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2020.05.19
空野青空

空野青空×Space emo池袋が、無観客配信ライブをこけら落とし開催。その模様をリアルにレポート!

 蒼い彗星と呼ばれる"単独戦闘型アイドル"として活動。2020年より、タロットカードをベースにした世界観を描くボーカルユニットARCANA PROJECTのメンバーとしても活躍を始めた空野青空さん。彼女が、池袋にあるライブハウス「Space emo池袋」が新たに始めたライブ配信サービスとタッグを組み、5月17日に同会場より有料無観客生配信ライブという形を取り、「空野青空バーチャルライブ #あおにゃんとコケラー落とし」と題した"こけら落としライブ"を行ないました。

この日のライブは、「スクリーンショットでの撮影が可能」という嬉しいシステム。MC時には、用意したパソコンにファンたちからのコメントを流せば、それを読みながら観ている人たちとコミュニケーションを取る場面も登場。無観客ライブ後には、オンライン特典会も実施。いろんな試験的な要素も交えて行ったこの日の模様を、ここにお伝えします。

 

空野青空

 

 誰も人がいないだだっ広い会場の中、モニター越しに観ている大勢の戦士(ファン)たちを熱く沸き立てるよう勇壮で力強い「ν-warrior」に乗せ、あおにゃんこと空野青空が舞台に登場。「いきますよ!」と気合いを入れた声を合図に、カメラの先にいる大勢の仲間たちへ向け、彼女は凛々しい歌声をぶつけだす。何時も以上に歌声に力強さを感じるのは、少しでも画面の先にいる一人一人へライブで生まれる熱を届けようとしてのこと。冒頭を飾る楽曲に「ν-warrior」を選んだことからも、この日のライブを熱く盛り立てようとする彼女の並々ならぬ意志が伝わってきた。

 凛々しさから、一変。あおにゃんは握った手を”にゃんこの手”にし、キュートでラブリーポップな「翔べ!あおにゃん」を愛らしく歌唱。左右に設置したカメラに向け、両手をにゃんこの手にしながら、空野青空は「右手 左手 にゃんこの手」と笑顔で歌いかける。そこに見えていたのは、何時もの愛らしさを振りまくあおにゃんだ。彼女に「立ち上がれ戦士よ」と呼びかけられるたび、不思議と力が湧き出す。モニター越しに、彼女と一緒に「にゃんにゃん体操」をしていた人たちもいたのでは。彼女のライブに触れ、何時も現場で作りあげていた「魂が甦っていた」戦士たちも多かったと想像したい。

 

「ありがたきー」の挨拶に、モニターの先の在宅戦士たちはどんな反応を示していただろうか。MCでは、用意したパソコンに映し出されたコメントを読みながら、自宅から応援のエールを届ける戦士たちと微笑ましい交流を重ねていた。

 

「そろそろ夏がやってくるんじゃないかな」の言葉に続いて、間もなくやってくる(いや、すでにやってきている?)まぶしい夏の季節へ想いを馳せるように届けたのが「夏の魔法」。無観客という誰もいない場でのライブとはいえ、あおにゃん自身には目の前で戦士たちが熱狂している姿が見えていたのか、満面の笑顔でカメラへ向かい歌っていた。胸に秘めたセンチな想いを爆発させるように、沸き立つ感情をたくさん解き放とうと、空野青空は観ている人たちに、ひと足早くやってきた夏のときめきという魔法をかけてくれた。

「声出していきますよー、よっしゃいくぞぉ」のあおにゃんの煽りに触れ、自宅でMIXを入れていた人たちも多かったろうか。あおにゃんは、中央、左右のモニターに向かって笑顔で、パワフルに戦士たちを煽りだす。「3xザ・ライド」に触れ気持ちが熱く昂れば、間奏では、彼女と一緒にパラパラを躍りたくなっていた(というか、躍っていた人たちいたよね)。さらに間奏では「在宅・在宅」と煽るあおにゃん。華やかで力強い疾走EDMナンバーに触れながら、漲る力が絶え間なくあふれ出してゆく。

 

空野青空

ライブで激しくはしゃいでいたせいか、身につけていた鈴が取れてしまうハプニングも。あおにゃんのMCに即座にコメントを返す人たちが多いのも、オンラインライブならではのやり取りだ。

 あおにゃんにとってこの日は約1ヶ月半ぶりのライブ。本人も動けるか心配だったけど、「意外と動けて安心」と述べていたことも伝えておこう。

 

その言葉に続いて披露したのが、空野青空ナンバーの中でも超激しい「超速」の登場だ。祭りムードも導く激しくも華やかな楽曲の上で、あおにゃんはカメラ越しに観客たちを煽れば、舞台をいっぱい駆けまわりパワフルなステージングを披露。その姿を観ながら「おいおい」と声をぶつけていた人たちもいたに違いない。画面越しでの声のやり取りを側で観ていると不思議な感じがするが、その空間に心酔していればそんなの関係ない。戦士たちには、今いる場が最上級のライブハウス空間に変わっていたはずだ。

