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2019.10.30

「ガルポ!ライブ03」レポート! ガルポ!オススメの今見逃せないLINE UPが揃い踏み!

ガルポ!主催のライブ「ガルポ!ライブ03」は、02と同じく西新宿の新宿ReNYで開催された。今回も多様な個性を持つアイドルグループ13組がそれぞれアツいステージを魅せてくれた。

 

冒頭からパワーが爆発するステージに!

 

オープニングを盛り上げてくれたのは「束縛彼女」。自信にあふれた力強いパフォーマンスはトップを飾るに相応しい。様子見の観客への煽りや安心して見られる歌唱力を兼ね備えていて、目を逸らさせることなく惹きつけてしまう、底知れない引力を持っているユニットだ。次に登場したのは11/9(土)のライブを最後に解散を発表した「維新グラビティ」。メッセージ性を持った楽曲の表現が上手く、心なしかファンの声援もいつもより熱かったように感じられた。メンバー全員がライブを伸び伸びと楽しんでいる様子がうかがえた潔いステージだった。その後は黒とシルバーの衣裳が印象的な「Tri-Sphere」。メンバーカラーのピンク、赤、黄色のチーフを使った振り付けがシックな衣裳に映えていた。個々の声質も伸びがあるが、ユニゾンでなお通る声は、彼女たちの強い武器だろう。そしてソロアイドルとして活動する「KOTO」が登場。ハロウィンに合わせてミッキーマウスを意識した衣裳でのパフォーマンスは、今回だけのスペシャル企画。新宿ReNYは彼女が初めてワンマンライブを行った場所で、思い入れも強いとのこと。サービス精神が旺盛で観客を楽しませる要素が多い振り付けや表情の多彩さは、ダンススキルの高さがあってこそなせるワザで、非常に見応えがあった。

 

中盤も注目グループの連続で目が離せない

 

インターバルを挟み、「STELLABEATS」。赤と黄の衣裳は彼女らの個性の違いだけでなく、イマドキ少女の多様さも表現されているように思えた。恋する女の子の気持ちを歌った曲でも2人の解釈の違いが見えるようで、ガーリーPOPの面白さを改めて知らされた。その後は「FragrantDrive」が登場。彼女たちのステージは涼やかな風が吹き抜けるような爽快感がある。恐らく6人の声の相性がよく、それぞれで聞くととても軽やかなのに、全員合わせると柔らかい厚みを持って聞こえるからなのではないだろうか。お次は名古屋を拠点に活動するロックアイドルユニット「miscast」。全員がスレンダーでキレイ系の外見でありながら、楽曲には圧倒的な力強さが宿る。このユニットの特徴は、何と言ってもデスボイスだろう。曲の途中で披露されるデスボの意外性に最初は驚かされるが、歌から伝わる力強さはこのデスボにも支えられている。冒頭からステップを踏み続けているのに声量が衰えないところも頼もしい。そして今回のライブ最大人数で参加してくれた「KiREI」。9名でもフルメンバーではないという層の厚さは彼女たちの強みの一つだ。ステージをいっぱいに使ったフォーメーションダンスは正統派アイドルらしく、安心して見ることができた。元気めの楽曲でも女の子らしさを損なわない、凛とした佇まいは確かに「KiREI」(キレイ)」そのものだった。

 

終盤はさらに熱く!ガールズポップが止まらない!

 

2回目のインターバルがあり、最後のブロックは「IDOLATER」からスタート。彼女たちは「求ム、次世代カルチャーの担い手。」としてきゃりーぱみゅぱみゅ、中田ヤスタカ、増田セバスチャンらを手がけたカルチャープロダクション・ASOBISYSTEMによる「ASOBISYSTEM THE AUDITION 2018」のファイナリストで結成された逸材たち。アカデミックな衣裳、ライティング、パフォーマンスは随一だった。洗練されたアーティスト作品は近寄りがたいと思ってしまいがちだが、彼女たちには特有の柔らかい雰囲気があり、クールからファンタジーテイストまで、幅広い表現ができる。「ちゃんと可愛いのに異彩」というのは新しいジャンルの確立に繋がるのかもしれない。そしていよいよ「team 狂」と「team 咲」からなるユニット「狂い咲けセンターロード」が登場。今回は「team 狂」から4名、「team 咲」から2名、計6名での参戦だ。とにかくパフォーマンスの完成度の高さに驚かされた。小柄なメンバーが多いのに、跳ねる跳ねる!全身をバネにして心からライブを楽しんでいる姿に初見の観客も魅了されたのではないだろうか。また、ダンスだけでなく個々の歌唱力も突き抜けていた。「もう一度見たくなるアイドル」とは彼女たちのことだろう。「MISS ME」は白シャツにネクタイ、タータンチェックの衣裳がアイドルらしさを醸し出していた。パフォーマンスには当然真摯だが、12月発売のデビューシングルを歌っているときは目力がさらに増して、彼女たちの気合いがガツンと刺さった。次は「ReverseTokyo」。若者のリアルな感情を表現するというコンセプトに違わず、披露された楽曲は青春の惑いや甘酸っぱさが織り込まれていた。結成が今年の5月末だったにもかかわらず堂々としていて、まだまだ上を目指したいとの意気込みがこもったパフォーマンスだった。ラストを飾ったのは「SUMMER ROCKET」。夏をテーマにした雑誌「Rocket」から名前をもらったこのグループは、爽やかさや清々しさ、初々しさが見られた。今回ガルポ!ライブ初参戦に意気込み十分だったが、会場までたどり着けず迷ってしまったエピソードも微笑ましい。まさに「見守り、育てたい」と思わせるグループだ。

今回もさまざまな個性のアイドルが参戦した「ガルポ!ライブ03」。次回開催日は未定だが、もちろん開催の方向に動いている。新たなアイドルが開花する瞬間を、あなたにも見てほしいと願って。

 

 

【出演ラインナップ】
01.束縛彼女
02.維新グラビティ
03.Tri-Sphere
04.KOTO
05.STELLABEATS
06.FragrantDrive
07.miscast
08.KiREI
09.IDOLATER
10.狂い咲けセンターロード
11.MISS ME
12.ReverseTokyo
13.SUMMER ROCKET

 

取材協力◎株式会社センターグローブ

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