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2020.01.03
ときめき♡宣伝部

「ときめき♡宣伝部のどきどき♡クリスマスパーティー2019〜夢に続く魔法のストーリー♪〜」ライブレポート

この日、アイドルの聖地とも言える中野サンプラザは、ときめき♡宣伝部史上、最多の宣伝部員(ときめき♡宣伝部ファンの呼称)が訪れた最幸のライブとなった。

ときめき宣伝部

とある魔法の世界、魔法使いになるために魔法学校に通う6人生徒。その6人が夢を叶えるために、夢に続く魔法のストーリー。

それが聖なる夜を目前に控えた"聖地"で奏でられる物語。

毎年恒例となっているクリスマスパーティー「ときめき♡宣伝部のどきどき♡クリスマスパーティー2019」と題し、会場はクリスマスらしい飾り付けがされ、真ん中には大きなスクリーンも設置される豪華なステージが迎え入れてくれた。

 

シックな紺色のケープがついたサンタコス、ミニスカートも可愛らしい衣装で登場したときめき♡宣伝部の6人。まずは「すきっ!」から、イントロが流れた瞬間に会場大きな歓声が、リボンテープが飛び出しライブが幕を開けた。「せきがえのうた」「一方通行、恋の罠」と続き、「GAMUSHARA」のコールで会場はさらに一体となった。

 

ステージ中央のスクリーンには常に歌詞が表示され、コールなども入れやすくなっていて、一緒に口ずさんでいるファンも多かった。振りコピをするファンが多いのもこのグループの特徴のひとつだろう。

 

MCを挟み「プリンセスプリンセスプリンセス」。藤本ばんびがカメラを持ってきて『とりあえず写メっとけー』の歌詞に合わせて客席と写メタイム。そしてメンバーが順々に客席へ!中野サンプラザの客席をぬうように通路をメンバーが歩きながらパフォーマンス。そのまま「Ei-Ei-Oh!」へ客席で歌う彼女たちを暖かく見守るファンが印象的だった。広い会場でも少しでもファンの近くに行きたい、客席に降りファンと同じ目線で歌えるというファンとアイドルの信頼関係が素晴らしい。そして次の曲へ、まさに「あいにきちゃった」。このセットリストの流れに筆者は思わず鳥肌がたった。タオル曲「フレ!フレ!」で、まだまだライブは前半なのにクライマックスのような盛り上がりだ。

 

続いて6人がマジックパフォーマンスコーナーへ、魔法学校に通う6人が日頃の練習の成果を見せるかのように杏ジュリアは、スカーフをステッキに変え、藤本ばんびはひもを棒のように一直線に、小泉遥香は触れずにランプを光らせ、辻野かなみはテーブルを触れずに宙に浮かせる、坂井仁香はなにもないカゴからイチゴを出し、吉川ひよりは触れずにグラスを割るというマジック(魔法)を披露。6人全員が見事成功させて見せた。

そして「ドンフィクション」サビに向けて一人づつソロパートがあるこの楽曲は、それぞれの歌声という個性をぶつけているように見えた。

この客席の連携、一体感は一朝一夕でできたものではないだろう、きっとときめき♡宣伝部というグループが様々な段階を踏んで、ひとつひとつ着実に成長をしてファンを増やしていったから、むしろコツコツとやってきたからこその一体感ではないだろうか。

 

「トウメイ恋心(ハート)」に続き、グラフィックポイというLEDライトのスティックでのパフォーマンス、バトンのように回すとときめき♡宣伝部のロゴが浮かび上がる魔法のようだった。そして「乙女のグロリアス」でダンサブルでかっこよくキメてくる。

 

ここでメンバーが一旦ステージから下がり、ときめき♡宣伝部のキャラクター「パブりん」の登場だ。ここまで頑張ってきている6人を応援するために声をひとつに「ときめき♡宣伝部のVICTORY STORY」を客席全員で大合唱する。ファンは当然のことながら何度も聞いていて歌詞も覚えているだろう、だが改めて歌詞が画面に映されてそれを一緒に歌う。今ならわかるよ1人じゃなくてOne for All、この歌届けに声を出して進もう。歌詞がしっかり入ってきて改めて意味を理解する。こんなストーリーを胸に刻み連れて来てくれた。

ときめき宣伝部

純白のセパレートドレス風にそれぞれのメンバーカラーがポイントで入っている衣装に着替え6人が再び登場。ときめき♡宣伝部のクリスマスといえば「サンタさんが・・・・・やってこない!」だ。客席にマシュアロを配り、なんと2階席までも会いに行ってくれるというサプライズも!そしてダンサー&パフォーマーによるバトントワリングやリングフープでのパフォーマンスがパーティ感を演出する。

 

