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2023.06.05
櫻坂46

櫻坂46、桜舞う春の季節に開催したツアー完走! そして次なるステージへ、、新曲「Start over!」を初披露!

4月12日からスタートした櫻坂46の全国ツアー『櫻坂46 3rd TOUR 2023』が6月1日、大阪城ホールにて千秋楽を迎えた。改名後初の東京ドーム公演を含む昨年秋の『櫻坂46 2nd TOUR 2022“As you know?”』以来となる今回は、今年1月に加入したばかりの三期生を交えた初のツアー。2月にリリースされた5thシングル『桜月』収録曲を軸に、グループの今をストレートに伝えるパフォーマンスが展開された。

ライブは映像演出を交えたダンストラックからスタート。ステージから放たれる眩い光の中、メンバーが激しくも息の合ったダンスを披露すると、アリーナ中央に設置されたサブステージに大園玲が姿を現し、会場は大歓声で湧き上がる。彼女はメンバーのいるメインステージまで歩いていき、ダンスに加わったところで髪を両手で持ったところで「Cool」へ突入。大園をセンターに迎えたこの曲では、タイトルどおりクールさが際立つパフォーマンスで会場のBuddies(=櫻坂46ファン)を魅了する。曲のエンディングでメンバーが床に倒れ込むと、そのまま立体感の強いCG演出をフィーチャーしたダンストラックに移り、山天がセンターに立つ「半信半疑」で会場の熱気がさらに高まる。さらに、「摩擦係数」では森田ひかる&山のダブルセンターを軸に、アクロバティックなブレイクダンスを交えた圧巻のステージングでオーディエンスを圧倒させた。
最初のMCでは、本公演の模様が国内のみならず海外にもインターネット生配信されていることを告げる一幕も。画面の前のBuddiesに向けてメッセージを送ると、キャプテンの松田里奈は「皆さんのお陰でBuddiesの輪がどんどん広がっていることを感じる」と日本のみならず海外での反響を喜んだ。そして、大阪出身の藤吉夏鈴が「こうやって大阪でライブをさせていただけるのもすごくうれしく思っていますし、この会場にずっと櫻坂として立ちたいなと思っていたので、すごくうれしく思っています」、田村保乃が「昨日まではこのツアーがずっと続くんじゃないかと思っていた。今日は後悔のないように、全力でお届けします」と意気込みを口にした。
その後、「それが愛なのね」でライブが再開すると、メンバーはサブステージで円を作りながらダンスし、客席に向けて笑顔を振りまく。その勢いを「恋が絶滅する日」へと引き継ぎ、会場をダンスホールに一変させたかと思えば、続く「ブルームーンキス」では独特のムードを放つ世界観を構築。曲タイトルにちなんで会場が青いペンライトや照明で包まれる中、サビ前にセンターの森田が放つセリフに対して観客が歓喜に沸く一幕もあった。さらに、「五月雨よ」では切なさに振り切ったパフォーマンスが展開され、メンバーの表現力の豊かさがさまざまな形で提示されていく。そこから守屋麗奈を中心に据えた「もしかしたら真実」、キャプテンの松田里奈をセンターに迎えたBACKSメンバー楽曲「無念」と最新シングルからのナンバーが連発されると、会場中に温かな空気が充満されていった。

