Speak emo

2019.09.10
九州女子翼

違う意見をちゃんと受け入れるのがこのグループの良いところだと思います

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違う意見をちゃんと受け入れるのがこのグループの良いところだと思います

なんと鮮やかな飛翔だろう。なんと驚くべきストーリーだろう。

8月3日TIF2019のスカイステージに姿を現した九州女子翼の5人。悲喜交々が渦巻く紆余曲折のストーリーを描きながらそこへと辿り着き、“公約”どおりにその場を九州女子翼の“赤”に染め、鮮烈なパフォーマンスを披露。まさに大きく翼を広げ、晴れ渡るお台場の青空へと舞い上がったのだ。

TIF2019開催が昨年11月に発表されるやいなや、「#お台場を赤く染めたい運動中」というハッシュタグを掲げ、TIF出場への並々ならぬ決意を表明。さらにはこの時点ではTIF出場が決まっていなかったにも拘らず、スカイステージを想定した楽曲「空への咆哮」を作り、今年3月29日に初披露。そして、5月16日には念願のTIF出場を決める。「空への咆哮」を引っ提げ、TIFへの乗り込もうとするその姿は、多くの人々の耳目を集めることとなった。のみならず、TIF当日も実際にその場を赤く染め、見事なステージを繰り広げた。とりわけスカイステージはTIF2019屈指のライブとして多くの人々を魅了したのだ。なんという有言実行だろう。

だが、これほど鮮やかに決めると、老婆心ながら“打ち上げ花火”の後が大事だと心配になってくる…。しかし、それは杞憂だった。TIFを終え、すぐさまアルバム『RED STYLE』をリリース。「空への咆哮」「Merry Go Round」をいった新機軸を擁するその充実した内容は、オリコン・デイリーチャート2位(ウィークリー14位)という結果をもたらし、早くも期待以上のものを見せ、さらには今後の大いなる可能性をも示してくれたのだ。

9月にはタイ公演も決まり、念願の海外進出をも実現する。海外進出は結成当初からの目標であり、ここでも“公約”をきっちりと果たすこととなるのだ。

さらなる上昇気流に乗り、文字通り“TAKE WING”して、異国の地まで“赤く染めよう”と目論む九州女子翼。実玖、新谷香苗、山本愛理、詩絵里、鈴川瑠菜の5人にお話を伺った。

 

「わー帰ってきたな」って思ったんです(瑠菜)

――まずは今年のTIFについてお伺いしたいのですが、率直にいかがでしたか?

山本愛理(以下:愛理):超楽しかったです。今年は鮮明に記憶が残っているTIFでした。

 

――ということは昨年はあまり覚えてないってことですか?

 

愛理:はい。前回はTIF全国選抜LIVEでファンの方の投票で出させていただいたということもあって、「ちゃんと爪痕残さなきゃ」という想いがあったので、必死だったんだと思います。今回は全てのステージを楽しむことができたんじゃないかと思いますね。

 

――瑠菜さんはいかがですか?

 

鈴川瑠菜(以下:瑠菜):去年のTIFの時期はまだ女子翼に入ったばかりだったので、ただライブをやることに一生懸命でしたが、今年は楽しむことができました。去年スカイステージに立った時に、パッと後ろを向く振付けがあるんですが、その時に見えた景色がすごく綺麗だったのをよく覚えていて、今年はスカイステージが一番最初だったんですが、その景色を見るのがすごく楽しみで。で、ステージに立って、後ろを向く振付けになって、そこで後ろを向いた時に「わー帰ってきたな」って思ったんです。

 

――「帰ってきたな」って感じだったんですね。

 

瑠菜:はい。「帰ってきたな」って。その前に、まずステージに登場してきた時……いつもはSEってカッコよく決める感じで出ていくんですけど、ステージに出た瞬間、赤いTシャツを着た方、女子翼Tシャツを着た方が想像以上に多くて、その光景が嬉しくて「カッコよく決める」とかもうその時点でもうどっか行っちゃいました。ホントに嬉しくて、涙目になりながらもすごい満面の笑みで登場していった感じでしたね。心が躍った瞬間でした。

 

――では詩絵里さん。

 

詩絵里:はい。詩絵里は去年、人生で初めてのTIFだったので、「楽しみ」「ワクワク」「ドキドキ」の感情が強かったんですが、今年はそれもありつつ、自分たちのパフォーマンスに自信を持ってステージに立とうと思いました。あと去年は2日目に喉を壊して歌えなかったんですが、今年はもう全部絶好調でいけたので、それはすごい良かったかなって思います。

 

――香苗さんはいかがですか?

