FEATURE

2021.03.03
神宿

幸せでお腹いっぱいになった神宿のフルコースのライブを、ここでも召し上がれ。

昨年より続いて開催された神宿初のZeppツアー「KAMIYADO Zepp Tour 2020-2021 Bloom of Life」。同ツアーの追加公演が、Zepp DiverCityを舞台に行なわれました。この日は、神宿YouTubeチャンネルでも無料生配信も実施。当日の模様を、ここにお伝えします。

 

神宿

 

 暖かな空間の中、フワフワッとした翼を羽ばたかせ軽やかに舞い躍るように、神宿のライブは「明日、また君に会える」から幕を開けた。心地好く弾むダンスビートに乗せ、舞台の上でステップを踏みながら歌う5人の姿がとても眩しく輝いて見える。蕾が少しずつ開き、やがて花開くような、そんな様を彼女たちの歌い躍る姿に覚えていたのは、この日の5人が咲いたばかりの淡い花のような可憐さを見せていたからだ。5人は、輝きを放つと信じた未来へ向け優しく手を伸ばしながら、その先にあるキラキラとした光をつかもうとしていた。いや、彼女たち自身が心の背中に生えた翼を羽ばたかせ、キラキラとした夢を詰め込んだ鱗粉を振りまいていた。とても心躍る幕開けだ。これから神宿がどんな物語を描いてゆくのか、楽しみが膨らみだした。

楽曲は、華やかさを一気に増すふように「Brush!!」へ。躍動するダンスビートの上で、5人は少しずつ気持ちのボリュームを上げてゆく。夏が与えてくれるドキドキと同じような、ときめきの魔法を彼女たちは掛けてゆく。メンバーたちの胸をキュンとさせるセリフの数々でハートを射抜かれたとたん、彼女たちの姿や甘い歌声にメロソロになっていた。僕らは神宿の5人に恋するどころか、愛おしすぎるその姿に早くも溺れそうだ。                    

 

 「一瞬一瞬を見逃さずにいてくださいね」と語った一ノ瀬みかの言葉通り、この日は濃密な時間を過ごせそうだ。

 

神宿

 

次のブロックは、とてもキュート&ポップでファンタジックな。でも、わちゃわちゃと楽しい。そんな、ハッピーをいっぱい詰め込んだ「グリズリーに襲われたら♡」からスタート。この歌に触れている間中、5人の乙女な心の中へ飛び込み、彼女たちと一緒にメルヘルがいっぱいのワンダーランドで無邪気に戯れていた。その気持ちを味わえたのが嬉しい。愛らしさを満載した5人の可愛くて眩しい歌声とパフォーマンスにやられ、胸がキュンキュンときめき続けてゆく。でも、このときめきがたまらなく大好きだ!!!!!

キラキラとしたときめきは、続く「CONVERSATION FANCY」でさらにパワーアップ。5人は、舞台の上からキラキラとした香りを振りまきながら歌い躍っていた。5人のファンシーでキュートな動きやチャーミングな表情に触れ続けていたら、ワクワクを覚えるたびに膨らみ続けていた胸が破裂しそうになっていた。5人の振りに合わせ、フロア中の人たちも振りを真似ながら気持ちをときめかせ躍っていた。歌が進むたびにドキドキとワクワクが押し寄せ、ときめきが膨らみ続けてゆく。そんな、ときめきの魔法を掛けてくれる彼女たちは、とってもキュートでファンシーな存在だ。

 

 舞台背景に映し出された、神宿のメンバーたちがYouTube配信してゆく様を映し出した映像。配信を終えそれぞれが家路に帰る中、羽島めいと塩見きらは小洒落たレストランバーに入り、ワインを片手にはしゃぎだす。そんな2人のプライベートな姿を映し出しながら、ライブは羽島めいと塩見きらのソロ・コーナーへ。

 

先にステージに立ったのが、羽島めい。彼女はエレクトロなラップナンバー「Attitude」をクールにラップしてゆく。神宿として活動を始めた頃の姿を思い返すように、彼女は強いビートに乗せ舞台の上を右に左にと歩きながら、クールな。でも、胸の内に秘めた熱い想いも吐き出すようにライムし続けていた。彼女が神宿のメンバーになった経緯から、神宿に自分の生きる意味を見いだした様など、羽島めい自身の赤裸々な想いがこの歌から伝わってきた。いつしかフロア中がブルーの揺れる光に包まれていた。彼女と一緒にビートに乗り、誰もが心地好く身体を揺らし、羽島めいの想いを受け止めていた。

