FEATURE

2022.08.17
風男塾

風男塾のかけた虹の下には、どんな景色が広がっているのだろうか。7人がかけた虹の下に広がる、その景色を見てみたい。そのためにも、まだまだ一緒に歩き続けないとね。 風男塾 ライブレポート

  8月13日(土)、渋谷duo MUSIC EXCHANGEを舞台に風男塾が「風男塾 LIVE 2022~初志貫徹~」を二部構成で開催。メンバーの胡桃沢鼓太郎は、休養のために舞台の上にいたのは6人だが、ニコニコ生放送を通してライブを見ていた胡桃沢鼓太郎を含めた7人の風男塾として6人がパフォーマンスしていたことも、先に伝えたい。ここからは、第一部の公演の模様をお届けしようか。


 まもなくデビュー15周年目に突入。風男塾が結成時に掲げた「人を元気にする」という意志は、たとえメンバーが変わろうと、活動を始めた当初から何ら変わることはない。まさに、「初志貫徹」。その言葉の意味を示すように、風男塾のライブはこの歌から幕を開けた。
 メンバーたちが手にした刀を振りかざし、凛々しく、逞しく、雄々しい声で「裏切り・嘘に 怒れ 怒れ怒れ 男」と歌いだす。腐男塾のデビュー曲『男坂』だ。気合の入ったメンバーたちの歌声に刺激を受け、フロア中の人たちも高く拳を振り上げ、心の中で一緒に歌っていた。まさかの楽曲の登場に、フロア中の人たちも思わず声が漏れてしまうくらいに大興奮。6人は、一遍の悔いもない気持ちを胸に声を張り上げていた。途中、刀を用いた乱舞も登場。男気あふれた強い意志を、みずからの気持ちを鼓舞するように6人は歌う。その声に、フロア中の人たちも嬉しく魂を奮わせる。フロアのあちらこちらで、カラフルなペンライトの輝きが大きな波のように揺れていた。

 この日のライブは、風男塾の15年間の歩みと歩調を合わせるように進んでゆく。次に歌ったのが、こちらも腐男塾時代に発表した『同じ時代に生まれた若者たち』だ。懐かしさを感じていた人たちもいただろう。風男塾が歩む道の中、ずっと歌い継がれてきた楽曲だ。この歌は、何時の時代の中でも、不安な心を打ち消し、未来へ進む勇気をくれる。何時の時代に生まれようと、どの時代の風男塾のメンバーが歌おうと、いつだってこの歌は、前に向かって歩く勇気を胸の奥へ熱く注いでゆく。6人が気持ちを一つに凛々しく歌う声に、突き上げる拳に向かって、思いきり「Wow Wow Wow」と叫びたかった。「だから僕らは生きる、一生懸命に生きる」。その言葉へ思いを重ねるように、フロアを埋めつくした人たちが、突きあげる拳や振り上げるペンライトに心の声を託し、舞台の上にいるメンバーたちと生きる意味を分かち合っていた。

  ここからは、風男塾の名前を記した時代の楽曲へ。腐男塾から風男塾へ改名後、最初のシングルとして発売した『Love Spider』を歌唱。とても爽やかな、まさに風という言葉をグループの中へ取り入れた姿に相応しい楽曲だ。メンバーたちも、晴々とした歌声と軽やかなパフォーマンスを通し、フロア中の人たちの心に暖かな思いの風を吹かせていた。曲が進むにつれ、歌声に迫力が増してゆくように感じていたのは、メンバー自身の気持ちが高ぶっていたからか…。

 風男塾が活動当初から掲げてきた、「人に元気を、勇気を与えてゆく」意志。その意志を強く投影した『風一揆』の登場だ。「一揆 一揆 風一揆」と、6人が気持ちを一つに凛々しい歌声を響かせる。観客たちも、叫ぶ声の変わりに拳を高く振り上げ、6人にエールを送っていた。自分たちの意志で現状を変えてやると雄々しく歌う声に触れるたびに、気持ちが熱く高ぶり、奮い立つ。風男塾には、気持ちを奮い立てる強く勇壮な楽曲がとても似合う。フロア中の人たちは、惚れ惚れとした視線を6人に向け、心を奮わせながら一挙手一投足を見逃すことなく瞼に焼きつけていた。心に革命を起こす、最高に胸を熱く騒がす楽曲だ。