 

新谷香苗(以下:香苗):はい。去年は皆さんの応援によって皆さんと一緒に出場を勝ち取ることができたので、その部分はやはり感動が大きかったんですけど、今年は、まずステージ立った時に女子翼Tシャツの方が沢山いるのが見えて、その時に「私たちが皆さんを連れて来たんじゃないか」と思えて、そのことに感動して…。なので、この1年間で私たちを応援してくださる方が増えたのもその時実感できましたし、1年間活動を頑張ってきて改めて良かったなってそこで感じました。

 

――では、続いて実玖さん。

 

実玖:はい。実玖は張り切っちゃうとホントに記憶が無くなっちゃうので…(笑)。去年のスカイステージでも、最後のMCを実玖に任せてもらったんですが、それもちゃんと喋ったかどうか覚えてないぐらい全然記憶が残ってなくて…。今年は「とりあえず楽しむこと」と「記憶を残したまま帰ってくること」が個人的な目標でした(笑)。今年は「楽しかった」っていう記憶もありますし、「ファンの皆さんと一緒に楽しい時間を作れた」っていう記憶もちゃんと残したまま帰って来れたのがすごく大きかったです。ライブはもちろんですし、特典会の時も想像以上に沢山の方に来ていただいて。TIFで女子翼を見ようってタイムテーブルに入れてた方もいましたし、初めてライブ観たって方もいて、それで特典会まで足を運んでくださった方も多くて、それが本当に嬉しかったです。

 

――新規を沢山獲得したわけですね。

 

一同:(笑)。

 

――スカイステージでの皆さんの表情を観ていたんですが、いやーそれぞれでしたね。まず実玖さん。めっちゃニコニコしてましたよね。まさに“破顔一笑”って感じの晴れやかな笑顔でした。

 

実玖:そうなんです。なんだかスカイステージの時はもう自分でも顔の筋肉の動かし方がよくわかんないぐらい、もう楽しかったです。

 

――いい笑顔をされてましたよ。で、瑠菜さん。なんか全身で風を感じていたように見えたんですが。

 

瑠菜:そうですね~、はい。もうどこまでこの手を伸ばしても絶対どこにも手が当たらないですし、どれだけ飛んでも天井に当たらない、っていうのが嬉しかったですね。「fair wind」の時にワッて風が吹いたんですよね。

 

――ありましたね。

 

瑠菜:あの時間帯が一番風がないって言われてたんですけど、それでも風を感じましたし、たしか「TAKE WING」の時に飛行機が飛んでいったのを見て「あ、飛行機だ!」って思ったのも覚えてます。

 

――で、香苗さん。めっちゃ飛んでましたよね?

 

一同:(笑)

 

香苗:飛んでました???

 

――はい。多分一番高くジャンプしてたと思います。

 

香苗:ホントですか?あら。

 

――香苗さんは、イメージ的にはちょっとふわっとしている感じで、一番アイドルアイドルしてる印象なんですが、この日はものすごく飛んでました。というか、最近のダンスのキレすごいですよね。

 

香苗:ホントですか? 最近ファンの方からも言われるんですよ。これまでは私、ダンスで常に全力だったので、「ちょっと休む部分を作ろう」「それも技の一つ」って言われてたんです。それを意識するようになってから「キレが増したね」って言われることが多くなって。自分としては「ホントですか?」って感じなんですけど…。

 

――いや、もう目に見えてキレが増してますよ。休むところを作ることによって動くところがよりキレるって感じですかね。力の配分ができて、静と動のコントラストもできて。とにかくスカイステージでは一番高く飛んでたと思います。

 

香苗:ホントですか? そう言われてびっくりしました(笑)。

 

――詩絵里さん。なんかすごい柔らかな笑顔をされて。ステージはもうめちゃめちゃ暑かったじゃないですか。でも、そんな中で涼しさを運んでたような…。

 

詩絵里:ホントですか?

 

――はい。感じがありました。

 

詩絵里:パッと見、私「暑苦しい」って言われるんですけど(笑)。

 

――そうですか?(笑)

 

詩絵里:そうだったんですかね~。でも「歌を大事に歌おう」とは思ってました、スカイステージは特に。去年歌えなかった分大事に歌おうっていうのと、スカイステージは女子翼にピッタリだと思ってましたし、今年は去年よりもセトリがピッタリはまってたので、だからこそ大事に、って。勢いもありつつ、大事にパフォーマンスしようっていうのはすごく思ってました。

 

――なるほど。で、愛理さん。

 

愛理:何ですか???

 

――めっちゃプロっぽかったですよ(笑)。

 

愛理:ホントですか???

 

――というか、初期の頃は、最年少で、ちょっと“飛び道具”的な印象だったんですけど、今やステージ上では一番しっかりしてる感じがします。安定感があって。

 

愛理:えぇええ! 良かったです!

 

――はい。歌もそうですけど、煽り方とかプロっぽかったすね。っていうか実際にプロなんですけど…。

 

愛理:わー嬉しい! ありがとうございます!

