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2025.10.02
SAY-LA,咲山しほ

スキャンダルはゼロ。「3000年に一人の正統派アイドル」こと咲山しほ(SAY-LA)、13年間のアイドル活動に終止符を打つ。「咲山しほ卒業公演〜13年間の感謝と愛を込めて♡〜」レポート!

2012年8月に、メチャハイ♡の創設メンバーとしてアイドル活動をスタート。同グループは、2017年4月に解散。まだ夢の途中だった咲山しほは、2018年10月にSAY-LAへ加入。夢の続きを追いかけてきた。咲山しほは"正統派"という言葉をみずからの誇りに、目指した道を真っすぐに駆け続けてきた。気づけば、30代。2代目リーダーとして活動をしてきた彼女の後ろには、自立したアイドルとして立派に育った後輩たちが多く生まれていた。みずから蒔いて育てた種が芽吹き、着実に育ち、カラフルな花(個性)を咲かせようとしている。その姿に安心を覚えたこと。後輩メンバーらにSAY-LAの新しい形を託せる希望を感じたからこそ、咲山しほは卒業を決意した。同時に、アイドルという夢を追いかけた生きざまにピリオドを打つことを決めた。その意志を受け継ぐように、SAY-LAは、2025年8月に新メンバー3人を加え、卒業までの間は咲山しほも含めた新たな姿で夢の続きを追いかけだした。
  SAY-LAのメンバーとして約7年。アイドルとして約13年、夢を成す前にグループの卒業や、アイドルからの引退を決めたことに後悔が無いといったら嘘になるだろう。でも彼女は、誰もが理想とするアイドルとしての生き方を貫き続けた自分に誇りを持っている。だからこそ、その輝かしい姿で次のステージ(人生)に羽ばたくことを決めた。9月30日(火)、みずから希望したZepp Diver Cityという大きな会場で、咲山しほは「咲山しほ卒業公演〜13年間の感謝と愛を込めて♡〜」を行った。

 

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  場内へと向かう階段には、これまでに咲山しほが身につけてきた歴代の衣装がズラッと飾ってあった。思い出のタイムトンネルを超えて場内に入ったら、そこには咲山しほのメンバーカラーと同じオレンジ色の塩○Tシャツを着た、彼女にこじらせ片思いをした人たちがたくさん集まっていた。SAY-LAのライブらしい光景だ。でも、この景色を見るのも、咲山しほを心の中で独り占めするのも今日で最後と思うと、やはり淋しくなる。


 メンバー紹介の映像を受け、お馴染みのSE(『MARIA』)が流れだすのにあわせて、メンバーがステージへ。この日の1曲目を飾ったのが『運命マグネット』。9人のメンバーが愛らしさを振りまきながら、S極(観客)とN極(メンバー)に分かれた互いの距離を一気に縮めてゆく。強烈なマグネット(彼女たちの魅力)に引き寄せられた人たちが、運命へ導かれるまま、「好きだよ~好きだ」と歌うメンバーらへ向けて熱い声を張り上げていた。歌詞の一節に記された「君がいるその場所へ どんなに遠くても駆けつけるよ」の言葉のように、この日も…。いや、この日はとくに、咲山しほの卒業という運命の磁力へ引き寄せられるように、いろんな地域からたくさんの人たちが足を運んでいた。

 次に届けたのが、咲山しほがSAY-LAに加入して初めてリリースしたシングルの『YES,肯定ペンギン』。あの頃も今も、SAY-LAは、ずっと不器用な姿でよちよち歩きを続けている。小さな歩幅をずっと保ちながら歩き続けてきた側には、あの頃も今も、たくさんの仲間がいる。それをメンバーも観客たちも、何より咲山しほ自身がずっと体感してきたからこそ、この日も手にしたタオルを力強く振りながら、たくさんの仲間たちの声援を力に、9人はステージの上をよちよち歩きしなから、でも眩しい笑顔を浮かべて元気いっぱいに前進し続けていた。
 咲山しほという花をこの日一番綺麗に花咲かせようと、SAY-LAは『水色ラフレシア』を力強く歌っていた。フロアには、咲山しほという眩しい輝きを放つ花へ寄り添うように、オレンジ色のサイリウムの花がたくさん咲き誇っていた。SAY-LAとして約7年間育まれてきた咲山しほという花は、間違いなくこの日一番大きく咲いていた。きっとそれが、咲山しほが夢み、求め続けてきた、仲間たちと一緒に咲かせたかった理想の花の姿だったのかも知れない。

