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2024.05.01
エラバレシ

新体制となったエラバレシ。その始まりの景色をレポート。

 新メンバーに、天野美羽・愛乃える・みるもめるの3名を迎え、新体制になったエラバレシ。そのお披露目公演「エラバレシ ワンマンライブ〜新体制初披露公演〜」が、4月28日(日)に赤羽ReNY alphaにて行われた。

 

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 胸を騒がせる華やかな…いや、派手派手な新SEに乗せてメンバーらが舞台へ登場。しっとりとしたピアノの音色が流れだす。そこへ重なる、気持ちをときめかせる6人のハーモニー。「全力で君に送るから 笑顔マイレー.ジ」と歌う声に続き、「Come On」のかけ声を合図に、楽曲が一気に華やぎだした。ライブの幕開けを飾ったのが、『スマイルマイレージ』だ。「みなさんの笑顔をたくさん見せてください」と叫ぶ西愛花の声をきっかけに、メンバーらが愛らしい笑顔を振りまきながら歌いだす。歌詞の一節ではないが、曲が進むごとに笑顔のマイレージポイントが心の中へ貯まりだす。でも、そのポイントを貯め込むのではなく、さらに熱狂というマイレージに変えて6人に送り返したくなる。笑顔とはしゃぐ気持ちを互いにわかちあうことで、この場がどんどん華やぎだす。だから、彼女たちへ向けて熱い声をぶつけずにいれない。わかるよ、止まらないその熱情した思い。一緒に最高のスマイルを交わし続けたい。

 

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 メンバーらは、この日より新衣装姿。彼女たちへ向けて、フロア中から「かわいい!!」の声も飛び交っていた。最初のMCで、さっそく3人の新メンバーを呼び入れて、自己紹介。新メンバー3人のちょっと緊張ぎみの自己紹介も、フレッシュだ。早くも、新しい仲間たちに恋をしそう?! 

 

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  ここからは、ふたたび6人体制へ。もちろん、ここまでエラバレシを支え続けてきたメンバーたちにだって、恋する気持ちは何も変わらない。『Is this Love? 片思い』のイントロが流れたとたん、胸をドキドキ揺らしながらパフォーマンスをするメンバーらの姿に触れ、一緒にハートがドキドキ高鳴りだす。この曲でも6人は、愛らしい仕種と軽やかなダンスを魅力に、ときめいた乙女の恋心を大きく膨らませるように笑顔で歌っていた。片思いの恋心をガールズトークをするように歌い踊る姿に触れていると、ドキドキしていた気持ちが破裂しそうになる。だから、爆発しそうな思いを大きな声に変えて彼女たちにぶつければ、6人と一緒にジャンプをしながら、共に「好き」の思いを膨らませあっていた。

 

  哀愁を帯びた『囚われのMirage』のイントロが流れるのに合わせ、場内から熱いMIXが飛び交いだす。「いくよ!」の声を合図に、楽曲が華やかさを増せば、熱情したい気持ちにも、より力が増してゆく。6人は哀愁を抱いて駆ける楽曲に乗せ、胸の内に抱いた強い意志や想いを、熱を秘めた声で歌いかける。サビでは、メンバーと観客たちが、ときに一緒に飛び跳ね、互いに熱情した思いをぶつけあう。華やかな姿も気持ちを熱くするが、胸に抱いた想いを熱情した声で歌う様も、心の内側にある情熱をくすぐるようで、やっぱし気持ちを熱くする。

 

 色葉みみが、両手でマイクを握りしめ「伝説的な魔王が降臨した!」と歌いだせば、本木瞳が「君も一緒に」と歌のバトンを繋いでゆく。その後、6人で「飛び込もう」と美しいハーモニーを重ねだすのを合図に、『ピコンでメタフィクション』が飛び出した。情熱を抱いた姿で力強く駆けだした楽曲の上で、メンバーたちが、言葉のひと言ひと言に強い意志を込め、物語を語るように歌い踊りだす。とても情熱的な、感情の導火線に火をつけては、何度も爆発させたくなる楽曲だ。サビでは、メンバーらが高く手を振り上げ飛び跳ねる姿に合わせて、場内中の人たちも高く手を振り上げ、その場で飛び跳ねれば、身体を上下に揺らしていた。とても勇壮な、魂が燃え立つ楽曲だ。落ちサビで見せた6人の綺麗な歌声、そこから一気に大地を揺るがす勢いでパワフルに歌い踊る彼女たちの姿に触れ、さらに気持ちが奮い立つ。

 