 企画コーナーで実施したのが、2012年前後の時代に、当時のメンバーらがよく行っていた「モテモテ劇場」。それを、今のメンバーで再演。この日は、事前に客席に仕込んでいた当たり番号の人に向け、熱いシャンパンコールならぬ熱いモテモテコールをプレゼントしていた。ファンたちにとっても、嬉しいサプライズの企画になったようだ。


  次のブロックは、著名人たちとコラボレートした楽曲たちを歌唱。最初に披露したのが、air:man(エアーマン)が振り付けをした『人生わははっ!』。昭和歌謡の香りも覚える、思わず「そいや そいや」と叫びたくなるような青春高揚歌だ。メンバーらは、人生は一度しかないのだから、「わははっ」と笑える日々を歩もうと、駆けだすような振りに乗せて歌っていた。ちょっとコミカルな振りが多いように、いつもの風男塾とは異なる姿を味わえたのも嬉しい。6人は「人生わははっ」と歌いながら、未来ヘ向かって歩みだす姿を見せていた。

  日本相撲協会公認ソング『RIKISHI-MAN』は当時ライブでこの曲を歌ったときに横綱・白鵬関もサプライズで登場したエピソードも残っている。相撲の突っ張りをしてゆく姿もパフォーマンスへ折り込み、身体を大きく揺さぶるダイナミックな振りを見せながら歌い踊っていた。途中に、トントン相撲を行うような仕種を見せていたのも、嬉しい見どころ。歌詞の随所に相撲用語や、相撲にまつわる振りを組み入れながら、見ている人たちの気持ちを押すように歌う6人。その姿も印象深く目に映っていた。まさに、「ごっつぁんです」な気分だ。
 
  漫画家の浦沢直樹氏がCD盤のジャケットの絵を担当したのも、印象的だった。エッジ鋭い跳ねたビートに乗せ、6人は心に抱えた不安と戦うように力強く『BE HERO』を歌っていた。気持ちを熱く騒がせる楽曲だ。このブロックの中で6人は、1曲ごとにガラッと表情や歌声を変えながら、風男塾の15年の歩みの中に描き続けたいろんな曲調の中でも、とくに際立つ曲たちを並べてきた。その曲たちを通し、改めて風男塾の持つ懐深さも感じていた。


 ふたたび企画コーナーへ。ここで用意したのが、当時の風男塾のメンバーがCOWCOWの「あたりまえ体操」をアレンジし歌い踊っていた「おとこまえ体操」を、今のメンバーで披露。ユニークだけど、男前なメンバーらに似合う歌詞の内容と、その歌詞に合わせたポーズを決めるたび、観客たちも笑いを堪えきれず、思わずマスク越しに声を漏らしていた。歌に合わせたポーズをメンバーらが見せるたびに、フロアから笑い声と熱い拍手が起きていた。


 次に風男塾は、Elements Gardenが手がけた三部作を披露。しかもこの日は、『NOIR~ノワール~』『証-soul mate-』『新たなる幕開けのための幕開けによる狂詩曲~キミがいればオレたちも笑顔∞~』をメドレースタイルで届けてきた。
  とてもドラマチックで華やかな音色の上で勇壮な物語を描いた『NOIR~ノワール~』。気持ちが熱を抱えたままずっと高ぶり続ける。焦がれそうなこの感覚が、堪らない。続く『証-soul mate-』では、晴れ渡る壮大な演奏に乗せ、6人は気持ちを解き放つように晴々とした声を響かせていた。最後を彩った『新たなる幕開けのための幕開けによる狂詩曲~キミがいればオレたちも笑顔∞~』で風男塾は、高ぶる感情のギアを一気にトップへぶち込み、雄々しい声を響かせ、フロア中の人たちと気持ちを一つにした景色を作りあげていった。次々と変幻してゆく楽曲の表情にあわせ、ファンたちも喜々とした表情で華やかなパーティーのようなひとときを、浮かれ、楽しんでいた。


