FEATURE

2021.09.15
イケてるハーツ

イケてるハーツ ライブレポート |9人の新体制で7周年から8年目へ…。物語は 、新たなページへ素敵な言葉を記し始めた…。

9人の新体制で7周年から8年目へ…。物語は 、新たなページへ素敵な言葉を記し始めた…。 
 
 加山三稀・熊本美和・南いちごと3人の新メンバーを加え、ついに新制イケてるハーツとしての活動がスタート。その始まりとなったのが、9月11日(土)に品川インターシティホールで行なった「イケてるハーツ・ワンマンライブ〜7周年記念ライブ」公演。当日の模様を、ここに紹介します。


ここから、新たな物語が始まる。選ばれし9人の輝く存在が、品川インターシティホールの舞台に立っていた。彼女たちへは「諦めたくないMy Story 信じているよMy Drram」と、力強く右拳を天に突き上げながら歌いだした。物語は、ここから新たな章を描き出す。ここから始まるのではない。これまでの物語を背負ったうえで、今までとは違う物語をこの場から描くことにこそ、新たな始まりという言葉の意味が生まれてゆく。
  この日のライブの冒頭で「Believe In My Dreams」に触れたとき、胸が熱くなった。この時点で僕らは、彼女たちの強い意志と決意を受け止めることができた。一人一人の歌声やパフォーマンスに凛々しさを覚えるのも、胸に抱いた想いをしっかりライブへ投影しているからだ。もちろん、アイドルらしい笑顔だ。その笑顔の裏から強い意志を沸き立つ明るいオーラのように放ってゆくからこそ、その姿に視線が熱く惹きつけられる。

 

LIVE
  

  強い意志を胸に秘めた上で、9人優しく歌いだす。愛らしい仕種と声で「LOVE♡LOVE♡LOVE」を歌われたとき、胸がキュッと鳴った。無垢な笑顔や甘えるような仕種で「やっと会えたねって嬉しくて そんな一瞬のキミの笑顔」と歌われているのに、冷静でいれるわけがない。彼女たちの想いを「このまま全部受け止め」たい。そして、この瞬間だけは、自分たちも青春という1ページの中へ飛び込み、彼女たちと一緒に最高の想い出の場面を描きたい。最高のその笑顔を、しっかり心へ焼き付けたい。


 今宵は、結成7周年の記念の日。メンバーたちも、いつも以上に気合が入っている。この日のメンバーたちは新衣装。まさに、新しい物語を作るに相応しい門出の日だ。この衣装は、新しいシングル「SING・LA・BANG・SHOW!」用。ということは、これからこの衣装姿をたくさん見れるというわけだ。

 

LIVE


 次のブロックは、場内や配信を通して観ている人たちに向け、愛しい想いを告白するように歌った「MARIA」から始まった。胸をキュッと鳴らす、女の子特有の愛らしい仕種のもと、甘えた素振りで歌いかける彼女たち。舞台の上で歌い躍る9人の姿が、ガラスケースから飛びだした可愛らしい人形のように見えてきた。もし人形が命を宿したら、この日の彼女たちのような姿なのかも知れない。その姿、愛しいよ。

  舞台の色を塗り替えるように、イケてるハーツは「カルマストライプ」を通し、少しクールなモードで冴えたパフォーマンスを描き出す。笑顔の彼女たちも胸をときめかすが、凛々しい表情でせまるイケてるハーツにも心は強く引き寄せられる。僕たちの知らない領域を見せてゆくたびに、その存在へ惹かれていくのも当然だ。

 1曲ごと心の素顔を入れ換えるように、イケてるハーツは観ている人たちをいろんな歌の表情を持って魅了していく。キラキラとした音が跳ねだした。弾む音符に誘われるように、9人も「Jumping」に乗せ、声を一つに無邪気にはしゃぎだす。歌に気持ちを重ね合わせ、笑顔と一緒に心を奮い立たせてゆく姿もとてもチャーミングだ。メンバーみんなでジャンプする姿を見ながら、共に飛び跳ねたい気持ちを覚えていた。

 

LIVE
  
  乙女心を秘めることなく、元気いっぱいにさらけ出しながら、彼女たちは満面の笑顔で「オトメゴコロ だって」と歌いかけてきた。めっちゃ無邪気で、無敵な笑顔で「オトメゴコロ」を歌う姿の、なんて尊いことか。触れた人を絶対に夢中にさせるなんて、こんな嬉しいことはない。この曲に触れている間中、心が眩しい輝きに包まれていた。その輝き、胸が痛い!! 

  メンバーみんなが気持ちを一つに歌いながら、楽曲は力強く駆けだした。イケてるハーツは、凛々しい声を響かせ、「In the name of love~愛という名のもとに」を歌いだす。愛らしいながらも、その歌声には強い意志が漲っていた。だから、彼女たちの歌声に触れながら気持ちが奮い立っていたのかも知れない。

 さぁ、手にしたサイリウムやペンライトの光を天高く突き上げ、この空間を極彩色な宴の場に染め上げてゆけ!イケてるハーツの歌う「ルミカジェーン」を耳に、心で受け止めながら、手にした輝きを振りまわし、その輝きの中で溺れたい。この歌は、イケてるハーツと僕らの間を熱狂と熱情という熱い光で繋ぐ歌。メンバーたちがオレンジのサイリウムを手に闇の中で歌い躍る。その姿が、むしろ眩しく見えていた。

