Vo/Gt.Hika、Gt.Natsu、Ba.Kanade、Dr.Cocoroから成る4人組ガールズバンドNEK!(読み方：ネキ)が、Zeppワンマンライブを8月30日に開催することを発表した。「NEK! 1ST ZEPP ONE MAN【#拡散中 #ネキ界隈】」と題された今回のワンマンライブは、2024年2月に結成してからわずか1年半足らずでのZeppワンマンとなり、彼女たちにとっても初のZepp開催となる。ライブタイトルにもネット発のスラングロックバンドと称される彼女たちの特徴が詰まっており、「#拡散中 #ネキ界隈」のハッシュタグも随時チェックして欲しい。3月16日からチケットオフィシャル先行(抽選)がスタート。いち早くチケットを申し込みできるチャンスをお見逃しなく。

また、3月16日にNEK!初となる東名阪ワンマンライブ『TR!CK TAK!NG』のツアーファイナルが、渋谷・Spotify O-WESTにて開催された。本公演は、開演前にソールドアウトが発表されており、あいにくの土砂降りにも関わらずフロアにはNEK!のライブを楽しみにしてきたファンで溢れかえった。今回のツアータイトルにもなっている3月5日にリリースされた2nd EP『TR!CK TAK!NG』のリード曲となっている新曲「zero-sum」でベースのKanadeがバキバキのスラップを掻き鳴らすと、瞬く間に会場はバンドの轟音に包まれ、大歓声の幕開けとなった。続けてNEK!のデビューシングルとなる「Get Over」で会場のボルテージを加速させると、NEK!の刺々しくも彩のあるハードロックサウンドとネット発のバンドならではのエッジの聴いた歌詞でNEK!ならではの世界観を作り出していく。その後も今回のツアーで初披露となる新曲や、これまでライブで披露してきた定番曲を次々と演奏したのち、ボーカルのHikaがこれまで持っていた彼女のトレードマークともなる白のレスポールを置いて、アコギへ持ち変える。すると、2nd EP『TR!CK TAK!NG』に収録されている新曲「moon」を披露。これまでの疾走感のあるパートからは打って変わって、Hikaの湿気をまとった艶やかな歌声が会場を包み込み、熱った体を優しくクールダウンさせていく。その後のアコースティックパートでは、「大阪、名古屋とその土地の美味しいものについて話してきましたが、今日はツアーファイナルなのでこの『TR!CK TAK!NG』のおすすめポイントを話していこうと思います！」ということで、2nd EP 『TR!CK TAK!NG』の収録曲について思い出のエピソードやこだわりを語るシーンも。前半で見せつけられた気迫溢れる彼女たちの表情からは想像できない、素の姿を垣間見れることができた。アコースティックパートを終えるとライブは後半戦へ。後半戦は彼女たちの真骨頂を見せる曲たちが並んでおり、NEK!の中でもトップクラスのBPMを誇るハードロックチューン「Loner」や、楽曲と歌詞の尖りや全メンバーの超絶技巧が光る楽曲で、NEK!のアーティスト性をこれでもかと詰め込まれた代表曲「MAZE」など、次々とトリックを繰り出していく。アコースティックパート以降の後半戦では、7曲が披露されたが、それぞれ様相の違うバリエーション豊富な楽曲が並ぶNEK!の実力に驚きを隠せないあっという間の本編であった。本編を終えたのちに鳴り止まないアンコールで再びNEK!が登場すると、再び「zero-sum」を披露。その後のMCではツアーの思い出をひとりずつ語る中で、ギターのNatsuが「本当にこのツアーはファンの皆さんに助けられたと思っています」と涙ぐむシーンもあり、初めてのツアーでNEK!が得たものの大きさがうかがえた。そして、ボーカルのHikaが「NEK!と出会ってひとりで活動していた時の楽しさ、景色と全く違うものを経験することが出来ています。本当に感謝でいっぱいです。」と語ると、次のライブを心待ちにしていたファンへのプレゼントと言うかのようにZepp Shinjyukuでのワンマンライブを発表。彼女たち自身としても挑戦となるZeppワンマンライブへの弾みをつけるかのように、最後はデビュー曲「Get Over」でこの華々しい1stワンマンライブを締め括った。