8月20日にAi Kawashima Road Show 2022 『最後の言葉』プレミアム再上映会〜あのころ〜が開催された。今年は声帯の手術を乗り越え、通常の歌唱ライブから映画『最後の言葉』のプレミアム上映の開催となった。
例年通りのライブ開催はできない中、何とかファンの人たちへ何かを届けたいという思いで上映された『最後の言葉』。この映画は19歳の川嶋に密着し制作され彼女の原点が詰まっている。
上映が終わると川嶋、プロデューサーの森尻親代が登壇し当時の撮影の裏話や昔と今の心情の違いなど、17年ぶりに再会し思い出を語った。


トークショーの終盤で川嶋は、「ゆっくりになるかもしれないけれど、喉を回復させてライブをやって、またみなさんとお会いできたらと本当に思っています。ただ、何も歌わない8月20日というのは気持ちが悪いので…最後に1曲だけ、歌ってもいいですか？」と問いかけるとそれに応えるように会場が大きな拍手に包まれた。
この日に歌うために、手術後準備を進めてきた川嶋。
「歌う曲について色々考えたのですが、今リハビリ中で完全には喉が治ってはいないです。いつもの8月20日は最後の最後に「・・・ありがとう．．．」という曲を歌っているんですけど、今日はちょっと違う曲をやってもいいですか？」と客席に問いかけると温かい拍手が。「実はこの曲も私の大切な人への想いを綴った楽曲になっています。いつかまた「・・・ありがとう．．．」が歌えるようになる日が来るまで、大切なことをちゃんと忘れずに頑張ってゆきたいです。」というと、映画『最後の言葉』の主題歌となっている「大切な約束」を披露した。

来年デビュー20周年を迎える彼女やファンにとって、特別な"8月20日"となった。

また、川嶋あい20周年特設サイトにて、20周年記念特別インタビューが掲載された。このインタビューは、過去の自分への想い、川嶋の歌手としての原動力、彼女にしかできない創作方法や、20年の間にあった葛藤などが語られている。このインタビューは川嶋あい20周年記念特別サイト「Ai Kawashima 20th Anniversary Special Website」にて公開されている。
路上から20年。彼女の思いをぜひ感じて欲しい。




【川嶋あい プロフィール】

シンガーソングライターの草分け的存在である川嶋あい。2001年に上京し、路上ライブを行う。2003年にI WiSHのaiとして人気番組の主題歌「明日への扉」でデビュー。2006年からは本格的にソロ活動をスタート。代表曲としては、「My Love」「compass」「大丈夫だよ」「とびら」などがある。特に「旅立ちの日に・・・」は卒業ソングの定番曲として大人気を誇る1曲となっており、毎年3月には実際に各地の学校に訪れ、サプライズライブを行っている。個人のライフワークとしてボランティア活動などにも積極的に参加しており、海外に学校建設を行ったり、東日本大震災の復興支援としてTattonプロジェクトにも参加している。2023年にはデビュー20周年を迎え、現在は20周年企画として様々なプロジェクトに取り組んでいる。




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