FEATURE

2022.04.29
虹のコンキスタドール

的場華鈴&根本凪の卒業 チームとして夢を叶え、メンバーの旅立ちを見送る虹のコンキスタドールの大きな転換点 「日本武道館ライブを通過点としてこれからも夢をいっぱい見つけていきますのでついてきてください!」

2022年4月16日、17日にわたっておこなわれた虹のコンキスタドール初の日本武道館ライブ、2日目。今日は記念すべき初武道館2日目であると同時に、的場華鈴と根本凪の卒業コンサートでもある。今日を境にアイドル活動を卒業する二人の最後の姿を一目見ようと、多くのファンが詰めかけた。
ここでは的場華鈴と根本凪の卒業を見送る、虹のコンキスタドール初の武道館ライブ2日目のようすをレポートする。

ついにライブが始まる。ステージ階段上にメンバーのシルエットが登場。ライトが照らし出すと、彼女たちの虹色の華やかな衣装が目に入った。

一曲目は「やるっきゃない!2018」。サビで会場がメンバーの動作に呼応するようにサイリウムをふる。最初から会場が一つになっているのを感じる。的場の全力を投じたシャウトも見事だった。

続く「限りなく冒険に近いサマー」はヘヴィメタ的サウンドからはじまり、虹コンらしいポップで愛くるしいサウンドに変調を遂げる、女の子の裏腹な気持ちを表現した個性的ながらかわいらしいナンバーだ。それまで感情的に思いを叫んでいた歌詞が、Cメロに突入すると切ない恋心を吐露するというのもまたずるい演出だ。会場のファンは、虹のコンキスタドール独自のオタ芸でメンバーに応える。会場ではすでに、これまでにない一体感が出来上がっていた。武道館ライブをどこまでも楽しみにしていたファンたちの期待がその激しい動きに現れているようだった。

「キミは無邪気な夏の女王」は虹コンを代表する夏曲だ。メンバーたちのはつらつとしたパワフルな可愛らしい声に、聞いているこちらも自然と元気が出てくる。鶴見萌のソロパートではそれまでの元気いっぱいのパフォーマンスから一転、伸びやかな歌声で会場を包み込む。

歌い終えると、メンバーたちはMCを挟んで自己紹介とともに今日のライブへの意気込みを語った。
的場は「たくさん笑っていきましょう!もちろん泣いてもオーケーです!」とファンに叫んだ。蛭田が「学生の人」「社会人の人」「虹コン大好きマンの人!」と順繰りにファンに呼びかけて、ファンにサイリウムを大きく振ってもらうと、鶴見が「盛り上がっていけんのか〜!?」と挑発して会場をさらに盛り上げてみせた。

次の曲は「響け!ファンファーレ」。メンバー一人一人が主役になって個性豊かな歌声を響かせる、ファンファーレの名に相応しい、元気で勇ましい一曲だ。

続いて「レトルト〜華麗なる愛〜」ではアリーナ中央のステージでパフォーマンスを披露する。アジアンテイストのサウンドにメンバーたちの特徴的なコミカルな振り付けに、つい笑みが溢れてしまう。隈本茉莉奈や鶴見の低音ボイスが聞ける満足度の高い一曲でもある。

「終末でーと部!」は素直になれない乙女心を歌ったポップで愛らしいナンバーだ。デートシチュエーションのセリフが聞けるのも楽曲の魅力の一つ。中村朱里のあざとい表情も見どころだ。

「in (door) the Summer」は虹コンの夏曲のなかではテンポを抑えた一曲。好きな人へのあふれる想いにジタバタしてしまう乙女心を描いている。

ここまでノンストップでパフォーマンスを披露してきたメンバーがステージを後にして、会場は暗転。大型モニターに虹のコンキスタドール誕生のきっかけとなった「つくドル」のCMが流れると、突如としてどこからともなく、中村と的場がステージに飛び出してきた。ここからはメドレー形式で虹のコンキスタドールのこれまでの楽曲が披露される。二人が「女の子むてき宣言!」を歌い、踊るなか、大型モニターに、メンバーたちのデビュー時の映像が流れ出す。結成初期からずっと虹のコンキスタドールを支え続けてきた二人の息のあったダンス。手を繋いでステージを駆け回る二人からは、お互いを思いやり、尊重していることが伝わってくる。

