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2023.07.13
ステラリオン

支えてくれる仲間たちも加えてこそ、めくった新しいページに理想となる絵を描いていける。 ガルポライブショー ステラリオン編

 6月27日(火)、GOTANDA G4を舞台に「Galpo! Live Show Vol.23」が行われた。出演したのが、ステラリオン/Plumelt/恋情アークライト/KNUoNEW/ゆるっと革命団。
  この日の模様は、「ニコニコ動画」でも生配信。ニコニコチャンネルの番組「Galpo! Live Show」に月額会員登録した方は、「Galpo! Live Show」で配信したライブ動画。さらに、スピンオフ配信のプログラム映像を見ることが出来る。
 ここでは、ステラリオンのライブの模様をお届けします。 


ステラリオン
 
 メンバーの誘いに合わせ、観客たちがクラップを鳴らす。ライブは、眩しいライトの輝きに照らされた中、みずからも輝きを放つように『はちみつレモン』を歌いながらスタート。彼女たちの笑顔を観ていたら、不思議と心がにやけていた。フロアからは熱いコールも飛び交っている。その熱も感じながら、舞台上の4人は恋に恋する愛らしい乙女に気持ちを染め上げ、胸の内に閉まっていた思いを零すように歌っていた。ちょっと照れた仕種もかわいらしい。純白な乙女心を魅力にしているステラリオンだからこそ、その奥ゆかしさや、弾む気持ちを抑えられずにどんどん大胆さを増してゆく姿もかわいく見えていた。

  舞台の上で一体化したフォーメーションを描きだす。4人が歌いだしたのが、『Shall we』。シンプルなトラックの上で、彼女たちは弾む歌声で、楽曲にカラフルな色を塗り重ねだす。ちょっと甘えた仕種で歌い、軽やかに舞い踊る4人の姿は、まるで成り立ての天使たちのようで、けっして遠い存在ではない、とても身近な距離感を覚える関係でライブを味わえたのが嬉しかった。手を伸ばすと触れられそうなその心の距離感も、ステラリオンに親しみを覚えた理由の一つだ。

 ちょっとセンチメンタルな香りも匂わせるイントロからスタート。彼女たちは『ステラシップ』を通し、胸の内に抱いた思いをぶつけるように、それぞれが未来に描いた景色へ向かって歌っていた。けっして感情を荒々しくぶつけるタイプではない。清楚で愛らしい姿を軸に据え、そのうえで胸の内に秘めた思いに翼を授け、フロア中に向けて羽ばたかせていた。その意志が強く確かなものだからこそ、彼女たちは次第に感情のボリュームを上げながら、その思いを輝かせるように歌っていた。

  サビ歌始まりの『CHANCE』でもステラリオンは、強い芯となる思いを軸に、ここから現状を壊し、新しい自分に成り代わろうと歌っていた。曲が進むごと、声に強い意志とパワーがみなぎりだす。その歌は、触れた人たちの心にも強いエナジーを注いでゆく。一緒に新しい自分に塗り変わろうと、彼女たちは誘いをかけていた。声を張り上げてサビを高らかに歌い上げる4人の姿も、たくましい。清楚さの中に隠し持った彼女たちのパワーが、こんなにも力強いとは…。

  ステラリオンが『夢の先』を通して舞台の上から降り注いだのは、未来を垂らす眩しい光。彼女たちは、ここから一緒に走り出し、輝く新しいページを共にめくろうと誘いかける。4人は、ここから新しい景色を、仲間たちと一緒に描こうと歌っていた。自分たちの気持ちを鼓舞するのは、もちろん。そこへ支えてくれる仲間たちも加えてこそ、めくった新しいページに理想となる絵を描いていける。そう信じているからこそ、彼女たちは汚れない歌声を真っ直ぐに届けていた。その姿が、ずっと眩しく見えていた。


LIVE

PHOTO:大野裕太
TEXT:長澤智典


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