 

――ご自身ではどうですか?

 

愛理:でも今回は、去年はなんか「勢いで頑張ろう」って思ってたんですけど、今回は2回目なので「もっと上手くやろう」と思ったり、去年と一緒じゃいけないから「余裕もちょっと見せていこうかな」とか思って頑張りました。

 

――プロっぽい意見ですね(笑)。

 

一同:(笑)。

取材・文
石川真男

九州女子翼 ライブ情報

9月20日~23日 ASIAN IDOL MUSIC FEST出演(タイにて開催)
10月15日九州女子翼定期公演 @AKIBAカルチャーズ劇場
10月19日九州女子翼定期公演 @ベイサイドライブホール
10月26日TASK have FAN×九州女子翼 2MANライブ(福岡開催)
11月3日GIG TAKAHASHI
11月5日九州女子翼定期公演 @AKIBAカルチャーズ劇場
11月9日~10日 台湾遠征
11月16日九州女子翼定期公演 @ベイサイドライブホール

九州女子翼 商品情報

『RED STYLE』

発売日:2019年8月13日
レーベル:ITR entertainment

タイプA_ITRK003ジャケット

タイプA/通常盤 ITRK-003
1,852円+税

<CD> 1、RED STYLE 作曲 編曲:筑田浩志
2、赤の流れ 作詞:吉田格 作曲:筑田浩志 編曲:筑田浩志
3、Fruits Music 作詞:吉田格 作曲:筑田浩志 編曲:筑田浩志
4、Maybe Darling (Remix ver.) 作詞:吉田格 作曲:筑田浩志 編曲:筑田浩志
5、絶対零度 (Remix ver.) 作詞:筑田浩志 作曲:筑田浩志 編曲:筑田浩志
6、Merry Go Round 作詞:吉田格 作曲:筑田浩志 編曲:筑田浩志
7、空への咆哮 作詞:吉田格 作曲:筑田浩志 編曲:筑田浩志

 

タイプB_ITRK004ジャケット

タイプB/CD+DVD ITRK-004
2,778円+税

<CD>
タイプAと同じ内容

<DVD>(予定)
1、RED STYLE MUSIC VIDEO
2、赤の流れ MUSIC VIDEO
3、Fruits Music MUSIC VIDEO
4、空への咆哮 MUSIC VIDEO

 

PROFILE

PROFILE
九州女子翼

攻撃的なダンスパフォーマンスとエモーショナルで洗練されたサウンドとオール生歌のボーカルワーク で九州の女性の「綺麗さ」「可愛さ」「力強さ」を表現するガールズグループ。 グループカラーはこれらのイメージを重ね合わせた情熱の「赤」。 TIF2018全国選抜ライブ九州・沖縄ブロックの覇者として結成半年でTIFへの出演を果たし、メンバーの実玖が指原莉乃さんに絶賛されるなど、 現在福岡にとどまらず全国で人気・知名度が急上昇している今最も勢いがあるグループの一つ。

実玖
実玖

山口県下関市出身。 16歳から芸能活動を始め、これまでに10 社近くのCMのイメージキャラクターを 務める。山口が生んだ天使と呼称される 程の美少女。フジテレビ「この指と~ま れ」に出演の際、指原莉乃さんに「最近 会ったアイドルの中で一番可愛い」と大 絶賛され注目を浴びる。 

Twitter:@itr_miku

新谷香苗
新谷香苗

福岡県出身。 2014年までダンス&ボーカルグループ 「Rev.from DVL」にて活動。 メンバー選考のLive.me審査では唯一の スカウト枠にて通過するなど個性あふれ る魅力を持っている。 持って生まれたアイドル性の持ち主。 

Twitter:@itr_kanae

山本愛理
山本愛理

山口下関市出身。小学生時代から芸能活動を子役として開始。天真爛漫な性格で演技・歌・ダンスとマルチな才能の持ち主。ずば抜けた身体能力の高さから生まれるダンス力でポテンシャルの高さで有名。

Twitter:@itr_airi

詩絵里
詩絵里

長崎県川棚町出身。 これまでダンススタジオでダンスを学 び、また高校ではコーラス部に在籍。 歌って、踊ることを兼ねてから願い今 回のグループ結成オーディションに参 加。 安定した歌唱力で女子翼の歌を支える 大切な役割を担う。 

Twitter:@itr_shieri

鈴川瑠菜
鈴川瑠菜

福岡県在住17歳。 とびっきりのフレッシュさ、初々しさ 溢れる新メンバー。 5人目のメンバーとして加入し、その 明るく前向きな人物像で人気急上昇中。 2019年3月の定期公演で「発達障がい」を公表し、同じ境遇の方から応援 と賛同を得て活動。 

Twitter:@itr_luna

公式サイト: http://itr-kgw.com/