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 『アンビバレンス』では、駆ける楽曲に乗せて、胸の内に抱いた思いを熱くぶつけるような姿で彼女たちは歌い踊っていた。「響け」の声を合図に、6人が高く掲げた拳を力強く振り上げながら渾身の力で歌い踊る様が、 見ている側の気持ちも熱く焚きつける。『囚われのMirage』から続く楽曲たちを通してエラバレシが見せた、熱情した気持ちを力強く突きつける凛々しい姿。笑顔の彼女たちも好きだが、凛々しいその様も、心を滾らせる最高の刺激だ。

 

  ノンストップで続くこのブロック。ここまでの色を変えるように飛び出したのが、みんなで一緒にクラップをしながらアガれる、ファンキーでダンサブルなパーティーチューンの『逆境ノンフィクション』。この曲では,チャーミングな笑顔を振りまきながら、この会場を、一緒にわちゃわちゃとはしゃげる空間に染め上げる。でも、「好きだよ 好きなんだ」とサビを勇壮に歌う声に触れている間は、凛々しい気持ちに染まってゆく。1曲の中で巧みにいろんな表情や感情を見せていく、その様が「好きだよ 好きなんだ」。歌い終わりのときに、本木瞳と西愛花が笑顔で抱き合う姿も印象深く瞼に焼きついた。


  MCでは、今回の公演のテーマが「闘」。つまり、「ファンのみんなと一緒に気合を入れて闘うライブにしていくことをテーマに行っている」と伝えていた。

 


次のブロックは、9曲連続で続くメドレーコーナーへ。本木瞳、西愛花、もえのあずきの3人が美しくも温かい歌声を繋ぎ、綺麗に重ね合わせた『Harmony』からスタートしたメドレー。続く、城咲まりあ、神崎しほ、色葉みみの3人は、『stay with』をキラキラとした輝きを放つ思いを胸に歌唱。サビ歌で3人が振る手の動きにあわせて,、場内中の人たちも大きく手やペンライトを振っていた姿も印象的だった。

 

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  ここからは6人のスタイルへ。デビュー曲の『アイノフシギ』を通して彼女たちは、場内中を、熱情したコールが飛び交う爆裂した派手な空間へ染め上げた。6人のパワフルな歌声とパフォーマンスに向け、フロア中からずっと熱い声が飛び交っていたのも印象的だ。続く『ミス・ラビット』でも彼女たちは、夢の国へ迷い込んだチャーミングなうさぎに気持ちを染め上げ、愛らしい姿になってわちゃわちゃとはしゃいでいた。この曲に触れている間中、楽しすぎて心がずっと跳ね続けていた。 


  止まることなく『バスケットクィーン』へ。この曲では、情熱的な姿を投影。華麗に舞うように歌い踊る姿と、秘めた情熱を解き放つように歌う凛々しい声に触れ、胸が熱くなる。サビでは、メンバーらと一緒に飛び跳ねる様も場内に生まれれば、間奏では熱い声も飛び交っていた。跳ねたジャジーな演奏が、ミステリアスな様相を持って飛び出した。その音色が華やかさを増すのに合わせて『怪盗♡ブラックキャッツ』へ。なんとエラバレシ、1-4枚目のシングルを立て続けにメドレー化していた。『怪盗♡ブラックキャッツ』では華麗なステップを踏みながら、猫の手にした腕を愛らしく揺らし、甘えた素振りで歌いかける。かわいらしさの中から、隠し持っていた爪を尖らせるような様を覗かせるところにも、心が惹かれていた。


  激しく駆けだした『リバース』では、6人が攻めた表情と歌声を武器に観客たちを熱く挑発。スケール大きな楽曲の上で、ときに力強く足を蹴り上げ、彼女たちは存在感あふれる凛々しい姿で、観客たちの感情に熱いエナジーを降り注いでいった。まさに「闘」のテーマに相応しい盛り上がりだ。そこへ、さらに沸き立つ情熱を注ぎ込むように、6人は『キミをつくる全ての要素』を熱唱。とても華やかな楽曲だ。その華やかさへ熱情した歌声を塗り重ね、楽曲や観客たちの感情をさらに熱く華やかせていった。ほとばしる汗を振り切るように全力で歌い叫ぶその姿に、気持ちが熱く沸き続ける。

 

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  メドレーコーナーの最後を彩ったのが、『未来トリロジー』。ここまで熱情した景色を描き出したうえで、君と一緒に夢を現実に変えようと歌う姿に触れ、ますます一緒に未来を描き続けていたくなった。もえのあずきと本木瞳が、互いに顔を見合わせて「き+と きっと 君なんだ」と歌う姿がめちゃめちゃエモいじゃない。この日の闘い、バトルというよりも、一緒に高まった熱を分かち合う熱闘したライブにも見えていた。

 