 

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 たとえ卒業公演とはいえ、そこには時間という制限がある。でも、SAY-LAとして歩み続けてきた中に刻んだ大切な曲たちを少しでも多く届けようと、咲山しほはメドレーコーナーを用意。
  メドレーは、ピュアな恋心で爽やかに『初恋カルボナーラ』を歌って始まった。片思いの切なさも覚えながら歌った、『恋する君に恋してる』。真心いっぱいの温かい歌声で届けた、『3000年に一度のハピネス』。裏腹な恋心を歌いながらも、好きの気持ちを真っ直ぐに伝えた『感情リバーシブル』と、彼女が在籍していた時代の中、SAY-LAの歩みに彩りを与えてきた曲や、咲山しほ自身の思い入れの強い曲たちを並べ、9人は愛しい思いを込めて届けてくれた。

 SAY-LAといえば、"パスタシリーズ"は欠かせない。先にもメドレーの中で『初恋カルボナーラ』を歌っていたが、ここでは、妖しい大人の香りを振りまきながらも情熱的な声で『ボロボロ・ボロネーゼ』を歌唱。SAY-LAが歌うパスタシリーズには、少女から大人へと向かっていく中で抱く女性の心の成長が描き出されている。それを、短い中で見せてくれたのも嬉しい。いつもは愛らしい彼女たちが、失恋を綴ったこの曲を通して伝えた、大人の女性だからこそ抱く、秘めた深い愛情。それを、9人の熱情した歌声やパフォーマンスからずっと感じていた。
 そのうえで、「スパゲッティーのパンチョ」とコラボレートした『パンチョLOVE』を持ってくるセンスが最高だ。咲山しほを筆頭に、メンバーたちもSAY-LAとパンチョとのコラボキャンペーン中は、何度も足繁くお店に通っていたことを思い出す。以前からパンチョのスパゲッティーが好きな咲山しほは、愛をメガ盛りにしてこの曲を届けてくれた。

 

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 ここで咲山しほが、同期加入であり、長年の盟友の沙藤まなかをステージに呼び入れた。咲山しほの卒業のために、沙藤まなかは沖縄から駆けつけた。さすが、最強の親友同士。歌う前のMCの時点でいろんな思い出が甦ってきたのか、沙藤まなかはすでに涙声だ。
  2人が歌ったのは、もちろんこの曲。沙藤まなか・咲山しほによるユニット"しおもん"のテーマ曲であり、2人の関係性を歌った『Salt & Sugar』。さっきまでの涙を吹き飛ばし、一緒に活動をしていたあの頃に戻った2人は、キラキラした輝きを振りまきながら、ステージの上で弾けていた。この2人が並んで歌っているだけで甘々な気持ちになる。フロアからも、最強に天然のアイドルたち(沙藤まなか・咲山しほ)に向かって「しおもん」の声が飛び交っていた。


  ここで、メンバー一人一人が、咲山しほに向けての思いを語ってくれた。ここではあえて、卒業メンバーながら、盟友である沙藤まなかの声をお届けしたい。
(文章の最後に明記)


ここからは、咲山しほのソロ・コーナーへ。一つ目の卒業衣装に着替えた咲山しほは、SAY-LAの全楽曲を手がけるサウンド・プロデューサー/ミュージシャンの石谷光と、彼のパーマネントなバンドACMAのメンバーであり、石谷光の盟友でもあるKENJIをパートナーに、アコースティックなスタイルで歌唱。披露したのが、咲山しほバージョンで配信にもなった、卒業ソングの『さよなら』。
 2本のアコギが織りなす物悲しくも切ない旋律に乗せ、両手でマイクをギュッと握り締め、咲山しほは「さよろら さよなら もうこれでおわかれ」と、言葉のひと言ひと言に深い愛を込め、彼女を見つめるたくさんのファンたちの姿をステージの上から真っすぐに見つめながら、「なぜだろう こんなにも涙があふれてくる」と、今の素直な気持ちを『さよなら』に託して伝えてきた。場内では、多くのオレンジの光がゆったりと揺らめいていた。この景色が、次の未来へ進む咲山しほへのエールのようにも感じていた。泣き虫の咲山しほが、けっして心を乱すことなく、しっかりと思いを伝えきろうとしていた姿にも、彼女の強い決意と思いを感じずにいれなかった


