FEATURE
NANIMONOの「NANIMONO 新体制お披露目ツアー『7ちゃんねる』- 東京板 Part.2」公演レポ―ト!

新メンバーに、和田あずさ・朝比奈ろんを迎えたNANIMONO。彼女たちが、新生NANIMONOの魅力を届けようと、6月7日より「NANIMONO 新体制お披露目ツアー 『7ちゃんねる』」をスタート。同ツアーのファイナル公演が、「NANIMONO 新体制お披露目ツアー『7ちゃんねる』- 東京板 Part.2」と題し、6月21日(土)に神田スクエアホールで、満員の観客たちを前に行われた。
キラキラとしたファストでポップな「7ちゃんねるSE」が場内中に流れだす。巨大なスクリーンに、メンバーそれぞれをイラスト化した映像が映しだされるのに合わせ、そのメンバーがステージへ登場。お馴染みのメンバー紹介の声が飛び交うたび、フロアからも同じように声が上がる。7人のメンバーたちの誘いを受け、フロア中がカラフルなペンライトの輝きに包まれた。そして‥。
ライブは、自分たちの存在意義を示すように『アイデンティティー』から幕を開けた。7人が叫んだ「アイデンティティー」の声を合図に、強烈な四つ打ちのビートが身体を直撃。フロア中の人たちが一斉にはしゃぎだす。メンバーたちの声に熱いかけ声をぶつけるのはもちろん。サビでは、メンバーらと一緒になって踊れば、間奏では「アイアイ!」と声を上げ、7人と一緒に高く飛び跳ねていた。メンバー紹介のパートでは、一人一人に向かって熱いメンバーコールも飛び交う。すでに場内は熱狂に包まれていた。「何者にでもなれる!」の歌詞のように、新生NANIMONOになった7人は、この場で確かに輝きを放っていた。
続く『INTERNET MAGICAL GIRL』で彼女たちは「魔法少女になれなくたって」と歌いながら、「あのときかたけた魔法はみんなの中に残っているかな」と、TAKARAMONO(ファン)たちに呼びかけてきた。この場に集った人たちは今も、NANIMONOがかけた魔法にずっとかかり続けている。彼女たちがどんな風にテーマや装いを変えようと、NANIMONOという存在は、これまでも。そしてこの先もずっと、どんな弱虫やコミュ障の人でも一人の存在として認め,輝かせる魔法をかけ続てくれる。みずから手放さない限り、その魔法が消えることはない。むしろ、彼女たちのかける魔法にずっとかかり続けていたいし、現実を消し去るパワーを持つ、ヲタクで可憐な7人の女性たちと一緒に、ずっと夢を見続けていたい。そこには、インキャやヲタクたちが伸び伸びと自分らしくいれる「優しい世界」が広がっていた。7人は、TAKARAMONOたちへ輝く歌声の光を降り注いでゆく、そんな素敵な世界が広がる優しい世界に、彼女たちがこの場を染め上げていった。
「あの頃、魔法少女になれなかったわたしへ」の声を合図に、メンバーたちは「魔法少女になれなかったあのころの君に届けます」と言葉を投げかけ、『魔法少女になれなかった』を歌っていた。みんなで思いを一つに振りを揃えて動く様や、ネガティブな感情を認めたうえでみずから輝こうとする姿が、TAKARAMONOたちの目には憧れという魔法をかける魔法少女たちのようにも映っていた。
「NANIMONOが7人になって帰ってきました、ただいまー」の声が嬉しい。MCでは、一人一人が自己紹介をするたびに、フロア中の人たちも一緒にメンバーの名前を明るい声を上げて叫んでいた。ここでは、新メンバーの2人が「アイドルになった理由」を語ってくれた。それが、要約した以下の言葉になる。
「アイドル活動をずっと続けてきた中、一回めっちゃ大きな挫折をしたの。素敵な場所が怖い場所になって、涙が出てもう立てない状況になって、「わたしはもうアイドル活動ができないかも」となって、一時期引き籠もっていました。そのときにNANIMONOを見て、優しい世界を作ろうとしている姿に勇気をもらって、また戻ってきて、こうやってみんなと楽しい世界を作れて、今はすっごく嬉しいです。わたし、NANIMONOになるためにアイドルになったのかも知れない」(和田あずさ)