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  ここで、新メンバーの、天野美羽・愛乃える・みるもめるを舞台へ呼び込んだ。ここからは、9人の新体制になった姿でのライブコーナーへ。しかも、新体制で最初に届けたのが、新曲なのも嬉しい。

 

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  「みんなの重なる思いで未来の扉を開きます」と語った神崎しほの言葉を合図に、縦一列に並んだメンバーたちが、舞台の上を華やかに舞い踊るように『幻想メモリーズ』を歌いだした。胸に秘めた思いを言葉にして伝えるように歌いだす始まり。曲が進むごとに感情の熱を上げてゆく9人は、サビで気持ちを爆発させるようにみんなで歌声を重ねあわせ、「重なる思いが 君と明日の扉を開く」と力強く歌いあげる。気持ちを熱く滾らせる、希望を胸に覚える楽曲だ。この曲に触れていると、熱情した気持ちが舞い上がりだす。メンバーらの動きに合わせて手を振る人たちもいたように、ライブで感情を熱くたぎらせる楽曲に成長していきそうだ。

 

  続く『Here we go!』も、輝く未来へ向けた、華やかな音を舞い踊らせる楽曲。新体制として初めて届ける曲たちが、エラバレシらしい明るい表情を持った、ライブで一緒に夢や思いを分かち合える曲たちなのが嬉しい。9人と一緒に、輝きの未来を作り上げたい。まさに新しい始まりの景色を彩るのに相応しい楽曲だ。みんなで笑顔と輝きを分かち合う、このひとときを味わえていることが幸せだ。

 

最後は、やはりこの曲だ。『チェッカーフラッグ・ラブ』が勢いよく走り出したとたん、メンバーと観客たちが感情のアクセルを全力で踏み込み、一緒に高く拳を振り上げ、無邪気な少年少女のような笑顔を浮かべて大騒ぎしていた。騒がずにいれないよな、メンバーに向けてエールを送らずにいれないよな、9人と一緒に身体を揺らし、熱狂へ向かって全力ではしゃがないなんて、そんなのあり得ない。何時だってそう、この熱情一体化した様を味わいたくて彼女たちを求めてゆく。だから一緒に同じ振りやポーズを決めながら、とことんはしゃぎ尽くしていたかった。

 

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   まだまだ騒ぎ足りない観客たちの熱い声を受け、9人がふたたび舞台へ。「わたしたちの思いで、みなさんの未来への道を照らしていけますように」と 語った神崎しほの言葉をきっかけに、アンコールでは、もう一度新曲の『幻想メモリーズ』を歌唱。先に一度触れている理由や、熱情した思いが身体中からちあふれ出ていることもあって、観客たちは早くも闘う意識を胸に楽曲を受け止めていた。メンバーたちも気持ちを一つに、舞台の上で華やかに歌声を舞い踊らせる。力強さと華やかさを持った楽曲だ。しかも歌詞には、迷い葛藤する気持ちも認めたうえで、未来の扉を開こうとする強い意志と思いが刻まれている。彼女たちが希望を胸に晴れた歌声を響き渡らせる。だから、その輝く姿をつかみたくて、舞台へ向けて手を伸ばしていた。

 

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  新体制として新たなスタートを切ったエラバレシ。これから彼女たちが開く新しい未来の景色を、引き続き追いかけたい。

 

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TEXT:長澤智典


エラバレシ ワンマンライブ〜新体制初披露公演〜アーカイブ (5月5日まで)
https://standup.zaiko.io/item/362965


セットリスト
SE
『スマイルマイレージ』
-MC-
『Is this Love? 片思い』
『囚われのMirage』
『ピコンでメタフィクション』
『アンビバレンス』
『逆境ノンフィクション『
-MC-
『Harmony』(本木瞳、西愛花、もえのあずき)
『stay with』(城咲まりあ、神崎しほ、色葉みみ)
『アイノフシギ』
『ミス・ラビット』
『バスケットクィーン』
『怪盗♡ブラックキャッツ』
『リバース』
『キミをつくる全ての要素』
『未来トリロジー』
-MC<新メンバー呼び込み>
『「幻想メモリーズ」』(新曲)
『Here we go!』
『チェッカーフラッグ・ラブ』
-ENCORE-
『「幻想メモリーズ」』

 

Stand-Up! Live 2024Spring
【日程】 2024年5月18日(土)
【会場】池袋harevutai
【時間】12:50開場/13:20開演
優先入場:5,000円+別D
前売券:1,500円 + 別D
定点配信:1000円
【出演】iTRiP、Next☆Rico、Ange☆Reve、Baby’z Breath、エラバレシ、アイドルカレッジ
【チケットはこちら】https://standup.zaiko.io/item/363919 

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