Speak emo
老若男女から愛される、まさに“グローバル”“ユニバーサル”なK-POPデュオ、CoCoSoRiの新たな一歩。
「これまでのCoCoSoRiにはない、少し“トレンド”を意識した部分があって…」(CoCo)
――では楽曲についてお訊きします。まずは「Mi Amor」。スペイン語ですね。これはクラウドファンディングで支援者を募ったとのことですが…。
SoRi:はい。Kickstarterという米国のクラウドファンディングサービスです。そこでファンの方々が支援してくださったおかげでマカオでMVを撮ることができました。
――あぁ、MVを撮るためにやられたんですね。クラウドファンディングって、日本では最近アイドルなどもよくやっていますが、韓国ではどうなんですか?
SoRi:韓国ではあまりないです。日本とアメリカなどではよくあると聞いていますが…。
CoCo:韓国で初めてKickstarterで支援を募ったのがCoCoSoRiなんです。他のクラウドファンディングをやってる韓国のアーティストはいると思うのですが、Kickstarterでやったのは私たちが初めてです。
――そういう意味では、この曲のMVは“ファンの方々の愛が詰まった”作品だというわけですね。
SoRi:そうです!
CoCo:確かに!
――で、「Mi Amor」ってどんな曲ですか?
SoRi:「Mi Amor」はこれまでにはないラテンの要素があります。それに、これまでとはちょっと違った“セクシー”な一面が見られます。
CoCo:フフフ(笑)
SoRi:誘惑をするような、ラテンの情熱的なフィーリングがあって、“赤”のイメージで…。
CoCo:これまでのCoCoSoRiにはない、少し“トレンド”を意識した部分があって…。「より成熟した」と多くの方が評価してくださっています。私たち、”大人”になりました!(笑)
――確かに。デビュー曲「Dark Circle」には韓国のトロットの要素が見られ、それもCoCoSoRiの魅力の一つですが、「Mi Amor」はそこから大きく変化あるいは進化していますよね。ぐっと洗練されていて、トロピカル・ハウスなどのフィーリングも感じられる印象です。
CoCo:実際、“トロピカルなフィーリング”というは意識しました。トロピカルな雰囲気を出すためにマカオまでMV撮影に行ってきたんです。で、温暖な気候を期待して行ったのですが、実際はめちゃくちゃ寒かったです(笑)。
――冬に行かれたんですか?
CoCo:はい。でも、韓国に比べればもっと暖かいと思っていました(笑)。ところが実際行ってみたら……寒くて凍えました(笑)。
――大変だったんですね。で、そのMVですが、ストーリーがあって面白いですね。
SoRi:「面白さ」というCoCoSoRiの基本コンセプトは忘れずに(笑)。曲調はセクシーですが、MVを観るとCoCoSoRiらしさが溢れています。
――僕は残念ながら韓国語が分からないのですが、どんなことが歌われているんですか?
SoRi:これまでは「好きな人がいて、思い焦がれて悩む」ようなものが多かったんですが、今回「誘惑する」んです。
CoCo:情熱的な女性の気持ちを歌っています。
――あぁ、ラテンな感じなんですね。アクティブでアグレッシブで。
CoCo:はい、まさに。自分の気持ちをストレートに表現する女性です。
――続いて「Static electricity」。これはディスコっぽい感じですよね。
SoRi:この曲はデビュー前に一番最初にいただいたもので、初めてレコーディングした曲です。「静電気」というタイトルが示すように、これも面白い内容になっているんですが、この曲と「Dark Circle」でどちらをデビュー曲にするか悩んだんです。事務所の人たちと相談して、最終的には「Dark Circle」になったんですが、「Static electricity」もすごくいい曲なのでこのアルバムに収録しました。
――この曲は、いわゆる“ミュンヘン・ディスコ”のような雰囲気がありますが…。って”ミュンヘン・ディスコ”って言葉はおそらくご存じないかと思いますが…(笑)。
CoCo&SoRi:はい…。
――ボニーMとかアラベスクとかジンギスカンとか(笑)。作曲をされた方は意識されているかもしれませんが…。まあ、それは置いておいて…、これはまた「Mi Amor」とは違ってレトロなフィーリングがありますね。
SoRi:若干トロットの雰囲気もあります。
――ああ、なるほど。いろんなCoCoSoRiが詰まっている感じですね。そして「Wishy Washy」はCoCoさんのソロ曲です。
CoCo:はい!
――僕の印象としては、K-POPらしい叙情性を感じます。これもCoCoSoRiとはまた違った雰囲気ですね。
CoCo:そうですね。アコースティックなバラードです。私はペガヨンやIUといったアコースティックなポップソングが大好きなので、そうしたものがやりたいなと思って作っていただきました。
――少しジャズのフィーリングもありますよね。4ビートも入ってきて。
CoCo:ジャズ。そうですね。
――CoCoさんは、韓国ではソロとしても活動されているんですか?
CoCo:はい。SoRiが『アイドルマスター.KR』に出演したりしている間、少し時間があったので「じゃあ、私は個人的に好きなアコースティックな音楽をやってみよう」と思ってやりました。一人でプロモーションもしました。でも、SoRiがいなかったので寂しかったです(笑)。
――では最後に、このミニアルバム『Mi Amor』の聴きどころを改めておっしゃっていただけますか?
CoCo:新曲には新しいフィーリングがあって、CoCoSoRiの新たな一面を表現しています。みなさんが「これもCoCoSoRiなんだ」と受け取ってくださると嬉しいです。「Dark Circle」や「絶猫」で打ち出したCoCoSoRiとは違った、新しいCoCoSoRiをこのミニアルバムで楽しんでいただきたいです。
――「Mi Amor」に対して、日本のファンからはどんな反応が来ていますか?
SoRi:たくさんの方が「曲がいい」と言ってくださっています。そして「MVが面白い」と(笑)。「これからの活躍も期待してます」と言っていただいています
――では、これからはさらに新しい一面も出していくことになるんでしょうか?
CoCo&SoRi:はい、頑張ります!
――今後どんな曲をやりたい、とかありますか?
SoRi:いつもはキュートで、今回はセクシーだったので、次はカッコいいものをやってみたいです。
CoCo:私はクリスタル・ケイさんが大好きなんです。ポップにR&Bのフィーリングがたっぷり入っていて…。なので、CoCoSoRiも次はR&Bっぽいものをやるかもしれません。トロットやディスコ、ラテン、バラードなどをやってきましたから、次はR&Bかもしれません!