「もともとアイドルが大好きだったから、アイドルを見て元気をもらっていたけど。自分には自信がなくて、ずっと見ているだけだったけど。NANIMONOのみんなを見て、「NANIMONOはすごい優しいグループだなと」思ったのと、"インキャにも優しい世界を作る"のがコンセプトだから、どんな人にも寄り添ってくれる人たちだと思ったし、「わたしも、いろんな人たちに寄り添えるアイドルになりたい」と思って、アイドルになろうと決めました」(朝比奈ろん)
彼女たちは、このツアーより新衣装姿で活動。「今回は、古き良きヲタク文化と近未来のカルチャーを混ぜ混ぜした、Kawaii Future IDOLになった」と語っていた。そのうえで歌ったのが‥。
「みんなの背中を押せる曲を歌います」の言葉に続いて歌ったのが、新曲の『もしも私がアイドルになれたら』。「みんなのもしもの夢が叶うまで、わたしたちはステージで歌い続けるよ」」の言葉が嬉しい。夢を憧れとして見ていた彼女たちが、今ではアイドルとして、いろんな人たちに夢や勇気を与えてゆく立場になっている。アイドルという人生がとても夢に満ちた職業であり、アイドルとして夢を追い求めることで、こんなにも輝いた人生を謳歌していけることを、彼女たち自身がステージの上ではしゃぐように歌い踊りながら、それを示していた。アイドルとしてこの曲を歌う彼女たちが。いや、アイドルして活動をしてゆく彼女たちの姿が、誰かの背中を押してゆく存在であり続けるのなら、そんな素敵なことはない。
『404』のイントロが流れたとたん、フロア中から熱い声が飛び交いだす。ステージの上でメンバーどうしが擦れ合いながら、「足りないないないない なにもない」と歌う姿が、とってもチャーミングだ。彼女たちの声に合わせ、フロアのあちこちから「ぴえん」の声が跳び交う様も素敵だ。7人は、どこか甘えた素振りで「足りないないない なにもない」と歌っていた。彼女たちが「ひえん」と呼びかけるタイミングで、フロア中の人たちが声を上げて飛び跳ねる。その一体化した景色が最高じゃない。この楽しさ、もっともっとほしくなる。
派手な音を撒き散らし『どーぱみん!』が流れだすのにあわせ、これまで以上に熱い声がフロア中から飛びだした。メンバーもTAKARAMONOたちも、理性のスイッチを次々と切って、思いきりはしゃぎ続ける。曲が進むにつれ、上がり続ける熱狂と興奮。この曲の間中、身体の中をドーパミンがずっと駆け巡っていた。
MCでは、7人で決めた夢を伝えてきた。それが、「全国ツアーに行きたい」「海外遠征に行きたい」「日本武道館に行きたい」。この3つの夢を叶えるため。そして、何者かになるために、彼女たちはこれからも走り続けてゆく。
ライブも終盤へ。飛びだしたのが、新曲の『ただただ怠惰』。「生きてるだけでほめられた~い、ただただ怠惰」の声を合図にスタート。冒頭から「ただただ怠惰」とみんなで叫べる、感情の螺子を緩くしてゆくポップな楽曲だ。「ただただ怠惰」「怠惰」と声をかけあえるのも嬉しい。歌詞に「息してるだけで褒められたい」と記されているように、まさにNANIMONOらしいアイデンティティーを満載しているところも、この曲の特徴?!胸が弾み、身体が踊りだす、軽快に跳ねるポップチューンだけに、みんな心地好く身体を揺らしてはしゃいでいた。ほんと、「生きてるだけで褒められたい」よ。
一転、躍動した超ヤバめでアッパーなダンスチューンの『INKYA★STAR』では、メンバーたちが次々と強烈なラップを早口で繰り出してゆく。ハードスタイルの要素も組み込んだ、躍動する攻めたダンスナンバーに乗せ、みんなで「INKYA★STAR」と叫びながら感情を爆発させ、この場をイケイケで押せ押せなダンスパーティの場に染め上げていった。「ワイらがINKYA★STARのお出ましだ」の声も含め、みんなで「INKYA★STAR」と声をかけあうたびに胸が熱くなる。