2曲目は「電撃タクティクス」。鶴見がステージ後方の階段から現れて今度は三人で歌う。思えば的場、中村、鶴見という登場順は彼女たちの虹のコンキスタドール正式活動順でもある。今日までの7年半の虹のコンキスタドールの楽曲だけでなく、メンバーの活動もメドレーで振り返っていた。このメドレーは、虹のコンキスタドールをずっと追いかけ続けたファンにとって涙なしでは見られない。

メドレー3曲目の「↓エイリアン・ガール・イン・ニューヨーク↑」では大塚望由と大和明桜がMVで見せた白目を披露しながらステージに登場。

4曲目は「†ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド†」。岡田彩夢、隈本茉莉奈、清水理子、蛭田愛梨、山崎夏菜が登場。アリーナ中央ステージで、MVを再現した大絶叫のシャウトを見せる鶴見のパフォーマンスは圧巻だった。

続いて桐乃みゆが登場して「心臓にメロディー」を歌う。疾走感あふれるロックナンバーながら切なさを孕んだメロディーが印象的な楽曲。挫折も迷いも受け止めて、それでも夢に向かって突き進む、強い決意を歌にしている。それまでのにぎやかな雰囲気から一点して、メッセージを聴かせるように言葉の一つ一つを大切に噛み締めて歌うメンバーたち。的場が振り付けを担当した思い入れの強い一曲でもある。

最後は石原愛梨沙と神田ジュナが登場して、全員が揃って「ココロPRISM」を歌う。「心燃やせ」と、熱いメッセージを届ける、全力投球のシャウト。的場の「この熱い気持ち」と叫ぶ歌声には、今までの思い出、虹のコンキスタドールへの思いが込められたような力強さとその熱量がぶつかってくる勢いを感じた。

次は超アップテンポで最高に盛り上がれる「天文学的ノンフィクション」の登場だ。鶴見、中村、根本、的場、大和が所属する虹のコンキスタドール赤組が歌詞や振り付けを考えて作ったこともあり、思い出深い一曲でもある。鶴見が以前、サイゼリヤでメンバーと議論を交わし、自分たちのカラーを詰め込んだ面白い楽曲にしようと明かしていたこともあった。歌詞にはメンバーそれぞれの名前も隠れている。メンバーの入れ替わりが激しかった時代もあったが、この5人なら大丈夫。そう信じ合えたからこそできた歌詞なのだ。

続く「真夜中のテレフォン」は虹のコンキスタドール青組の楽曲。青組は5期生を中心とした、岡田彩夢、隈本茉莉奈、清水理子、蛭田愛梨、山崎夏菜、桐乃みゆの6人で構成されている。「真夜中のテレフォン」は切ない恋の歌。彼女たちのどこか儚げな表情と歌詞がリンクする。

「美味いものファンクラブ」は真顔で見せるコミカルなダンスを背景にメンバーたちが高い歌唱力と表現力を惜しみなく発揮するそのギャップに思わず笑ってしまう賑やかな一曲。虹のコンキスタドールとJA全農がタイアップした番組の主題歌でもある。安心安全な食を届けてくれる農家のみなさんへの感謝が込められている。

「ブランニューハッピーデイズ」はオーディションでも採用されている虹のコンキスタドールを代表する楽曲。メンバーたちは中央ステージだけでなく、ステージ全てを使って駆け回っていた。ファンを見つめる瞳からは今まで応援してくれたことへの感謝が滲んでいるように見えた。

これまでの思い出が走馬灯のように駆けていくような、疾走感あふれるメドレーが終わると、メンバーはステージを去り、モニターに一枚のイラストが映った。メンバーそれぞれが描いたイラストだ。
日本武道館でのライブステージのタイトルにもなっている「なんたってアイドルなんですっ!!」になぞらえて、どんなときに「なんたってアイドルなんですっ!!」と思うかと聞かれたメンバーがその質問に答えたインタビュー音声が流れてきた。
 