みんなで「大大大好き」と叫びあう「DDD」の登場だ。低音ビートの効いたパワフルなEDMサウンドの上で、空野青空は愛らしい表情と歌声で誘いをかけてゆく。その様を観て大大大好きな気持ちを自宅でバーストさせていた人たち、今だけは目の前のあおにゃんを独占している喜びを感じていた…よね。ラップパートでは、雄々しい歌声で言葉をぶつける様も登場。でも、その愛らしい姿を見ていたら「誰でも大好き」ではなく、あおにゃん「大大大好き」な気持ちになっていたのは間違いない。ほんと、ありがたきー!!

 

MCでは、(あおにゃんの言葉によると)コメントで「俺もー」の言葉が飛びかえば、ヲタ芸を絵文字で記していた人たちもたくさんいたようだ。。何時も以上にコニコニとした笑顔を浮かべ歌っていたことから、あおにゃんは小顔効果も実感??戦士たちの中には、コメントを打ちすぎて指が筋肉痛になっている人たちもいたようだ。

 

ライブも終盤戦へ。ライブが終わってしまう寂しさを消し去るように空野青空が届けたのが、「キラキラアオゾラ」。激しく弾ける楽曲に合わせ、あおにゃんが右へ左に移動。つねにカメラ目線で、その先にいる戦士たちへ熱いエールを送る姿が愛らしくて嬉しい。ニコッとした最上級の笑顔を振りまきながら、キラキラとしたときめきと輝きをあおにゃんは降り注ぎ続けてゆく。間奏では「うりゃ」「おいっ!」のやり取りや、右や左へ移動してゆく何時もの煽りも登場。ダッシュケチャの場面では、戦士たちもモニターへ向かってダッシュしていたのか、そこが気になるところ。場所が何処であれ、気持ちで繋がっていればいくらだって熱狂していける。

最後に届けたのが、戦士たちの気持ちを楽しいパーティ空間へ導く「WAになって、ベリチョコステップ」だ。ライブではみんなで輪になってはしゃぐ風景がフロアに生まれるが、この日は電波を通してみんなの気持ちを輪のように繋げ、あおにゃんは戦士たちと画面越しで楽しくはしゃぎ続けていた。たとえ目の前に人がいなくとも、コメントなどを通し一人一人と繋がっていることを実感していたからこそ、あおにゃんも終始テンション高いステージングを描きながら、破顔した表情でその場を存分に楽しんでいたのは間違いない。

 

ほんと「ありがたきー!!」なライブを見せてくれた、あおにゃんこと空野青空さん。ライブを終え「ひたすら熱いー」「在宅戦士としてバーストしてくれてありがとうございます」と感想を述べていたように、ネットを通しみんなと熱く握手しあえることを、この日のライブで空野青空さんが証明してくれた。

(この日の模様はアーカイブ放送でご覧になれます)

空野青空

特典会では、モニター越しに訪れた人たちと会話を楽しみながら、申し込んだ人たちのためにチェキの撮影を行えば、その場でサインを入れてゆく。申し込んだ人たち向けての想いを語りながら、その言葉にみんなが突っ込んでいくのも微笑ましい。公開特典会というスタイル、戦士のみんなで仲間意識を共有していける面でも、直接触れ合うのとは異なる楽しさを実感出来る場だ。

Space emo池袋が新たに始めた「無観客配信ライブ&特典会」というスタイル。こけら落とし公演を行った空野青空さんはもちろん、今後、どんなアイドルたちとこの模様を作りあげてゆくのか、これからの展開を楽しみにしていてください。

 

PHOTO:もりたはぢめ
TEXT:長澤智典


<セットリスト>
「ν-warrior」
「翔べ!あおにゃん」
「夏の魔法」
「3xザ・ライド」
「超速」
「DDD」
「キラキラアオゾラ」
「WAになって、ベリチョコステップ!」

 

<インフォメーション>

2020年5月20日までアーカイブ視聴可能!
『Space emo池袋 presents!! 空野青空バーチャルライブ #あおにゃんとコケラー落とし 』
■日時:2020年5月17日(日)
開場 18:30/開演 19:00
※無観客のネット配信ライブです。
※ライブのご視聴にはチケット代がかかります。
■料金: 1,000円(税込み)
■出演:空野青空 
                                    
空野青空 Web
https://www.aonyan.com/

空野青空  twitter
https://twitter.com/ao__sky

空野青空  Instagram
https://www.instagram.com/ao__sky/

空野青空 YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCAmq-kUHCh49s_yfDO5oHtQ

Space emo池袋 Web
http://space-emo.com/

Space emo池袋    
https://twitter.com/space_emo_bkr 

                           


 

 

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