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2020.03.30
JYA☆PON

「JYA☆PON東名ワンマン〜やってきました東京!〜」ライブレポート

週明けの渋谷に立ち並ぶ人たちが、ジャポンの旧体制から新体制に変わる、その節目となる今日この時を一目見ようと、オタクたちが集結した。

ジャポン

ライブ前の雑踏が、SEが流れるとともに収まっていく。フロア全体がステージに集中していくのがわかる。この日で最後となる6人体制を目に焼き付けていこうという気持ちが伺える。
現体制最後のライブは「スパニッシュ音DoIt!」から始まる。タイトルにある通り、オレ!の掛け声が入るスペインのカーニバルと、イヤサッサの掛け声に音頭のようなアレンジが加わり、アイドルらしい振り付けと日舞のような振る舞いが融合した、和洋折衷な1曲だ。息つく暇もなく「ルーレットまWORLD!!!」、超スピード曲、回れ回れと煽ると応えるように、フロアでファンたちが沸き上がる。ライブで盛り上がりを約束された鉄板曲だ。コミカルに激しく歌い踊る。彼女たちの息遣いが聞こえてくるくらい全力でのパフォーマンスは、超ハイテンションで元気付けられる、JYA☆PONの自己紹介パートもあるこの曲「6人揃ってJYA☆PONです」のセリフが少し寂しさを感じた。

MCを挟み「AKIBA365」、いわゆるアキバ系電波ソングぽいアレンジのこの曲、オーソドックスなアイドルソングの展開は、手拍子もコールも入れやすいように作られている。JYA☆PONのダンスは、ポップでコミカルだが運動量がハンパなく高い。日頃からの鍛え方や体力も含め基礎が出来ていないと、ただ踊るだけでもキツいはず、それを彼女たちは難なく笑顔を振りまきながらこなしていく、その姿に元気が出ないわけがない!!「走れ!星のスープ少女」「JUMBO!de JYA☆PON」とアニソンのような王道アイドルソング、ジャングルを思わすような曲とバラエティに富んだ楽曲たちの世界を旅するようだ。「つかめ!アメリカンドリーム」「アラビパニーズスタイル!」と続き、アメリカとアラブを旅して、6人体制でのJYA☆PONの旅は幕を降ろす。

ジャポン

 

「私がJYA☆PONに加入して約5ヶ月、あっという間でした。その間いろんなことがあって、今日のワンマンライブのために、単独公演や配信もして、その中で色々あってケンカもしましたが、本当に濃い5ヶ月でした。みんな、それぞれが想い描くアイドル像があり、それを目指して頑張ってきました。私も頑張ってきましたが、学校が始まるということでこのタイミングで卒業となってしまいますが、残るメンバーのみんなは前を向いて進んでいくので、そのJYA☆PONをしっかり正面から見て応援していって欲しいです。
私は2年くらいステージに立っていましたが、今日がラストの日、こんなにもたくさんの人が来てくれて嬉しいです。私は学校を頑張るので、みなさんはオタクを頑張って、学校も仕事も頑張ってください!ありがとうございました!」(桐島彩)

「昨年の4月にジャポンに入って、本当にこの約1年の間はこれまでの人生にはないくらい、いろんな経験をさせてもらいましたが、その中でも色々辛い時期もありました。でも今こうやって(ステージに)立てて、何が辛かったんだっていうくらい今、楽しかったと思えています。この名古屋遠征くらいから、みんなのこと可愛いなと思い始め、愛しくて大好きです。だけど、今日でお別れです。なぎは来年からの目標は頑張って末永く生きるってことなので、なぎより長く生きるつもりでガンバてください。JYA☆PONのメンバーのみんな、人と関わることが苦手な私とこんなに仲良くしてくれてありがとう、みんな大好きです。これからも頑張ってください。なぎはアイドルの中でJYA☆PONが一番大好きです。ありがとうございました!」(平瀬なぎ)

 

ジャポン

この日、卒業をするメンバーから挨拶があり。ファンから花束の贈呈が、ここでは現体制6人全員とマネージャーに花束が渡された。卒業する2人だけではなくメンバー全員とマネージャーに渡すその気持ちに、この6人でJYA☆PONであったこと、それを支えてくれているスタッフに感謝の気持ちが込められているようだった。

名残惜しまれながら6人がステージを後にする。

 

 