ライブ中盤に入ると、いよいよ三期生がステージに登場。ダンストラックに乗せてフレッシュなダンスを披露してから、谷口愛季を中心としたフォーメーションで「夏の近道」へと突入すると、一曲入魂と言わんばかりの前のめりな全力パフォーマンスで会場の熱気を急上昇させることに。そんな三期生のステージを前に、コールを送るBuddiesの声量もどんどん大きくなっていく。
三期生一人ひとりの個性が発揮された自己紹介やキャッチコピー披露で場を温めたあとは、一期生と二期生が勢揃いするパワフルな「魂のLiar」、森田のソロダンスに続いて披露されるグループの原点的な1曲「Nobody’s fault」、円形サブステージを覆うLEDスクリーンの中で藤吉が躍動感みなぎるダンスを見せる「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」、センターの田村保乃を筆頭に狂気に満ちたパフォーマンスでオーディエンスを圧倒させる「流れ弾」と緩急に富んだ楽曲が次々に繰り出される。さらに、再び三期生がステージに登場して「Dead end」を披露。村井優をセンターに据えたこの曲では、完成度の高い先輩たちのパフォーマンスに近づこうとする三期生の気迫が随所から伝わり、彼女たちがすでに櫻坂46にとって欠かせない存在であることを見事にアピールしてみせた。
そんな三期生の熱演を前に、先輩たちも負けていられない。山のソロダンスをフィーチャーしたダンストラックから「条件反射で泣けて来る」へとつなぐブロックでは、リフトを使った演出やパワフルな歌声、圧倒的なダンスを交えた貫禄のステージングで、Buddiesの注目を見事に惹きつけた。さらに、「BAN」では1コーラス目を三期生のみで、2コーラス目以降は一期生、二期生のフォーメーションメンバーが加わるスペシャル構成で披露。三期生パートでは石森璃花がオリジナルセンターの森田とも異なるカラーを放ちながら、堂々とセンターを務め上げる。そんな三期生の熱演を受け、森田をはじめとする先輩たちも一糸乱れぬ高度なダンスで存在感の強さを発揮するなど、この編成ならではの化学反応を楽しむことができ、客席からは惜しみない拍手が送られた。
ライブもいよいよクライマックスに突入する。感傷的なSEに乗せて、ステージ上空から満開の桜の木が登場し、桜の花びらが舞い始める。すると、サブステージから姿を現した守屋がゆっくりとメインステージに向かって歩き出す。そして、守屋がメンバーと合流すると、美しいメロディとサウンドに乗せて「桜月」を華麗にパフォーマンス。情緒に満ちた歌声と感情が溢れ出すエモーショナルなダンスの相乗効果が、楽曲の持つドラマチックさをより向上させる結果に。エンディングではメンバーに背中を押された守屋が再びサブステージへと歩いていき、上空から降りてきた円形LEDスクリーンに包まれるように姿を消すと、「Thank you Osaka」のメッセージとともにライブ本編は終了した。

1本の映画を見終えたような充足感と余韻が得られたライブ本編を終え、いよいよアンコールへ。会場内にイントロのベースフレーズが突如鳴り始めると、会場は大歓声に包まれる。先日MVが公開されたばかりの新曲「Start over!」を、満を持しての初披露だ。センターの藤吉を中心に、感情を爆発させるような、激しくも美しいパフォーマンスが目の前で披露され、会場のBuddiesは興奮を隠せない様子だった。櫻坂46が新たな歴史を刻んでいく上で、過去と未来をつなぐであろうこの新曲は、今後ライブにおいて欠かせない1曲になりそうだ。
そんな初披露の余韻を引きずる中、山の「ツアーファイナルという大事な舞台で新曲を披露することはなかなかないから、本当に緊張していて。配信もあるし海外の皆さんも観ているからドキドキしていたけど、大きな声援と拍手が力になって、本当に満足です」という言葉をはじめ、メンバーが初パフォーマンスの感想を口にする。そして、三期生を交えた「Buddies」では多幸感が最高潮に達し、この日一番の一体感を作り上げた。
最後のMCでは、キャプテンの松田は「キャプテンになって初めてのツアーだったから、リハが始まる前からずっと緊張していて。メンバーに不甲斐ない姿を何度も見せてしまったけど、それも自分にとっていい経験だったなと思う。そしてグループとしても、もっとこうしていきたいとか、もっとこうしなくちゃいけないのかなというものが見えた気がします」とツアーを総括するコメントを寄せる。そして、客席が桜色のペンライトで染まる中、最後に全員で「櫻坂を詩」を披露して、2時間半にわたるツアーファイナルを大成功のうちに締め括った。

すべての曲目を終えたあと、新センターの藤吉は「『Start over!』いう楽曲の中で、、、力強く、自由に生きることが出来て、、、すごく幸せでした。ありがとうございました。」と涙ぐみながら、声を震わせて自分の表現を語った。このツアーでの経験や新曲を通して得た手応えとともに、メンバー個々はもちろんのこと、櫻坂46はさらに前進していくことになる。ここからどんな未来を見せてくれるのか、楽しみでならない。

(文/西廣智一)


