FEATURE

2021.07.26
FullMooN

FullMooNのライブ配信の模様をレポート!!

 FullMooNとEmpressが,毎月、吉祥寺CRESCENDOで毎月無料配信(投げ銭制)で行なっている無観客配信ライブ。ここでは、7月16日に行なわれたFullMooNのライブの模様をお伝えしたい。


  ライブの冒頭を飾ったのが、歌から始まる最新シングルの「affection」。でも、この日はEmpressのサポートドラムのUNAが椅子に座りながら歌いたすという、まさかの風景が登場。これも、FullMooNと吉祥寺CRESCENDOのスタッフたちの気心知れた仲から生まれた遊び心。1番を歌い終えたところで、ようやくねねが登場。彼女は椅子に座りながら歌いつつ。すぐに立ち上がり、みずから歌い手としてのスイッチをバチッと切り替え、いきなり、感情を込めた歌声にシフト。観ている人たちを、一瞬で自分たちの世界へ引き込んでゆく。その実力があるからこそ、冒頭のような遊びも出来てしまうわけだ。

   ここからFullMooNは、一気に演奏のアクセルペダルをべた踏みだした。荒ぶる「絆」の演奏に乗せ、ねねが凛々しい表情と雄々しき歌声をぶつけ、観ている人たちを挑発してゆく。ときにモニターに足をかけ、煽る姿は、完全に人を目の前にしての姿だ。有観客だ、無観客の配信ライブだ…ではない、ライブはライブ。一度感情のスイッチを入れたのなら、全力で感情を突きつけるのみ。その姿勢こそがFullMooNらしさ。

  凛々しいねねの歌声が連れだしたのは、感情を熱く奮えさせるハードでドラマチックな世界。FullMooNは、重厚な演奏と雄々しいねねの歌声を魅力に、「Chase」を歌い奏でていた。いくつもの展開を描くブリッジを差し込みながら、「Chase」の演奏が雄々しさと激しさをどんどん増してゆく。えれんのギターソロが飛びだしたとたん、楽曲は情熱的なドラマ曲へ変貌。モニターに足を乗せ、昂る気持ちのままに歌うねねの姿も印象的だ。

 心地好い緊張感と情熱を抱いたピアノの音色が流れだした。そこへ演奏が加わったとたんに、楽曲はバースト。雄々しい声を突きつけ、FullMooNは「フラッシュバック」を通し、観ている人たちの気持ちへ、次々と情熱という油を注いでゆく。演奏が進むごとに身体が奮い立つ。高陽した気持ちがどんどん上がり続け、いつしか熱情のドラマを描きだすFullMooNの演奏と気持ちを重ねあわせ、強く拳をにぎりしめていた。滾る血潮を抑えられない!

  えれんのギターが唸る。その音へ触発されるように、ねねが絶叫。さぁ、「燈」の登場だ。とても雄々しく、熱を抱きながら、テンション高い演奏が、身体中に次々と銃弾を浴びるような衝撃を突きつけてゆく。とてもハードでスリリングな演奏だ。心地好い緊張感と身体揺さぶる轟音の洗礼を受け、冷静になどいれない。拳を振りまわし、モニターに足をかけ、容赦なく煽るねねの姿が、観ている人たちから理性という言葉を消し去っていた。

  披露したのが、新曲の「shutout」。冒頭からねねと一緒に拳を振り上げ、熱狂の渦に飛び込んでいける楽曲だ。ねねも声を荒らげ、拳を振り上げ、モニターに足を乗せて歌えば、演奏陣も声を荒らげて煽りだす。ライブの中、観客たちと気持ちを一つに熱狂の様を作りあげる楽曲だ。終盤に、一瞬エキセントリックな展開も提示。ライブでメンバーと観客たちが熱情した気持ちを一つに、ともに興奮の世界へ飛びこんでいける曲なのも嬉しい。

  ライブも終盤へ。FullMooNは、ここまでに作りあげた勢いへ、さらに激しい唸りを加えるように。熱に熱を重ね、増幅するように「サバイバル」を突きつけた。頭を振り乱し攻めるねね。演奏する3人も終始頭を振り乱し、音をぶつけてゆく。観ている人たちへ戦いを挑む歌や演奏だ。何より、自分たち自身が体力の限界に挑み、身体中から熱を振り絞るようにぶつけていた。その野生味あふれた姿こそ、FullMooNのライブ。熱狂にひれ伏してこそ、FullMooNのライブを味わっている喜びに打ち震えられる。

 それまでの熱狂を抱きしめるように、最後にFullMooNは「Change song」を優しく歌い、演奏。いや、そんなことはないか…。演奏が駆けだしたとたん、4人は身体中から気を放熱するように歌い演奏していた。聞いている人たちを包み込むような、真心覚えるスケール大きくハートフルな楽曲。希望に満ちた素敵な歌だ。でも、ライブというスイッチを彼女たちは入れてしまったんだもの。その楽曲に温かさを覚えていても、やっぱし、触れたら火傷どころじゃ済まない熱さを持っていた。でも、それを知っているからこそ、それが目の前でも、モニター越しでも、いい。FullMooNのライブに触れ、気持ちを昂らせたくなるんだよ。

 最後の最後に、ふたたびEmpressのサポートドラムのUNAが椅子に座り「affection」を歌い、ライブを締めてくれたことも伝えておこう。


  FullMooNは、8月28日にThunder Snake ATSUGIで「FullMooNワンマン公演Super Summer vacation2021~くだらない事して笑え!!~」を行なう。この熱狂を、ぜひ長く体感していただきたい。


TEXT:長澤智典

 

 

セットリスト
「affection」
「絆」
「Chase」
「フラッシュバック」
「橙」
「shutout」
「サバイバル」
「Change song」

 

<インフォメーション>


DVD付き最新シングル「affection」絶賛発売中


ライブ日程
8月01日(日) 巣鴨獅子王  
8月07日(土) 上野音横丁 
8月14日(土) 吉祥寺CRESCENDO
8月22日(日) 柏Thumb Up 
8月28日(土) Thunder Snake ATSUGI FullMooNワンマン


FullMooN Web
https://www.tatenaga.net/


FullMooN twitter
https://twitter.com/FullMooN_tw

 

特集FEATURE

FEATURE
最新記事更新日 2021.09.18
ガルポ!ズ INTERVIEW
最新記事更新日 2021.09.17
小川麻琴とへなぎのIDOBATA RADIO!!