「青春アンセム」「きみに夢中ガール」と爽やかでキュートなチューンが続く。

ときめき♡宣伝部のステージパフォーマンスは、すごくスタンダードだ。ただし、基礎の基礎の部分、ダンスも歌も一番基本的な部分をとにかく練習してきていないとできないクオリティのパフォーマンス。簡単にやってのけているように見えるが、振り付けはシンプルなだけに完璧を求めると難しいものを彼女たちは日頃の練習の成果を惜しげも無く披露する。曲も歌もダンスも、ステージングすべてが高いクオリティで成立している。それがきっと初めてでも楽しめるステージになっているのだろう。スクリーンに歌詞を写す演出、徐々に増えていったファンの方達、6人のパフォーマンス、すべてがはじめましての方も常連の方も全員が楽しめるライブになっている。むしろ、今までときめき♡宣伝部を見たことない人、ライブに行ったことない人こそ楽しめるのかもしれない。それくらいの質の高さで、運営側からも新規の方まで楽しませようという気概がひしひしと感じる。

 

「ガンバ!!」「DEADHEAT」と続き『サンプラザを超えるぞー』の掛け声とともにさらにさらに会場はヒートアップ!「ぴょんぴょん」「初恋サイクリング」と爽やかなメロディなコール曲が続く。

 

改めてこの6人を見ているとバランスが素晴らしい、小泉遥香は透明感のある歌声で、坂井仁香は感情を歌声に乗せて、吉川ひよりは本当に歌が好きなんだと歌う。ソロパートはこの3人で担うことも多く、藤本ばんびが続いてフレッシュな歌声で続く、杏ジュリアは、歌詞に合わせて表情までダンスの一部かのように表現し、要では辻野かなみが締める。

盛り上がりが約束された「青春ハートシェイカー」で会場全部でコブシを振り回し最高の盛り上げを見せて、本編は終了した。

 

アンコールは、YouTubeにてダンスコンテストで募集し見事受賞をした4組合計17名のみなさんを交えたコラボ企画にて「恋のシェイプアップ♡」を披露。

 

アンコールの感謝を伝えつつ、来春にシングルの発売とこの日のライブが映像化することが発表された。

ときめき宣伝部

坂井の「この夢に続く魔法のストーリーを作れるのはときめき♡宣伝部と宣伝部員のみなさんです。これからも全力で歌い続けるぞー!」と声とともに「むてきのうた」からラストスパートが始まる。

「人生最幸のメロディ」と続く、彼女たちの今の心境とシンクロするような歌詞、坂井のいつも以上に想いのこもった歌声に呼応するように、感情をさらに歌にのせるメンバーたち、会場全体で歌詞を口ずさみ涙する。

 

最後のMCで、辻野の「去年の発表から、この中野サンプラザを満員にするためにここまで頑張ってきました。でも私たちのゴールはここではありません。この先も、たくさんのときめきを届けていきますので、とき宣の未来を一緒に歩んでいってくれたら嬉しいです。」に代表されるように、口々に宣伝部員(ファン)への感謝とこれからの未来について語ってくれた。

 

最後に「100%♡オレンジ」で同じ色に染まり会場全体のココロが一つになった。ここで見せた笑顔はきっと来年のツアー、いやその先の未来まで続いて行くだろう。

 

 

<セットリスト>
01.すきっ!
02.せきがえのうた
03.一方通行、恋の罠
04.GAMUSHARA
MC
05.プリンセスプリンセスプリンセス
06.Ei-Ei-Oh!
07.あいにきちゃった
08.フレ!フレ!
-マジックパフォーマンス-
09.ドンフィクション
10.トウメイ恋心(ハート)
-グラフィックポイパフォーマンス-
11.乙女のグロリアス
パブりんと一緒に歌唱(ときめき♡宣伝部のVICTORY STORY)
12.サンタさんが・・・・・やってこない!
13.青春アンセム
14.きみに夢中ガール
15.ガンバ!!
16.DEADHEAT
17.ぴょんぴょん
18.初恋サイクリング
19.青春ハートシェイカー
EC1.恋のシェイプアップ♡
EC2.むてきのうた
EC3.人生最幸のメロディ
EC4.100%♡オレンジ

 

<プロフィール>
スターダストプロモーション制作3部に所属、きみのハートにロックオンっ!「ときめき♡宣伝部」
野を超え、山を越え、ときめく何かを宣伝するために彼女たちは今日も歌う・・・

 

・公式サイト
http://toki-sen.com

・公式Twitter
@sendenbu_staff

・公式Instagram
@tokisen_sd

・公式ブログ
http://lineblog.me/sd_tokisen/

・公式YouTubeチャンネル「とき宣ロックオンちゃんねる」
https://www.youtube.com/channel/UCPO-HYS3fdDIKlMMgpcCzdg

 

 

 

<インフォーメーション>

Blu-ray & DVD「ときめき♡宣伝部のどきどき♡クリスマスパーティー2019〜夢に続く魔法のストーリー♪〜」
2020年2月26日(木)発売

 

avex 3rdシングル「タイトル未定」
2020年春発売決定

 

 

<ライブ情報>
2020年5月4日(月)神奈川・Zepp Yokohama
5月5日(火)愛知・Zepp Nagoya
5月23日(土)大阪・Zepp Namba
5月30日(土)東京・Zepp DiverCity(Tokyo)

 

 

取材・文:もりたはぢめ

 

 

 

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