2023.06.01(THU)
櫻坂46 3rd TOUR 2023
at 大阪城ホール

セットリスト
00. Overture
01. Cool
02. 半信半疑
03. 摩擦係数
04. それが愛なのね
05. 恋が絶滅する日
06. ブルームーンキス
07. 五月雨よ
08. もしかしたら真実
09. 無念
10. 夏の近道
11. 魂のLiar
12. Nobody’s fault
13. なぜ 恋をして来なかったんだろう?
14. 流れ弾
15. Dead end
16. 条件反射で泣けて来る
17. BAN
18. 桜月

<アンコール>
19. Start over! ※新曲※
20. Buddies
21. 櫻坂の詩


■櫻坂46 リリース情報
櫻坂46 6thシングル『Start over!』
発売日:2023年6月28日(水)
-CD Package-
https://sakurazaka46.lnk.to/rJ4k0C

【Blu-ray付き】
初回仕様限定盤 TYPE-A / SRCL-12590〜12591 / ¥1,900 (tax in)
初回仕様限定盤 TYPE-B / SRCL-12592〜12593 / ¥1,900 (tax in)
初回仕様限定盤 TYPE-C / SRCL-12594〜12595 / ¥1,900 (tax in)
初回仕様限定盤 TYPE-D / SRCL-12596〜12597 / ¥1,900 (tax in)

★初回仕様限定盤・封入特典★
応募特典シリアルナンバー封入
メンバー生写真(各TYPE別28種より1枚ランダム封入)

【通常盤/CDのみ】
CD only / SRCL-12598 / ¥1,100 (tax in)

<櫻坂46『Start over!』MUSIC VIDEO> 
YouTube URL:https://youtu.be/YJRFD1AdaUE

■最新ライブ
<OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2023>
2023年7月22日(土)・23日(日) 
大阪・舞洲スポーツアイランド
※櫻坂46は23日(日)に出演します。

<櫻坂46展「新せ界」>
会期:2023年7月28日(金)〜10月29日(日)
会場:六本木ミュージアム(東京都港区六本木5丁目6-20)
公式サイト:https://sakurazaka-shinsekai.com/
公式SNS:@sakurazaka46S(Twitter)、@sakurazaka46s(Instagram)

<櫻坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE>
2023年11月25日(土)・26日(日)
千葉県・ZOZOマリンスタジアム


■櫻坂46・プロフィール
秋元康総合プロデュース。応募者2万2509名のオーディションを経て、2015年8月に乃木坂46に続く「坂道シリーズ」第2弾グループとなる欅坂46として誕生。
2016年4月6日、1stシングル「サイレントマジョリティー」でデビュー。女性アーティストオリコンランキング初週売上の歴代1位を獲得。同年末にはデビュー8か月にして第67回紅白歌合戦に初出場を果たした。デビューから8作連続でオリコンシングルランキング1位を獲得、4年連続で紅白歌合戦にも出場。
2019年9月には初の東京ドーム公演を2日間にかけて開催。2020年7月に配信ライブを開催し、同公演内で10月のラストライブをもって欅坂46の活動休止と改名を発表。10月12日・13日の2日間に渡って開催された「欅坂46 THE LAST LIVE」は約57万人の視聴者を魅了し、欅坂46は幕を閉じた。
2020年10月14日より櫻坂46が活動をスタートし、12月9日には1stシングル「Nobody's fault」のリリース。2021年4月に2ndシングル「BAN」をリリース、7月には日向坂46と富士急コニファーフォレストでの合同の野外ライブ「W-KEYAKI FES.2021」を開催、10月には3rdシングル「流れ弾」を発売、秋には櫻坂46として初の全国アリーナツアー、12月には「1st YEAR ANNIVERSARY LIVE」を日本武道館で開催し、全国各地のファンとグループの絆を深めた。2022年は4月に4thシングル「五月雨よ」を発売。今年の夏にも富士急コニファーフォレストでの野外ライブ「W-KEYAKI FES.2022」を開催、8月に1stアルバム「As you know?」を発売し、アルバムを冠とした全国6都市12公演の全国ツアーを実施し、ツアーファイナルは東京ドーム公演2デイズを開催した。2023年は2月に5thシングル「桜月」のリリース、桜舞う春の季節、全国5都市11公演の全国ツアーを開催した。6月28日に早くも今年2枚目の6thシングル「Start over!」を発売が決定し、7月から櫻坂46展「新せ界」を開催、11月には初のスタジアムライブをZOZOマリンスタジアムにて開催と勢いは止まらない。


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