 歌のバトンを受け取ったのが、塩見きら。彼女はグリーンの光がきらめくフロアに向け、哀切な香りを歌声に滲ませながら、ギターを手に「Twenty」を歌いだした。ギターをストロークしながら、彼女はキラキラとした青春という輝きを放っていた頃の姿や風景、当時の記憶や気持ちを振り返るように歌っていた。ミディアムメロウな楽曲に乗せ、塩見きらは胸の内を零すように歌う。切なさと期待感が同居したような歌声に心が惹かれてゆく。フロアでは、彼女の歌声に気持ちを寄り添えるようにグリーンの光が数多く揺れていた。けっして派手ではない。むしろ、ジワジワと胸に染み込む歌声だ。だから、その姿をジッと見つめ続けていたのかも知れない。

 

神宿

 

ふたたび神宿のステージへ。彼女たちは浮遊するようなエレクトロなダンスビート・ナンバー「ボクハプラチナ」に乗せ、ときには甘い歌声も塗り重ねながら、身体中に秘めていた熱を解き放つように歌っていた。次第に歌声に熱やパワーが漲ってゆくのも、生命力にあふれた楽曲に導かれたからだ。力強くも澄み渡る歌声と幻惑するエレクトロなサウンドが重なりながら、観ている人たちを不思議な世界へ連れ出してゆく。彼女たちは異空間のダンスフロアを彩るパフォーマーになり、抑揚を持った歌声をフロア中へ響かせ、観客たちのハートを魅了していった。エレクトロな音の波の中、「ボクはここにいるよ」とみずからの存在を輝かせていた。

続く「MAD GIRL」では、妖しい香りも醸しながら、5人は大人の色気たっぷりに挑発するようにせまってゆく。これまで見せていた「可愛い」の対極にある「妖艶」な様を、5人はクールでセクシーな楽曲へ導かれるように開放し続ける。妖しい魅力を放つその姿で、彼女たちは観ている人たちの視線を釘付けにしていた。サディスティックなほどに挑発的で刺激的なんだ。

 

 深遠かつ壮大、シンフォニックでエレクトロな始まりの音色に胸がスーッと惹かれだす。壮麗な楽曲がサビ歌に入ると同時に色づき、華やいでゆく。一ノ瀬みか・塩見きら・小山ひなの3人は、胸の内に秘めた想いを強く吐き出すように「Erasor」を歌っていた。切ない女性の心模様を3人は壊れそうな心情のまま、悲しさを零すように歌っていた。自分の心の内側に秘めた本心を塩見きらが語りだす。彼女が素直に告白した気持ちを、一ノ瀬みかと小山ひなが心の叫びとして歌いあげる。3人が乱れ揺れ動く感情のまま歌う様に、心も視線もずっと縛りつけられていた。彼女たちの歌声を通した心の動きを、しっかりと受け止めていたかった。

 ハウリングしたギターの音を合図に飛びだしたのが「全身全霊ラプソディ」。激しく攻めるアッパーで躍動した楽曲へ触発されるように、5人も気持ちを開放しながら、熱した歌声を力強くぶつけていた。5人のパワフルなパフォーマンスに触発され、その場で跳ね続ける観客たち。メンバーたちが全身全霊で気持ちをぶつけてゆく様に、魂が熱く奮い立つ。夢を夢で終わらせないと宣言するように凛々しく歌う姿が、強烈に瞼や心に焼きついた。

 

 次の映像には、羽島みきと小山ひなの姿が映し出されてゆく。5人で別れた後、みきとひなはコンビニで買い物をすませ、2人でお菓子をつまみつつ、UNOをしながらホームパーティで盛り上がっていた。そして…。

 

続いてのソロ・コーナーは、羽島みきがヘッドセットを付け、軽やかに舞い踊り歌う「トキメキ☆チュウ」からスタート。彼女は、舞台の上をまるで羽衣をまとった天女のように軽やかに舞いながら、愛らしい声で歌を届けていた。その様を見ていたら、すっかり羽島みきの姿に夢中になっていた。満面の笑顔を浮かべ、観ている人たちを虜にしてゆく素敵な歌の魔法を彼女は掛けてゆく。何時しか僕らは、可憐に舞い躍る羽島みきの姿に魅せられていた。フロア中で揺れている、たくさんの黄色い輝き。僕らは、彼女の掛けた胸を心地好く躍らせるイエローマジックにかかったまま、黄色い光を揺らしながら彼女の姿を追いかけていた。

