FEATURE

2023.04.06
アフィリア・サーガ・イースト アフィリア・サーガ 純情のアフィリア 

アフィリアの魔法は、永遠に解けることはない。 『アフィリア15周年記念 ワンマンライブ』レポート

 3月31日(金)にLINE CUBE SHIBUYAを舞台に、『アフィリア15周年記念 ワンマンライブ』が行われた。出演したのが、アフィリア・サーガ・イースト、アフィリア・サーガ、純情のアフィリア。
  グループは、アフィリア・サーガ・イーストとしてスタート。途中で、アフィリア・サーガと改名。さらに,コンセプトを変え、現在の純情のアフィリアへ。この日は、卒業をした歴代のメンバーたちも多数招き入れ、ここまでの15年間の歴史の変遷を映し出すライブを行った。出演したOGメンバーは、以下の人たち。

 

OGメンバー:ミュー・シャ・ノワール/ロゼ・ガーデンフェアリー/ミィナ・M・フラーチェ/カレン・クラシュカ/メイリ・マロンフィール/クルミ・ラーラ・ミルク/アリア・M・ミルヴァーナ/ルイズ・スフォルツア/アリス・ローゼン/ミュナ・シュリータ/ラブ・ベリー・ジャンヌ/ナナ・ドロップ・ビジュー/モエ・ミーレイ/ユカフィン・ドール/ミク・ドール・シャルロット/青海マホ/優希クロエ。


 当日の模様を、ここに紹介したい。

 

歴代純情のアフィリア


 シンフォニックなSEが意識を現実から遠ざけ、一人一人をファンタジックな夢と魔法と冒険の世界へ導いた。幕が開いたその先には、アフィリア制服を身につけた純情のアフィリアのメンバーたちの姿があった。そこには、青海マホ/優希クロエ/ナナ・ドロップ・ビジュー/モエ・ミーレイの姿も。「アフィリア15周年」の歴史を辿るライブの幕開けを飾ったのが、"歴代純情のアフィリア"チーム。彼女たちは、これから描く物語に期待を寄せるように『はじめてのSEASON』を歌っていた。とても華やかなライブ姿だ。青海マホなど、卒業したメンバーらの煽る姿も眩しい。会場中の人たちが、早くも乙女たちの魔法にかかっていた。

  彼女たちは1曲ごとにメンバーを変えながら、純情のアフィリアとしての歩みを振り返るように、8人で『Sing a World~キミがくれた魔法~』を歌っていた。この曲では、8人でツアーをまわっていた頃などを振り返るように、強い結束を持った姿を示していた。メンバーらの動きに合わせ、客席中でも同じ動きをしながら楽しむ大勢の観客たちの姿があった。

 

アフィリア・サーガ・イースト

 

  続いて舞台を彩ったのが、アフィリア・サーガ・イースト。メンバーたちの「アフィリリル~」の魔法の呪文を合図に、"ときめき"を振りかけるように、彼女たちは「愛と勇気と魔法の乙女」と歌いだした。


  アフィリア・サーガ・イーストのライブの幕開けを飾ったのが、アフィリアの物語の始まりを告げた『ルミナスの泉』。可愛らしくステップを踏みながら、彼女たちは爽やかな歌声を響かせる。優しく身体を揺らして歌う姿が、とても愛らしい。これぞ、アフィリアの原点。「今日は先輩に解けない魔法をかけちゃいます」のアリア・M・ミルヴァーナの言葉が、すでに魔法だ。この曲に触れるたび、「これがアフィリアだよな」と、物語の始まりのページに思いを馳せてしまう。アフスィリアの歴史は、最初のページからずっと色褪せることはない。それを、11人の姿を通して感じていた。


  曲が進むたびに、楽曲も、パフォーマンスも華やかさを増す。清楚さと秘めた乙女の純情を重ね合わせ、彼女たちは胸の内を零すように『放課後ロマンス』を歌っていた。物語は、清楚な純白の心に、いろんな鮮やかな色を重ねだす。それは、初な乙女たちが、少しずつ自分の気持ちに勇気を注ぎ込み、大胆さを増してゆくようにも見えていた。