 MCでは、イケてるハーツのメンバーへ加入した頃の想い出を語っていた。それぞれ加入した時期に違いはあるが、各々が当時の想い出を懐かしむように語れば、成長した姿を通し、その頃と今の姿の変化などもしみじみと振り返る様も見せていた。

 

LIVE


  次のブロックは、11月9日に発売する最新シングルの曲からスタート。最初に飛びだしたのが、「君が好きで 好きで 苦しいよ ずっと」と歌いだす「好きだよSunshine」。切ない"好き"という気持ちではなく、希望を胸にした"好き"という歌声だからこそ、その苦しい胸の内にも輝きや強い力を覚えてゆく。彼女たち自身が、好きという想いを心に抱きながら輝こうとしてゆく。苦しい胸の内さえ前向きな表情に変え、ぶつけてゆく彼女たち。だから、輝くその気持ちへ手を伸ばしたくなる。

  続く「SING・LA・BANG・SHOW!」は、わちゃわちゃ弾けた和ダンスチップチューン。メンバーたちも、楽しいという感情のボリュームをMAXまで上げながら、あっぱれな気持ちを胸に舞台の上で無邪気にはしゃいでいた。無条件に気持ちをアゲるこの楽しさ、たまんないね。

 楽曲は、「好きだ」という想いをぶつける「Never stop love」へ。沸き立つ気持ちを少しずつ熱く膨らませ、サビで「好きだ」と歌う彼女たち。けっして熱情をぶつける歌ではない。むしろ、冷静な面も顔を覗かせる。だからこそ、少し気持ちを抑えながら「好きだ」と歌う声へ心惹かれてゆく。

 抑えていた気持ちへ,ふたたびカラフルな"楽しい"というフレイバーをまぶしてゆくように、イケてるハーツは「ロゼッタ・ストーン」を歌唱。彼女たちと一緒に、現実を消し去り、夢の世界で戯れたい。そんな気持ちを胸に、にやけた顔で彼女たちを見ていられるこの時間、この瞬間が大好きだ。

 

LIVE


 「2022年のイケてるハーツは進化の年」と、MCで発言。最後のブロックは、観ている人たちの気持ちを笑顔で上げてゆく「Sparkle☆Power」から。メンバーみずから、9つの輝きとなり、観ている人たちのハートへ輝きを降り注いでゆく。「Sparkle☆Power」を聞いてると、自然と顔がにやにやしてくるのは、彼女たちが舞台の上で戯れるようにわちゃわちゃはしゃいでいるから?!メンバーらの振り上げる腕の動きに合わせ、フロア中からも数多くの拳やペンライトの輝きが大きく揺れていた。その景色、とてもカラフルで、目に鮮やかだ。

  冒頭を、めっちゃクレイジーに弾けたダンスナンバースタイルにアレンジした「希望の地図(IntoroCrazyVer.)」が飛びだした。彼女たちが描き出す未来の地図には、どんな風景が描きだされるのだろうか。そんな期待を、この曲は与えてゆく。でも、本音を言うなら、ライブへ触れている間、そんな意識は少しも浮かんではいなかった。ただただ、楽しく熱狂の中に溺れていた。 

  最後にイケてるハーツが届けたのが、「KAKERA」だ。そこに夢がある限り、彼女たちは舞台の上で輝き続けようとしていく。その輝きをさらに光らせるのも、くすませてしまうのも、彼女たちの力もそうだが、イケてるハーツを応援する僕らの注ぐ思い次第。メンバー一人一人と、イケてるハーツに想いを寄せる一人一人の抱く夢の欠片、その一つ一つが綺麗に重なりあうごとに、イケてるハーツの描いた未来の地図は明瞭になってゆく。その先の未来が見たいから、僕らはここへ集う。その集う仲間に、君も加わってみないか?たとえ小さくてもいい。その欠片がしっかり未来図というパズルへはまったとき、すべての欠片に眩しい輝きが降り注ぐはずだから。

  熱狂は、まだ終わらない。アンコールで舞台に姿を現したメンバーたちは、ふたたび「SING・LA・BANG・SHOW!」を歌いながら、この会場に終わりたくない楽しい宴を作り上げていった。

 

LIVE

 

TEXT:長澤智典
photo by黒澤奨平

 

セットリスト
「Believe In My Dreams」
「LOVE♡LOVE♡LOVE」
「MARIA」
「カルマストライプ」
「Jumping」
「オトメゴコロ」
「In the name of love~愛という名のもとに」
「ルミカジェーン」
「好きだよSunshine」
「SING・LA・BANG・SHOW!」
「Never stop love」
「ロゼッタ・ストーン」
「Sparkle☆Power」
「希望の地図(IntoroCrazyVer.)」
「KAKERA」
-ENCORE-
「SING・LA・BANG・SHOW!」

 


2021.11.09 release
SINGLE
「SING・LA・BANG・SHOW!」リリース!!


イケてるハーツ Web
http://stand-up-project.jp/iketeruhearts/

イケてるハーツ twitter
https://twitter.com/iketeru_hearts

 

特集FEATURE

FEATURE
最新記事更新日 2024.03.24
ガルポ!ズ LIVE レポ
最新記事更新日 2024.03.21
ガルポ!ズ INTERVIEW