 ステージのバトンを受け取った小山ひなは、ピンクの光に包まれたフロアへ向け、椅子に座りながらカバー曲の「ビ・ビ・ビ♡」「好きといわせてもらってもいいですか」を立て続けに歌い出した。彼女は愛らしい表情を浮かべながら心地好く身体を揺らし、少し舌ったらずな声で優しく軽やかに歌っていた。披露したのは、どれもアコースティック色の強い曲たち。愛らしい表情で歌う彼女の姿に、心がずっとドキドキし続けていた。

 

神宿

 

ふたたび5人に戻った神宿は、超ハイテンションでアッパーな「ほめろ!」を歌唱、ふたたびフロア中に楽しいやハッピーという空気を作りだした。メンバーたちも、ときにじゃれ合いながら、ときに大きくステップを踏み、手を振り回しながら「ほめろ!ほめろ!ほめろ!」と愛らしい表情で歌いかける。愛の籠もったそのエールが「いいじゃん」。彼女たちの明るく無邪気なパワーに触発され、フロア中の人たちもお祭り騒ぎしてゆく。小山ひなの「褒めてほしいな」のセリフに胸がキュンキュン高鳴りだす。この歌に触れていると、細かいことなど気にせず、多少の失敗さえ笑顔で乗り越えられるテンション高い自分になれる。「いいじゃん」、この気持ちが。やっぱ、人は褒められてこそ成長するってことじゃんね。

 

続いて歌を披露したのが、羽島姉妹。2人は、パーティ感も含んだ甘くメロウなソウルチューンの「SISTERS」を愛らしく歌唱。じゃれ合いながらも息のあったコンビネーションを見せるところは、さすが姉妹というべきか。無邪気に戯れ続ける2人の姿からは、本当に心許し合った関係が見えていた。心地好く弾む明るくポップな曲調も、この姉妹に似合う表情だ。

 

 映像は、一ノ瀬みかの姿を映し出した。メンバーらと別れた彼女は、タクシーに乗り込み、夜の都会の街を散策し続けてゆく。やがて東京タワーを前にした彼女は…。

 

ソロ・コーナーの最後を飾ったのが、一ノ瀬みか。彼女はジャジーでソウルフルな楽曲に乗せたバラードナンバーの「Fly Me To The Moon」を艶かしく。でも朗々と歌っていた。その歌声は、まるでジャズソウル系のシンガーのようだ。フロア中に灯った真っ赤なライトが、彼女の妖艶な姿をさらに艶めかせていった。表情は一変。心地好いアコースティックな音色に乗せ、一ノ瀬みかは「Love Yourself」を優しく弾むビートに身を寄せながら歌い出した。シンプルな演奏だからこそ、逆に彼女の抑揚を持った細かい歌声の表情までしっかり伝わってくる。改めて、彼女が歌唱力の高いシンガーであることをカバー曲の数々が証明していた。さらに彼女は、みずからの気持ちを自由に羽ばたかせるように、躍動した声を魅力に「Dynamite」を歌いながら、観ている人たちに表現力の豊かなヴォーカリストであることをしっかりと示していった。

 

 5人に戻った神宿は、ふたたび会場中をパーティな空間に染め上げだす。彼女たちは青春の香りをたっぷりと詰め込んだ、超アゲアゲな青春ポップチューン「春風Ambitious」を歌いだした。5人は、一瞬で会場中をわちゃわちゃした華やかな空気に染め上げていった。さぁクライマックスに向け、ここから楽しいパーティへふたたび熱を注ぎ込め。とびっきりの楽しさに触発され、思いきり飛び跳ねながら満面の笑顔になれるこの瞬間を、フロア中の人たちが存分に楽しんでいた。フロア中に広がったわちゃわちゃとした空気が、たまらなく胸を騒がせる。このままずっと弾け続けてたい!!!!!