最後に、動画撮影OK曲として、NANIMONOのライブにずっと熱狂と狂喜の景色を作り続けてきた『ジャージは戦闘服★』を、彼女たちはTAKARAMONOたちのハートに狙いを定めて熱唱。背景では、後輩グループのAZATOYとhakanaiのメンバーたちが、コメントを書いた大きな板を掲げながら次々と走り去る。その姿は、まるでニコニコ動画上で書き込みコメントが次々と流れてゆくようにも見えていた。ここでは、動画撮影に夢中になっていた人たちもいたが、声を張り上げてはしゃぐ人たちもあちこちにいたのも嬉しい。終盤には、NANIMONOのお友達、ゆるキャラのこぶしまるくんも登場。最後までわちゃわちゃした世界を作りあげ、ライブは駆け抜けていった。歌い終え、メンバーたちが「今まで以上の盛り上がりだった」と嬉しい声も伝えていた。
アンコールは、ふたたび新曲の『ただただ怠惰』から。愛らしいホップチューンに乗せ、「ただただ怠惰」の声が響き渡る。わちゃわちゃとはしゃぐメンバーらの姿が、とってもキュート。怠惰どころか、やる気満々な姿を見せてゆく様が超嬉しい。ネガティブな感情を、超ポジティブに変えてゆく彼女たち。その合い言葉が「怠惰」というのか、最高だ。「ただただ怠惰!怠惰!」と歌いながら、メンバーたちかフロアへカラーボールを投げていた姿も印象的だった。
「ここから、1から何者かになるために頑張っていく。新体制になって、第二章が始まるから。私たちには、みんなと過ごしてきた期間、みんなで積み上げてきた思い、みんなとの絆があるから、0からじゃなくて、1からの再スタートだから、みんなもついてきてくれるよね。私たちは、みんながいなきゃ嫌なの。夢って、あきらめなかったら叶うと本気で思ってるけど。それって、伝えていかないと伝わらないじゃん。誰かの夢になったり、誰かの勇気や希望になりたい。NANIMONOがその後押しをするきっかけになりたいと思ってる。夢ってあきらめなかったら叶うんだよ。絶対に大丈夫だよってことを、自分たちの身をもって証明していくから。だから、私たちと一緒に、未来を見て走ってほしいです」(ひなたゆま)
あのときは何もなかったけど、今は、大好きなメンバーとみんながいて。守りたいものや、失くしたくないものがたくさん出来ました。それって、今だから言える言葉だなと思っていて。もしも、私がアイドルになれたら」(ひなたゆま)の言葉を受け、最後も最新モードのNANIMONOを届けようと、ふたたび『もしも私がアイドルになれたら』を歌っていた。アイドルになった彼女たちだからこそ、アイドルとして歩み続けていく中で、本当に大切な宝物となる存在に気づくことが出来た。アイドルとして生きる意味や理由、使命感を理解している7人だからこそ、『もしも私がアイドルになれたら』に込めた思いに強い説得力を感じていた。なんて素敵な運命と7人は巡り合えたのだろう。僕らも、そう。NANIMONOと、これからもずっと一緒に背中を押し続けてゆく関係でいれたら、そんな幸せなことはない。
「この3年間で、「あきらめない気持ち」と「信じる強さ」をゲットしたと思うんだ。その2つを信じて、これからも上を目指して駆け上がっていきます」の言葉を信じ、共に走り続けていけたら最高じゃないか。
TEXT:長澤智典
セットリスト
7ちゃんねるSE
『アイデンティティー』
『INTERNET MAGICAL GIRL』
『魔法少女になれなかった』
『もしも私がアイドルになれたら』
『404』
『どーぱみん!』
『ただただ怠惰』
『INKYA★STAR』
『ジャージは戦闘服★』
-ENCORE-
『ただただ怠惰』
『もしも私がアイドルになれたら』
<インフォメーション>
_人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 2nd SINGLE リリース決定<