 「昔も今も人を元気にする思いは変わらないです。これからも、一人でも多くの人たちを笑顔にしながら、俺たちは歌い続けます」。その言葉と、「まだまだぶち上がっていこう」の声を合図に飛びだしたのが、『Dash&Daaash!!』。「限界を超えていけー!!」の声が示すように、メンバー自身が気持ちをギラギラに燃え滾らせ、舞台の上で思いきり弾けていた。感情のストッパーを外し、わくわくとした気持ちへ導かれるままに歌い騒ぎ続ける。力強く拳を振り上げ歌う姿や、全力でギラギラとした気持ちを振りまくように歌う様に刺激を受けたフロア中の人たちも、制限のある中、最大限に楽しめる形を持って、楽しい気持ちをメンバーらにぶつけていた。

  「見上げてみれば 誰の上にも 笑顔で咲いている太陽」。次に歌ったのが、シンガロングしたくなる風男塾流の青春ロックナンバーの『笑う門に明日は来る』だ。メンバーらの「3.2.1.GO!!」の掛け声にあわせ、フロア中の人たちが飛び跳ねる。メンバーら自身が、この曲でも感情のストッパーを外したまま思いきり飛び跳ね、青春を謳歌するように全力で楽しんでいた。この歌に触れていると、心に笑顔の花が次々と咲いてゆく気持ちになれる。6人と一緒に最高の笑顔の花を芽吹かせ、明日に向かって咲き誇りたい気分だ。

  本編最後に届けたのが、現メンバーとしてリリースした最新シングル曲であり、触れた人みんなの心に優しい笑顔の花を咲かせる『Hello Hello』だ。この曲も、人を元気にする風男塾のポリシーを受け継いだ、触れた人たちを無邪気にしてゆく楽曲だ。『Hello Hello』に触れていると、気持ちがウキウキしだす。ワクワクが止まらない。このハピネスな世界にずっと触れながら、汚れない笑顔を6人と一緒に浮かべていたい。いや、楽しさが止まらなすぎて、ニヤニヤした笑顔になっていた。この楽しさを、思いきり口角の上がった口でほおばっていたい。


 アンコールは、この季節にぴったりの『無敵!夏休み』を歌唱。この曲も、腐男塾時代からずっと歌い継いできた名曲だ。無垢な子供心にしてゆくこの曲を、今のメンバーで味わえるのも嬉しい。メンバーたちも童心に戻り、夏休みが掛ける無敵な魔法の虜になり、祭りへ繰り出す勢いではしゃいでいた。フロア中の人たちも、何気ない小さな一つ一つの物事にもときめいていたあの頃の自分に戻って、メンバーらの「そいや!そいや!」と気合の入った煽り声へ導かれるまま、一緒にはしゃいでいた。舞台の上で、わちゃわちゃと無邪気な笑顔ではしゃぐメンバーたちの姿が、夏の太陽の光以上に眩しかった。

 ここでメンバーたちが、この日の感想を述べだした。

 「新体制になって今日が2回目のワンマンライブ。初めてのことも多くて緊張したライブにもなりましたけど。これからの15周年をもっと盛り上げていける、新たな風男塾の始まりのライブになれていたら嬉しく思います」(天堂太陽)

 「今年4月に渋谷duo MUSIC EXCHANGEで風男塾がライブをやったじゃないですか。そのときは後ろで見ていたんですけど。こんな素敵な会場に自分が立てるなんて、本当に嬉しいです。ここに立てているのもみんなのおかげだから、感謝の気持ちでいっぱいです。15周年に向け、これから頑張っていきます」(赤星良宗)
     
「この日のライブを通し、こうやっていろんな楽曲を通して、自分も風男塾の歴史を一緒になって繫いでいくんだなと改めて感じました。この想いを途絶えることなく、強い志を持って風男塾を大きくしていきたいと思っています」(凰紫丈源)

  「初志貫徹ということで、過去を振り返ったりと怒濤のライブでしたけど。その歴史をみんなに届けられて嬉しかったし、俺は、今日のライブがすごく楽しかったです。まだまだ15周年には想像もつかないことが待っていますので、応援よろしくお願いします」(葉崎アラン)
      
 「人を元気にするって難しいことで、凄いことだと思うんですよ。昔も今も変わらず、これからも俺たちは、人を元気にするために歌い続けていきます」(英城凛空)

  「5月3日のライブから新体制がスタートして、この夏も突っ走ってきました。15周年へ向けて、さらに高みを目指していきますので、。これからも応援よろしくお願いします」(柚希関汰)

