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2023.01.24
CUBΣLIC

「きゅるんきゅるんの可愛い系と言ったら、りんだよね」「格好よくて、スーンとした表情が似合うのは、音ちゃんだね」「色気のあるセクシーお姉さんは、なるだね」。CUBΣLICの2ndEP『FLOWER』インタビュー・2

 CUBΣLICの2ndEP『FLOWER』が1月25日に発売になります。同作品の魅力を、CUBΣLICの3人に語っていただきました。

 (1回目は、こちらから)


またディスコ曲を歌いたいなと思っていたところ、生まれたのが『BABY!BABY!』でした。


――『BABY!BABY!』は、ディスコ調の楽曲になります。

小熊りん  『BABY!BABY!』は、わたしの加入前から新曲として用意していた楽曲でした。でも、3人の色を出した新曲から新体制を始めたいという思いから、先に『SBFM』を発表しました。それもあって、『BABY!BABY!』は発表のタイミングを見計らっていた曲でした。
  わたし、CUBΣLICの前作ディスコ曲『DISCOHOLIC』が大好きなんです。だから、ディスコ調の楽曲を歌えるのがすごく嬉しくて。しかも『BABY!BABY!』は、可愛い面もありながら、ちょっとセクシーさや女性らしい匂いを持っている、『DISCOHOLIC』とはまた違うディスコナンバー。ここにも、新しいCUBΣLICの一面が生まれたなとわたしは感じています。『BABY!BABY!』には、一緒に手を振り上げ、共に「WooHoo」と声を上げて盛り上がれる部分もあります。いつか完全に声出しOKのライブが出来るようになったときには、一緒に声を上げて盛り上がれたらなと思っています。

黒川音  『DISCOHOLIC』をライブで初披露したときもすっごい盛り上がりましたし、ライブで歌うたびにみんな盛り上がってくれます。だから、またディスコ曲を歌いたいなと思っていたところ、生まれたのが『BABYBABY!』でした。この曲を歌い踊っているときは、めちゃめちゃ楽しくてテンションも上がります。最近では、マスク越しなら声出しOKなど少しずつ声を出せる環境も増えてきているから、いつか全開放のときに向かって、この曲をライブの盛り上がり曲として育てていきたいです。

月嶋なる  『BABY!BABY!』は、わたしの得意分野を活かせる楽曲。振り付けを担当してくださった方にも、「この曲ではセクシーなお姉さんをイメージして踊って」と言われたから、「これは、わたしが魅力にしていきたいセクシーさを活かせる」と思い、ライブのたびに気合が入ります。
  この曲の歌いだしの「ちょっと」の歌い方を、わたしが担当。レコーディングのとき、プロデューサーの方に「ここの歌いだしには吐息などの色気を出してほしい。その始まり方で曲が決まるくらい大切」と言われ、かなりこだわりを持って歌入れをしたので、そこにも注目して聴いてください。


『Flames』では、自分の気持ちが動くままにパフォーマンスしています。


――『Flames』は、とてもメッセージ性の強い楽曲ですよね。

月嶋なる 『Flames』はCUBΣLICの中でもとくにメッセージ性の強い楽曲で、歌詞もストレート。自分がアイドル活動をしていくうえで持っている思いとも一致しているから、歌うと熱が入ります。 歌詞に、「I was born without wings」と書いてあります。飛べない小さな翼を持って生まれた鳥は、本当に鳥と言えるのか。わたし自身が、アイドルに憧れながらもアイドルらしくない活動をしているからこそ、自分にも重なるなと思いながらその言葉を受け止めていました。
   『Flames』のキーワードが、「炎」。わたしも、心の魂をいつも熱く燃やしながら歌い踊っている面では、あまりアイドルらしくはないのかも知れません。だけど、それが自分らしさだからこそ、わたしは魂に炎を燃やす姿で進んでいきたいなといつも思っています。曲中に、拳を突き上げられる部分もあるから、ライブでは一緒に拳を突き上げながら楽しみつつ。ファンの方々も、自分の大切なものや自分らしさを大切にする気持ちをこの曲を通して感じてもらいつつ、一緒に『Flames』へ熱く魂を捧げてください。

黒川音  CUBΣLICの中でもメッセージ性が強く、わかりやすい歌というのは、わたしも『Flames』に感じていること。この曲も、ライブ経験を重ねるごとに、ライブ会場が熱くなっていきそうな楽曲です。
  わたしの個人的な今年の目標の一つにあるのが、「格好良くなる」こと。CUBΣLICと言えば可愛い楽曲が多いけど、『Flames』では格好良さを出していけるから、わたしなりにこの曲を通して「格好良くなろう」と思っています。