 さぁ、もっともっと派手なアクションを決めて騒ぎ祭れ。飛びだしたのが、気持ちを嬉しくはしゃがせる「Action!」だ。フロア中の人たちが5人の歌声に合わせ、「Action!」と心の声を上げながら一緒に戯れ続けていた。超テンションアゲアゲの祭りナンバーこそ、神宿らしさ。メンバーたちも、テンション高いままに舞台の上で軽やかに舞い踊りながら、この空間を神宿らしい祭り会場に染め上げてゆく。「みんなで一つになりたいな」の声に合わせ、フロア中の人たちが5人と動きに合わせ手を大きく振り続けていた。誰もが彼女たちと一緒にはちゃめちゃなパーティポップチューンの中へ無邪気に飛び込み、全力で騒ぎ続けていた。

飛びだしたのが、キラキラと輝くカラフルでハイパーなダンスポップチューンの「必殺!超神宿旋風」。会場は、すっかりお祭騒ぎ状態だ。その空気にもっともっと熱を注ごうと、彼女たちはテンション高い神宿旋風を巻き起こしていった。この楽しさは止まらない。むしろ、どんどん加速してゆく。だったら彼女たちと一緒にこの楽しさを謳歌すればいい。頭を空っぽに夢中ではしゃぎ続けてこそ、正解だ。神宿の押せ押せでアゲアゲなポップチューンに次々触発され、身体の熱が上がりっぱなしだ。

限界まで騒ぎ祭れと言わんばかりに、神宿は「お控えなすって神宿でござる」を届けてきた。誰もが手にしたペンライトを大きく揺らしながら、極上のパーティ系ダンスポップチューンに合わせ、上がり続ける気持ちのままにはしゃいでいた。「えっさほいさ」の歌声に触発され、彼女たちの振りに合わせて拳を高く突き上げながら、5人と一緒に、消えない熱狂の中で共に夢を見続けていた。神宿の作り上げた夢がたっぷり詰まった楽しいパーティナイトは、上がるところまで上がり続けてゆく。

 

最後に神宿は、椅子に座り、オレンジ色の光に包まれながら「Orange Blossom」をしっとり歌いだした。それまで熱狂していた身体の火照りを優しく静めてゆくように、愛らしい歌声で観客たちの心をキュッと抱きしめてくれた。フロア中に咲いたオレンジの無数の輝く花が、5人の歌声に誘われるように大きく揺れていた。穏やかな声で語るように、ロマンチックに歌う彼女たちの歌声が愛おしい。優しく包み込む彼女たちの歌声とオレンジの光の波の上で、今は心地好く揺れていたい。

 

ここで、重大発表として神宿史上最大規模の全国ツアーを行なうこと。そして、4月29日に、LINE CUBE SHIBUYAを舞台に新生神宿の結成2周年記念公演を行なうことを発表した。その後、 メンバーたちが今日の感想を述べだした。

 

「2016年12月28日に、私たち神宿は、初めてZepp DiverCityでワンマン公演をさせていただきました。そのときもお客さんがいっぱいで嬉しかったんですけど。今回、ZEPP TOURを通してみなさんに会いに行けたのがとても嬉しかったです。初めてZepp DiverCityのステージに立ったときは、ZEPP TOURができるなんて想像もしていなかったこと。こうやって今があるのも、みなさんのおかげです。今回のZEPP TOUR、いろいろ悩んだり不安なことがあって、正直立つのも自信がなかったけど。こうやって成長できたのはみなさんのおかげだし、今回のツアーで成長できた部分を、春のツアーでみなさんにもっと観てもらいたいと思っています」(羽島みき)

「わたしは神宿に入るまで、やりたいことがなかったんですよ。まわりの目を気にしながら、作り笑いをして何となく毎日を過ごしていました。そんな自分が嫌で神宿のオーディションを受けました。神宿に入ってからいろんな感情に支配されるんです。幸福や温かい気持ちなったり、舁夫さん(ファン)を通して愛を知ったり、上手く躍れなくて、上手く歌えなくて悔し涙を流すこともあったり。わたしはずっと泣いてばかりだったけど、それ以上に今は、笑顔あふれる毎日になっています。それは支えてくれるみんなのおかげです。わたしにはまだたくさんやりたいことがあります。春のツアーで、初めて地元の愛媛に帰ります。大好きなメンバーや舁夫さんらと一緒に、夢のような時間をもっともっと作っていきたいです。ここが、わたしの生きる場所です」(塩見きら)