清水理子「ファンの皆さんと目が合って、歌で通じ合ってるなと思ってるときが、アイドルでよかったなあと思う瞬間です」

中村朱里「メンバーとファンの皆さんと、そのとき、その瞬間にしか味わえない時間を過ごせることが幸せです」

神田ジュナ「ステージに立ったときに、ファンのみなさんの顔とかペンライトとかいろんなものが目に飛び込んできた瞬間に幸せを感じます」

石原愛梨沙「かっこいい衣装やかわいい衣装を着て、ライブをするというのが夢だったので、武道館でライブができて、虹のコンキスタドールは最高のグループだなって思います」

的場華鈴「ライブが終わって汗をだらだらかきながら、『今日はアウェーだったね』とか『今日はよかったね』とか、『今日はどうだったかわからないけど、私たちは楽しかったよね』って話してるときに、自分にとっての青春はアイドルだったんだなって思いました」

大塚望由「『みゆちゃんのおかげで変われたよ』とか『救われたよ』って言ってもらったときに思います」

岡田彩夢「ライブのために考えたりがんばったりしたことを披露しているときに、ファンの皆さんが心からそれを楽しんでくれているなって感じた瞬間。みなさんの目からみなさんの思いが伝わってきます」

根本凪「メンバーやスタッフさんだったり、ファンだったり、いろんな人に出会えたこと、いろんな場所にいけたことが本当にすごい嬉しい思い出だなと思いました」

大和明桜「『虹コンなにしてるのかな』ってどきどきしてませんか?ハラハラしてる人もいるかもしれませんね(笑)アイドルってどんなときでもいろんな感情にさせてくれるのが最高だなって思います」

山崎夏菜「ファンの方って一人一人年齢も職業も全然違う人たちだと思います。そんな皆さんが虹コンのライブによって集まることができるっていうことが素敵だなって思います」

桐乃みゆ「ファンの方がペンライトを振っているのを見ると、『なんたってアイドルなんです』って思います」

隈本茉莉奈「私が何かの行動を起こしたときに『元気がでる!』とか『楽しい!』って言ってもらえたときに、嬉しい気持ちになって『なんたってアイドル』だなって思います」

鶴見萌「みなさんと人生を共有し、一緒に幸せになれるところが『なんたってアイドル』って感じです」

蛭田愛梨「あのかわいいキラキラの衣装を着れたら、自分もきらきらのアイドル〜みたいになれるのでそれです!」


映像が終了すると、後半戦に突入。後半1曲目は「戦場の聖バレンタイン」メンバーたちは前半戦のかわいいフリルいっぱいのかわいい衣装から、シルバーを基調とした輝く衣装に着替えて登場。笑顔を封印し、ギラギラと光る瞳とクールな表情にどきっとさせられる。

続く「Luv♡Unbalance」では前半戦では見れなかったメンバーたちの色気の部分が引き出された。

続いて登場したのは「パラダイスな片想い」。にぎやかで会場のボルテージがさらに加速してゆく。
「ジャスナウ!」はアップテンポながら虹コンらしい元気さを封印して、男女の恋の駆け引きを描いた歌詞を色気たっぷりに歌う。掠れた歌声が恋への熱情を表現するようだった。

後半にはいって4曲を歌い終えたメンバーが、あらためてファンへの感謝の気持ちを述べた。
岡田は「虹コンは色々な凸凹道を歩んできました。たくさんの出会いと別れがありましたが、それが大切なことだったと思っています。今のメンバーが誰か一人でも欠けていたら、今この舞台に虹コンは立っていないと思います」とこの舞台への思い入れを述べて、
的場は「日本武道館が決まったときに虹コンの通過点にしたいと言いました。今の私の状況から見て、それはメンバーにとってプレッシャーになっているんじゃないかと思って不安になっていたんですが、今日ライブをしていて、みんなのパフォーマンスを見て思いました。武道館ライブも虹コンの通過点にできますね!」とメンバーへの熱い信頼を語った。

MCを終え、大塚のソロパートで始まったのは「夢の輪郭」。凛とした力強い歌声のなかには、これまでの苦悩、挫折、苦しみ、いろんな壁を乗り越えて、それでも上を向こうとする、強い意思が感じられた。わたしたちの心臓をゆらすように、強く打ちつけるように響く彼女たちの切実さを孕んだ歌声に、ぐっと堪えていた涙が溢れそうになった。

