FEATURE

2023.11.22

葉月さき

なにか少しでも心に伝わるものがあればいいなと思います。葉月さき　アンケートインタビュー

　アニメ「ACTORS -Songs Connection-」へ、出演し、声優の道へ。以前から何本ものアフレコ歌劇へ出演すれば、シンガーとして、アニメ「じょしおちっ」「25歳の女子高生」「お見合い相手は教え子、強気な、問題児。」「スカートの中はケダモノでした。」の主題歌を担当。
　2010年より動画投稿サイトへ数多くの「歌ってみた」動画を投稿。その実力が評価され、先のシンガー活動や、近年での「ComicFesta」アニメシリーズの主題歌を数多く担当するまでに、葉月さきは支持を得てきた。
　最近でこそ、特異な色を放つ演技力の支持を受け、声優／役者としての評価が高まり、演じ手としての依頼も増えているが、彼女の場合、変わらず歌の面でも高い支持を得続けており、今も多くの歌唱依頼が届いている。

　このたび、葉月さきが、数多くのヒット曲を輩出し続けているボカロP"40mP（ヨンジューメートルピー）"の書き下ろし楽曲を歌唱。作詞を人気歌い手の詩人さんが担当。豪華なタッグで生み出した『未来図』のヴォーカルを担ったことで話題を集めている。同楽曲の魅力について、葉月さきさんがアンケートインタビューという形で答えてくれた。

――まずは、ボカロPの40mPさんと一緒に楽曲を手がけることになった経緯から聞かせてください。

作曲家さんを私が今まで歌わせていただいたカバー曲の作曲家さんにお願いをしたいという製作スタッフさんの希望もあり、制作スタッフの方が過去放送していたラジオ番組「かんむり」で40mPさんがゲストにいらっしゃったことがあったことから決まったそうです。

――楽曲をいただいたときの印象も聞かせてください。

静かにはじまるイントロから少し切なさを感じるけど、芯のある印象をうけました。ジャケットにあるような夕焼けが浮かんできました。

――制作やレコーディングを行なううえで、40mPさんとはどんなやりとりを交わしていたのでしょうか?

ラジオ番組のテーマとして楽曲制作されましたので、どこで盛り上がっていきたいかというところや落ちサビ前の静かな間奏の前には元々歌詞は入ってなかったのですが、入れてほしいと40mPさんからの要望があり、Ah~というフェイクが追加で入りました。

――作詞を手がけた歌い手の詩人さんから歌詞が届いたとき、どんな印象を覚えました?さきさんは、この歌詞をどんな風に受け止め、解釈をしたのでしょうか。

私自身夢を追いかけてきたので、とても心に響きました。未来図という曲名に合うように希望をもって前を向いてしっかり進んでいけるようにと力強く歌いました。

――歌詞の中で、とくに好きな一節、心に響いた一節などがあれば、ぜひ教えてください。

2番サビの歌詞です。「いつも語っていた僕の夢の先は未完成、未確定白紙のままだけれど歩いた分だけ道は出来てくから新しくこの地図に刻んで」の部分でてす。

――『未来図』は、どんなときに聴きたくなりますか?もしくは、どんなときに聴いてほしいと思いますか?

曲もエンディングっぽさがあるんですが歌詞にも今日と言う日を精一杯生きた君へというフレーズがあるので、１日頑張ったな～と一息ついてのんびりとしながら聴いてもらえたら嬉しいですね。

――『未来図』のリリックMVも、見た人たちにいろんな想像を巡らせてくれます。さきさんは、このMVを観たときにどんな印象をうけましたか?

楽曲をいただいた時に最初に浮かんだのが夕焼けだったので、夕焼けを基軸としたMVとなっていて思い出に浸りながらじっくり聴けるような印象でした。

――声優/役者としての活動、シンガーとしての活動、どちらも気持ちを込めた行なっていると思いますが、ご自身の中で、表現してゆくうえでの違いなどはあるのでしょうか?

私はお芝居よりも歌を学んできた期間が長いので、歌を教える側になる機会などもあって。お芝居を学んでいるとき、あれ、これは私が歌を教えるときに伝えたことだ…！ということがたくさんありました。表現の仕方が様々あって、根本は変わらないのかなと思います。

――葉月さきとしての「未来図」も、ぜひ教えてください。