FEATURE

2024.03.20
きみとバンド

ガールズバンド「きみとバンド」 きみとバンド Zepp tour WEST 2024 初日 Zepp Osaka Baysideで開催

あの場所、武道館を目指して。インディーズガールズバンド「きみとバンド」が「きみとバンド Zepp tour WEST 2024」の初日公演を Zepp Osaka Bayside で開催した。

このツアーはインディーズガールズバンド初の武道館公演・Zepp 全国 5 大都市ツアーを目標に掲げたきみとバンドがその前哨戦として開催したもので全 16 曲を披露した。

定刻の 14:30 になると客席が暗くなり、BGM とともに紗幕にカラフルなライティングが映し出された。
BGM が止まると、メンバーの影が映し出され、軽快な大野のドラムソロからゆきたんのベースソロに繋がると紗幕が落ちる。きみとバンドのライブ 1 曲目の定番でバンド名と同名曲「きみとバンド」でスタート。続いてきみとバンドの中では比較的テンポが速くディスコ調のイントロから始まる「スローモーション」と 2 曲を披露した。

曲が終わるとギターの清原が「私たちにとって 1 年半ぶりの Zepp。めちゃくちゃ楽しんで帰りたいと思います。盛り上がっていきましょう。それでは、次はきみとバンドの中でも人気の青春ソングをお届けします。Rosemary」

最初の 2 曲から一転して、ミディアムバラードできみとバンドでも 1・2 を争う人気曲「ローズマリー」、続いてアイドルが歌ってもおかしくない POP な「きみが好き」と幅広い音楽性のきみとバンドを体現する 2 曲を演奏した。

今度の MC はボーカル森田だ。「私たちにとって Zepp ってやっぱり特別な場所で。1 年半前に Zepp HANEDA を埋めて、そこから本当に状況がガラッと変わって。周りの目も実感出来るくらいに変わって。本当に節目の大切な場所なんだなと思いました。ここからはカバー曲を少し披露したいと思います。それでは聞いてください。紅蓮華」

ここから最近、きみとバンドが力を入れているアニソンカバー「紅蓮華(LiSA)」、「新時代(ado)」、「ブルーバード(いきものがかり)」の 3 曲を立て続けに演奏した。このカバーではボーカル森田のボーカリストとしての実力が分かる素晴らしい歌声を響かせた。

再び清原が「先日の台湾で初披露させて頂いたブルーバード。日本では初披露となりました!昨年からアニソンカバーを始めてきまして。きみとバンドにはオリジナル曲がたくさんあるのになんで?って思われる方もねいるかもしれないんですけど、来年?じゃなくて来月にはね。その意味というか理由も分かると思うので」

ここから森田がキーボードにチェンジした。こちらも最近のきみとバンドの定番となっている至極のバラード 3連発「さよならリフレイン」、「ユメコイ」、「つよがり」を披露した。

今度はドラムの大野が MC。「この前の名古屋では、泣いちゃった。武道館までは泣かないと決めていたのに。本当に色々あって、Zepp HANEDA を埋めたのだから他もやらないととか、4 年目だから上手く演奏しないといけないとか今までにはないプレッシャーを感じていて。なんか一番大切なものを忘れてしまっていました。きみとバンドはいつだって、がむしゃらに泥臭く。そして楽しく。私たちにはみんながいるから。みんなと一緒にあの場所へ行くために自分たちのスタイルを信じて進んでいきます。」

ここからきみとバンド最速曲でインディーズガールズバンド初の武道館を指す思いが込められた「あの場所へ」、更にファンがジャンプして盛り上がる「恋のモンスター」、そしてきみとバンドのライブの最後の曲としてお馴染みの「∞YAKEN」を演奏して本編を終了した。

本編が終わると同時にきみたちの「アンコール」の大合唱から、きみとバンド流 HIPHOP で愛媛県東温市の観光大使を務める清原作詞の「東温ラブストーリー」が流れ始めた。すると客席側からメンバー4 名が登場して客席を練り歩きながら披露した。

ステージに戻ると清原が「アンコールありがとう。この登場がなんか定番になりつつあって怖いよね。毎回どこから出てくるんやろみたいな。」と語るとタオルを持つ。曲に合わせてタオルを回すきみとバンド流 HIPHOP、「spicy!」を披露した。そしてアンコールラストは「歌にのせて」で終了した。

ライブ全体の感想だが、まず印象的だったのが今回のライブで森田がアコースティックギターを持たなくなったことだ。これは森田がよりボーカルに力を入れるというメッセージなのか。清原のステージ狭しと動きまるギタープレイはエンターテイメントとして素晴らしい表現力で、大野の決して派手なプレイではないが安定したリズムを刻みボトムを支えるドラムの安定感も今まで以上に感じた。昨年 12 月のライブでデビューした新メンバーのベースゆきたんもベースを始めてまだ半年程度にも関わらす、大野とボトムを支えるプレイを披露。12 月のデビューライブからかなり進歩していた。

また、今回の衣装も青と黒を基調としていて素晴らしく、エンターテイメント性の高いバンドであると感じた。

なお、きみとバンドは 16 日に Zepp Fukuoka でもライブを行った。

 

〇セットリスト
1 きみとバンド
2 スローモーション
3 ローズマリー
4 きみが好き
5 紅蓮華
6 新時代
7 ブルーバード
8 さよならリフレイン
9 ユメコイ
10 つよがり
11 あの場所へ
12 恋のモンスター
13 ∞YAKEN
アンコール
14 東温ラブストーリー
15 spicy!
16 歌にのせて

 

LIVE-4

 

<インフォメーション>

★きみとバンド プロフィール

愛媛出身の大野真依、清原梨央、福井県出身の森田理紗子、埼玉県出身のゆきたんの 4 人で構成される本格派ガールズバンド。インディーズガールズバンド史上初の「日本武道館」単独公演、「Zepp 全国ツアー」を目標に掲げている。
全てはバンドのために。というキャッチコピーをメンバー間で共有し、それぞれ、TikToker(大野真依)、女優(清原梨央)、シンガーソングライター(森田理紗子)、ライバー(ゆきたん)と個々の活動にも力を入れている。 個人がそれぞれの活動スタイルでファンを増やし、きみとバンドに結集。そんな新しいスタイルを目指している。
全 SNS の総フォロワー数は 100 万人を超えている。

きみとバンド 公式X
https://twitter.com/with48263996