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
>>> 2025.08.20 Release
『もしも私がアイドルになれたら / ただただ怠惰』
詳細⤵︎
https://nanimono-official.com/news/public/_/xoig535n1gmxy0t1.html
<先行配信情報>
7月9日「もしも私がアイドルになれたら」Digital Release
Apple Music / YouTube Music / Spotify / Amazon Music でのライブラリ追加予約(Pre-add/ Pre-save)受付中
https://nanimono.lnk.to/moshimo-idol_paps
「もしも私がアイドルになれたら」Pre-add / Pre-saveキャンペーン開催
詳細はこちら
https://www.teichiku.co.jp/artist/nanimono/
<CDリリース情報>
NANIMONO 2ndシングル
発売日:2025年8月20日(水)
タイトル:「もしも私がアイドルになれたら / ただただ怠惰」
Type-A TECH-15562
Type-B TECH-15563
価格(税抜/税込):¥1,364 / ¥1,500
収録内容:
<Type-A>
1.もしも私がアイドルになれたら
作詞 こゆびちゃん 作曲 KOTONOHOUSE / こゆびちゃん 編曲 KOTONOHOUSE
2.ただただ怠惰
作詞 こゆびちゃん 作曲 早川博隆 / こゆびちゃん 編曲 宇田川 翔 / 早川博隆
3.インキャのキャキャキャ(2025 ver.)
作詞 こゆびちゃん 作曲 こゆびちゃん / 杉原亮 編曲 杉原亮
4.もしも私がアイドルになれたら(カラオケ)
<Type-B>
1.ただただ怠惰
2.もしも私がアイドルになれたら
3.INKYA★STAR(2025 ver.)
作詞 こゆびちゃん 作曲 こゆびちゃん / Toki 編曲 Toki
4.ただただ怠惰(カラオケ)
2025年10月22日3rdアルバム「Kawaii Future IDOL」発売
「リリース記念 全国ツアー開催決定」
11/1(土)YOKOHAMA COAST garage+
11/3(月祝) 福岡DRUM Be-1
11/7(金) 米子 AZTiC laughs
11/8(土) 広島 SIX ONE Live STAR
11/9(日) 松山 サロンキティ
11/14(金) 名古屋CLUB QUATTRO
11/16(日) 京都MUSE
11/22(土) 長野CLUB JUNK BOX
11/24 (月祝) 大阪 yogibo META VALLEY
11/29(土) 足利 ライブハウス大使館 ホールB
11/30(日) 新潟NEXS
12/5(金) 青森Quarter
12/6(土) 函館club COCOA
12/7(日) 札幌PENNY LANE24
12/20(土) 沖縄 桜坂セントラル
12/21(日) 沖縄 桜坂セントラル
1/3(土) LINE CUBE SHIBUYA
SNS
NANIMONOオフィシャルサイト
https://nanimono-official.com
NANIMONOオフィシャルX
https://x.com/nanimono_idol
NANIMONOオフィシャルYouTube
https://www.youtube.com/c/NANIMONO
NANIMONOオフィシャルTikTok
https://www.tiktok.com/@nanimono_idol
NANIMONOオフィシャルInstagram
https://www.instagram.com/nanimono_idol/
テイチクエンタテインメント
https://www.teichiku.co.jp/artist/nanimono/