サンダルテレフォン｜楽曲のことばかり言っていますが、メンバーの歌声も楽しみつつ聴いて欲しいなって思います

 

 

思ったより手応えが感じられなくて、ちょっと落ち込んでたんですよね…（夏芽）

 

 

ーー2019年4月にデビューして8月にはもうTIFに出てるんですよね？

 

夏芽：TIF、出ました。私たちこの日にかけて準備してたので、TIFはもうみんな気合い入ってました。

 

ーーそこで「真夏の匂い」が発表されたんですよね？

 

夏芽：はい。

 

ーーいわば、今に続く路線がお客さんに初披露されたのもそこだった、という感じですか？

 

夏芽：その少し前ぐらいからサンダルテレフォンの色ができてきたんじゃないかと思います。

 

ーーあ、それがサンダルテレフォン初のオリジナル曲ではなかったんですか？

 

夏芽：一番最初のオリジナル楽曲は「コーリング」でした。

 

ーーそれはいつ初披露だったんですか？

 

夏芽：それは、まいちゃんの生誕？　

 

西脇：うん。

 

夏芽：だよね。7月2日に披露しました。

 

ーーなるほど。4月にライブをスタートして、7月にサンダルテレフォンとしての新曲「コーリング」を初披露して、8月のTIFで「真夏の匂い」を発表したと。ある意味そこで路線がガラッと変わったわけじゃないですか。お客さんの反応はいかがでした？

 

夏芽：でも、「コーリング」の時はちょっとまだ終演後物販卍の名残りがあったっていうか…。

 

ーーあぁ、ギターがハードな感じですよね。

 

夏芽：なので、その時はまだ「ガラッと変わったね」という反応ではなかったんですけど、「真夏の匂い」を披露した時には「おお！」みたいな。「こういう路線でいくんだね」というか「アイドルっぽい感じになるんだね」みたい声もありました。衣装も「コーリング」の披露の時にアイドルっぽい衣装になったので、お客さんにもその辺りから私たちの路線が見えてきたんじゃないかなと思います。

 

ーー他の方はいかがですか？

 

西脇：「真夏の匂い」など新曲が披露されるたびに、必然的にメロコアを披露する機会がどんどん減っていったんですね。そうなると、終演後の時にいたファンの方がどんどん旅立たれていかれてしまって…。全然いなくなったよね。

 

ーーえ、そうなんですね。

 

西脇：急にいなくなった時期があって、だからこの路線で一からまた別の方々に響く音にしていかなきゃいけないな、とは個人的に思ってました。

 

ーーいわば過渡期にあったわけですが、一時的に少しファンが減ったんですね。

 

西脇：元々そんなめっちゃ多くもなかった感じでしたけど（笑）。

 

ーーいやいや、まぁ、でも今に比べればってことですよね。では、何かTIFの思い出とかありますか？

 

西脇：私は元々アイドルが好きだったので、TIFにはずっと出たいなって思っていたんですが、デビューしてすぐくらいにTIFに出られるっていう話を聞いて、めっちゃ気合入れてたんですよ。TIFに向けて4カ月ぐらい「TIFで見つかるぞ」っていう勢いでみんなで頑張ってました。そんな大きいフェスに出るのはもちろん初めてだったんですが、すごく沢山の人が観てる中でパフォーマンスできて、去年の夏で一番楽しかったなって思ってます。

 

小町：サンダルテレフォンとしてデビューした時には「TIFには出られないだろうな」って思ってたんですけど、それが出られることになって、「ここで見つかるぞ」っていう気持ちで挑んだんですけど、結果的には「そんなに見つからなかったかな」と思って（笑）。まだこれからだと思いました。

 

ーー今見つかっている最中だと思いますが、TIF後すぐではなく、名前が広まるまでにまだ少し時間が必要だった、と。

 

夏芽：TIFは、みんなほんとに“賭けて”たっていうか…。今までそんな大きいイベントに出させてもらうことがなくて、みんな「TIFで見つかるぞ！」という勢いで臨んだんですが、思ったより手応えが感じられなくて、ちょっと落ち込んでたんですよね…。でも、すぐには来なくても、結構そこで見つけてくれていた方がいて、徐々に「TIFで見て気になって」とか「TIFで見てから来ようと思ってました」っていう方が徐々に現れるようになって…。TIF後にその手応えを少しずつ感じるようになりました。

 

ーーTIFで気になって、曲を聴いてファンになって、みたいな方も沢山いらっしゃったんでしょうね。藤井さんはいかがですか？

 

藤井：TIF出られる、ってなってうれしかったです。その時はファンが離れちゃってて、サンダルテレフォンを目当てに来た人は少なかったかもしれないですが、その後、TIFで「真夏の匂い」とか「コーリング」が気になって無料定期公演などに来てくれた人が結構いて、その方々が今も応援してくれてるので、TIF当日はあまりお客さんが来なかったのがすごく悔しかったんですけど、それに出たことが今につながってるっていうか、今も応援してくれてる人がいるので、出られて良かったなって思います。