「ZEPP TOURが決まったとき、正直すごく不安で怖くて。期待がどんどん膨らんでいくのを感じていたし、背負うものも膨大な数になっているのも肌で感じていました。でも、どうしても大切な仲間たちを引っ張っていきたいし、ファンのみんなも引っ張っていきたいと思ったんです。だから一人でたくさん考えました。どうやってコミュニケーションを取ったらいいんだろう。どうやったらみんなが笑顔になってくれるんだろう。言葉一つ一つ発するのがすごく怖かったです。そうして一人で考えていると頭に孤独という文字が浮かんでくるんですね。すごくつらかった。だけど、こうしてステージに立つと、たくさんの笑顔で迎えてくれるみんなのことを、本当に心の底から大好きだって思えました。発表された全国ツアー、そして2周年のワンマン。どんな笑顔が見れるのか、今からすごく楽しみです」(一ノ瀬みか)

 「いろいろな選択肢がある中で、今日ここに来てくれたみんな、神宿のライブを観てくれているみんな、選んでくれてありがとう。普段はみんな別々の世界で生きてるけど。今、この時間だけは、わたしが君のことを、みんなのことを独り占め出来ている気がして、とても嬉しかった。生きてたら、つらいこととか逃げ出したいこともあるけど。でもやっぱり、わたしはこのステージに大事な4人と一緒に立つことが大好きだなと思えた。次は、全国ツアーでみんなに私たちを選んでもらえるように、これからも頑張っていきたいと思います」(小山ひな)

「神宿のライブって、わたしはレストランだと思ってるんですよ。レストランって、コースとして料理が出てくるじゃないですか。神宿のライブも1本1本のライブがコース料理だと思っていて。どんな組み合わせの曲を繋げていって、みんなにどんな風に味わってもらうかを私たちは日々考えてやっているんですね。私たちは、ライブに来てくれたみんなに幸福を食べてほしいんですよ。幸せでお腹いっぱいになってほしいの。だから、私たちは一つ一つのライブをコース料理だと思っています。春から全国へレストラン神宿として、わたしたちが行くので、ぜひお腹空かせてまっててください」(羽島めい)

 

神宿

 

 アンコールは、会場に足を運んだ人たちのみへ向けたライブとして行なった。まずは「それから」を歌いながら、彼女たちは、ふたたびファンたちの胸にワクワクとした期待を注ぎだした。5人の気持ちを一つにしたハーモニーが、心地よく胸に溶け込む。この時間を、彼女たちの温かい歌声を、心でギュッと抱きしめられたことが嬉しかった。5人が気持ちを一つにファンたちへ想いを語りかけるように歌う様が、とても暖かい姿として瞼に焼きついた。僕らも、この歌のように神宿に出会えたことが。神宿を見つけだせたことが素敵な奇蹟だなと感じていた。

最後は、やはり会場中を祭りの場に染め上げてこそ。それこそが神宿らしさ、それが神宿のライブに惹かれる一番の魅力。「思いを一つにしていきましょう」の言葉を合図に「KMYD」が飛び出した。メンバーたちとファンたちが気持ちを一つに、KMYDの振りをしながら一緒に笑顔ではしゃいでいた。みんなで一つになって楽しいを分かち合える、この時間を存分に楽しみたくて、神宿のライブに僕らは足を運び続けているんだと思う。ここは、僕らにとって夢をお腹いっぱいに味わえるワンダーランド。それを存分に楽しめたライブだった。

 

さぁ、この楽しさを、次は全国ツアーで味わおうか。

 

 

写真:佐藤広理
取材・文:長澤智典

<セットリスト>

01.明日、また君に会える
02.Brush!!
03.グリズリーに襲われたら♡
04.CONVERSATION FANCY
05.Intro:Attitude(めいソロ)
06.Twenty(きらソロ)
07.ボクハプラチナ
08.MAD GIRL
09.Erasor(みか、きら、ひな)
10.全身全霊ラプソディ
11.トキメキ☆チュウ(みきソロ)
12.カバー曲メドレー(「ビ・ビ・ビ♡」「 好きといわせてもらってもいいですか」)(ひなソロ)
13.ほめろ!
14.SISTERS(みき、めい)
15.カバー曲メドレー(「Fly Me To The Moon」「Love Yourself」「Dynamite」)(みかソロ)
16.春風Ambitious
17.Action!
18.必殺!超神宿旋風
19.お控えなすって神宿でござる
20.Orange Blossom

-アンコール-
En1.それから
En2.KMYD

 

 