続けて「さくら色シャワー」が流れる。アリーナ、スタンド、ステージを囲むファンに手を振るメンバーたち。ファンへの感謝の言葉とともに「今はさよならだけどいつか会えるさ」という歌詞には的場と根本にむけた愛を歌っているようにも感じた。

しんみりした空気を吹き飛ばすように登場したのは「愛をこころにサマーと数えよ」。虹コンらしい超アップテンポのパワフルなナンバーだ。会場のファンがすかさずクラップで盛り上げるなど、ファンとの協調性の高いライブパフォーマンスが得意な虹のコンキスタドールらしさがうかがえた。

「サマーとはキミと私なりっ!!」でさらに会場を盛り上げていく。最高潮まで盛り上がったと思っていた会場のボルテージ。限界などないと言わんばかりにどんどんと会場がより熱い熱気に包まれていくのがわかった。

「ずっとサマーで恋してる」でも天井知らずのメンバーの熱量が爆発する。サビで会場が一斉にオタ芸を披露するのはいつもの光景かもしれないが、武道館という広いステージで数千人の観客が一体となる光景は何よりも壮観な眺めでもある。ステージ上ではメンバーがお互いに腰をぶつけながら思わず笑ってしまう場面もあった。

日本武道館ライブのラストを飾ったのは「BE MYSELF」。アップテンポで乗りやすい虹のコンキスタドールらしい曲ながら、かわいいだけじゃない女性の凛とした意思の強さが描かれた、メンバーたちの違った一面をひきだす魅力的な楽曲だ。

ここでメンバーたちはステージを後にしたが、会場からはアンコールを求める拍手が続いた。コロナ禍で声が出せない状況の中でも、拍手のリズムだけでファンがどれだけ彼女たちの出番を心待ちにしているのかが伝わってくる。
ほどなくして青いライトが会場を照らし出す。メンバーたちは担当カラーのライブTシャツに着替えてステージに戻ってきた。アンコール1曲目は「さよならタイガー」。ソロパートで、的場が涙に喉がつまる場面もあった。それでもファンに応えようと必死に歌を繋ぐようすが見えた。

「さよならタイガー」を歌い終えた清水が「私たちがこうして夢を叶えることができたのも、虹コンだいすきマンや関係者の方がたのおかげです。でもこれで終わらずに夢をたくさんみつけて、幸せをいっぱい見つけていきたいと思います」とこれからの意気込みを語った。

中村は、「虹コンはファンの皆さんはもちろんメンバーやスタッフのみなさんから優しい愛を受けています。大変だったことや辛かったこともいっぱいありました。あかりは虹のコンキスタドールとしてアイドル活動ができていることを誇りに思っています。この先も一緒に幸せな夢を見続けてください」とファンに語りかける。

神田は「この二日間、本当にあたたかくて、もとから好きだったけど、ここにいる皆さんのことがもっと大好きになりました。ここにいられるのはみなさんのおかげなので、もっともっと成長したいと思いました。これからも一緒にいろんな景色をみていってください」と訴えた。

石原は「ここにくるまでに不安とか加入してから8ヶ月しかたっていないのにこの舞台に立っていいのかなとか、そんなふうに思うこともありましたが、先輩やファンのおかげで、先輩のいっていたように日本武道館を通過点として成長していこうと前向きに思えました。これからも見守ってくれたらうれしいです」と素直な気持ちを吐露した。

的場は「私はこのきらきらした景色を夢見て虹コンに入りました。でも活動していくうちにみなさんの気持ちもキラキラにさせたいなと思うようになりました。これまでに私は皆さんのことを幸せにしてきた自信があります!私もみなさんからたくさん幸せにしてもらいました。本当にありがとうございました!」とこれまでを振り返り、ファンへの感謝の言葉を伝えた。

大塚は「この二日間とっても素晴らしい体験をさせていただきました。私はかっこいい人生を歩んできたわけではなくて、傷だらけでカッコ悪い人間なんですけど、こんな素敵な仲間達にかこまれて…なんだっけ?そう、こんなに素晴らしい、いい体験ができるのも……あれ?何をいいたいんだっけ」と話し、笑いを誘った。そして「わたしは傷だらけの人の希望になりたくて、これからもたくさんの人に希望を与えたいです、なのでこれからもアイドル活動を続けます。みなさん今日はありがとうございます」と締めくくった。