  MCでは、ふたたび「アフィリリル~」と魔法をかけてくれたのも嬉しかった。その魔法の効力も加えながら、会場中を一気に沸かせようと、アフィリア・サーガ・イーストが歌ったのが『ニーハイ・エゴイスト』。あの当時、歌詞も、曲調も、パフォーマンスも一気に大胆になれば、小悪魔な面も示しだしたきったけになったのが『ニーハイ・エゴイスト』だった。この曲で見せた、妖しく攻めた大胆な姿に嬉しい驚きを覚え、夢中になる人たちが一気に増えていたのも懐かしい思い出だ。彼女たちは、乙女の殻をかぶりながらも、大人の色気を振りまきながら、絶対領域の魔法で会場中の人たちの視線を釘付けにしていた。短いスカートを翻し、絶妙な絶対領域の姿を示しながら、11人は甘く挑発し続けていた。


  まさに、その姿は無敵の乙女たちだ。彼女たちは、甘えた仕種はそのままに、どんどん大胆さを増してゆく。『禁断無敵のだーりん』では、明るく無邪気に弾けた乙女たちに心を塗り替え、キュンキュン胸をときめかすチャーミングな姿で、会場中の人たちに甘えてきた。無邪気なその姿に、胸をドキドキせずにいれなかった。メイリ・マロンフィールの「だけど好き」の告白にも、胸がドキュンと撃ち抜かれた。この甘い熱狂に、どっぷり溺れてしまいそうだ。


  最後にアフィリア・サーガ・イーストは、より積極的に、華やかに、『SURVIVE!!』を歌唱。『ルミナスの泉』の頃の100%純白な姿も、この時期には大胆さも増していたようで、甘々さもありつつ、ガツガツとせめてゆくその姿に、ここからアフィリア・サーガへと進化してゆく予兆も改めて感じていた。舞台の上には、7人のメンバーがいた。アフィリア・サーガ・イースト時代の中ても、いろんな変遷があったことを、改めて実感。彼女たちは、最初の頃の守ってねの姿勢から、私たちが守ると強い意志を示していた。その大胆さこそ、アフィリア・サーガ・イーストの後半時期の姿の象徴だ。

 


アフィリア・サーガ

 

  熱狂のバトンを受け取ったのが、アフィリア・サーガ。この頃には、ゲームソング/アニソンナンバーを歌うことが多くなっていたのを、この日のメニューに触れながら、改めて実感。


  総勢13名で最初に歌ったのが、『S・M・L☆』。メンバーみんな、最初からガンガンに弾けていた。アフィリア・サーガと言えば、わちゃわちゃと弾けた音楽が、とても似合う。彼女たちが唱える「愛の呪文」にかかり、ずっとずっと無邪気な笑顔だ。いまさらながら、アフィリア・サーガ・イースト時代の清楚さと、純情のアフィリア時代の活発な魅力が混在していたのが、この当時だったなと実感していた。
  『ネプチューヌ☆さがして』のイントロが流れたとたん、客席中から熱いコールが飛び出した。彼女たちが軽快なリズムに乗せ、愛らしい声で「Here wo go! Good to go! ネプチューヌ」と歌うたびにドリーミーでファンタジックな世界の虜になり、女神のような彼女たちにメロメロになる。かわいらしいパフォーマンスを次々と見せながら、舞台の上で戯れる姿が気持ちを嬉しく騒がせる。途中に出てくる告白のようなセリフの数々にも、胸がキュンキュンしていた。


 この会場に、爽やかな風を吹かせようと、彼女たちは『Embrance Blade』を歌っていた。舞台の上に円陣を描くように駆け周りながら歌う姿や、メンバー自身がくるくるその場で回る姿など、軽やかにステップを踏みながら歌う彼女たち。メンバーみんな、キラキラとした笑顔だ。とても夢と希望に満ち満ちた姿だ。ネガティブな気持ちも認めたうえで、しっかりと前だけを見ていたいその姿に、あの頃も、今も、同じように憬れを抱けば、元気と勇気の魔法に包まれてゆくことに喜びを覚えていた。