 ここで咲山しほが、認めてきた手紙を読み出した。
(文章の最後に明記)


  今も追いかけ続ける夢に代わりはないが、一時期SAY-LAは、"三年後に日本武道館に立つ目標を掲げ、その目的に向かってがむしゃらに活動をしていた時期があった。咲山しほは、その目標を宣言したときのライブを見てSAY-LAに加入している。ライブの後半は、約束を一緒に叶えようと歌った『三年後の約束』から始まった。咲山しほはずっと、日本武道館を目指しながらも志半ばで卒業をしたメンバーたちの意志を受け継ぎ、日本武道館のステージに立つことを目指し続けてきた。その目標を叶える前に、彼女も卒業を迎えた。でも、その意志を今のメンバーに。そして、応援してくれる仲間たちへ受け継ごう、思いのバトンを託そうと『三年後の約束』を歌っていた。業を迎えた。でも、その意志を今のメンバーに。そして、応援してくれる仲間たちへ受け継ごう、思いのバトンを託そうと『三年後の約束』を歌っていた。

 

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 この日のフロアには、たくさんのオレンジ色の星空が広がっていた。その輝きに向かって9人は『星空シャンデリア』を歌っていた。咲山しほが歌う「星空シャンデリア 伸ばした手の先には 無限の星輝いてる」と歌う声が、この日もキラキラと煌めいていた。ステージの上で9つの星(スター)が眩しい輝きを放てば、場内中でも、野太い声の流星群と一緒にたくさんのオレンジの星が大きく、大きく揺れていた。フロア中に輝く星空に向けて、咲山しほのサイン入りのウィングスターがたくさん飛び交っていたのも印象的だった。
  ライブも佳境へ。咲山しほは伝えたかった。みんなの思いや支えがあって、自分はここでアイドルとして呼吸してこれたんだと。その思いを彼女は、8人の仲間と一緒に『愛呼吸』を通して伝えてきた。9人が思いを一つに歌う「大好きだよ」の声が、今宵はひと際胸をギュッと締めつける。だから、同じように「大好きだよ」の思いを、この場にいる一人一人が熱いエールや心の声にしてステージの上に送っていた。ほんと、胸アツな気持ちだよ。落ちサビで咲山しほが「大好きだよ 大好きだよ 人は愛なしで生きられない」と歌った言葉、胸の中でずっと大切に抱きしめていたかった。
 メンバーらは胸熱なこの気持ちを、同じく胸を熱くしている仲間たちと分かち合おうと、元気みなぎる声で『胸熱アンドロメダ』を歌っていた。9人へ後悔のない思いを全力でぶつけたくて、みんな思い切り声を張り上げていた。そうしないと、涙が止まらなくなる。だから場内中の人たちが、千切れるほどに喉を絞りながら声を張り上げていた。ヤバいよ、本当に愛おしすぎて胸が熱いよ。
 「明日世界が終わっても自分らしくいたい」。最後にSAY-LAが,いや、咲山しほが届けたのは『BELIEVE』だった。どんなに迷い、葛藤を覚え、挫けそうになっても、こうやって進んでこれたのは、『BELIEVE』に込めた思いが胸の中でずっと燃え続けていたからだ。どんなに苦しい日々でも、止まない雨はないように、かならず笑顔になれる自分の居場所を見つけられる。人生の中、最高に輝ける場所を見つけ、それを糧に新たな道へ進もうとしている咲山しほが、自分のアイドル人生の歩みの答えを、改めてこの歌に乗せて届けてくれた。

 