<インフォメーション>

ツアー情報

4/3(土) 名古屋 DIAMOND HALL(愛知)
開場16:30 / 開演17:15

4/4(日) 名古屋 DIAMOND HALL(愛知)
開場13:30 / 開演14:00 舁夫会公演
開場17:00 / 開演17:45

4/9(金) 京都FANJ(京都)
開場18:15 / 開演19:00

4/10(土) EVANS CASTLE HALL(奈良)
開場13:30 / 開演14:00 舁夫会公演
開場16:30 / 開演17:00

4/17(土) livehouse IMAGE(岡山)
開場17:00 / 開演17:30

4/18(日) 広島 SECOND CRUTCH(広島)
開場13:45 / 開演14:15 舁夫会公演
開場16:30 / 開演17:00

4/24 (土) HEAVEN'S ROCK宇都宮VJ-2(栃木)
開場14:30 / 開演15:00 舁夫会公演
開場17:30 / 開演18:00

4/25(日) 新横浜NEW SIDE BEACH!!(神奈川)
開場14:30 / 開演15:00 舁夫会公演
開場17:30 / 開演18:00

5/1(土) 大阪 なんばHatch(大阪)
開場13:30 / 開演14:15 舁夫会公演
開場17:00 / 開演17:45

5/2(日) 大阪 なんばhatch(大阪)
開場13:30 / 開演14:15 舁夫会公演
開場17:00 / 開演17:45

5/4(火祝) 熊本B.9 V1(熊本)
開場15:30 / 開演16:00

5/5(水祝) 福岡DRUM LOGOS(福岡)
開場14:00 / 開演14:30 舁夫会公演
開場17:00 / 開演17:30

5/9(日) SOUND SHOWER ark(静岡)
開場14:30 / 開演15:00 舁夫会公演
開場17:30 / 開演18:00

5/15(土) 札幌 cube garden(北海道)
開場13:30 / 開演14:00 舁夫会公演
開場16:30 / 開演17:00

5/22(土) 高崎club FLEEZ(群馬)
開場14:30 / 開演15:00 舁夫会公演
開場17:30 / 開演18:00

5/30(日) 松山サロンキティ(愛媛)
開場14:30 / 開演15:00 舁夫会公演
開場17:30 / 開演18:00

6/5(土) HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3(埼玉)
開場14:30 / 開演15:00 舁夫会公演
開場17:30 / 開演18:00

6/6(日) 水戸LIGHT HOUSE(茨城)
開場14:30 / 開演15:00 舁夫会公演
開場17:30 / 開演18:00

6/12(土) 高松MONSTER(香川)
開場15:15 / 開演15:45

6/13(日) 柏PALOOZA(千葉)
開場14:30 / 開演15:00 舁夫会公演
開場17:30 / 開演18:00

6/19(土) club SONIC iwaki(福島)
開場16:00 / 開演16:30

6/20(日) 仙台darwin(宮城)
開場14:30 / 開演15:00 舁夫会公演
開場17:30 / 開演18:00

6/26(土) 柳都SHOW CASE!!!(新潟)
開場14:30 / 開演15:00 舁夫会公演
開場17:30 / 開演18:00

6/27(日) 長野LIVE HOUSE J(長野)
開場14:30 / 開演15:00 舁夫会公演
開場17:30 / 開演18:00

7/4(日) 桜坂セントラル(沖縄)
開場14:00 / 開演14:30 舁夫会公演
開場17:15 / 開演17:45

◆チケット代

【昼公演】
舁夫会公演 3,500円

【夜公演】
 Sチケット:15,000円 ※記念品あり
 Aチケット:5,000円
 女性・高校生以下限定:3,500円
 
 ※舁夫会最速先行(〜5/5の公演):2月23日22時より申込開始
 ※舁夫会最速先行(5/9〜の公演):3月31日20時より申込開始

 

『KAMIYADO THIS IS THE DREAM TOUR』特設ページ
https://kamiyado.jp/tour/thisisthedream_tour/

 



神宿

2014年9月結成。原宿発の5人組アイドルユニット。UUUM所属。メンバーは一ノ瀬みか(赤)、羽島めい(青)、羽島みき(黄)、塩見きら(緑)、小山ひな(ピンク)。グループ名の「神宿」は「神宮前」と「原宿」を合わせたもの。神宿(KMYD)の頭文字 K=KAWAII(可愛い!)M=MAX(全力!)Y=YELL(応援!)D=DREAM(夢!)を届けるために原宿を拠点に活動している。


公式サイト:
https://kamiyado.jp/

公式YouTubeチャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UClhL_woWoXnmKvv2H8_mxwg

公式Twitter:
https://twitter.com/kamiyado0907

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