  この日は、アニソンが多いのも嬉しい。『マジカル☆エクスプレス☆ジャーニー』で彼女たちは、魔法学を結集。この場にアフィリアの風を吹かせ、みんなをマジカルな列車に乗せ、愛と夢とドキドキが広がるドリーミーな世界へ連れ出せば、客席中の人たちと一緒に声を張り上げ、ときめきの魔法の中でずーっとはしゃぎあっていた。


 4曲連続で歌ってくれたのも嬉しい。続く『Lost In The Sky』は11人で歌唱。在席時期のスタイルをなるべく生かした形で届けていたのも、この日のライブの特色。純な乙女の恋する心模様を、思いを馳せるように歌う『Lost In The Sky』は、今の純情のアフィリアへと繋がる楽曲?!この歌に触れながら、胸がずーっとキュンキュンし続けていた。恋にときめく姿を見せながら、一緒に思いを分かち合うのもアフィリアらしい一面だ。


 アフィリア・サーガの舞台の最後を飾ったのが、『魔法のチョコレート伝説』。最後に「ひとくちで天まで昇るよ Chu Chu」と、甘々な衝撃をプレゼント。激甘に、チャーミングにせまるその姿に、さりげない投げキッスに、心が沸騰してとろけそうだ。この曲は、8人で歌唱。同じアフィリア・サーガ時代の中でも、その時代を甦らせるようにいろんな編成でライブを楽しめたのが嬉しい。

 

純情のアフィリア

 

  最後に熱狂のバトンを受け取ったのが、現体制での純情のアフィリア。ここへ至るまでの魔法の歴史を振り返るように、彼女たちは『軌跡と魔法のクロニクル』を歌唱。ここまではずっとアフィリア制服だったが、今の、そして、未来のアフィリアの姿を私たちが受け継ぐ強い意志を示すように、最新の衣装姿だ。軌跡と魔法の歩みをずっと未来へ繫いでいくと決意を語るように、『軌跡と魔法のクロニクル』から幕を開けてくれたのも嬉しい。


  純情のアフィリアのライブの中核を担う『それだけが、生きる意味なんだ』の登場だ。メンバー一人一人が魔法を頼ることなく、自分たち自身の気持ちで未来を切り開くと宣言。それでも、アフィリアの魔法の力も胸に秘めながら、力強く歌う姿が愛おしい。迷いない確かな意識を胸に、情熱のほとばしる姿で「それだけが、生きる意味なんだ」と歌い踊る様に触れ,身体中に熱いエナジーが満ちてゆく感覚を覚えていた。
 『究極アンバランス!』に触れていると、アフィリア・サーガ・イースト時代から脈々と受け継がれてきた、夢に思いを馳せる真っ直ぐな気持ちに戻してくれる。いや、アフィリアの歴史と歩みの中に連綿と受け継がれ、育まれてきた思いが、こんなにも華やかな形になって昇華していったのかと思うと嬉しくなってきた。いつまでも憬れた夢を追いかけ続ける。そのときめきが、今も彼女たち自身をキラキラと輝かせている。


  ファンキーでソウルフルかつディスコティックな『Like? or Love?』に乗せ、 10人は乙女と大人の狭間にある姿を通し、甘く誘いをかけてきた。その微妙な?絶妙な??バランス感を持って妖しくせまる姿もチャーミングだ。隠し持った毒気を出そうにも、そもそも毒気を持ってないからこそ、妖しいアプローチも愛らしく見える。でも、それこそが純情のアフィリアらしさなんだと思う。


  次に披露したのが、最新シングルの『この盾に、隠れます。』。彼女たちは歌っていた「視線の先 そこはどんな夢さえも叶える」と。この曲に触れるたび、純情のアフィリアが新たな魔法の術を手にした気持ちになれる。「常識を覆す者 伝説を残す者」と、満面の笑顔で元気いっぱいに歌うその声が、触れた人たちに笑顔と元気とワクワクしたときめきの魔法を授けてくれる。自分たちが前を向いて輝こうとする姿そのものが、今の純情のアフィリアにとっての魔法だ。