小熊りん  2ndEP『FLOWER』の中では、異色な楽曲になりました。個人的には、『EXMACHINA』や『FLYWITHME』のような、自分の魂を削って全力でパフォーマンスをする楽曲がすごく好きなんです。ただし、世界観が独特でその曲のヒロインに感情移入しきらないと、あそこまで暴走したパフォーマンスで歌うことは出来ないんですけど。『Flames』は、ありのままの小熊りんが魂を込めて歌える曲。理由は、歌詞に込めたメッセージがわたし自身の気持ちと重なるところが多いからです。だから『Flames』では、自分の気持ちが動くままにパフォーマンスしています。


今のCUBΣLICの中のトレンドワードは「至って 問題ナイ」です。


――最後は、『Flip-Flop』になります。

小熊りん  この曲も、軸にあるのはKawaii Future Bassです。ミックスや音色も今までとは全く変わってライブハウスでこの曲を聴くと、重低音の迫力をすごく感じてもらえると思います。音源は、ぜひヘッドフォンやイヤフォンを使い、ボリュームを高めに聴いてください。細かい音の面でのこだわりや楽しさが見えてくるはずです。
  『Flip-Flop』をライブで披露するときは、ダンスのシンクロをすごく重要視しています。ライブのときは、そのシンクロしたメンバーの姿に注目してください。それと大サビの「Parappa-ra Parappa-ra Parappa-ra~」からの部分にも注目してほしいです。ここは、めちゃめちゃ聴いてほしい部分。なぜなら、ここのパートこそ『Flip-Flop』の中で一番フックになる部分だから。もちろん、その前のサビへ向かっていく展開も盛り上がるんだけど。大サビからはまったく違う盛り上がりの流れが生まれます。中でも、音ちゃんの高音から始まり、そこへなるがかぶさっていき、さらにわたしの歌声が重なってという流れもすごくエモいです。ドンと衝撃が走るほどの盛り上がり部分も、ぜひ重視しながら聴いてください。

黒川音  『Flip-Flop』は、Future Bassやエレクトリックを好きな人にこそ聴いてほしい楽曲です。アイドル好きはもちろん、音楽ファンの方も絶対に気に入ってもらいたいし、「気に入ってもらえる」と言える楽曲です。この曲を最後に入れたのも、こういうKawaii Future Bass StyleのCUBΣLICとしてここから勝負していく。次の舞台へ向けての宣言の意味合いも込めています。

月嶋なる  『Flip-Flop』は、本当にお洒落すぎる近未来の楽曲というイメージがわたしの中にはあります。ライブで初披露したときからすっごく評判の良かった曲なんですけど、パフォーマーとしてはとっても難しいです。冒頭から歌をユニゾンさせるのにみんなで何日もスタジオに入りました。ライブで、冒頭から歌を聴いて心地好さを感じてもらえたらなら、それは3人の歌声が綺麗に揃ったということの証明。曲調自体も心地好いから、その心地好さを楽しんでください。
  これは余談ですけど、「至って問題ない」は今、CUBΣLICのメンバーたちの間での流行語になっています。たとえは、「これ大丈夫かな?」「至って問題ない」と言いあっています。『SBFM』のときも、歌詞の一節にあった「いいじゃないですかー」が流行ったように、今のCUBΣLICの中のトレンドワードは「至って 問題ナイ」です。


今年はメンバー個々の色をもっと強く出していこうと思っています。


――今年のCUBΣLICは、2ndEPの『FLOWER』へ集録した曲たちのような明るい表情を押し出しながら攻めていくのでしょうか。

月嶋なる  そういう面も出しつつ、今年はメンバー個々の色をもっと強く出していこうと思っています。今のCUBΣLICは、明るくて可愛いkawaii future bassな曲調の似合う3人という印象が強いと思うんですね。その軸を活かしたうえで、「きゅるんきゅるんの可愛い系と言ったら、りんだよね」「格好よくて、スーンとした表情が似合うのは、音ちゃんだね」。

小熊りん 「色気のあるセクシーお姉さんは、なるだね」ってね。それぞれの個性が今以上に強くなっていけば、今まで以上にCUBΣLICのことに興味を持ってくれる人が増えていくと思う。

黒川音  今までは3人で力を合わせて一つになっていたところを。そこを軸にしたうえで、個々にも強くなろうとしているのが、今のCUBΣLICです。FLOWERというEPタイトルもそれぞれのカラーを咲かせるという意味合いで付けられています。

――今後のCUBΣLICですが。

黒川音 先日発表されたのですが2月25日(土)のお昼にホームのSHIBUYA DESEOでワンマンライブを開催することになりました。去年の8月以来なので半年ぶりです。

小熊りん 少しずつですが情勢の変化に伴って、安全面を考慮しながら声出しができる現場が増えてきました。その中でやっぱり声出しの熱量とか楽しさみたいなものにすごいビックリしました。なるもだよね?