岡田は「私はいちど卒業を考えていて、ここがもしかしたら私の最後だったかもしれない可能性があったんです、でも、やめるのをやめる選択肢を選んだのは、私が声を出せないときもこの緑色のサイリウムを光らせるみなさんが、「声がでなくても、そんなだぁやめちゃんも好きだよ」っていってくれて、ダメな私を必要といってくれて、だからやめなくてよかったなと思ってます。ここに立たせてくれてありがとうございました。これからもメンバーと青春の続きを描いていきたいです。よかったらみたってください!」と涙を滲ませながらファンに語った。

大和は「みなさん武道館に来て楽しかったですか?最初日本武道館って聞いたときは不安でしかたなかったんですけど、どんどん武道館に近づいていくうちに楽しみになっていって、この二日間楽しませてもらえました。それはみなさんのおかげです。日本武道館の次は地球、宇宙からでも誰でも見られるアイドルになれるように、虹コン頑張っていきます!応援お願いいたします!」と意気込みを語る。

山崎「虹コンがずっと目標にしていた日本武道館を達成できたこと、ありがとうございます。私はこの事実にとても勇気をもらえました。言葉を口にしてどんどん努力すれば目標を達成できる。
じつは将来が本当に不安で、1週間犬にも会えなくて、不安なのはそのせいだとも思うんですけど、私はまだまだ進化していきたい、もっと頑張っていきたいって思っています。これからも虹コンをよろしくお願いします!」と日本武道館の練習の日々を振り返りつつ、今後の目標を語った。

桐乃は「武道館って聞いたときは不安で仕方なかったんですけど、加入したとき、いきなりきた私のことを温かく迎えてくれたことがすごいうれしかったことを思い出して、虹コンに入ってからずっと楽しくて、だからこれからも、皆さんと共に歩んでいきたいなと思っています。ありがとうございました」と感謝の言葉を伝える。

隈本は「二日間本当に楽しかったです。武道館という夢を叶えられたのは、関係者の方だったり、全てのメンバー、今頑張ってるメンバー、応援して愛をくれる皆さんのおかげです。なんたってアイドルなので、私はこれからも、夢やいろんな経験を見ていきたいし、幸せな時間を皆さんと作り上げていきたいです。これからも虹のコンキスタドールをよろしくお願いします!」と前向きな気持ちでファンに感謝の言葉を伝えた。

鶴見は「2日目聞いてくださってありがとうございます。Over the RAINBOWという名前には、このライブが終わった後に、虹の彼方を見ていこうという気持ちが込められています。
またこうして終わる直前、今間違い無く、準備期間を含めて、虹の彼方のその先を見ることができたなと確信しております。できればこの先も虹コンと一緒に歩いてくだされば嬉しいです。二日間本当にありがとうございました」とライブイベント名に込めた思いを明かした。

蛭田は「2days、来てくださってありがとうございます。まず日本武道館で公演すると言われたときに楽しみな気持ちと大丈夫かなという気持ちがあったんですけど、みんなといつもより長い時間一緒に練習して、無事に楽しいライブができました。虹コンにかかわるみなさん、ファンのみなさんがここにいて、楽しいライブができました。私はこの二日間を絶対忘れないです。だからみなさんも絶対に忘れないでください。忘れたら私が怒るので。この二日間本当にありがとうございました!」とファンと約束を交わした。


それぞれが日本武道館ライブへの思いを述べると、今度は根本を呼び込んで、ステージに14人が集結した。
根本が「これが最初で最後の自己紹介になりますので、みなさん声がだせないなかですが、『いいよ』とサイリウムで表現してください!茨城県出身! カワウソに似ててもいいよね!?」とファンに問いかけると、会場は緑色のサイリウムを大きく振って根本の登場を歓迎した。
根本はさらに「でんぱ組.incを兼用するようになってから留守が多くなったり、体調が悪くなったりしていて、こうして武道館に立ってもいいのかな、こんな一般人が…って思ったんですけど、いいんだね、こんなに迎えてくれたわけだし」と安堵の表情を浮かべた。