  風男塾は最後に、胡桃沢鼓太郎も含む7人で未来へと続く虹の橋をかけるように『LIKE A RAINBOW』を歌っていた。メンバー自身が無邪気な心模様で、晴れた7つの歌声を重ね合わせ、一緒に未来へと歩むための虹の道を示してくれた。最後まで現実を忘れ、くしゃくしゃの笑顔で過ごせるって素敵だ。舞台の上ではしゃぐ6人の姿も、眩しい。風男塾のかけた虹の下には、どんな景色が広がっているのだろうか。7人がかけた虹の下に広がる、その景色を見てみたい。そのためにも、まだまだ一緒に歩き続けないとね。


LIVE


TEXT:長澤智典


セットリスト
『男坂』
『同じ時代に生まれた若者たち』
『Love Spider』
『風一揆』
MC <企画コーナー:モテモテ劇場>
『人生わははっ!』
『RIKISHI-MAN』
『BE HERO』
MC <企画コーナー:おとこまえ体操>
"Elements Garden メドレー
『NOIR〜ノワール〜』『証-soul mate-』『新たなる幕開けのための幕開けによる狂詩曲~キミがいればオレたちも笑顔∞~』
『Dash&Daaash!!』
『笑う門に明日は来る』
『Hello Hello』
-ENCORE-
『無敵!夏休み』
『LIKE A RAINBOW』

 

<インフォメーション>


<商品情報>

◆初回限定盤 ¥6,100( 税込)/¥5,545( 税抜) 
<CD>(初回限定盤・通常共通)
タイトル:風男塾 15th Anniversary Best
発売日:2022年9月21日
シングル31 曲+ ファンに新録して欲しい楽曲のリクエストを募り人気曲の3 曲「my home town」「七常の風器(ちじょうのぶき)」「七色の鳥(なないろのとり)」を収録。
Disc 1~2 シングル31 曲+「七常の風器(ちじょうのぶき)」+「七色の鳥(なないろのとり)」
Disc 3 my home town 47 都道府県+1 ソウルバージョン
1. my home town 北海道・東北編
2.my home town 関東編
3.my home town 中部編
4.my home town 近畿編
5.my home town 中国・四国編
6.my home town 九州・ソウル編
7.七常の風器(2022)
8.七色の鳥(2022)

<DVD>
Disc 1~2 シングル曲30 曲入り

◆通常盤 ¥3,300( 税込)/¥3,000( 税抜)
<CD>( 初回・通常共通)
Disc 1~2 シングル31 曲+「七常の風器(ちじょうのぶき)」+「七色の鳥(なないろのとり)」
Disc 3 my home town 47 都道府県+1 ソウルバージョン

詳細はこちら
https://www.teichiku.co.jp/artist/fu-danjuku/


<ライブ・イベント情報>

■2022年9月21日(水)池袋・サンシャイン噴水広場でスペシャルイベントを開催
卒業生メンバーの愛刃健水が登壇決定!

風男塾 LIVE 2022 ~風流三昧~

■10月8日(土)東京/ 渋谷ストリームホール
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30
【2部】開場 16:00/ 開演 16:30
(問)サンライズプロモーション東京 0570-00-3337

■10月15日(土)愛知/ SPADE BOX
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30
【2部】開場 16:00/ 開演 16:30
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

■10月16日(日)大阪/ バナナホール
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30
【2部】開場 16:00/ 開演 16:30
(問) サウンドクリエーター 06-6357-4400

風男塾 ハロウィンパーティー2022

■10月29日(土)東京/ 渋谷ストリームホール 
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30 
【2部】開場 16:30/ 開演 17:00 
(問)サンライズプロモーション東京 0570-00-3337

他イベントスケジュール等、詳しくはHPをご確認ください。


オフィシャルサイト
http://nfs724.com

オフィシャルTwitter
https://twitter.com/fudan_juku

テイチクエンタテインメント
https://www.teichiku.co.jp/artist/fu-danjuku/

 

特集FEATURE

FEATURE
最新記事更新日 2022.12.01
ガルポ!ズ LIVE レポ
最新記事更新日 2022.11.30
ガルポ!ズ INTERVIEW