月嶋なる  そうですね。私もコロナ禍での加入だったので本当に声出しやみんなが思い思いに発声をして楽しむ現場というのが数えるほどでした。最近はたくさん制限が
ある中ではありますがそれぞれが自由なスタイルで楽しめる現場っていうのは本当にみんなと対話ができて楽しいです。

黒川音 そんな流れもあって、それだったら安全第一の中で少数制声出しありのワンマンライブをやろうという感じになりました。

月嶋なる  そうそう。それならまた1からwithコロナの新しいスタイルでホームSHIBUYA DESEOから始めるのがいいねって話が膨らんでいきました。最終的にりんが声出しもあるならCUBΣLIC VS お客さんの40分ノンストップで限界まで達してみたいねってなり今回の企画が生まれました。

小熊りん CUBΣLICは3分くらいの曲が多いので実は40分でもかなりの曲数をやることになりそうです。酸素缶の持ち込みOKなのでみんなも体調管理を徹底しながら全力で楽しんでもらえたら嬉しいです。

――確かに本来のライブの在り方って声出しありきでしたね。

月嶋なる  これは初解禁なのですが今年は2月25日、7月29日、11月11日とワンマンライブが決まっています。3本を通して、毎度別の角度から楽しんでもらえるように企画をしています。勿論、情勢等によって色々と変動的な部分があるので現状では解禁できないことが多いのですが3本を通してCUBΣLICの持っている全てを見てもらえるように準備しているので期待してもらえたら嬉しいです。

小熊りん その第1弾ということでまずは40分耐久ワンマンお待ちしております。女性限定エリアもあって、女性の方は無料でご入場いただけます。

黒川音 声出し可イベントですが必ず声を出してってわけではなくて、後ろの方でゆったり見たり、音楽に身体を任せてみたり、撮影班に所属したり、それぞれのスタイルで楽しんでください。


TEXT:長澤智典

<インフォメーション>

【日時】2023年2月25日(土)  
【タイトル】CUBΣLIC one-man live「Lolita」-40分耐久勝負-  
【会場】SHIBUYA DESEO  【時間】OPEN 11:30 START 11:45  
【料金】優先¥3,000 一般 ¥2,500当日¥500 女性¥0 1D代別  
【出演】 CUBΣLIC  
【入場順】優先A1〜,一般B1〜,女性C1〜,当日
【予約】https://t.livepocket.jp/e/e9qw-

【日時】2023年7月29日(土)  
【タイトル】CUBΣLIC one-man live

【日時】2023年11月11日(土)  
【タイトル】CUBΣLIC one-man live

2023年1月25日(水)リリース
2nd EP「FLOWER」
【CD】
HVR-0012¥2,200(本体)税込 

ジャケ写

01. スーパーフルフラット
02. SBFM
03. BABY!BABY!
04. Flames
05. Flip-Flop


【リリースイベント】
2023年1月25日(水)
HMV&BOOKS SHIBUYA 6Fイベントスペース
OP 18:40 ST 19:00
https://www.hvt-inc.com/events/flower...

2023年1月29日(日)
大宮アルシェ 1Fイベントスペース
OP 12:45 ST 13:00
https://www.hvt-inc.com/events/floweromiya/

2023年2月4日(土)
タワーレコード横浜ビブレ店 店内イベントスペース
OP 12:45 ST 13:00
https://www.hvt-inc.com/events/floweromiya/

☆タワーレコードオンライン☆
https://tower.jp/item/5625765/

CUBΣLICオフィシャルサイト
https://www.hvt-inc.com/cubelic/
Twitter:https://twitter.com/cubelic_hvt

●CUBΣLIC サブスクリプション音楽配信
https://tunecore.co.jp/artists/CUB-LIC
©harvest records

Apple music、 Amazon prime、Spotify、AWA、など各社スマホ音楽アプリにて配信中


CUBΣLIC『スーパーフルフラット』Music Video
https://youtu.be/gVD1NZ1spBo
 

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