根本が入って14人で歌うのは「トライアングル・ドリーマー」。同じ男の子を好きになっていたと思っていた親友が実は私を好きだったという、異色のストーリーが話題となり、虹コンを代表する一曲となった。

本当に本当のラストを飾ったのは「世界の中心で虹を叫んだサマー」。大塚のソロパートでは涙が滲んで声がでない場面も。隣に立っていた大和に肩を借りて項垂れる場面もあった。大和も涙を滲ませていた。
中央ステージで根本と的場が残り、ファンに語りかけるように歌う。歌い切った二人が互いを抱きしめ合い、ステージに戻ると、中村と鶴見が花を持って出迎えていた。サプライズに驚いた的場と根本は堪えきれない涙を花束のなかに落としていた。「花束なんてもらえる立場じゃないのに、もらったら泣いちゃうじゃん」と根本。

最後にファンに向けて何度もありがとうと感謝の言葉を述べ、メンバーたちがステージを後にする。的場と根本だけが残り、花道を並んで歩いて、中央ステージに立つと、的場が「ねもちゃんをずっとふたつのグループで武道館に立たせる女にしたかったの」と話し出す。根本は「虹コンでずっと武道館に立てる夢を見てて、でもそんなのおこがましいかなって思ってたから、でもこうして夢を叶えることができたのが嬉しかったありがとう!」と満面の笑顔を浮かべて感謝の言葉を口にした。
「夢叶ってよかったよね。またどこかで一緒になれたらいいね」と卒業後の話になると、「会いたいね、しみちゃんを定期的にこうやって蹴って…」と根本が冗談を返す。的場と根本は「虹コンの夢の場所、私たちにとっても一つ大事な区切りである場所です。そんな大切な場所に来てくださって、本当にありがとうございました」とファンへの感謝の気持ちを伝え、最後に二人は指切りをして、抱きしめあい、それぞれの道を目指すように分かれてステージを後にした。

虹のコンキスタドールを初期から支えてきた的場と根本の卒業を見送り、日本武道館でのライブという悲願の夢を叶えた今、チームは大きな転換点を迎えている。しかし不安になることはなかった。これまでと変わらず、ファンとともに前を向いて歩くと決めたメンバーの面持ちは輝いていた。メンバーの表情を見れば、これからの虹のコンキスタドールの将来が明るくなると確信できる。二人の卒業に寂しさはもちろんあるけれど、これからも虹のコンキスタドールが照らす夢の道を見てみたいと思える、そんな期待にあふれるライブだった。


TEXT:高橋未瑠来


LIVE

LIVE


<セットリスト>
「やるっきゃない!2018」
「限りなく冒険に近いサマー」
「キミは無邪気な夏の女王」
「響け!ファンファーレ」
「レトルト〜華麗なる愛〜」
「終末でーと部!」
「in (door) the Summer」
メドレー
「女の子むてき宣言!」
「電撃タクティクス」
「↓エイリアンガール・イン・ニューヨーク↑」
「†ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド†」
「心臓にメロディー」
「ココロPRISM」
「天文学的ノンフィクション」
「真夜中のテレフォン」
「美味いものファンクラブ」
「ブランニューハッピーデイズ」
「戦場の聖バレンタイン」
「Luv♡Unbalance」
「パラダイスな片思い」
「ジャスナウ!」
「夢の輪郭」
「さくら色シャワー」
「愛をこころにサマーと数えよ」
「サマーとはキミと私なりっ!!」
「ずっとサマーで恋してる」
「BE MYSELF」
「さよならタイガー」
「トライアングル・ドリーマー」
「世界の中心で虹を叫んだサマー」


<ニュース>
■全農とのコラボ番組シーズン3が決定
■全国ツアー決定
ツアー初日は東京 なかのZEROホール
2022年6月4日
■2022年期待の夏曲、8回目の夏曲もリリース予定
 

特集FEATURE

FEATURE
最新記事更新日 2022.06.25
ガルポ!ズ LIVE レポ
最新記事更新日 2022.06.24
ガルポ!ズ INTERVIEW