ジャポン

現体制から新体制への始まり。新体制でのレッスンの様子の動画が流れ、そしてSEに促されるように8人のメンバーが薄暗闇の中、ステージに立つ。JYA☆PONの新しい幕開けだ。

新体制1曲目は「1、2上海」チャイナロックのサウンドから始まり、K-POP調のエレクトリックなサウンドの「ハングンナムジャ-KOREAN BOY-」へ。新メンバー、黄色担当 宮古莉奈は、小柄ながらキレのあるパワフルなパフォーマンス、アイドルであることに誇りを感じているようだ。オレンジ担当 麗あねもダンスがキレる。JYA☆PONのメンバーとして何ヶ月もいたかのように溶け込んでいるパフォーマンスを見せる。ピンク担当 相原もあは、どこかつかみどころのない、フワとしている他のメンバーにはない独特の雰囲気があり、いいアクセントになっている。青色担当 紬まなつは、8人の中で一番大人っぽい色気も感じるそのキレイさと歌とダンスのバランスが良い、グループ全体としても彼女がいることで調和がとれているように思える。

新体制での新曲「山アリ谷アリ」を披露、ハードロック調のこの曲は、和風テイストも織り交ぜつつJYA☆PON風味に仕上がっている。8人になったことで、厚みが増した歌声が会場全体に響きわたると、フロアは最高潮の盛り上がりとなる。ステージ狭しと動き回る迫力のフォーメーションにストリート系のダンスが映える。

ここからは前半パートでも歌唱した「スパニッシュ音DoIt!」「ルーレットまWORLD!!!」「AKIBA365」をノンストップで駆け抜ける。ドSといっても言い過ぎではないこのナンバーのセットリストは、メンバーにとってもファンにとってもかなりの運動量だ。会場全体がそれを物ともせずに今日の門出を盛り上げるために歌い踊る。8人になったことでより一層難易度が増したフォーメーションに、並々ならぬ運動量のダンスパフォーマンスをこれだけ連続で続けている体力には感嘆するばかりだ。新メンバー4人も、もともと基礎ができている者、この日のために鍛錬を重ねてきた者、それぞれのカタチで現メンバーについていく。"新"とか"現"とかそういうくくりが関係なくなる日も近いと思えるほどの8人のパフォーマンスに絆が見える。

実は、この前半でも歌唱したパートの際に、先ほど卒業をした2人、先ほどまで同じ歌を目の前のステージで歌っていた2人が、関係者席から寂しさの影も残しつつ微笑みながら眺めている姿が印象的だった。

最後は「パッピーDAYズ」で、新体制の未来を、卒業する2人の未来を、明るく照らすように「最高の仲間とこの手を繋いで想い出を作っていこう」と歌う。みんなの想いがここに集結するするようで泣けてくる。明るいロックナンバーが奏でるように、新体制になったJYA☆PONの明日はハッピーがたくさん待っていることだろう。

 

ジャポン

 

「2日前に加入が発表することになってので、こんな短期間の中で私に会いに来てくれている人がいることが嬉しいです。これからJYA☆PONとして上を目指していくので、応援よろしくお願いします」(麗あね)
「現体制から新体制になって、今日も緊張していたけど、とても楽しかったです。これから新体制も応援してくれたら嬉しいです。よろしくお願いします」(紬まなつ)

「現体制のメンバーがこんなにたくさんの人たちを集めてくれて、そのおかげでこの大きいステージに立たせてもらえました。その想いに恥じないようにこれから頑張っていきますので、新体制JYA☆PONもよろしくお願いします。」(相原もあ)
「私は違うグループから加入しましたが、JYA☆PONとして8人で頑張っていきますので、これから応援よろしくお願いします。」(宮古莉奈)

 

新メンバーから挨拶があり、最後に日向はるの「10人のそれぞれの道を応援してくれると嬉しいです。」と言った言葉が印象的だった。

 

<セットリスト>

前半 現体制

01.スパニッシュ音DoIt!
02.ルーレットまWORLD!!!
03.AKIBA365
04.走れ!星のスープ少女
05.JUMBO!de JYA☆PON
06.つかめ!アメリカンドリーム
07.アラビパニーズスタイル!


後半 新体制

01.1、2上海
02.ハングンナムジャ-KOREAN BOY-
03.山アリ谷アリ
04.スパニッシュ音DoIt!
05.ルーレットまWORLD!!!
06.AKIBA365
07.パッピーDAYズ

 

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