発売元: 株式会社ロックフィールド
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社

収録項目
・「ぜんりょく!ごめん!」
・「ミライジャンケン」
・「ギリ耐えジンセー」
・「好きとかくれんぼ」
・「無限チヤホヤ」
・「雪に溶けてく」                                    

SNS
https://lit.link/norarikurari0509idol

 

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