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 アンコール前の映像に映し出したのが、SAY-LAへ加入する頃から卒業へ至るまでの日々を駆け足で映し出した姿と、その頃の思いをモノローグのように語る咲山しほの言葉。そして‥。

  僕らと咲山しほとは、ファンとアイドルという超えられない壁があるのをわかったうえで求めあってきた関係だった。その思いは、ずっとこじらせた恋愛感情と一緒。まさか、アンコールで『こじらせ片想い』を持ってくるなんて…。お互いに、永遠の片思いの関係で終わってしまうのはわかっていたけど。そんなもどかしい関係を覆したくて。こじらせた思いをすべて熱い思いにして、メンバーが歌う「君が好きです」の声に向けて、場内中の人たちが「俺もー」「誰よりもー」と、声が枯れる勢いで叫んでいた。歌詞の一節のように、「恋に付ける薬」が無いのはわかっている。ずっとこじらせた関係で終わることもわかっていた。それでも、「君が好きです」と呼びかける声に、「俺もー」「誰よりもー」と思いをぶつけ返さずにいれなかった。卒業衣装の真っ白いドレス姿で歌う咲山しほを見て、ますます思いをこじらせてしまったのは、全部、咲山しほのせいだ。
 最後は、やはりこの曲だ。『I LOVE YOU』を通して、9人と大勢の観客たちが、互いに心をピュアな色にして、「I LOVE YOU」の思いを熱く、熱く交わしあっていた。本当は、何時までも君の笑顔を独り占めにしたかった!!
 この日を持って、咲山しほは13年間のアイドル人生にピリオドを打った。過ごした期間は人それぞれだが、彼女との日々は、絶対に色褪せない。ずっと心をこじらせたまま、君のことを思い続けていたい。そう思っていても、いいですか?!

 

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  「みなさんのおかげで、本当に今までで一番の想い出になりました。わたしは今日で卒業するんですけど。ここにいるメンバーはこれからもSAY-LAとして、このグループを守り続けるので、わたしが大切にしてきたものを、これかもみなさんも大切にしてくれると嬉しいです。
  そして、わたし推しのみなさんは、わたしのいないところでもいーっぱい幸せに過ごしてほしい。わたし、野生のヲタクがだーい好きだから、街で出会ったときには、みんな、わたしに遠慮なく話しかけてほしいし、写真とか撮ろうね!!アイドルを辞めたあともみんなとの絆は永遠だと思っているので、これからもずっと大切にするし、わたしのことを大切にしてくれると嬉しいです。みんなと出会えて本当に幸せな13年間でした。本当に、本当にありがとうございました」(咲山しほ)

 
  咲山しほは、最後までずっと笑顔だった。でも、最後の挨拶を終えたとき、思いがグッと込み上げ、泣きそうになった姿を一瞬見せていた。そのうえで、最後の最後。集まったファンたちに別れの言葉を笑顔で告げたあと、咲山しほはステージのセンター前の床にそっとマイクを置き、ゆっくりと去っていった。それが、アイドル咲山しほとの永遠の別れだと示すように…。

 

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元メンバーで親友の沙藤まなかから咲山しほへ向けたメッセージ。

