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2年ぶりのファンクラブ限定ライヴ『milet×miles Room #301 vol.2』終幕!日本武道館2days公演のサプライズ発表も!

ハスキーで重厚感のある独特の歌声と、圧倒的な表現力で国内外から支持を集めるシンガーソングライター・miletが、2年ぶりとなるファンクラブ「miles」限定ライヴ『milet×miles Room #301 vol.2』を10月19日(日)・21日(火)に開催し、大盛況のうちに幕を下ろした。

milet、2年ぶりのファンクラブライヴで見せた“再会の光”
──『milet×miles Room #301 vol.2』大阪・東京公演レポート
2年ぶりとなるファンクラブ限定ライヴ『milet×miles Room #301 vol.2』が、10月19日(日)大阪・NHK大阪ホール、10月21日(火)東京・昭和女子大学 人見記念講堂で開催された。
“Room #301”というタイトルの通り、ファン=miles(マイルズ)をmiletの部屋に招き入れるような温かな空気が会場に広がる。
SEが流れ、光のカーテンに包まれたステージに白い木が静かに浮かび上がる。その下に気づけばmiletが立っていた。幻想的な光景に、客席から歓喜の声が上がる。
ステージ中央に佇む白い木は、この日、何を象徴しているのだろうか──。
1曲目「Somebody」でライヴは幕を開ける。柔らかくも力強いサウンドが会場を満たし、“再出発”の瞬間を告げた。
続く未発表曲「海原」では、青いエレキギターを手にしたmiletが、白と黒のモノトーン照明の中で浮遊するような光に包まれる。
その幻想的な世界に、観客はあっという間に引き込まれていった。
「Grab the air」では「ただいま、miletです!待っててくれてありがとう!今日は最後までよろしく!」と呼びかけながら、階段を降りて観客の近くへと歩み寄る。左右に手を振る客席からは、“おかえり”の気持ちを込めた応えが広がった。
「改めましてお久しぶりです、こんばんは、miletです!」。
短いMCでmiletは「復帰後初のライヴが、milesのみんなと一緒の場で本当に安心しています。HOMEに帰ってきた気分です」と語った。
その笑顔には、久々の再会を喜ぶ温かさがにじんでいた。
「Hit the Lights」「Clan」と続くブロックでは、LEDが激しく瞬き、重厚なバンドサウンドがロックの世界へと導いた。
続く「b r o k e n」では「さぁ、いけるか!」と煽り、客席のボルテージは一気に上昇した。
ステージが真紅に染まると、「hanataba」が始まる。赤に浮かび上がるのは、miletと一本の白い木だけ。
バンドの輪郭すら吸い込む静寂の中で、彼女は淡々と、けれど深く歌い上げる。
赤の闇に際立つその白い木の存在は、“小さな希望”を表しているようだった。
その美しいコントラストとスクローラーの揺らぎが、miletの歌声とともに、悲しみと祈りを交錯させていた。
続く「Fly High」では青の光が一気に拡がり、壮大な世界へと観客を誘った。
MCでは「久々のライヴでもうへとへとなんだけど!ジム行っててよかった!」と笑いを誘い、「後半戦はハッピーな感じでいきたい」と宣言。
「Hey Song」ではファンとの“HEY! HEY!”の掛け合いで会場はひとつになり、自然と笑顔がこぼれた。
そのまま続いた「おもかげ」では、miletが楽しげにステージを歩きながら歌い、幸福感が会場中に広がった。
ライヴ中盤、「Nobody Knows」を新たに手にした白いストラトキャスターで初披露。
白い衣装とギターが照明に照らされ、清らかな輝きを放つ。
続くMCで、「チャレンジは怖かったけど、本当にやってよかった」と、映画初出演にしてヒロインを務めた『知らないカノジョ』での経験を振り返り、「挑戦がこの曲を生んでくれた」と語ると、会場には張り詰めたような静けさが広がり、観客たちは静かに頷きながら、その言葉を胸に刻んでいた。
そして、『知らないカノジョ』で前園ミナミが劇中で使用していた黒いアコースティックギターを手に「I still」が始まった。
ライヴ初披露の楽曲は息を呑むほどに美しく、miletが作り上げる繊細な世界へ観客を引き込むと、音の一粒一粒が光となって降り注ぎ、あちこちからすすり泣く声が聞こえた。
次に披露された「Ordinary days」ではミラーボールがmilet、メンバー、そして観客一人ひとりを優しく照らした。
「君が君でいるためにそこに光が差すように──」。その歌詞が、この再会の夜に静かに重なった。
終盤には「The Love We’ve Made」が、お立ち台に上がったmiletが激しくギターをかき鳴らしてスタート。
ロックな疾走感を保ちつつ「Rewrite」と続き、白い衣装で白いギブソン・フライングVを手にした姿は凛として美しかった。
本編ラストの「us」では、milet自身も音のすべてで“今ここにいる喜び”を刻みこんでいるようだ。
ステージが暗転。アンコールのmiletコールと大きな拍手が鳴り止まない。
アンコールで再び姿を見せたmiletは「今日という日を心待ちにしていました。この木はその象徴なんだよね。みんなとまた集まることができるように目印のように立てた木なんですけど、今日無事ライヴを迎えられることができました」と語り、会場中央の白い木が“再会の象徴”であると明かした。
さらに、2026年2月13日(金)・14日(土)に日本武道館2DAYS公演を開催することを発表。miletが日本武道館でライヴを行うのは、2023年5月以来、約3年ぶり・2度目となる。
続けて、もうひとつのサプライズ発表があった。待っていてくれたファンへの感謝を込め、今回に合わせて新曲「Happily」を制作したと明かした。
「まわりの人たちがみんな幸せそうに見えて、自分が孤独に感じるような時もあるけど、そんなときでも居場所は必ずここにある」──そんなメッセージを込めた1曲だ。
「この曲、実はまだ完成していないんですよね。ていうのも、今日、みんなの歌声を入れて完成させたいと思います!」というMCに歓声と拍手が響く中、「Happily」がスタート。
サプライズ参加した愛犬ジャンの鳴き声が流れ、会場は温かな笑顔に包まれた。
ライヴ定番曲「You & I」で会場は一体となり、ラストは「Final Call」。
クールで力強い歌声で締めくくり、最後に柔らかな笑顔を見せながら「また武道館で会いましょう」と深く一礼した。
白い木の下で手を振りながら、miletはゆっくりとステージを後にした。
光と音、そして愛で満たされた“Room #301 vol.2”の夜。
再会の温もりと、未来への希望が、確かにこの場所に刻まれた。


<ライブ情報>
日本武道館ライヴ
2026年2月13日(金) 東京・日本武道館開場
開場17:30/開演18:30
2026年2月14日(土) 東京・日本武道館
開場 15:00/開演16:00
チケット詳細はオフィシャルサイトをチェック!
∟https://www.milet.jp/
<milet - プロフィール>
milet(ミレイ)・シンガーソングライター・東京出身
思春期をカナダで過ごし、グローバルな存在感を放つソングライティングとハスキーかつ重厚感のある独特の唄声を兼ね揃えた女性シンガーソングライター。
2025年には初出演映画『知らないカノジョ』でヒロイン役を務め、主題歌/劇中歌も担当するなど、益々活躍の幅を広げている。
Website:https://www.milet.jp/
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