 続く『LIMITLESS』でも、10人は純情のリミッターを外し、無邪気な笑顔で「大好き!」とせまっていた。たとえ心に影が差そうとも、それさえも打ち消すような絶対的なHAPPY感で彼女たちはせまっていた。その姿に触れ、我を忘れ、思いきりはしゃぎまくる気持ちも納得だ。
  純情のアフィリアは、最後に『Go My Love』を歌唱。「好きだよ」という気持ちを隠すことなく、積極的にかつ大胆に見せてゆく。まさに、令和世代の感覚で無邪気に、無自覚で魔法をかけてゆくところが、今の純情のアフィリアなんだと思う。楽しさ満載の姿に触れていると、それだけで気持ちがウキウキしっぱなしだ。

 

アフィリア・サーガ・イースト/アフィリア・サーガ/純情のアフィリア

 

  アンコールは、アフィリア・サーガ・イースト/アフィリア・サーガ/純情のアフィリアのメンバーが集結。アフィリアの校歌(原点)とも言える『My White Ribbon』を歌ってくれたのが嬉しい。みんなで心を一つに、ゆったりと身体を揺らしながら、彼女たちはアフィリアの優しい風を会場中に吹かせていた。心に秘めた願いごとを、全員の歌声を重ねあわせたとき、そこには無限に広がる未来という大海原が見えてきた。さぁ、みんなもアフィリアという大きな船に乗り、アフィリアの風を受けながら、これからも彼女たちと一緒に進み続けようか。
  最後に届けたのが、『飛行実習~Learn To Fly~』純情のアフィリアの新メンバーも加えた28名が「大地を蹴って 飛び上がろう」と元気いっぱいに、その場でジャンプしながら歌い踊りだした。この曲では、仲間どうしで自由に戯れ、観客たちも巻き込みながら華やかな宴を作りあげていた。彼女たちは歌っていた、「この魔法(チカラ)を信じて!」と。信じるその力がある限り、その魔法はけっして解けることはない。彼女たちを応援するその熱意が冷めなければ、僕らもまたずっと解けない魔法の中で笑顔の自分でいれる。さぁ、これからもアフィリアの歴史を、ずっとすっと紡ぎ続けようか。


   この日、純情のアフィリアに新しい2人のメンバーが加入することも発表。東城アミナと夏目ベールが5月15日に卒業することも告げられたが、どんなに形が変わろうと、アフィリアの歴史は、これからも続いていく。さぁ、次は20周年だ。 

 

1

 


TEXT:長澤智典

 

【純情のアフィリア 公式HP、各SNSはこちら】https://lit.link/afillia/
【Stand-Up! Records 公式サイト】http://stand-up-project.jp


セットリスト


歴代純情のアフィリア
『はじめてのSEASON』
『Sing a World~キミがくれた魔法~』

アフィリア・サーガ・イースト
『ルミナスの泉』
『放課後ロマンス』
『ニーハイ・エゴイスト』
『禁断無敵のだーりん』
『SURVIVE!!』

アフィリア・サーガ
『S・M・L☆』
『ネプチューヌ☆さがして』
『Embrance Blade』
『マジカル☆エクスプレス☆ジャーニー』
『Lost In The Sky』
『魔法のチョコレート伝説』

純情のアフィリア
『軌跡と魔法のクロニクル』
『それだけが、生きる意味なんだ』
『究極アンバランス!』
『Like? or Love?』
『この盾に,隠れます。』
『LIMITLESS』
『Go My Love』

-ENCORE-
全員

『My White Ribbon』
『飛行実習~Learn To Fly~』

特集FEATURE

FEATURE
最新記事更新日 2024.07.14
ガルポ!ズ INTERVIEW
最新記事更新日 2024.07.13
ガルポ!ズ LIVE レポ