「わたしは、しおまると同期として入って、いろんなことをずっと一緒に過ごし、いろんな苦悩も乗り越えてきたし、まさに『Salt & Sugar』の歌詞通りの関係です。「卒業も一緒にしたいね」と話したときもありました。しおまるが、「長いアイドル人生の集大成をわたしと終えたい」と言ってくれた気持ちも本当だろうし、でも、「一人で大きなステージで、大好きなファンのみなさんに囲まれて卒業したい」とも言っていて。どっちも、本当の気持ちだったと思います。
 わたしは、しおまるがこの選択をして良かったなって、今日のみなさんの姿とか、メンバーのメッセージを聞いてすごく思ったし、わたしも、しおより先に卒業したことを後悔しないようにと思って、自分の人生を楽しもうと思ってきたし、しおもきっと、「あのとき一緒に卒業しなかったのを後悔ないようにしよう」と、一生懸命SAY-LAでいることを頑張ってきたと思うんです。でも今日、しおにはこの選択肢しかなかったんだろうなってすごい感じて…。
 しおは、本当は謙虚だから、言えないこともいっぱいあったと思う。リーダーになって、「しっかりしなきゃ」って、いろいろ考えてたと思うけど。そんなしおを支えてくれたのは、本当にファンのみなさんだったんだなってすごく思います。わたしとのLINEでも、「ヲタクと会えなくなるのが本当に悲しい」とよく言ってました。
 わたし、しおと卒業について話してたときに、「私たち、本当に一生懸命アイドル活動をやっていたからこそ、おばあちゃんになって人生の中で何を頑張ったかを振り返ったときに思いだすのって、絶対に今だよね」という話をしてて。だからこそしおまるは、本当にこの今を一生思いだすと思う。今日で卒業は淋しいけど、きっとしおの中にみんなはずーっと残って、これからのしおまるの人生をいっぱい後押ししてくれる存在になっていくんだと思う。わたしもしおとは、この先もずっと親友でいたいと思います。しお大好きー」(沙藤まなか)


咲山しほ卒業の手紙。

「こんなにもファンの方がわたしの最後を見届けようと集まってくださったことがとっても幸せで、胸がいっぱいです。正直、今日という日を迎えるのがずっと怖かったです。卒業発表をしてから半年間、まだ時間はあると思っていたのに、気づいたらあっと言う間に残りの日々がどんどん減っていって、ステージに立つたびに、最後を考えて淋しくなって。それと同時に、同じくらい感謝の気持ちがあふれて、ずっと淋しさと感謝で心の整理が出来ないまま今日を迎えました。でも今、みんなの顔を見ていると、淋しさよりも感謝の気持ちで胸がいっぱいです。最後の時間を、ここにいるみんなと過ごせることが本当に幸せです。
  今日は、ここにきてくれた大切な人たちに直接ありがとうを伝えたいです。まずは家族のみんな、高校2年生のときに突然アイドルを始めようとしたとき、わたしを応援してくれてありがとう。どんなに夜遅くになってもかならず迎えに来てくれて、毎日SNSもチェックしてくれて、毎日LINEでみんなとの出来事を共有して、この歳になるまで好きなことをやらせてもらえて。家族の理解があったからこそ、今日まで頑張ることが出来ました。温かく見守ってくれてありがとう。
  お友達のみんな、わたしのスケジュールが直前になってしまうことも多い中、遊んだり、旅行に行ったり、ずっと変わらず友達でいてくれてありがとう。大切なライブにはかならず駆けつけてくれて、いろんな話を聞いてくれて、心をたくさん支えてもらいました。今日は、小学校、中学校、高校の頃の同級生や、高校の頃、アイドルを始めようとした年の担任の先生まで駆けつけてくれて、本当に感謝でいっぱいです。
  今日この会場には、メチャハイ♡メンバーも駆けつけてくれてます。人生の"青春"と呼ばれる時期を毎日一緒に過ごして、たくさん笑って、たくさん喧嘩して、たくさん泣いて、一緒に夢を叶えてくれたメチャハイ♡のみんな。そして今日は、元SAY-LAのメンバーも来てくれています。卒業してからもこうしてわたしのことを見守ってくれてありがとうございます。わたしに夢の続きを見せてくれたSAY-LAの卒業メンバー、メンバーの卒業を見送ることは淋しかったけど、卒業してからもこうしてSAY-LAを応援してくれて、今日、この日を見届けに来てくれたことがとっても嬉しいです。
  同じ事務所で活動しているアイドルのみんなもたくさん来てくれています。立場も違うし、グループも違うけど、みんなが頑張る姿にいつも刺激をもらっていました。仲間だけどライバルでもあるからこそ、これからもみんなで切磋琢磨して、たくさんの夢をつかんでいってほしいです。応援しています。
  SAY-LAメンバーのみんな、わたしは今日で卒業するけど、SAY-LAはこれからも続いていきます。だからこそ、これからもみんなで力をあわせて、SAY-LAというグループを守っていってほしいです。みんなの夢が叶う場所がSAY-LAであってほしいです。これからはそれぞれの道を歩んでいくけど、お互い頑張ろうね。
 今日は、スタッフや関係者の方々もたくさん来てくれています。この世界に入ってからずっと影で支えてくださった方がいなかったら、わたしは今日ここに立てていません。ときに厳しく、でも、温かくかく守ってくださって本当にありがとうございました。
  そして、いつも応援してくれるファンのみんな、どんなときも支えてくれて本当にありがとう。わたしがもう無理かも知れないと思った日も、みんなのおかげで、まだまだ頑張ろうと思えました。嬉しいときは一緒に喜んでくれて、悔しいときは一緒に悲しんでくれて。わたしのアイドル人生をこんなにも幸せな人生にしてくださったのは、間違いなくファンのみんなのおかげでした。みんなのおかげで、たくさんの夢を叶えることが出来ました。どんなに頑張っても叶わなかった夢もありました。アイドルを始めたときの夢、日本武道館に立つことが叶わなかったことは、きっと一生悔いが残ると思います。アイドルという道を選んでいなかったら経験しなくても良かったかも知れないつらいことや、苦しかったこともたくさんあって、何度も心折れそうになったし、自分の力の限界を思い知らされることもたくさんありました。でも振り返ると、夢に向かって今日まで走ってきた期間は何一つ無駄じゃなくて、全部が大切な時間だったなって思えるし、きっと、もうこんなに夢中になれることも、本気になれることも今後ないと思うし、すべてがわたしの宝物になりました。どんなに大変なときも、つらいことがあってもあきらめずにここまでこれたのは、本当にみんなのおかげです。わたしは、みんなにアイドルとしての姿を見せてきたけど。実際は、みんなの支えがなかったら、とっくに心が折れていたと思います。今日まで頑張り続けてこれたのは、わたしの努力じゃなくて、みんながわたしを支持してついてきてくれて、背中を押してくれたからです。
  今日、みんなに改めて伝えたいです。わたしはみんなに出会えたから、本当に幸せなアイドル人生を送ることが出来ました。みんなが、わたしを最強のアイドルにしてくれました。わたしは今日でSAY-LAを卒業します。でも、みんなと過ごした時間や、みんなとの想い出は、これからのわたしの人生の力になるし、けっして色褪せることはありません。
  そして最後に一つだけみんなに伝えたいです。どうかこれからも毎日笑顔で過ごして、たくさん幸せになってね。みんなの幸せが、わたしの一番の幸せです。本当に今までありがとう。みんなと出会えて心から幸せでした。アイドルとして13年、SAY-LAとして6年11ヶ月。すべてが宝物のような想い出になりました。こんなに幸せな日々をくださったみなさん、本当にありがとうございました。みんなのことが世界で一番大好きです」(咲山しほ)

 

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PHOTO:下山春香
TEXT:長澤智典

 

INFORMATION

2026年1月にSAY-LA NEWシングル発売決定!
それに伴って11月からリリイベやツアーが始まります。

🗓ツアー日程
●11月22日(土)・23日(日) 大阪
●12月6日(土)・7日(日)  名古屋
●12月13日(土)・14日(日) 札幌

詳細は追ってお知らせします!!


咲山しほ「さよなら (咲山しほ version)」が各種音楽配信サイトで配信スタート!
https://linkco.re/3gdbuMzb

セットリスト
OP映像
『運命マグネット』
MC
『YES,肯定ペンギン』
『水色ラフレシア』
メドレー(『初恋カルボナーラ』『恋する君に恋してる』『3000年に一度のハピネス』『感情リバーシブル』)
『ボロボロ・ボロネーゼ』
『パンチョLOVE』
MC
『Salt & Sugar』(しおもん=咲山しほ&沙藤まなか)
MC
『さよなら』(咲山しほ・サポート:石谷光/KENJI(ACMA))
MC
『三年後の約束』
MC
『星空シャンデリア』
『愛呼吸』
『胸熱アンドロメダ』
『BELIEVE』
MC
-ENCORE-
アンコール映像
『こじらせ片想い』
『I LOVE YOU』

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SNS

咲山しほ
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SAY-LA
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